最終結論!志望業界は絞るべき?広げるべき?

志望業界は広げるべきか、絞るべきか

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就活生の中には、「私はマスコミ一本で考えています」「私は広告業界だけ見ています」というような学生がいます。就職環境が良くなるにつれて、余裕が出てきたのか、業界一本に絞った学生が就職氷河期のころよりも増えてきました。

一見、「この業界一本でいく」という学生の方が志望度が高い印象がありますよね。それに、業界一本に絞って業界研究・企業研究をした方が、その業界に内定するには効率が良いと思うかもしれません。 しかし、業界を絞った就活には非常に大きなリスクがあるのです。業界を絞る3つのリスクについて具体的に解説していきます。

業界を絞ると志望動機が薄っぺらくなる

業界を絞る学生は「業界一本に絞った方が説得力のある志望動機がつくれる」と考えています。果たして、本当にそうでしょうか?

むしろ、業界を絞ると、志望動機の説得力が薄くなるリスクがあります。「私には御社しかないんです」というよりも「こういう選択肢も考えたのですが、〜の点を重視すると、御社が一番」の方が、思慮深く考えている印象を与えるからです。

たとえば、金融を志望する学生が「モノを持たないサービスならば、より人間力が試されると思います。そんな環境でチャレンジしたいのです。(よくある金融の志望動機)」と言ったとします。けれど、「モノを持たないから、人間力が試される業種」なんて、商社、コンサルティング、人材業界……それこそいくらでもあります。

「モノを持たないからこそ、人間力が試される」では志望動機として薄くなってしまうのです。面接官に「それなら、商社でもよくない?」と聞かれると、しどろもどろになってしまいます。

もし、様々な選択肢を検討した人ならば、「確かに、商社にもそういう点があると思います。しかし、金融なら〜」と、『それでも金融機関でなければならない理由』を語れるでしょう。これが説得力をつくる鍵になるのです。

人間の価値判断とは、他と比較した相対的なものでしかありえません。相対的な価値判断は、様々なものを見た後に下してはじめて、良い判断になるのです。志望業界を絞るよりも、広げた方がむしろ説得力のある志望動機が語れるようになるのですね。

質問に答えるだけで志望動機を完成させよう

志望動機を作成する際、文章を考えるのが苦手な就活生も多いと思われます。

「伝えたいことはたくさんあるけど、考えをまとめてわかりやすく伝えるのが難しい」という就活生は、「志望動機ジェネレーター」を活用しましょう。

志望動機ジェネレーターを使えば、用意された質問に答えるだけで理想的な流れの志望動機が完成します。面接での志望動機に関する質問にも対策が可能です。無料でダウンロードできるので、効率的に志望動機を完成させましょう。

仕事をしてみないと、自分の適性はわからない

また、業界を絞って就活をしていても、あなたがその企業に向いている人材だとは限りません。自分の適性は自己分析ではわかりません。働いたとしても適性がわかるには2〜3年くらいかかってしまう。ちなみに、もっとも景気の良かったバブルの時でも、今の仕事に満足していると答えた日本人は3割しかいません。つまり、適性にあう仕事を見つけるのは非常に困難だということです。

もし、あなたが自分のパーソナリティと相性の悪い業界一本で就職活動をしていると、箸にも棒にもかからないで終わってしまうリスクがあります。

よくあるパターンが、高学歴の学生(旧帝国大学、早慶等)がOB訪問をして、素敵なOBに出会い、すっかり魅了され、その業界一本に絞ってしまうパターンです。

魅了された後に自己分析をしても、「僕は◯◯業界に向いているのだ」というバイアスがかかった自己分析になってしまいます。結果、大して向いてもいないのに、自己分析で「僕は商社で働くために生まれてきたのだ」という信念を強め、業界を絞った就活をしてしまうのです。

経営学者のドラッカー曰く、「最初の仕事は宝くじのようなものだ」です。当たりを引ける可能性なんて、どうせ大してありません。自己分析や企業分析をしても、適性はわかりません。

もしかしたら、働いたとしても適性はなかなかわかりません。ならば、「考えるだけ無駄」というものです。  幅広く業界を受け、内定をもらった会社で仕事を頑張りながら、自分の適性を見つければいいのです。働く前に自己分析をして「僕はこの業界でしか働きたくない」とかんがえることは、100害あって1利もありません。 幅広く業界を受けましょう。

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 単純に持ち駒が減る

さらに、業界を絞った就職活動をしていると、単純に受ける企業の数が減ります。内定数は、「受ける企業×あなたが受かる確率」で決まります。

仮に、あなたが優秀な学生だとしても、受ける企業が少なければ内定ゼロになってしまうことがあります。5月以降に就職活動を頑張れば内定はできるかもしれません。

しかし、5月以降の就活は、中小企業の選考でも、大手企業に落ちた学生が殺到します。就活序盤に受けるときよりも、中小企業の内定難易度は大きく跳ね上がってしまうのです。

さらに、持ち駒がなく、内定がもらえていない状態では、精神的な余裕も持てません。ちょっとの圧迫面接で揺らいだり、不合格で過度に落ち込みやすくなります。就活のマイナスサイクルが起こってしまうのです。

多くの業界を視野にいれて就活をすれば、受ける企業も自然と多くなるでしょう。その分、内定する確率はあがります。場数も踏めるでしょう。持ち駒がなくなるリスクも低く、「まだこの企業がある」と精神的な余裕も持てます。

軸で広げていこう。コア志望動機のススメ

では、どうやって志望業界を広げていけばいいのでしょうか?簡単です。今、志望している業界を「あなたが志望している理由」を掘り下げていけばいいのです。たとえば、銀行を志望しているならば、以下のように志望動機を「なぜ?」で掘り下げていきます。

モノを持たない環境で、自分の人間力を試したい  ⇒なぜそう思うのか?⇒自分の力を試されるチャレンジングな環境が好きだから⇒なぜそう思うのか?⇒自分はチャレンジングな環境で成長できるタイプだから⇒なぜそう思うのか?⇒潰れそうなサークルを立て直した時、一番燃えた。自分の工夫次第で成果に大きな影響を与えられると嬉しい。

というように掘り下げていきます。

たとえば、この場合ならば、モノを持つメーカーは合わなそうです。「自分の工夫次第」ということが重要ならば、製品の開発に直接関われないメーカーだと、成果への主導権がないからです。個人の裁量で成果に大きな影響を与えられる仕事でいうと、金融にかぎらず、SIerや商社、コンサルティング、その他BtoB向けサービス企業も併願してよいでしょう。

このように、現在志望している会社に惹かれているポイントを「なぜそう思うのか?」と掘り下げていくと、あなたが企業を志望する『コアの動機』が見つかります。この『コアの動機』に合致する企業を視野に入れて就活をすれば、やりたいことや仕事への志向を捨てること無く、持ち駒を増やせます。  「コア志望動機」を見つけ、志望企業を増やしましょう。

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