親に内定先に就職することを反対され時の効果的な対処法

親に内定を反対された時の対処法

本コンテンツは独自に制作していますが、一部にサービス提供企業等から広告料および送客手数料を受領しているPR情報が含まれています。

就職活動で内定が貰える時期にさしかかると、「頑張って内定した企業に進もうと思うのだが、親から反対されて悩んでいる」という相談をよく受けます。確かに、親からすれば、20年以上かけて育て上げた子供のことですから、心配になり、口出しするのは当然です。子供の側も、出来るならば親を納得させてから就職先を選びたいでしょう。

では、親から内定先に就職するのを反対された場合どうすればいいのでしょうか。よく就職本では「自分の道は自分で決めろ」と書かれています。

しかし、親が反対する理由は1つではありません。理由によって対応は当然変わってきます。親が反対する理由のパターンに分けて解説していきます。

内定先が潰れそうである

親が経済新聞などで内定先の悪い情報を知っていた場合、「その会社は大丈夫なの?」と内定先に反対する場合があります。たとえば、財務会計に多少の知識がある親なら、数年前からシャープに就職するのはマズイと忠告することができたでしょう。

就活生は内定先の良い情報しか知りたがりません。また、説明会やOB訪問でもネガティブな情報は取得しにくい。いわば、情報にポジティブなバイアスがかかっているのですね。

だから、学生よりも平等な視点で企業を見ている家族の忠告に耳を貸しておきましょう。特に、就職を反対する理由が、負債額やビジネスの不調のような客観的な事実の場合、家族ともよく話し合って決めた方がより良い就職先を選べるはずです。場合によっては内定を蹴り、就職活動を継続するほうが得策かもしれません。

あなたの面接力はどのくらい?

面接では、自己分析や業界・企業理解がどの程度できているかも、高評価を受けるために大切な要素です。今の時点で、あなたの面接力はどのくらいでしょうか?

それを知るために活用したいのが「面接力診断」です。
質問に答えることで、どのスキルが足りていないのかが一目でわかります。結果を参考にすることで、時間のない就活生も効率的に対策を進められます。無料でダウンロードできるので、気軽に試してみてくださいね。

内定先が無名である

内定先の知名度が低い場合、「そんなよく知らない会社に入っても大丈夫なの?」と親が反対するかもしれません。この場合は簡単で、いままであなたが会社に就職するにあたって手に入れた知識を総動員して、親を説得しましょう。

たとえば、ディスコという半導体製造装置で世界トップクラスのシェアを誇る企業があります。平均所得も勤続年数も良いのですが、「そんなよく知らない会社やめときなさい」と両親に反対され、内定を辞退する学生が多数いたそうです。現在は、「内定者の家族向け説明会」で自社をアピールし、内定辞退を防いでいます。

このように、わかってもらえないなら、わからせる努力をしましょう。知らないと不安になるのはしょうがないものです。

imasia_15025085_S-1

内定先が中小企業・ベンチャー企業である

ベンチャー企業や中小企業に進もうとする場合、「そんな吹けば飛ぶような小さな会社で大丈夫?」と心配され、就職を反対されるかもしれません。実際、経済の回転スピードがどんどん早くなるにつれ、企業の寿命はどんどん短くなっています。

パナソニックやNECのような大企業でさえ、10年後はどうなっているのかわからないのに、まして中小企業・ベンチャー企業がどうなっているか全く安心はできないでしょう。

ただ、会社の規模が小さい分、直接ビジネスを動かす経験が得られるのも、中小企業やベンチャー企業の利点ではあります。だから、「こういうビジョンがあって、自分はベンチャー・中小企業に就職したいのだ」と説得しましょう。

あるいは、もうぶっちゃけて「日本では空白期間があるだけで就職は厳しい。高望みをして空白期間をつくるよりも、正社員としての職歴を優先するほうが合理的だ」と説得してもよいでしょう。

内定先の労働環境が悪い

内定先の労働環境が悪いことを理由に就職を反対されることもあるでしょう。たとえば、「みなし残業制度」とよばれる、一定時間残業をするとみなして残業代を支払うが、それ以上は支払わない制度を適用していて、平均勤続年数が短く(2〜3年)、社員の年齢が若すぎる(27歳以下)・・・・という場合、かなり高い確率で苛烈な労働環境であると考えた方がよいでしょう。

ブラック企業に進む人は「若いし、大丈夫だよ」といいますが、それは実際に経験していないからそう言えるのであって、実際入社して働くと目に見えて疲弊していきます。

このような場合は、「ここに決まっているから大丈夫」と就職活動を終わらせずに、より良い就職先を探した方が
よいでしょう。

ただ「親の反対なんて無視しろ」とか「親のいうことを聞こう」と思考停止せずに、「なぜ反対しているのか」をよく考えて、就職先を決めていきましょう。