多くの学生が意外と力をいれていませんが、職種研究は非常に重要です。なぜなら、職種研究をきちんとこなすことで、企業に貢献するための能力が理解できるからです。あなたは入社後、何らかの職種について仕事をすることになります。
したがって、企業に貢献できるかどうかは、その職種にどれだけ適しているかにかかってくるのですね。企業に貢献出来る人材であるとアピールするには「その職種に適性がある」と述べる必要があるのです。
採用されうる職種を調べる
職種研究をする対象職種は、自分の専攻している分野から予想できる入社後の職種です。たとえば、総合商社には様々な職種があります。人事、経理、総務・・・しかし、文系の社員はほとんどが営業についています。
したがって、ほとんどの人材は営業枠として適しているかどうかを基準に判断されます。入社後につくであろう職種への適性をアピールすることで、企業に貢献できる人材であると相手に伝えましょう。
では、職種研究はどのような行程で行えばよいのでしょうか?
職種研究の行程
職種研究は以下の行程で行いましょう。
- 自分を採用する可能性のある職種のうち、最も採用枠の多い職種を見つける
- その職種の1日の業務の流れをおさえる
- その職種の主要業務では、どんな能力が求められるか?
- その職種のキャリアのステップを調べる。(n年後に主任・・・のように時系列ベースでおさえる)
- その職種がよくやりとりする他職種は何か?どのような関係か?
これらの点は最低でもおさえておきましょう。自分が高確率でつくであろう仕事に求められる能力を知れば、効果的に自己PRができます。
質問に答えるだけで志望動機を完成させよう
志望動機を作成する際、文章を考えるのが苦手な就活生も多いと思われます。
「伝えたいことはたくさんあるけど、考えをまとめてわかりやすく伝えるのが難しい」という就活生は、「志望動機ジェネレーター」を活用しましょう。
志望動機ジェネレーターを使えば、用意された質問に答えるだけで理想的な流れの志望動機が完成します。面接での志望動機に関する質問にも対策が可能です。無料でダウンロードできるので、効率的に志望動機を完成させましょう。
上位志望企業にはOB訪問は必須
上のような情報はどうしてもネット上の情報では限界があります。保険・銀行・商社のような超大企業なら職種研究のページはかなり充実していますが、ほとんどの企業はそれほど充実していません。ネットで手に入れられる情報には限界があります。
したがって、志望度の高い企業の職種研究を完成させるために、必ずOB訪問をしてください。
実際の業務内容を理解し、必要な能力を理解したら、あとは「私はその能力を持っています」とアピールするだけです。他の学生が闇雲にただ自分のやってきたことをアピールするのにくらべて、職種研究をしたあなたがアピールするのは企業に貢献するために本当に役に立つ能力です。非常に有利になるのは言うまでもありません。
志望度が低い企業の職種研究
とはいっても、全ての企業にOB訪問をするのは、時間の制約からほぼ不可能といっていいでしょう。どうしてもOB訪問以外の手段で、職種の情報を集める必要があります。では、どうすればいいのか。
採用ページを使う
採用ページがある場合は、「先輩の1日」のような社員の具体的な業務内容が書かれているページを熟読しましょう。その業務の中から「こんな能力が必要だろう」という仮説を立ててください。
業界研究本を使う
業界研究本も、職種別の業務を具体的に書かれているページがあります。書店の就職関連書籍においてある業界研究本の中で、自分の気に入るものを選びましょう。