人材業界の売上ランキングTOP5! 気になる業界の今後とは?

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ランキングから人材業界を知る

人材業界を理解するためには、売上ランキングを参考にするのがおすすめです。

売上ランキングの上位を知れば、業界内の企業の位置づけや業界の特徴などが分かります。就活を成功させるためには、業界と企業両方の特徴を知ることが大切であり、売上ランキングを知ることは、両方の分析に繋がります。

ひとつの企業について細かく情報を集めることは大切ですが、業界についての理解を深めておくことも欠かせません。業界を知り企業を知ることが就活の攻略に繋がるため、ランキングを参考にして人材業界への理解を深めていきましょう。

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まずは人材業界について知ることから始めよう

人材業界への理解を深めるためには、まずは業界の特徴を知ることが大切です。

業界ごとに特徴は違っており、人材業界ならではの特徴や魅力も数多くあります。特徴を知ることは業界を理解する第一歩であり、これをベースにしてさらに一社ごとの知識を深めていきましょう。

業界の基本的な知識を身に付けることが、より深い理解へと繋がるでしょう。特徴を正しく把握して、どのような業界なのか、どのような魅力があるのかを知っておくことが大切です。

取り扱う商品:人

人材業界とほかの業界の大きな違いは、取り扱う商品です。ほとんどの業界では、商品(モノ)を開発・製造して販売をすることで売上を立てます。自動車会社を例に挙げると、「ガソリンをできるだけ使わずに環境にやさしい自動車を作りたい」ということになれば、それに合う商品を開発製造し販売します。

しかし、人材業界の商品は人です。商品である「人」と企業が求める人材を理解したうえで、適材適所に配置することで売上が発生します

同じく自動車会社の場合、営業職であればコミュニケーションスキルの高い人、製造ラインであれば同じことをコツコツ続けられる人、開発であれば発想力、というように同じ会社でも職種により求められる能力は異なります。

企業や職種のことを理解したうえで、求職者のスキルや希望とマッチングさせることが人材会社の大きな役割です。

主な仕事:実はいくつかに分かれている

「人材業界」と聞いて真っ先にイメージするのは、どのような仕事でしょうか。実は一口に「人材業界」とはいっても、「人を扱う」という点は共通するものの実際の事業内容は複数あります。そこを把握しないままイメージで就職活動を進めるとミスマッチの原因になりますし、志望動機もちぐはぐなものになってしまいます

まずは大きく3つに分けて解説するので、人材業界の中にどのような形態があるか理解しておきましょう。

①人材派遣

「人材派遣」とは、派遣会社が労働者を雇用し、労働力を必要とする企業へ派遣するスタイルです。労働者が実際に働くのは派遣先の企業ですが、両者の間に雇用関係はないことが大きな特徴です。あくまでも雇用しているのは派遣会社であり、賃金も派遣先から派遣会社に入り、そこから労働者へと支払われます。

しかし、派遣社員に対する責任を追うのは派遣先企業ではなく派遣会社側であり、問題を起こした場合や無断欠勤などの対応を迫られる場合があります。そのため、派遣先での勤務状況のチェックやフォロー、基本的なマナーやスキルを身につけるための育成も人材派遣会社の役割です。

自社で抱える派遣社員のなかから企業が求める人材を見極めて派遣し、しっかりとマッチングすれば両者から感謝される仕事です。

人材紹介

「人材紹介」とは、仕事を探している求職者と人材を探している企業をつなぐ仲介役です。人材紹介会社の役割はあくまで「紹介」であり、求職者と企業が直接雇用関係を結ぶ点が人材派遣との大きな違いです

人材紹介会社の役割は単に求人を紹介するだけではありません。まずは徹底的にヒアリングをして求職者の希望やスキルと企業が求める人物像を理解するところから始まります。そしてマッチする求人を紹介したら、履歴書の作成や面接対策などの選考対策をサポートし、人材紹介会社からも求職者の強みを企業側へアピールします。

入社した企業とはともすれば数十年の付き合いとなるため、期間限定の人材派遣以上に企業と求職者のマッチングが重視される形態です。

求人広告

「求人広告」とは人材を必要とする企業の求人をWEBや紙媒体などに掲載して、求職者を募る手法です。

求人掲載企業の魅力や求める人材を詳しくヒアリングし、何をアピールすれば求職者にとって魅力的かを一緒に考えていきます。広告を掲載して終わりではなく、応募状況の確認や苦戦している場合の改善方法の提案などのアフターフォローも重要です。

あくまでも広告を掲載することが仕事で、求職者と直接かかわったり企業と求職者を直接結びつけたりすることは基本的になく、ここが人材派遣や人材紹介と異なる点です

分野:幅広い専門分野を取り扱う

人材派遣の仕事の幅広さは事業領域だけではなく、分野にもあります。

企業ごとに人材紹介に強みのある分野は異なり、特定の専門分野を持つ企業も少なくありません。

人材業界は競争が激しく、各企業は専門分野を活かして事業を展開しています。専門が異なるため、細かい分野に限定して見れば、大手企業よりも競争力の高い中小企業もたくさんあります。

大手=優良企業というわけではなく、規模の小さい企業でも、高い競争力を有している可能性があることを理解しておきましょう。人材業界の分野は、大きく総合型と特化型に分けられます。それぞれ違った特徴を持っているため、これらの違いを把握することも大切です。

総合型

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総合型は、特定の専門分野を持たずに幅広い分野で活躍している企業を指します。大手の就活ナビサイトを運営している企業は総合型にあたり、どの分野にも精通しているのが特徴です。

総合型の企業は特定の専門分野は持たないものの、ひとつひとつの分野に対して強みがあり、総合力の高い企業といえるでしょう。大手企業がほとんどであるため、企業としてのパワーが大きく市場の規模も大きいです。

総合型がカバーする分野は広いですが、基本的には新卒で多くの人が目指す分野に特化していると考えましょう。金融、商社、メーカー、サービス、流通、小売りなど、新卒でも応募者が多い分野はすべて網羅しています。

また、新卒だけではなく既卒や中途の人材紹介に強みがある企業も多いです。

特化型

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特化型はある特定の分野に強みのある企業であり、高い専門性が特徴です。

総合型のように幅広い領域をカバーしているわけではありませんが、ひとつひとつの分野への強みが大きいため、特定の分野においては総合型を上回ることもあります。

特化型は狭く深くであるため、プロフェッショナルを目指す人が多いでしょう。特化型はニッチな分野を網羅していることもありますが、それだけではなく年代や紹介の形態に特徴を持っていることもあります。

たとえば20代前半の人材紹介に強みを持つ特化型の企業もあれば、紹介予定派遣のように正社員につながる派遣紹介に強みがある企業もあります。特化型といっても業界全体で見れば幅は広く、企業ごとの違いが大きい点が特徴でしょう。

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人材業界の売上ランキング

人材業界と企業について知るためには、売上ランキングを参考にしましょう。売上以外にも企業を知る方法はありますが、業界内の位置づけを知るには売上をチェックするのが最も効率的といえます。

企業の売上は非常に重要であり、そこから経営状態や待遇をはかることもできるでしょう。売上がよければ必ずしも優良企業とは限りませんが、その可能性は高いです。売上ランキングの上位5位を知って、人材業界の動向とそれぞれの企業の特徴を知っていきましょう。

1位:リクルートHD

人材業界の売上高ランキング1位は、リクルートHDです。連結決算書類によると2022年3月期は2兆8,717億円を売り上げ、人材業界内でのトップシェアも獲得しています。

事業内容は大きく「HRテクノロジー(人事労務管理の技術)」「メディア&ソリューション」「人材派遣」の3分野に分かれています。「メディア&ソリューション」領域はさらに「販促領域」「人材領域」に分かれ、人材領域では「リクナビ」「リクナビNEXT」「タウンワーク」などの求人広告媒体を手がけています。

人材派遣、紹介ビジネスだけにとどまらず、ライフスタイルや住宅、マーケティングなどの分野でも活躍しており、事業展開の幅は広いですが、人材関連が売上の6割以上を占める主力事業です。また、人材派遣事業の売上の半分以上は海外が占めているため、少子高齢化の影響で国内の需要が減少しても安心です。

2位:パーソルHD

パーソルHDは人材業界第2位の売上を誇る企業であり、決算説明会の資料によると2022年3月期には1兆608億円を売り上げたことがわかります。もともとテンプHDとして設立されましたが、2017年に商号変更によって現在の名称に切り替わりました。

仕事探しから終業後までのフォローや充実した福利厚生など手厚いサポートを提供しており、派遣社員のキャリア形成において優良な企業として厚生労働省より「優良派遣事業者」の認定を受けた実績を持ちます

パーソルHDの事業領域は幅広く、主に4分野があります。

事業分野
  • 派遣・BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング/業務の一部を切り離して外部に委託すること)
  • リクルーティング
  • ITO(インフォメーション・テクノロジー・アウトソーシング/BPOのなかでも、IT分野に限った委託業務)
  • エンジニアリング

アジアでの売上が全体の3割弱を占めるなど、海外でも事業展開しているグローバル企業でもあります。

3位:アウトソーシンググループ

人材業界第3位はアウトソーシンググループで、決算説明資料によると2021年度は5693億円を売り上げたことがわかっています。急成長中の企業で、2301億円を売り上げた2017年から4年間で2倍以上に売上を伸ばしています。

幅広い業界の求人を扱ってはいますが、中でも製造系やIT、建設などの技術系を得意とします。「プロフィット・シェアリング・モデル」と呼ばれるアウトソーシングの手法を取り入れ、自社で教育したスタッフをメーカーが必要とする時期に優秀な派遣することにより、人件費の削減のみならず作業工程の効率化によるコストカットにつなげていることも強みです。

また、海外でもイギリス、アイルランド、オセアニアなど広い地域で事業を展開しており、全体の半分は海外での売上が占めています。

4位:パソナグループ

人材業界売上高ランキング第3位はパソナグループで、決算説明会の資料によると2022年5月期の売上高は3,361億円となっています。

「エキスパートサービス(人材派遣)」と企業の業務の一部を請け負う「BPOサービス(委託・請負)」を2本柱として事業展開しています。

求人情報サイトやエージェントの運営はもちろん、福利厚生の企画や人事領域のコンサルティング、教育・研修、さらには企業内保育施設の運営など、企業に向けたサービスの幅広さが強みです。また、国内外で活躍するグローバル企業でもあり、アジアを中心にヨーロッパ、北米など活動領域を広げることで、毎年利益を拡大し続けています。

5位:テクノプロ・HD

テクノプロ・HDは人材業界第5位の売上高を誇り、公表されている業績ハイライトによると2022年6月期の売上は1,787億円でした。

2万人以上の技術者、研究者を要しており、企業の業務の一部を担うことで課題解決をサポートするアウトソーシングサービスが事業の中心です。その一環として、自社の技術者を企業に派遣する人材派遣業をおこなっています。

機械、電気、電子、情報システム、ITインフラ、科学、バイオ、医療、建築、土木、エネルギーなど幅広い分野の技術領域をカバーしているのが特徴です。

国内産業の専門領域をほとんど網羅しているため、技術系の人材サービスグループの中ではトップクラスのシェアを誇っています。総合型に比べれば事業規模などは小さくなりますが、特化型ならではの強みを活かして高い競争力を有している良い例です。

技術者、開発者の提供によって、国内の産業を支えています。

仕事内容別! 人材業界のさまざまな企業

ランキング上位の大手企業以外にも、独自の強みを持つ人材会社は多数存在します。売上も一つの強みではありますが、そこだけにこだわらず視野を広げてみると、新たな選択肢が見つかるかもしれません。

人材派遣・人材紹介・求人広告の分野別に、売上TOP5には惜しくも入らなかった企業を紹介します。企業研究の一環としても、どのような企業があるのか知っておきましょう。

人材派遣

テクノウェイブ

IT業界の仕事に強い特化型の人材派遣会社で、大手やベンチャーなど500社以上の企業との取引実績があります。安心の技術研修のほか、ジムや保養施設の利用、有給休暇付与など福利厚生が充実しており、派遣社員でも働きやすいと定評がある企業です。

ヒト・コミュニケーションズ

販売やサービス・営業職を強みとする人材派遣会社です。さまざまなアウトソーシングにより営業支援や店頭販売、コールセンターなどの企業の営業活動をトータルでサポートしており、人材サービスもその一環として提供しています

人材紹介

Geekly(ギーグリー)

IT・Web・ゲーム業界に特化した人材紹介会社です。2011年に設立された比較的若い企業ですが、大手企業の求人を多数持ち、利用者の77%が年収アップを実現させた実績があります。規模では総合型に敵わないものの、IT分野では高い評価を得る企業です

レバレジーズ

「海外事業」「IT事業」「医療・介護事業」「若手キャリア」の4分野を柱として人材紹介業を手掛けている企業です。代表的なサービスには「レバテック」「ハタラクティブ」「career ticket」などがあります。国や業界にこだわらない広いサービス展開が強みです。

求人広告

マイナビ

就活生にとって非常になじみ深い企業で、決算公告によると2022年9月度には1,634億円を売り上げました。人材派遣や人材紹介も手掛けてはいるものの、新卒向けの「マイナビ」や「マイナビ転職」「マイナビバイト」などの求人広告が事業の中心です。中でも「マイナビ」は新卒向け就活サイトにおいて、登録数1位の座をキープしています。

エン・ジャパン

求人広告を主力とする人材会社で、決算短信によると2023年3月期の売上は677億でした。「エン転職」を中心に、新卒・転職・アルバイトなど複数の求人広告事業を展開しています。中でも「エン転職」は、「2022年オリコン顧客満足度調査」の転職サイト部門において、満足度1位に選ばれた実績を持ちます。

人材業界の今後


人材業界への理解をさらに深めるためには、業界の今後を知っておくことも大切です。

就職する上では業界の現状を知ることが大切ですが、就職後長く働くことを考えれば、その後についても目を向けておかなければなりません。業界の今後を知ることは業界への理解を深めることにも繋がり、さらに就活を有利に進めやすくなるでしょう。

人材業界の今後を知って将来性についても把握し、本当に就職してもよいのか、就職後はどのように成長できるかを考えておくことが大切です。

現在は好調

人材業界は現在非常に好調であり、どの企業も右肩上がりで利益を拡大しています。

好調はさらに続くことが予想されており、業界の将来は明るいといえるでしょう。現状調子が良いだけではなく、将来性も堅い業界といえるため、就職における不安はほとんどありません

もちろん、業界内の急激な変動や社会構造の変化、景気の変動によって状況が一変する可能性もありますが、それはどの業界であっても同じです。

何らかの要因による変化のリスクは抱えているものの、基本的なリスクは低く就職に向いている業界といえます。業界内で業績を拡大している企業は多く、今後もさらなる成長が望めるため、業界内でも特に成長が期待できそうな企業を探すことが就職を成功させるポイントです。

人手不足が追い風に

2020年の新型コロナウイルスの影響から未曾有の経済危機に陥ったことで多くの企業が人材の採用に慎重になり、人材業界の企業も軒並み売上を落としました。しかし在宅ワークや副業などライフスタイルに合わせた多様な働き方が広がったことで働き方を見直す人が増え、より自分に合う企業を求めて転職のニーズは増加しています

医療や運送のようにコロナ禍において需要が拡大し人手不足に陥っている業界もあり、人材業界全体の需要が落ちているわけではありません。

また、目まぐるしい進歩を続けるIT業界では新たなアプリや製品、サービスの開発が進み、スキルを持つ人材を欲しており、IT業界に力を入れる人材会社も増えています。

これらの背景から、2019年以前よりも売上を伸ばしている人材会社も多いです。

人材の質も重視されている

人材業界において、最も重きを置いていることは、人材の質の問題です。

企業としては頭数さえそろえばいいというわけではなく、優秀な人材の確保を重視しています。「優秀」の定義は、即戦力となるスキルの高さや飲み込みの速さ、周りと連携するためのコミュニケーション能力など企業によってさまざまです。

人材業界がすべきなのは人材の優劣をつけることではなく、「求職者の強み」と「企業が求めること」を正しく把握してマッチングさせることです。そのためにはしっかりとヒアリングをし、求職者自身も気づいていないポテンシャルを引き出す能力が重要といえます。

また、求職者がより自分の強みを活かすためにできることはないか見極め、改善点を指摘することも人材会社の役割です。

人口減少への対策が必要

少子高齢化社会である日本では労働力の減少が深刻な問題となっています。

労働力の減少は人材会社が紹介・派遣できる人材が減るということにつながり、長期的に見ると市場縮小が予想されます。さらに技術の進化により人の仕事がAIに奪われるともいわれており、それらの課題に対してどのように対応していくかが生き残りの鍵です。

そもそもAIの導入が進んでいるのは人手不足を解消する目的があり、これまで人が担っていた仕事の一部をAIに任せることで、人にしかできない仕事に労働力を集中させることができます。また、医療・介護・福祉のように少子高齢化により需要増加が見込まれる業界もあります。

一方で国内における外国人労働者数は年々増加しており、国内の労働力減少を外国人労働者でカバーすることが対策として考えられます。時代の変化により需要が減少・増加する分野を見極め、AIにより仕事を失った層や外国人労働者を効果的に配置することが人材業界が売上を伸ばし続けるポイントです。

人材業界を目指す学生必見! 選考突破の秘訣

選考を突破するためには、ただ業界や企業の特徴を理解するだけでは足りません。「企業が求めていること」を正しく理解し、自分がそこにマッチしていることを伝えなければ、採用したいとは思ってもらえないのです。

ここからは人材業界で求められることを踏まえ、選考通過するためのコツを3つ紹介します。大手人材会社は人気が集中し選考の難易度も高くなる傾向にあります。人気企業へのエントリーを検討している人は、ぜひチェックしてみてください。

「誰かの役に立ちたい」だけではなく企業の利益も考える

どの業界でも言えることですが、志望動機では「ほかの業界ではなくその業界でなければいけない理由」を伝える必要があります。

たとえば、人材業界のよくある志望動機として「人とかかわる仕事がしたい」「誰かの役に立ちたい」などがありますが、それは多くの業界に当てはまる内容です。さらに一歩踏み込んで「人材業界ならでは」の志望動機をつくる必要があります。

人材業界は売上を立てるという目的達成意識も重要です。そのため、「誰かのために」という想いが強すぎると「利益は二の次」という印象を持たれ、企業が求める人物像とはマッチしない恐れがあります。

その想いが企業と求職者のマッチングにつながり、人材会社にとってもプラスになることをアピールしましょう。

コミュニケーション力をアピールする

コミュニケーション力は業種・職種問わず求められる能力ではありますが、人材業界では特に必要とされるスキルです。

「コミュニケーション力」というと話すのがうまいことをイメージする人が多いですが、人材業界において求められるのは「聴く力」であり、一方的に話し続けるようではむしろマイナスになります。

たとえばモノを取り扱うメーカーの場合、製品の良さを詰め込んだカタログや説明書などを読み込めば一通り理解して顧客にアピールできます。しかし人材業界の商品は「人」であるため、求職者一人ひとりに強みや仕事に関する希望などをヒアリングし、本音を引き出す必要があります。企業に対しても、求める人材についてしっかり聞き取ることが欠かせません。

過去の経験において、「話を聞く」「本音を引き出す」という能力を発揮した場面がないか考えてみましょう。

粘り強さをアピールする

いうまでもありませんが、人材会社は人材を紹介・派遣して売上を立てなければ経営が成り立ちません。求職者や企業のニーズをヒアリングすることが重要ではありますが、当然それだけでは利益は上がりません。契約につなげる必要があることを忘れないようにしましょう

営業であれば求人を出してくれる企業を探してテレアポや飛び込み営業を続けなければいけませんし、求職者とかかわる立場であれば希望を把握したうえで内定につながるようなアドバイスを考え続ける必要があります。うまくいかない状況でも諦めずに努力し続ける粘り強さが求められるのです。

過去に苦しい状況から目標を達成したエピソードを伝え、努力し続けられることをアピールしましょう。

人材業界の売上ランキングから企業の立ち位置や特徴を知ろう

この記事では売上ランキングを紹介しましたが、人材関連事業のみを扱っている企業もあれば人材以外のジャンルも含めた広告やアウトソーシング業など幅広い事業が含まれている場合もあります。「人材業界」と一言でいっても、事業の形態や扱う分野などは企業によってさまざまです。

売上の大小だけに囚われずに、業界や企業の特色を知ったうえで企業を選ぶことで、入社後のミスマッチが減り納得のいく就職活動になるはずです。人材業界にどのような企業があるか知るきっかけとしてランキングを活用し、気になる企業についての理解を深めたうえで選考に挑みましょう。

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