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就活の時期になると「イケメン/美人は有利」だとか「あの企業は顔採用だから、美形じゃないと採用されない」というような話を耳にするでしょう。
容姿の美醜が採用に影響するのならば、美男美女ではない一般人にとっては、嫌な情報ですよね。
しかし、顔が良いことは就活に影響するのでしょうか?
選考で顔採用はある
就活の選考において、顔採用は本当にあるのか疑問に思う就活生も多いでしょう。顔採用とは、学生の顔の印象を採用の判断材料とすることを指します。
結論から言うと、業界や職種によって重視する度合いは異なりますが、顔採用はあります。
特にお客様と顔を合わせる機会が多い業種では、顔採用が行われる可能性も高いでしょう。また、明確に判断材料としていない場合でも、容姿によって採用担当に与える印象が変わる可能性は十分にあります。
もちろん、あくまで判断材料の1つとしてあるだけで、顔だけで採用が決まるわけでありません。企業の暗黙の基準として「学生の顔」が入っている可能性は十分に考慮しておくべきでしょう。
顔採用=「美人だから受かる」ではないことも多い
「顔採用があるといっても、顔の良し悪しはどうしようもないのではないか」と考えてしまう就活生もいるかもしれません。
しかし、必ずしもそうとは限りません。顔採用=「イケメン・美人だから受かる」というわけではないからです。
もちろん、整った顔つきであればプラスに働く場合もあります。しかし、顔採用では整っているかよりも、良い表情をしているかどうかです。
明るい印象や清潔感のような、企業側が一緒に働きたいと思うような表情であるかが大切になります。
人の印象には話し方やふるまい方など多くの要素が絡みます。そのため、顔採用と言っても、結局のところ「顔だけが良ければ受かる」ということにはならないのです。
企業は一緒に働く仲間としてありのままの個人を知りたい
総合化粧品メーカーである伊勢半グループは、新卒採用において「顔採用、はじめます。」というキャッチコピーを掲げ、2020年の採用から大々的に顔採用を取り入れています。
SNSでも話題となったこの取り組みですが、もちろん容姿で判断をするわけではありません。伊勢半グループの採用サイトでも説明がある通り、ありのままの自分を表現できるようなメイクや服装で採用の場に臨んでもらいたいという想いがあるようです。
このように、どの企業も一緒に働く仲間として就活生のありのままの姿を知りたいと考えています。
そして、就活生の人となりを見極めるためには、容姿や身だしなみも企業側にとって貴重な判断材料なのです。
そのため、どうすれば企業側に一緒に働きたいと思ってもらえるかを考えて、自分の身だしなみに気を使う必要があります。これは顔採用のあるなしに関係なく、全ての企業の採用で大切なことです。
美女/イケメンである必要はない
美形であれば良いというわけではありません。良い印象を与えることが大事なのであって、顔の造作が整っているかどうかが全てではないのです。
たとえば、いかにも暗そうな美女よりも、明るい印象の普通の容姿の女性の方が働く相手としては良い印象を与えられるでしょう。アイドルを選ぶわけではないのですから、整った容姿が必要というわけではありません。
自分なりに良い印象を与えるための努力もしましょう。たとえば、スーツをきちんときこなしたり、立ち振舞や発声、アイコンタクトに気を配ったり。このような努力をするだけで第一印象は大幅に改善可能です。
第一印象で全体の印象が決まる
また、第一印象は全体の印象を大きく変えてしまいます。たとえば、以下の2つの言葉を見て、どんな印象を持つでしょうか?先生についての情報です。
1.冷徹な、賢く、平等で、博識な先生
2.博識で、賢く、冷徹で、平等な先生
実験では、圧倒的に2のほうが先生にふさわしく、1はふさわしくないという評価がくだされました。実際には、先生についての情報は同じにもかかわらず、1の方がふさわしくないと判断されてしまったのです。
このように、人間は最初に触れた情報によって、全体を判断してしまうことがあります。第一印象は非常に大きな影響を与えるのですね。
初めの印象を後半で覆すことは難しい
第一印象で全体の印象が決まるという話をしてきましたが、もう一つ知っておいてほしいことがあります。
それは、「第一印象を後半で覆すことは難しい」ということです。
もちろん、第一印象を覆すことができないというわけではありません。しかし、第一印象を変えるには多くの時間を必要とする場合が多いことも事実です。
就活では、採用担当者と接する時間は非常に限られます。
また、自分自身を思う存分アピールする時間がもらえるわけでもありません。そのような状況で第一印象を覆すことは非常に困難です。
そして、裏を返せば、就活における第一印象の重要性がそれだけ大きいということでもあります。
顔採用に受かる顔の作り方
顔採用がある可能性が高い業界や業種の採用を受ける際、どのような対策を取ればよいのでしょうか。
ここでは、採用担当者に好印象を与えることができる対策ポイントを紹介します。
髭はきれいに剃り眉毛を整え清潔感を持つ
男性にとって、髭は重要なポイントです。
髭のそり残しがあった場合、悪い印象を与えてしまったり、身だしなみに無頓着な人物だと思われてしまう場合があるので注意が必要です。
髭はきれいに剃っておき、清潔感をアピールできるようにしましょう。
また、眉毛も整えることで清潔感がアップします。
普段は眉毛を手入れしないという方も、就活の際には気を遣うことをおすすめします。自分で整えるのが難しい場合は、理容室などを利用すると良いでしょう。
自分に似合う化粧を知る
顔採用において、化粧は相手に与える印象を大きく変える方法です。
就活に相応しい化粧、いわゆる「就活メイク」を意識することが大切です。
そして、就活メイクを行う際に重要なのが、自分に似合う化粧を知ることです。顔採用があるからといって、キレイにみせようと意識しすぎるのは良くありません。
あくまでも清潔感のあるナチュラルなメイクを心がけてください。そして、その中で自分の良さを引き出せるようなメイクを目指すようにしましょう。
口角・目線を上げる
相手と顔を合わせるとき、目線を上げて相手の目をしっかりと見ることと、口角を上げて笑顔でいることを意識しましょう。
目線が下がってしまうと自信がないと思われしまったり、暗い印象を与えます。
しっかりと目を合わせて話をすることで、堂々としていて自信のある人物という印象を与えられ、熱意も伝わりやすいです。
また、常に笑顔で話すほうがより好印象であることは言うまでもありません。
目に髪の毛がかからないようにする
男性の場合は、髪の毛は出来る限り短めにして清潔感を演出できるようにしましょう。
女性の場合は、髪の毛をまとめるなどして顔の輪郭が分かるようにしておくと、すっきりとした印象を与えられます。
顔採用では顔の表情が相手に伝わることが非常に重要なので、目に髪の毛がかかっている等、顔が髪の毛で見えなくなることは避けてください。暗い印象にも繋がります。
スタイリング剤等も利用して、自分の顔が相手にしっかりと見えて表情が伝わるように心がけましょう。
人事は公平に判断しているつもりで、差別をしてしまう
結論から言えば、顔だけで決まるわけではありませんが、第一印象は合否に大きく影響します。ただし、人事は「この子は顔がいいから採用」と考えて、顔採用をしているわけではありません。
むしろ、人事は「熟慮の上、正当に判断している」と思っています。しかし、結局は容姿に大きな影響を受けてしまうのです。
最初に良い印象を持つと、人間はその印象を再確認しようとコミュニケーションをしていくからです。
つまり、最初に容姿などで良い印象を与えられると、人間はその良い印象を再確認しようと会話をしてくので、その人の良い点を見つけようとするのです。
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