【履歴書の学歴の書き方】中退や大学院卒の記載方法も合わせて紹介

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新卒の場合は履歴書の学歴は中学校卒業から書く

新卒の就職活動の場合、履歴書の学歴は義務教育終了の中学校卒業から書き始めるのが一般的です。この際、中学校の入学年月は記載する必要はありません。

卒業の月について、日本ではほとんどの学校が3月であるため、たとえば「〇〇年 3月 私立〇〇中学校 卒業」というように書きます。

留学をしていたり海外の小学校に通っていた場合は、その学校の卒業年月を記載してください。

学歴を記載する順番は中学校卒業、高校入学、高校卒業、大学入学、大学卒業見込みの年月の順に記入します。

年の部分を西暦・和暦のどちらにするかについては、どちらでも問題ありませんが履歴書記入日や生年月日欄と合わせて記載するようにしましょう。

西暦と和暦が統一されていないと、見た目が不格好な履歴書になってしまいます。

転職の場合は義務教育は書かずに高校から記載する

転職活動の場合は義務教育にあたる部分の学歴を書く必要はありませんので、高校の学歴から書き始めるのが一般的です。

ただし、入学年月を書く必要はありません。高校卒業年月から書き始めましょう。
高校卒業から始まり、大学入学、大学卒業の順に学歴を記載します。
転職をご希望される方の中には、「中学受験も頑張って偏差値の高い有名校に行ったので、中学の学歴も書きたいです」という方が稀にいらっしゃいます。転職活動における履歴書のマナーでは、中学校から書いてはいけないというルールはありません。

しかし、採用担当者の中には「普通は高校卒業からだろう」とネガティブに捉える人がいる可能性があります。無難な対策としては、高校卒業から書き始めるのが良いと言えるでしょう。

履歴書の学歴の書き方

履歴書に学歴を書く際は、まず1行目に漢字2文字で「学歴」と書きましょう。
「学」と「歴」の文字の間に1~2文字が入る程度の間隔を空けて、行の真ん中に記載します。
これはなぜかというと、あなたがそこから書き始めるものが学歴であるとわかりやすくするためです。

ほとんどの履歴書のフォーマットでは項目のタイトル部分に「学歴・職歴」を記載されていて、両方とも記載できるスペースとして扱われています。

そこで1行目に「学歴」と書くことで「ここから書くのは私の学歴についてです。」と示すことができ、採用担当者にとって読みやすい履歴書になるのです。

これは履歴書の大切なマナーの1つなので、必ず書きましょう。

西暦か元号は統一させる

履歴書に年月日を書く際、西暦で書くか元号(和暦)で書くかは必ず統一させましょう。

履歴書には年月日の記載が必要な項目が数多くあります。履歴書の作成日や生年月日、学歴や職歴、資格取得時期等です。

西暦や元号を統一せずにこれらを書いてしまうと、採用担当者にとって読みにくい履歴書になってしまいます。

これは履歴書を書く上での大切なマナーの1つであり、西暦と元号を統一できていないと「この学生は履歴書ひとつまともに作成できないのか」と思われてしまいかねません。

履歴書を一通り書き終えたら、すべての年月日の「年」の部分がすべて統一されているかを必ず見直しましょう。統一されていない部分が1つでも見つかれば、履歴書をすべて書き直す必要があります。

学校名は略さずに記載する

学校名は記入する際は略さずに、正式名称で書きましょう。
中学校や高校の学歴を記載する際、都道府県立の場合は「〇〇県立〇〇高等学校」のように書きます。

市区町村立の場合は「〇〇県〇〇市立〇〇高等学校」のように書きます。
大学について学歴を記載する場合、国立の場合において「国立」と書く必要はありません。
「〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科」と書きます。

私立の場合においても同様に、「私立」と書く必要はありません。国立の場合と同様に書きます。
海外の中学校や高校、大学に通っていた場合は、アルファベットで正式名称を書きましょう。

採用担当者の中には英語に不慣れな方もいらっしゃる可能性があるため、アルファベットで表記したあとにカッコ()でカタカナ表記をすると親切な履歴書にすることができます。

採用担当者が見やすいように丁寧にはっきり記載する

採用担当者にとって見やすいように、丁寧ではっきりとした綺麗な文字で記載しましょう。

履歴書のような正式な文書を汚い字で仕上げてしまうと、目を通した採用担当者に「この学生はお客様や同僚に対してもこの汚い文字で書かれた書類を渡しそうだ」と思われてしまう可能性があります。

文字に自信がない方は、本屋でペン字練習帳を購入して練習してみるだけでも改善が見込めます。

また、ボールペンは油性の黒インクのボールペンを使用し、黒以外の色のボールペンや、消せるボールペンで書くことは控えましょう。

業務や契約の場において使用する正式書類は内容が消えたり、読みにくいようなことはあってはならないため、正式な書類には黒い油性のボールペンを使うことがビジネスマナーとされているからです。

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大学在学中の人の学歴は「卒業見込み」と記載

大学に在学中でまだ卒業していない学生の場合、履歴書に大学についての学歴を書く際は「卒業見込み」と記載しましょう。

なぜなら新卒の就職活動はほとんどの場合において在学中に行うため、正式にはまだ卒業していないからです。
たとえば「〇〇年 3月 〇〇大学 卒業見込み」といったように書きます。

稀に学生の中に、「卒業見込み」ではなく「在学中」と記載する方がいらっしゃいますが、就職活動における履歴書では「卒業見込み」と記載しましょう。

なぜなら「卒業見込み」の年月とは「単位をすべて取得し終え、必ず卒業できると見込んでいる時期」であるからです。

「在学中」とはただ「在学しています」という状態を示すものであり、この表記だといつ卒業するのかがわかりにくくなってしまいます。
したがって大学在学中の学生の場合、大学の学歴は「卒業見込み」と記載しましょう。

大学院在学中の人は「修了見込み」と書く

大学院に在学中の学生の場合、履歴書に大学院の学歴を書く際は「修了見込み」と書きましょう。

たとえば、「〇〇年 〇月 〇〇大学大学院〇〇研究科〇〇学専攻博士課程 修了見込み」というように記載します。
なぜ大学院の場合は、「卒業見込み」ではなく「修了見込み」と記載するかというと、大学院の課程が「修士課程」と「博士課程」の2つに分かれているからです。

「修士課程」と「博士課程」の2つのうち1つの課程を修了予定であるということを示すために、大学院生は「修了見込み」と記載する必要があります。

これも一般的な履歴書のマナーであり、誤って「卒業見込み」と記載してしまうと採用担当者にマイナスの評価をされてしまう可能性が高まります。
そのため、大学院の方は「修了見込み」と記載しましょう。

履歴書への休学・中退の書き方

休学・中退をしている場合は、その詳細を履歴書に書かなければなりません。休学の事実を隠してしまうとそれが企業に明らかになった際、かつ内定を得ていた場合には、内定が取り消しになる可能性もあります。

せっかく獲得した内定が無駄になってしまうのは非常にもったいないですから、もし休学をしていた場合は隠さずに記載するようにしましょう。
休学の記載に必要な項目は、時期、休学の期間と休学した理由です。

中途退学をした場合は、中途退学した年月日を記載し「〇〇大学 〇〇学部 中途退学」と記載します。

この次に理由を書き加えましょう。中途退学とだけ書くと良くないイメージを持たれる可能性がありますので、理由を書くことでその可能性を低減させることができます。

休学は休学理由も記載

休学をしていた場合は、休学開始の時期、期間だけでなく休学した理由を書かなければなりません。

これは履歴書を作成する上で大切なルールであり、休学の事実を隠してしまうと内定取り消しの可能性があります。

たとえば親が事故に遭い、一時的に介護が必要であった場合は以下のように記載します。

「〇〇年〇月~〇〇年〇月、交通事故に遭った父の介護のため休学。現在は父も全快したため、以前と同様に学業に従事」

休学の理由については詳細に記載して構いませんので、採用担当者も納得するような理由があればマイナス評価につながる可能性は低いです。

他にもボランティアや留学など、休学にはさまざまな理由があります。こうした前向きな理由であれば採用担当者からプラスの評価をされることもありますので、もしそのような理由がもとの休学であれば臆せず書いてよいでしょう。

中退は省略せずに「中途退学」と記載後に理由を書く

中途退学をしていた場合、「〇〇大学 中退」と省略して書くのではなく「〇〇大学 中途退学」と書きましょう。履歴書は採用活動における正式な書類なので、単語を略すことは控えるのが適切です。
「〇〇大学 中途退学」と書いた後、その次の行に理由を付すのが一般的です。
たとえば家庭の事情で中途退学せざるを得ない状況に陥ったことが理由であれば、「家庭の事情により退学」と書きます。

中途退学をしていると選考に不利になるのではないかと不安に思う方は多くいらっしゃいますが、中途退学をしていたら必ずしも選考に不利になるということではありません。

中途退学には進路変更や家庭の事情等、さまざまな理由があることは採用担当者も理解しています。「人間関係がうまく行かなかった」「授業についていけなかった」等、採用担当者が採用を考慮する上であまりにもネガティブな理由でない限りは、「中途退学」という履歴だけで不利に扱われることはありません。

履歴書への浪人・留年の書き方

履歴書を書く際、浪人や留年の間のことは記載する必要はありません。
なぜなら学歴に書いてある年月日を辿ればその学生が浪人や留年をしたことは採用担当者にも理解ができるからです。

したがって浪人や留年について履歴書上で触れなくても、「事実を隠蔽しないこと」という履歴書作成のルールを破ることには繋がりません。

浪人生時代に通っていた予備校について、稀に「〇〇年 〇月 〇〇予備校入学」と履歴書に記載する方も稀にいますが、この書き方は避けましょう。
なぜなら予備校は高校や大学等の教育機関と違い、学校教育法第一条で認められた正式な教育機関ではないからです。

予備校や指導塾のような、法律上は正式でない学校について学歴欄に記載するのは一般的ではないので避けましょう。

病気や家庭の事情など特別な理由の場合は備考欄に書く

履歴書を書く際に浪人や留年について触れないのは一般的ではありますが、もし特別な事情があって浪人や留年をしたのであれば備考欄に書いて差し支えありません。

この場合、気を付けるべきところは「学歴」の欄に書くのではなく「備考」の欄に書くということです。

ただし浪人や留年について理由を記載することはやはり一般的でないため、差支えがない場合はあくまでも病気や家庭の事情などで、どうしても浪人・留年せざるを得なかったという特別な事情がある場合に限られます。

もしそのような事情がある場合には備考欄に「〇〇年〇月~〇〇年〇月 家庭の事情により浪人」のように書きます。

しかし、理由を書いたところで採用担当者がどう感じるかは千差万別です。理由を書いたからと言って必ずしも採用担当者からマイナス評価をつけられることがなくなるというわけではないことをあらかじめ理解しておきましょう。

履歴書への転校・留学の書き方

転校の場合は転校した履歴を履歴書に記載する必要があります。また、留学の場合には留学期間が1年を超える場合のみ、履歴書に記載しましょう。
まず転校について、新卒の場合は中学以降に転校した経験、転職の場合は高校以降に転校した経験がある場合にのみ、学歴欄に記載します。

この際、「〇〇中学校 転入学」といったように「転入学」という語句を使いましょう。
留学の場合については、留学期間が1年を超える場合にのみ履歴書を記載しましょう。なぜなら留学期間が1年未満の場合は、正式な学歴として扱われないからです。

書き方は期間、国名、学校名の順に記載します。
たとえば「〇〇年〇月〇日 イギリス 〇〇大学へ留学」と書くのが一般的です。

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