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金融業界への志望動機の書き方がわからずに困っていませんか?日頃から馴染みのある業種でもないので、なかなか志望動機がつかめずに悩む方も多いでしょう。
特に、生命保険や損害保険などは、どう志望動機をつくればいいか検討もつかない人もいるかと思います。
でも、大丈夫。そんな就活生のために、金融業界の志望動機の書き方をわかりやすい例文つきで徹底解説!以下を読めば、生保、銀行、損保、証券…金融業界への志望動機の書き方がマスター可能です。
都市銀行(メガバンク)の志望動機の書き方
就活生の中でも、志望者が多いメガバンク。適当な志望動機では突破できません。しかし、メガバンクへの志望動機は「無形商品を扱うことで成長できるから」など、ありきたりになりがちなもの。
どうすれば、ありきたりにならずに、説得力のある志望動機がつくれるのか?わかりやすい例文つきで徹底解説!
志望動機が書けない時は、志望動機作成ツールを活用してみよう
金融業界への志望動機を書こうとしても、どうしても似たりよったりになって、悩んでいる人は多いはず。
そんな時は、「志望動機ジェネレーター」を活用してみましょう。
志望動機ジェネレーターなら、簡単な質問に答えるだけで説得力のある志望動機が完成します。
志望動機作成ツールを活用して、人事を唸らせる志望動機を完成させましょう。
地方銀行(地銀)の志望動機の書き方
地域密着型銀行である地銀。説得力のある志望動機作成の鍵は、「地域性にいかに絡めて語るか」にあります。
地元出身者だけでなく、非地元出身者でも書ける「地銀の志望動機の書き方」を徹底解説!
地方銀行(地銀)の志望動機の回答例文
私は愛着がある生まれ育った〇〇(地域名)の発展に寄与し、さらに日本世界に誇れる街にしたいと考えています。
貴行であれば、〇〇に根付く人々の暮らしや、企業の発展をお金を通じて支援することができます。
このような考えに至ったのも、実家が自営業を営んでおり、貴行の支援を賜っておりました。
その結果、事業を拡大することができ、父がいつも貴行に感謝しており、私も、経営者が描く夢を実現するための力になりたいと感じたのがきっかけです。
地方銀行の業務はメガバンクと大きな差はないですが、対応する顧客の規模や金額が異なります。
地方銀行はメガバンクに対して、より地域に密着し、地域の中小企業を支援することがメインとなります。
そのため、銀行員として「大きな仕事がしたい」よりかは、地域社会の活性化を軸に仕事をすることが求められています。
この志望動機からは、愛着のある地域のために仕事をしたい熱意を感じる内容でした。
信託銀行の志望動機の書き方
個人の資産を信託を受けて運用する信託銀行。主要な収益は、ほんとどがリテール業務からです。リテールの資産運用への情熱をいかに語るか?が信託銀行の書類選考突破の鍵となります。
わかりやすい例文つきで、信託銀行の志望動機の書き方を徹底解説!
信託銀行の志望動機の回答例文
私は、超高齢化社会を迎えるこの日本において、個人のお客様の資産を預かり管理、最適な金融商品を提案・運用できる、信託銀行の業務は時代にマッチした、最も社会から必要とされる金融機関だと考え、貴行に志望しました。
私は学生時代に高齢者福祉関係のゼミに所属しており、高齢者がいかに相続や保有資産に関する悩みを持っているか肌で感じてきました。
そのような経験を貴行で活かし、丁寧な傾聴・寄り添う精神を大切に業務に邁進したいと考えています。
信託銀行の特徴である信託業務に関して、理解できており、業界研究の成果を感じる内容です。
日本が今後迎える超高齢化社会と学生時代の経験を結びつけ、入行後の注力ポイントまで深堀りされている点も評価できます。
信用金庫の志望動機の書き方
地域密着・中小企業支援において、近年、存在感を増している信用金庫。志望動機作成の鍵は「なぜメガバンクや地銀では駄目なのか?」を説明するところにあります。
わかりやすい例文つきで、信用金庫の志望動機の書き方を徹底解説!
信用金庫の志望動機の回答例文
私は銀行員として、多くの人々の暮らしや企業を支えたいと考え、貴庫への入庫を志望しております。
なぜなら、日本の社会構造は、中小企業は95%を超えること、働き方改革やIT化が進んだことによりフリーランスと呼ばれる個人事業主が増えていることが特徴としてあげられます。
メガバンクや地方銀行では支えきれない、信用金庫でしか支援できない人や企業が多く存在していると考えます。
信用金庫のポジションをよく理解できています。
メガバンクや地方銀行・信用金庫には、それぞれ役割が法律で定まっています。
その法律を理解し、役割の違い、役割の差によって生まれる業務の違いを理解できていることが業界研究の成果をアピールすることができます。
生命保険会社の志望動機の書き方
正直な所、生命保険会社を第一志望にしている学生は、あまり多くはありません。たいてい、都市銀行との併願が多いはず。しかし、志望動機はつくらねばなりません。
どうすれば、第一志望でない場合でも、説得力のある生命保険会社への志望動機がつくれるのか?例文つきで徹底解説!
生命保険会社の志望動機の回答例文
私は、人の人生に関わるライフプランナー職に魅力を感じ、貴社への入社を志望しております。
ライフプランナーは、お客様それぞれの人生に寄り添い、適切なプランを設計し、お客様のピンチから救うことができますし、夢の実現を応援することができる仕事だと理解しています。
仕事を通じて、多くの人から頼りにされ、一生のお付き合いができることから、強い責任感と日々やりがいを持って働いていきたいです。
生命保険会社に入社後、ライフプランナー(営業職)になりたいと明確にやりたいことが描けている点に熱意を感じます。
その仕事の魅力を自分なりに理解し、自分の言葉で魅力を伝えることができています。
損害保険会社への志望動機の書き方
損害保険会社の志望動機作成って手こずりませんか?日頃、全く馴染みのない業界ですから、イメージがわきませんよね。人・企業すべてにまつわるリスクを扱う「損害保険」ならではの志望動機作成のコツをご紹介します!
損害保険会社の志望動機の回答例文
ひとや企業の「安心」を支えたいと考え、貴社への入社を志望いたしました。
テクノロジーの誕生や社会構造は、日々刻々と変化のスピードが早い今日、同様にひとや企業のリスクも変化しています。
そのリスクにいち早く対応し、お客様の力になることが損害保険会社に求められていると考えます。
私は大学時代、サービス業のアルバイト経験を通じて、いかにお客様ごとにきめ細やかな気遣いやサービスを提供できるかという点について尽力致しました。
貴社の業務においても通ずるものがあると考え、学生時代に培ったお客様のニーズを探る能力や臨機応変に行動を起こす力を活かし、貴社で活躍ししたいと考えています。
損害保険会社に求められる業務を、自分なりに解釈し、自分の長所に結びつけることができています。
お客様それぞれにとって、リスクの種類も異なれば、捉え方もかわる損害保険会社の業務において、顧客に対する傾聴力や柔軟なフットワークは評価されるスキルでしょう。
証券会社への志望動機の書き方
銀行と併願する学生も多い証券業界。ただし「無形商品を扱いたいから」だけでは不十分です。銀行にはないハイリスク商品を扱う証券業界。「なぜ証券なのか?」証券ならではの志望動機作成が求められます。
証券会社への志望動機の書き方をわかりやすい例文つきで徹底解説!
証券会社の志望動機の回答例
日本は株式投資など資産を運用している数が少ないマーケットと知られています。
しかし、貴社はプラットフォーマーと連携し、これまで証券会社の顧客は富裕層や高齢者中心でしたが、これから資産を形成していく若者などにもマーケットを広げ、事業変革を行なっていると知り、そのような環境に魅力を感じました。
証券会社は、営業員が富裕層などの顧客に株を売り、取引手数料で儲けるビジネスからオンライントレードやファンドラップなどの手数料ビジネスへと変革しています。
そのような企業研究や業界研究の成果を感じられる内容です。
金融業界の人気企業の志望動機リスト
企業別の例文も用意いたしました!以下の例文を参考にすれば、すらすらと魅力的な志望動機が書けるようになるでしょう。
またエントリー先がリストに含まれていない場合でも、大いに参考にできる点があります。例えば、金融業界の人気企業の動向をチェックすることにより、エントリー先独自の取り組みが見えてきたり、企業研究、業界理解にも繋がります。
三井住友銀行の志望動機
三井住友海上火災保険の志望動機
第一生命の志望動機
横浜銀行の志望動機
金融業界の人事が評価する志望動機のポイント
金融業界魔は人気の業界です。ライバルに負けないようにするためには、人事がどのような志望動機を評価するのか抑えるのも重要です。
- (1)業界理解
- (2)チャレンジ
- (3)熱意
日本の金融業界は現在、大幅な変革の時代に突入しています。フィンテックやスマホ決済、超低金利、地銀統合など業界を知る上で知っておくべきキーワードが多くあります。
事前に理解しておくことで、面接時だけでなく入社後も役立ちます。
大きな変革を求められている業界だからこそ、新入社員には固定概念にとらわれない新しいアイデアを会社に提言し、活躍してくれることを人事は願っています。
これまでの金融業界の業務にとらわれず、自身がチャレンジして見たいこと、世の中のためになりそうなことなどを描き、志望動機に盛り込みましょう。
なぜ金融機関なのか、仕事を通じてどのような人間に成長したいのか、など熱意が伝わる内容やエピソードを組み込みましょう。
類似した内容が増えがちのエントリーシートの群から、パーソナリティーを表現し差別化できるポイントです。