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生命保険会社への入社を希望する人のなかには、志望動機に苦戦している人は多いのではないでしょうか?
金融や自動車会社など異業種による保険の取り扱いが増えており、保険を専門に取り扱う企業へ入社するためには、特徴を掴み書き方を工夫する必要があります。
生命保険会社の志望動機(例文)
第一生命の志望動機
様々なニーズにあわせて、人の生活の「安心」を支えていきたいと考え、貴社を志望しております。
私が高校生の頃、父が心筋梗塞によって倒れました。
この時、人の暮らしの安心を支える保険という商品の必要性を実感しました。
また、大学時代にも、海水浴場のライフセーバーのアルバイトの経験から「安心があるから、人は物事を楽しめる」ということを実感し、人生で最も困難な時に生活を支えられる保険という商品に魅力を感じるようになりました。
生命保険業界の中でも、貴社は「ご契約者第一主義」を掲げ、生命保険業界ではじめて、金融機関向けの代理店である『第一フロンティア生命』を設立するなど、お客様のニーズにあわせた改革をしておられます。
また、株式会社化を進めた貴社は、これからも多様化するニーズにあわせた柔軟な事業展開が可能だと思われます。
貴社で働くことで、お客様の様々なニーズにあわせ、人の暮らしを支えていくことができると感じ、貴社を志望しております。
志望動機が書けない時は、志望動機作成ツールを活用してみよう
ここまで生命保険会社の志望動機を作成する方法を解説してきましたが、例文のような志望動機を一人で書き上げる自信がない方も多いはず。
そんな時は、「志望動機ジェネレーター」を活用してみましょう。
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1.要点は最初にまとめておく
結論から話さない、書かない就活生は多く見られます。
「生命保険を志望するキッカケ」から志望動機を始めているのです。
たとえば、
等、「保険業界に興味をもった経緯」から文章をはじめる人がよくいます。文章は結論から書かないと、要点が見えてこない、わかりづらいものになります。
採用担当が一番知りたいのは「なぜあなたは私の会社を志望しているのか」という『志望動機の結論』です。だから、まず、一番最初に、例文のように、
様々なニーズにあわせて、人の生活の「安心」を支えていきたいと考え、貴社を志望しております。
私は語学力を活かして日本の素晴らしい保険の仕組みを海外にも展開したいため、貴社を志望いたします。
私は今まで培ってきたプログラミングの技術を用いて生命保険のデータ分析に関わり、変化し続ける顧客のニーズに対応した保険商品の組成に携わりたいため、貴社を志望いたします。
私は貴社の生命保険商品を通して、運用と保障が組み合わされたライフプランの提案をしたいため、貴社を志望いたします。
上記のように、志望動機の結論を書いてください。
結論を書いた後に、「生命業界に興味をもったきっかけ」等の内容を書いていきましょう。
2.「なぜ保険を志望するのか?」が伝わるように書くこと
私が高校生の頃、父が心筋梗塞によって倒れました。この時、人の暮らしの安心を支える保険という商品の必要性を実感しました。
また、大学時代にも、海水浴場のライフセーバーのアルバイトの経験から「安心があるから、人は物事を楽しめる」ということを実感し、人生で最も困難な時に生活を支えられる保険という商品に魅力を感じるようになりました。
生命保険というビジネスは、契約者の掛け金で一人ひとりを相互に支えあう特殊な形態です。
志望する場合は、他の業界以上に「なぜ私は生命保険を志望するのか?」というロジックをきっちり作りこんでおく必要があります。
たとえば、生保業界志望者の中に「形のない金融商品を扱いたい」という人がいますが、それなら他の金融業でも良いですよね。
- 「安心」を提供して人の暮らしを支える
- 契約者が相互に支えあう金融商品etc…
など、「他の金融商品と、保険が違うのはどこ?」「なぜ自分はそこに魅力を感じるのかな?」と考え、「なぜ保険でなければならないのか?」説得力のある理由を考えてください。
また、この例では生命保険業に関心をもったきっかけとして実際の体験を挙げている点も、イメージしやすいですね。
自分のオリジナルの体験をもとに記述することで他の学生との差別化を図ることができ、オリジナリティのある志望動機となります。
この学生は志望動機の中に
・父が心筋梗塞で倒れたこと
・ライフセーバーのアルバイトで得た学び
という二つの実体験を書き出していて、生活の中に生命保険の重要性を感じる機会があったことが窺えます。
生命保険という商品は人生の中で日常的に売り買いをする商品ではありません。
その中で志望動機を書く際は、オリジナルの体験を志望動機に織り交ぜることで、志望動機に説得力を持たせることが重要です。
身近に関連するエピソードがない場合は?
身近に関連するエピソードがない場合は、成人している親族や知人に質問して自分との関連性を探すという対策が可能です。
成人している人であれば生命保険に加入している人も多いため、生命保険に加入したきっかけや理由を成人している親族や知人に聞いてみましょう。
そこで聞き出したエピソードから自分との関連性を探し出せば、生命保険業の志望理由になり得る発見をする可能性があります。
たとえば「生まれてくる子供のため」という回答が得られたとしましょう。
そこから「自分にもいつか子どもができたら」と未来を考えれば、「少子化の日本で少しでも安心して子供を出産できる環境を創造したい」と志望動機に書くことが可能になります。
私が生命保険業に関心を持ったきっかけは、私と母が出会った生命保険会社の担当者にあります。
私が高校一年生の時、母は私の大学進学のために生命保険を解約するか悩んでいたことがありました。
その中で母の生命保険の担当者は、保障内容はそのままに生命保険金の掛け金を少なくする提案をしてくださいました。
そのおかげで母も私も安心して大学への進学を決められたことが強く印象に残っています。
その経験から、私も人に安心感を与えられるライフプランナーになりたいと考えるようになりました。
3.数ある保険会社の中でも「なぜその会社なのか」が伝わるように書く
志望動機は、「私はあなたの会社を第一に志望している」と伝わるものであるべきです。(実際にそうであるかは別として)
第一志望だと伝えるには、「なぜその会社でなければならないのか?」をしっかりと書くことです。
具体的には、『会社の強み・独自の特徴』を上手く織り交ぜましょう。
例文では、
生命保険業界の中でも、貴社は「ご契約者第一主義」を掲げ、生命保険業界ではじめて、金融機関向けの代理店である『第一フロンティア生命』を設立するなど、お客様のニーズにあわせた改革をしておられます。
また、株式会社化を進めた貴社は、これからも多様化するニーズにあわせた柔軟な事業展開が可能だと思われます。
貴社で働くことで、お客様の様々なニーズにあわせ、暮らしを支えていくことができると感じ、貴社を志望しております。
このように、第一生命が先駆けて進めた事業展開をとりあげ、「貴社で働くことで、お客様のニーズにあわせて暮らしを支えていける」とまとめています。
なお、ここで取り上げる「会社の特徴・強み」は、ビジネスに深く関わるものにしましょう。「社会貢献」等は、あくまでイメージアップのためにやっているもので本質ではありません。その会社が持っている事業上の強みを、上手く志望動機に織り交ぜてください。
たとえば、
- 日本生命…国内最大の営業拠点・国内最大の保険収入・国内トップの安定した経営基盤
- 第一生命…アジア進出を早くから進めている・株式会社化・金融機関向け代理店の設立
などの各企業が持つ事業上の強みを上手くからめて、志望動機を作成すると「第一志望感」が伝わる志望動機になるでしょう。
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