銀行の志望動機はこう書く!|ライバルに差がつく書き方を例文付きで解説

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三井住友銀行や三菱UFJ銀行、みずほフィナンシャルグループなど大手メガバンクはもちろん、地域に根ざす地方銀行や信用金庫など、銀行は私たちの身の回りにあるからこそ、銀行への入行を希望する人もいるでしょう。

とはいえ銀行を志望する気持ちはあるものの、いざ志望動機を書こうとするとうまく書きにくい、書けないと考える人もいるのではないでしょうか。

そこでここでは、銀行の志望動機の書き方を解説します。この記事を読むことで、銀行の志望動機をどのように書けばいいのかがわかり、履歴書やESで悩まなくなるはずです。

まずは銀行について知ろう

銀行は金融業界に属しており、お金に関わっているという共通点は同じでも、銀行以外にもさまざまな種類があります。また、一口に銀行といっても、規模や地域で特徴が異なるため、志望する銀行ならではの特徴を知らなければ説得力やアピール力が高まりません。

つまり、銀行についての大枠を知っているだけでは選考を勝ち抜くことはできないのです。

銀行の志望動機を書くためには、金融業界の仕組み、銀行の業務内容、社会における役割などについて理解しておくことが大切です。銀行というと窓口業務をイメージする人も多いと思いますが、他にもさまざまな業務があるので、それぞれの業務も理解しておきましょう。

業務内容

志望動機を明確にするためにも、銀行がおこなっている業務内容を把握しておく必要があります。志望動機には業務内容を盛り込むとよい場面があるからです。

また、面接で業務内容を聞かれることも少なくありません。面接官から「銀行業務にはどんなものがあるか知っていますか」と質問されたときに、詳しく答えることができればさらに好印象です。

銀行の業務を大きく分けると3つに分類でき、各業務でさらに細かく仕事が分担されているので、それぞれの業務内容を解説します。

預金業務

預金業務は個人や企業から預かったお金を管理する仕事です。一般的に、銀行というと思い浮かぶ業務ではないでしょうか。一般的に利用される預金は「普通預金」と「定期預金」の2つです。

普通預金は最もなじみのある預金で、給与の受取先や、公共料金やクレジットなどを支払う際の引き落とし先に指定している人も少なくありません。一方、定期預金は決めた期間は出金できない代わりに、普通預金よりも金利は高く収益性があります。預ける期間は、1か月から10年までさまざまです。

一定期間は出金できないため、将来の資産形成や目的があって貯めておく時に役立ちます。

そのほかにも、毎月一定額を積み立てる「積立預金」などもありますね。預金するときは銀行の窓口やATMを利用するため、窓口対応やATM操作の問い合わせ対応が主な仕事になります。

貸付業務

貸付業務は融資業務とも呼ばれ、個人や法人から預かったお金を必要としている人に貸し出しする業務です。個人の住宅ローンや法人への事業資金融資などがあります。銀行は、この融資によって発生した利息で利益を得ています。

一方で、融資したお金が回収できないと銀行に被害が出ますね。そのため、貸し出し先の業績などから、返済能力を審査することも貸付業務に含まれます。貸付業務は銀行経営に直結する非常に重要な業務です。

為替業務

為替業務とは、お金の受け渡しを現金ではなく銀行口座間で移動させる業務です。身近なものでは公共料金の口座振替が挙げられます。料金の支払いの際は、電機会社水道局ではなく口座に振り込みますよね。為替業務を利用することで、現金を持たずに支払うことができます。

海外の銀行に送金するような外国のお金のやり取りが発生する業務は「外国為替業務」と呼ばれ、国内の為替業務とは別の窓口が設けられています。このように、為替業務は顧客からの依頼に応じて、代金の支払いやお金の移動を行います。

仕事内容

銀行の仕事は業務内容ごとに担当が分かれているのが特徴です。本人の希望や適性に合わせて、それぞれに振り分けられます。また、一般企業と同じように、人事や総務、企画などを担当する銀行員もいます。

銀行の仕事の中でももっともメジャーなものが窓口業務と営業です。新入社員として入社したときも、このどちらかの業務に就くことがあるでしょう。実際に就く仕事について理解しておき、志望動機に盛り込めればそれが意欲の表れとして評価されることもあるでしょう。

すべての仕事を理解しておくのは難しいですが、最低限メジャーな窓口業務と営業の仕事は知っておくと良いでしょう

窓口

支店の窓口で預金や引き出し、口座開設などを担当します。テラーとも呼ばれる窓口業務は顧客と直接かかわる機会が多いため、銀行の顔ともいえますね。

依頼された業務はもちろん、ATMの利用や相談に訪れる人も多いため、顧客の要望に適したサービスに案内することが大切です。また、顧客の通帳やお金など、個人情報や貴重品を預かることもあるので、丁寧かつ慎重な仕事が求められます。

引き受ける業務の種類によって、窓口が異なります。

   

ハイカウンター
ハイカウンターは、預金口座の新規作成や、普通預金の入金・出金、振込、税金の支払いなどの受付などをおこなう

   

ローカウンター
ローカウンターは、定期預金や投資信託、公共債、保険商品など、さまざまな商品から顧客のニーズに合った資産運用の相談や提案をおこなう

   

融資・外為窓口
融資窓口は、住宅ローンや教育ローンなどの融資の相談や審査業務を行い、外為窓口は、外貨の両替や海外への送金をおこなう

営業

渉外と呼ばれる仕事が一般企業でいう営業にあたります。

担当エリアの法人や個人のお客さまを直接訪問し、話をしながらお客さまの情報を収集し、投資信託や生命保険など、さまざまな金融サービスの提案が主な仕事です

金融商品は頻繁に新しい商品が発売されることや、お客さまに合った商品を提供しなければならないため、常に勉強しなければなりません。そのため、銀行ではファイナンシャルプランナーなどの資格取得を推奨していることが少なくありません。

営業職には法人営業と法人営業があります。

   

個人営業
お客さまの自宅を直接訪問し、状況に合わせて投資信託や相続など、個人の資産運用や住宅ローンの借り換え提案などを行います。資産状況や家族構成などを会話の中で聞き出す必要があるため、お客さまとの信頼関係を構築することが重要です。

   

法人営業
お客さまの自宅を直接訪問し、状況に合わせて投資信託や相続など、個人の資産運用や住宅ローンの借り換え提案などを行います。資産状況や家族構成などを会話の中で聞き出す必要があるため、お客さまとの信頼関係を構築することが重要です。

銀行の志望動機の書き方

志望動機では、熱意があればいいと思っている人もいることでしょう。もちろん熱意も大切ではありますが、「御行に入社したいです!」というだけでは熱意としては少し薄いです。熱意の証明のためには、「なぜ銀行なのか」、そして「他行ではなくこの銀行を志望するのか」が不可欠。それが志望動機に説得力を生み、熱意につながるのです。

志望動機に書かなければならないことは3つです。

  1. なぜ銀行か
  2. なぜその銀行か
  3. どんな業務で強みをどう活かすか

それぞれで何を書けばいいかを解説していきます。

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①なぜ銀行業界を志望をするのか

銀行の志望動機を書く際に重要になる1つめのポイントは、「なぜ銀行業界を志望するのか」です。

銀行はあくまでも金融業界の1つであり、金融業界には証券会社、信用金庫、アセットマネジメントなど業種があります。

銀行を志望する理由は人によってさまざまですが、どうして証券会社など他の業種ではなく、銀行を志望するのかについて説明できるようにしておかなければなりません。

銀行業界の志望理由を考える際に気をつけるべきことは、「それって他の業種でもできるよね?」と採用担当者から思われないようにすることです。どうして数ある職種の中から銀行を選んだのか、銀行の魅力や銀行でしかできないことを理解するために、ほかの業種との違いを把握しておきましょう。

証券会社とは?

証券会社も銀行と同じ金融業です。

銀行と同じように「お金に余裕のある人が、お金を必要としている人にお金を融通する」業務は同じですが、銀行とは融通する仕組みが異なります。

銀行は「間接金融」と呼ばれ、預金者から集まったお金を別の人に融通します。銀行は融通先から利息をもらうと同時に、預金者へも利息を支払います。

一方、証券会社は「直接金融」と呼ばれ「資金を必要としている人」と「資金に余裕がある人」が仲介人を介さず、直接お金の貸し借りや投資を行う仕組みです

証券会社はその仲介のみを行い、株価上昇による利益や配当金・利息収入などは投資家の利益となります。逆に、株価下落時の損失や企業倒産のリスクも投資家が直接負わなければなりません。

銀行と証券会社の大きな違いは利益の仕組みにあります。

  • 銀行は預かっているお金を回すことで利益を出せる
  • 証券会社は株式を買いたいという人がいなければ利益が出ない

さらに、貸出先にも違いがあります。

銀行はローンなどの個人や法人を相手にしているイメージがありますが、一番の取引先は国です。

預かったお金から国の債権を大量に購入することで、利益を出しています。このように自らも利益が出せることは銀行の特徴です。

信用金庫とは?

銀行と同じような業務をおこなっているのが信用金庫です。

銀行との違いがよくわからない人も多いのではないでしょうか。銀行との違いを理解しておきましょう。わかりやすく表にまとめてみました。

銀行 信用金庫
目的 経済活動 地域社会の発展
関連法律 銀行法 信用金庫法
組織 営利法人 非営利法人
事業範囲 制限なし 一定の地域に限定
利用対象 制限なし 会員

業務内容は銀行とほぼ変わりません。大きな違いは役割です。

信用金庫には「地域社会を発展させる」という役割があります。

一般的に、規模が小さい中小企業や零細企業などは、大手銀行から融資が受けにくいことも少なくありません。しかし、信用金庫は利益よりも地域社会発展という視点を重視していることもあり、融資が受けやすくなります。

大企業を支えるのが銀行の役割だとすれば、地域の中小企業を支えるのが信用金庫の役割だといえるでしょう。その代わり、次のようなデメリットもあります。

  • 会員になる必要がある
  • ATMや支店が少なく利用しづらい
  • ローン金利は銀行に比べて高い

創業支援サービスや企業同士のマッチング支援など、地元企業のためのサービスが手厚く、個人で起業したい人や運転資金を工面したい人にとっては信用金庫はありがたい存在です。

これに対し、地方銀行も規模が大きいメリットを生かした地方創生事業を活発に行っています。

たとえば、阿波銀行は徳島の産業を支える事業の一環として、2021年に徳島の生産者の商品を取り扱うECモール事業を立ち上げました。この事業により、消費者と生産者を結びつけ循環する仕組みをつくることを目指しています。

このような取り組みができるのは、銀行の強みといえます。

アセットマネジメントとは?

アセットマネジメントとは、投資家に代わって、資産の管理や運用を行う業務のことで、金融業界においては、大きく投資信託と投資顧問のビジネスの2つです。このうち、投資信託は銀行でも取り扱いが可能で、営業の一環としてサービスを提供しています。

   

投資信託業務
自分の資産を増やしたいと思っている投資家からお金を預かって、その人の代わりに投資を行い、得た利益を投資家に還元します。このときに発生する手数料や運営費用が銀行をはじめとする販売会社の利益です。

   

投資顧問業務
投資家の相談に乗り、投資のアドバイスを行い、年会費や成功報酬が会社の利益になります。実際に購入するのは投資家です

銀行では、お客さまのお金を銀行で預かり、別の人に貸し出します。一方で、投資信託は、お客さまが投資信託という金融商品を直接購入するという大きな違いがあります。

銀行は、購入の仲介ができるのです。

銀行でも投資信託の購入ができるため、運用まで行っていると思われがちですが、あくまでも銀行が行っているのは、販売の仲介業務です。

間違ってアセットマネジメントの内容を銀行の志望動機に書かないように注意しましょう。

保険会社とは?

保険会社には「生命保険会社」と「損害保険会社」があります。

生命保険は、加入者から一定期間に保険料を支払ってもらい、加入者が死亡した際に加入者の家族に対して保険金を支払う仕組みです。そして損害保険は対象がモノになるだけで、不測の事態に備えるという部分は同じです。

保険も金融商品に含まれますが、次のような違いがあります。

  • 預貯金:すぐに使うお金や緊急的な予備資金を運用する金融商品
  • 保険:「万が一」の際に大きなお金を準備できる金融商品

どちらも、将来のために蓄えるという目的は同じですが、性質が全く異なります

銀行は、投資信託と同じように保険会社の商品を仲介しているだけなので、注意しましょう。

志望動機が書けない時は、志望動機作成ツールを活用してみよう

銀行を志望している方の中には、上の例文のような志望動機を一人で書き上げる自信がない方も少なくないはず。

そんな時は、「志望動機ジェネレーター」を活用してみましょう。

志望動機ジェネレーターなら、簡単な質問に答えるだけで説得力のある志望動機が完成します。

志望動機作成ツールを活用して、人事を唸らせる志望動機を完成させましょう。

志望動機を書くためには企業研究が欠かせない

「どうしても入社したい」という熱意が伝わる志望動機を作成するには、この銀行でなければならないという説得力のある理由が必要です。

そのために欠かせないのが企業研究です。企業研究によって「その企業が良い」という理由が見えてくるはずです。しっかりした理由があれば、本当に自分の銀行を魅力的に感じ、入社したいと思っていることがわかりやすいでしょう。

とはいえ企業研究といっても、やり方がわからない人も多いはずです。ここからは具体的な企業研究のコツとして、各企業を見比べるポイントを解説していきます。

企業研究のコツ①:地域性

地域性ときくと想起しやすいのがメガバンクと地方銀行ではないでしょうか。地方銀行は地域に密着した営業を行っており、特定の地域では店舗数も多く、利便性があるのが特徴です。

一方でメガバンクは全国展開しているのでどの県でも利用が可能そう、地域性など関連がないのではと思われがちですが、実はそうでもないのです。

実は全都道府県に支店があるのはみずほ銀行のみで、三井住友銀行は青森県、岩手県、秋田県、山形県、福島県には支店がなく、東北地方には強くありません。

逆に三菱UFJ銀行は福岡県、熊本県、長崎県にしか支店がなく、九州に弱いという特性があります。

さらにたとえば秋田県にはどちらの支店もありません。その分秋田銀行は自治体指定金融機関を受託することで、より地域との関係を深くしているなどを志望動機にできますね。

このように、各銀行の地域性に着目すれば、なぜその銀行が強いのかや地域での役割などが見えてくるので、志望動機に結び付けやすくなります。

企業研究のコツ②:各社ごとの取り組み

銀行はおこなっている業務は同じでも、それぞれの銀行が他行との差別化をはかるため、さまざまな取り組みをおこなっています。企業研究のポイントとしては、業界内での特色や他社との差別化を把握することが重要です。

たとえば、三井住友銀行は社内ベンチャー育成に力を入れており、年齢を問わず、社員がやりたいことを提案して承認されれば、社内ベンチャー事業の「社長」に積極的に抜擢しています。

その取り組みから「大手銀行は失敗が許されない中、社長自ら失敗してもいいからカラを破っていこうと積極的に変化を求めているところに魅力を感じます。」などの志望動機が作れるでしょう。

銀行という同じ業務の裏に隠れた各社ごとの取り組みに目を向けることも、その企業ならではの魅力を見つけるカギです

企業研究のコツ③:企業理念

取り組みは未知論ですが、それぞれ企業には理念があります。

企業理念は、企業が大切にしている価値観や存在意義を表したものです。つまり、その企業理念からどのような方向性をもった企業なのかを推測することができます。

たとえば、みずほファイナンシャルグループは「One MIZUHO」を掲げて、銀行・信託・証券が一体となって事業を展開しています。つまり、みずほ銀行や証券、信託銀行など、グループのサービスをワンストップで受けられる利便性が特徴で、これは他行ではできません。

そのため、志望動機には、顧客の幅広いニーズに即時に応えることができることを結びつけて書くと良いでしょう。

銀行で強みとなりやすいスキル

自分の強みをどのように活かせるかを考えてみましょう。ここでいう「強み」とは、英語力や資格・知識など、テクニカルなスキルを指すわけではありません。

もちろんそれらがあれば書きやすいでしょうが、「教えられたことをすぐに実践に移せる吸収力」や「何度失敗しても絶対に克服する粘り強さ」などの抽象的なスキルも、立派な「強み」です。

では、どのような強みが銀行で重宝されるのでしょうか。

銀行で重宝される強みは次の5つです。

   

1.自らの努力で成果を出すことができる
例:部活で個人目標を達成したなど

   

2.周囲と信頼関係を構築して課題の解決をすることができる
例:課題を誰かと一緒に解決したなど

   

3.リーダーシップを発揮して達成することができる
例:自ら提案し、率先してやったことなど

   

4.価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる
価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる

   

5.今までにないことを提案し周囲の人と協力して実現することができる
例:誰かと一緒に初めての試みを成功させたことなど

自分がどのように働けるかをまずは自分で想像することで、これらの中からどのような強みを活かせるのかを考えてみましょう。

入社後に就きやすい仕事

紹介してきたように銀行にはさまざまな業務がありますが、入社後に就きやすい仕事は、窓口業務と営業です。ほとんどの新入社員が、入社したあとの配属先は窓口や営業になります。

つまり、仮に為替業務をやりたいなどと思っていたとしても、それに入社後すぐに就けるというわけではないということ。

志望動機でそればかりをアピールしてしまうと、入社後の業務を理解しておらず企業研究が足りない、または実際の業務についたときにモチベーションが低下してしまわないかという懸念を抱かれてしまう恐れもあります。

入社後にどのように働きたいのかを伝える際は、そもそも入社後に自分が就く仕事を見越しておくことが大切です。そのうえで、先に解説したスキルを活かしてその仕事でどう働けるかを考えて志望動機に盛り込むようにしましょう。

銀行の志望動機例

ここまで志望動機の作り方を解説してきました。ここからは、実際の例文を見て、さらに志望動機の完成イメージを膨らませていきましょう。銀行によって特色などが異なるため、志望銀行に合わせた内容にすることがポイントです。参考にしてみてください。

例文①

例文

(三井住友銀行の場合)

私が貴行を志望する理由は、企業経営のパートナーになり、企業の「底力」を引き出したいと考えているからです。

学生時代に、ベンチャー企業でのインターンで販促業務に従事し、「どんな売上増加施策をするにもまず資金」と、企業におけるファイナンスの重要性を肌で実感しました。その時から、ファイナンスを通して、企業の可能性を引き出せる銀行業に興味を持つようになりました。

企業の経営を支えるには、多様化する金融ニーズに素早く対応する必要があると考えます。数々の銀行の中でも、貴行は「スピード」を軸に、個人向けコンサルティングや、中小企業向けリスクテイク貸出等の戦略分野のビジネスを大きく成長させております。貴行でなら、変化する企業のニーズに素早く対応し、ファイナンスを通して企業の力を引き出せると考え、貴行を志望しております。

この例文は、学生時代のインターン経験によって、融資の重要性を身をもって実感したことを、銀行業務とうまく結び付けられています。さらに、三井住友銀行が融資スピードの早さを重視していることを理解して、中小企業が素早い融資を必要としている点に触れている良い例です。

例文②

例文

(三菱UFJ銀行)

私が貴行を志望する理由は、銀行の中でも最先端を行く貴行にて、個人営業に携わりたいからです。

私の生活圏の中には貴行を含んだ大手3行が揃っていますが、システムに心配のないアプリの開発を最初に成し遂げたのも、店舗に非対面ツールを導入したのも、御行が最初でした。 中期経営計画にもデジタライゼーション戦略に関する記載がありましたが、貴行のスピード感の中で働きたいと思いました。

その中で私は個人営業として、自分が担当するお客様とお付き合いをし、銀行員として地域貢献がしたいです。貴行のスピード感と戦略があれば、他の銀行よりお客様の力になれると思ったため、貴行を志望いたします

この例文では中期経営計画の内容を踏まえているだけでなく、自分が生活の中で感じたことを盛り込むことによって、説得力もオリジナリティも兼ね備えた志望動機になっています。

他の銀行との違いも明確に書けているので、差別化についても問題ない志望動機です。

例文③

例文

(みずほ銀行の場合)

私は個人・法人に限らず、人と人を結ぶ仲介機能に長けた銀行員になりたいため、貴行を志望いたします。

私が貴行について他の銀行と違うと感じたところは、ネットワークを活かして多様な仲介機能を発揮する、市場に精通したパートナーになることを意識している点です。

大手銀行であればそれぞれが広いネットワークを持っていますが、それを活かして仲介機能に重点を置くと明言しているのは貴行だけでした。

私は法人営業を志望していますが、単にお客様の企業と融資を結びつけるだけでなく、お客様の企業と企業を結び付けることも意識したいと考えています。貴行であればそれが可能だと考えるため、貴行を志望いたします。

この例文も、中期経営計画に記載されている内容をうまく活かしています。他行の中期経営計画と比較してみると、差別化がしやすくなる良い例です。

例文④

例文

(七十七銀行の場合)

「就職では人の役に立つ仕事ということを第一条件として考えていました。

生まれたときから育ったこの町で、地域の人々に恩返しをしたいと思い、御行を志望しました。東北地方はまだまだ復興途上です。震災以降、私は地元経済の活性化によって宮城の復興を後押ししたいと考えるようになり、大学を卒業したら地元に帰ると決めていました。

御行は東北地方最大の地方銀行であると同時に国際的なネットワークを持っている強みがあります。私自身が御行に身を置くことで地域企業を支えると同時に、震災を風化させないためにも地域企業が頑張っている姿を東北のみならず、国内外にアピールしたいと考えております。

この例文は、七十七銀行が地方銀行でありながら海外にも行員を派遣し現地での事業をサポートしていることを志望動機に含めた良い例です。地元企業を国内外にアピールする」という目的が七十七銀行の強みとマッチしており、よく企業研究がされています。

例文⑤

例文

(広島銀行の場合)

私は、地域の方から気軽に話しかけてもらえる銀行員になりたいと思い御行を志望しました。

「私は大学時代のゼミで老後の資産形成について研究しました。 お年寄りに多かった意見として資産運用に興味はあっても、銀行にお金の相談をすることが敷居が高いと思っている方がたくさんいることを知りました。 この研究結果を見て、お年寄りが気軽にお金の相談ができるコミュニティなどが作れないかと考えていたところ、御行の取り組みを知りぜひ入社したいと思いました。

御行では銀行に用事がない人でも、自由に出入りして街を活性化する場所にするために気軽に入れる本社ビルという新しい取り組みを行っています。本社ビルにカフェや雑貨店を併設し、気軽に入れる空間にしたことでより銀行が身近な存在になりました。

私は御行の、お客さまに寄り添い、信頼される地域総合サービスグループとして、地域社会の豊かな未来の創造に貢献しますという取り組みにとても感銘を受けました。そんな貴行の窓口でお客様を迎え、広島の方々にとって何かあったらいつでも相談できる、安心できる存在になりたいと思っています。

この例文は、銀行の取り組みに注目した例です。銀行は業務内容が似通っているため、業務で他行との差別化が難しいことがあります。そのようなときは、銀行が行っている取り組みや環境に注目してみましょう。

銀行の志望動機は企業研究を入念にして書こう

銀行への就職を希望する人は、企業研究を入念におこなったうえで志望動機を書きましょう。

金融業界に属する会社は、業務内容が似ていることが非常に多いです。たとえば投資信託の販売や投資銀行業務であれば銀行や証券会社でも可能ですし、不動産の仲介であれば信託銀行でも可能です。

その中で「なぜ銀行か?」「銀行の中でもなぜその会社か?」について答えを見つけるには、企業研究が必要です。まずは「銀行とは何か」を深く理解し「業界の特徴」「求められる素養」「同業他社比較」をおさえ、志望動機を作成することを心掛けましょう。

志望銀行の事業内容や特徴を理解すれば、こだわった志望動機が作成できますよ。

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