自己PRで努力家を上手くアピールするコツ5つ【例文あり】

本コンテンツは独自に制作していますが、一部にサービス提供企業等から広告料および送客手数料を受領しているPR情報が含まれています。

「努力家」「コツコツと地道な努力を積み重ねられる」と自己PRをする学生は多いもの。しかし、努力経験をアピールする学生は非常に多いので、適当に書いた自己PRではその中で埋もれてしまいます。

では、どうすれば魅力的に「努力家」「コツコツ地道な努力ができる」という長所を上手くアピールできるのでしょうか?

自己PRはそもそも何のため?

そもそも、自己PRを面接で行う理由とは何のためなのでしょうか。
答えは、自分についてアピールをすることで、面接官からの質問や履歴書だけでは分からない自分の良さについて知ってもらい、企業側に「採用したい!」と思わせるためと言えます。

自己PRの中で自身の人柄をより深く知ってもらい、採用後に企業で活躍するイメージを持ってもらうことはもちろん、その人柄や特徴が企業の仕事内容や特色とマッチするかを精査してもらうことによって、ミスマッチを防ぐことも目的の一つと言えるかもしれませんね。

以上のことを考えると、自己PRの中で自身の人柄を正確にかつ魅力的に伝えて、企業側が採用したいと思うような話をすることが、選考突破の鍵と言えるでしょう。

会社に自分を売り込む

自己PRを行う大きな意義として、上でも述べたように「会社に自分を売り込むため」というものがあります。

就職活動とは、大きな意味では営業活動と同じであり、「自分」という商品を企業に採用してもらうために、より魅力的に、かつ相手に刺さるようにアピールすることがとても大切となってくるのです。

したがって、会社に自分を売り込むためには、自分の特徴を理解して魅力的に伝える方法を知っておくと同時に、相手企業についても深く理解をして、必要とされるようなアピール・売り込み方をする必要があるでしょう。

自身・会社の両者について深く理解をした上で面接本番に臨み、自己PRを含めて効果的に自分を売り込むことができると良いですね。

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2021.05.25

努力家の自己PR例文

まず、言葉でコツを説明するよりも、例文を読んで「努力家」の自己PRのイメージを掴んだ方がわかりやすいと思います。まず、例文を見てみましょう。

「コツコツ努力できる」の自己PR例文

例文

私はコツコツと地道な努力を積み上げる力に自信があります。たとえ、すぐに結果が出なくても、地道な努力を継続することができます。

Point 最初に結論からスタートする。端的にあなたの長所を伝えよう

大学受験に失敗し、ふがいない想いをした私は「今度は後悔しない」という気持ちで、自身を高めるため様々なことに取り組んできました。

Point どんな動機で努力したのか伝えよう。あなたのひたむきな人柄がアピールできる

具体的には、以下の3つの事例があります。

  • 1.大学の授業の空き時間を活用し、1日最低1時間の英語学習を継続。→TOEICを500から805点までスコアアップ
  • 2.1日30分ラジオで中国語を学習→大学3年時に中国語検定2級を取得
  • 3.現在は簿記2級を目指して学習中(3級は取得済)
Point 「とにかく頑張った」だけでは伝わらない。努力する様子がイメージできるように、できるだけ詳しく努力のプロセスを伝えよう。現在進行系の努力もあわせて伝えるとなおGood

これらの経験から、私は、日々の小さな努力の積み重ねが、大きな目標を達成する鍵であると実感しています。この姿勢を活かし、御社の業務においても、常に向上心を持ち、プロフェッショナルとして成長していきたいです。

Point 「努力する姿勢」が仕事にどう活かせるのか伝えて、メッセージを〆る

押さえておきたい!自己PRの型

この自己PRは以下の「型」に従って制作されています。以下の型に従って、自己PRをつくれば、誰でも説得力のある「努力家」の自己PRが書けるようになるでしょう。

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自己PRが書けない時は、自己PR作成ツールを活用しよう

自己PRの内容が薄いと、志望企業に採用されません。選考を突破するには、自己PRを作り込む必要があります。

そこで活用したいのが、自己PR作成ツールの「自己PRジェネレーター」です。
このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけで理想的な流れの自己PRが完成します。

無料でダウンロードできるので、ぜひ活用して採用される自己PRを完成させましょう。

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1.結果を語るな!プロセスを語れ!企業は「資格・勉学」に興味がない

まず、一番大事なこと。それは「自己PRは実績自慢をする場所ではない」ということです。努力をアピールする学生には「努力してこんな資格をとりました」「努力してこんな成績を出しました」等のアピールする学生が多いです。

企業は「資格」「学業」「アルバイト」「サークル」に興味がない

しかし、「資格」「学業」自体には企業は興味がありません。リクルートの調査就職白書によれば、採用にあたり重視する項目として「資格」をあげているのは8.9%、語学は17%、成績は18%です。どれもあまり重視されていません。アルバイト経験も23%、サークルは10%と興味を持たれていません。

努力の過程を通じて、「人柄」を伝えよう

では、何が重要か?同調査によれば、企業が採用にあたり重視する項目ベスト3は「人柄(90%)」「熱意(78%)」「今後の可能性(70%)」です。熱意は志望動機に関わる部分ですから、自己PRで大事なのは「人柄」「可能性」になります。

つまり「その学生はどんな人なのか?」「どんな可能性を持っているのか?」を企業は知りたいと思っています。

だから、努力経験を自己PRする時は「資格や成績をアピールするのではなく、資格取得の努力プロセスを語ることによって、自分の人柄を伝える」ことを意識してください。

単に「こんな資格をとりました!こんな成績もとりました!」ではなく「こんな想いから、この資格取得を目指しました。効率よく学習するために、〜という工夫をしました」と伝える。このように伝えれば、あなたの人柄やポテンシャルが採用担当に伝わり、高く評価される自己PRになります。

2.「努力する動機」があると、より魅力的なアピールになる

例文

大学受験に失敗し、ふがいない想いをした私は「今度は後悔しない」という気持ちで、自身を高めるため様々なことに取り組んできました。

「なぜ努力できたのか?」という『努力の動機』があると、あなたの人柄が伝わる魅力的なPRになります。例文では「大学受験失敗からの負けず嫌い精神」が書いてあるので「失敗してもくよくよせずに努力できる」この就活生の人柄や、仕事への可能性が伝わります。

努力の動機を伝えよう

「なぜ努力をしたのか?」を書くと、意識の高さや努力する姿勢が伝わる文章になります。たとえば、以下の二つを比較してみてください。

  • A…TOEICを頑張りました
  • B…海外で働きたいという想いを現実にするために、まず自身の弱点である語学力を鍛える必要があると感じました。そこで、TOEICのスコアを400点から900点まであげるという目標を自らに課すことにしました

明らかにBの方が良いですよね。このように「なぜ努力しようと思ったのか?」を書くと、人柄が伝わる良い自己PRになります。努力の内容だけでなく、動機も書いておくようにしてください。

3.具体的にどんな努力・工夫をしたのか?を説明しよう

さて、いきなりですが、質問です。AとBのどちらが「努力家」だと伝わってくる自己PRになっているでしょうか?

  • A…接客業として、お金を頂いているからには結果を出したいという思いで必死に努力した結果、店員売上No1の成績を出すことができました。
  • B…結果を出すために、まず「成果を出している先輩」の接客方法を分析しました。すると「聞く9割:話す1割」で接客していることがわかりました。そこで、その接客をとりいれ〜

Bの方が「努力家」を感じられるのではないでしょうか?Aは「必死に努力して」とは書いてありますが、どう努力しているかが書いてないので、「努力する姿勢」が全く伝わってこないのです。

「努力家」をアピールするには「具体的にどんな風に努力してきたのか?」を詳しく説明しましょう。たとえば、例文では、

例文

1.大学の授業の空き時間を活用し、1日最低1時間の英語学習を継続。→TOEICを500から805点までスコアアップ
2.1日30分ラジオで中国語を学習→大学3年時に中国語検定2級を取得
3.現在は簿記2級を目指して学習中(3級は取得済)

このように「具体的にどんな努力をしたのか?」を詳しく説明しています。「具体的にどんな努力をしたのか?結果を出すためにどんな工夫をしたのか?」を伝えると、「努力家」だと伝わる自己PRにできます。

どんな状況を打開するためなにをしたか

努力の方法について具体的に述べることと同時に、「克服すべき状況」、すなわち課題に対して、どんな乗り越え方をしたかという部分についても具体的に話すことができれば、より良いエピソードとして相手に伝わり、いい評価を受けることが出来ます。

例えば上の語学学習の例で言えば、「1ヶ月の学習でReadingは大幅に上がったが、Listinigに関しては伸び悩んでしまった。その課題に対しては、学内で積極的に外国人留学生コミュニティに飛び込み、リスニング力を鍛えた。」というような言い方が考えられるでしょう。

例文では、苦しんだ課題とその乗り越え方について具体的に述べているため、面接官が当時の状況や課題の難しさを把握しやすくなっているかと思います。

以上のようなことを意識して、自己PRのエピソード肉付けを頑張ってみてください。

4.現在進行形の努力を語ると、説得力アップ!

例文

現在は簿記2級を目指して学習中(3級は取得済)

努力家というのは「たった一回だけ頑張る人」のことではありません。「いつも何かを頑張っている人」のことです。「TOEICは頑張った、でも入社後は頑張れない」では困りますよね。

だから、あなたの「努力家」が、常に発揮されている長所であると示す必要があります。現在進行形の努力を語れば、「この学生はいつも努力している人なんだな」と、人事への説得力が増します。

だから、ただ「〜を頑張りました!こんな成果が出ました」だけで終わらず、「現在は〜をしています」と現在進行形の努力も併せて伝えてください。

継続はアピールになる

課題として取り組んでいる事柄について、現在も継続して行っていることをエピソードに盛り込むことができれば、自らの人柄として「継続力・粘り強さ」があるということを面接官にアピールすることが出来ます。

企業側が欲しい人材のタイプとして、課題に対して粘り強く取り組み、失敗や挫折をしてもめげずに成果を残せる人というのは一番欲しい人材であると言っても過言ではなく、その点で「継続力・粘り強さ」を強みとして認識してもらえると、選考にとって大きくプラスになるでしょう。

もし話したエピソードについて現在も継続して頑張っているという学生の方がいらっしゃいましたら、忘れずにエピソードの中に入れることをオススメいたします。

5.「努力する姿勢」を仕事でどう活かすか?言及しよう

例文

これらの経験から、私は、日々の小さな努力の積み重ねが、大きな目標を達成する鍵であると実感しています。この姿勢を活かし、御社の業務においても、常に向上心を持ち、プロフェッショナルとして成長していきたいです。

既に述べたように、企業は「今後の可能性」を採用で重視しています。今後の可能性をアピールするには、「その長所は仕事でどうやって活かせるか?その長所をどうやって仕事に活かしたいか?」を説明することです。ただ長所をアピールするだけで終わらせてはいけません。

仕事への活かし方に触れておくと、あなたの活躍する姿を相手がイメージしやすくなり「今後の可能性」を感じやすい自己PRになります。

ただ「努力できる」とアピールするのではなく「努力する姿勢を志望企業の仕事でどう活かすか」に触れてください。

企業研究をぬかりなく

「努力家・努力する姿勢がある」ということを仕事に活かす方法を考える際に忘れてはならないことが、企業研究をぬかりなく行うということです。

自身の長所について分かっていても、企業内部の業務や仕事を知っていなければ、「会社に入ってからその長所をどうやって活かすか」について説得力を持って面接官にアピールすることが出来ず、かえって見当違いのことを言ってしまう恐れもあるのですね。

企業においてどんな職種・仕事があり、そこではどんなスキルやパーソナリティが求められるのかを深く理解するためには、採用サイトだけでなくOB訪問や座談会などの機会を最大限活用して、企業研究を行っていくことも大切かもしれません。

どんな業務にどう生かすのか

「努力家」という自身の強みを業務においてどう活かすかを考える際には、入社後のキャリアパスやキャリアプランをイメージした上で、話をしていく必要があるかもしれません。

例えば、営業としての活躍が期待される場合、「努力家である強みを活かして、アポ先との打ち合わせを一軒一軒周り、着実に営業成績を上げていきたいと思います。」などとアピールをすれば、企業側からもイメージしているキャリア像が分かりやすく、ミスマッチの少ない採用活動が出来るはずです。

もし、社会人としてのキャリアや職種についてまだ深く考えることが出来ないという学生さんがいらっしゃいましたら、先輩社会人の方に積極的に聞いてみたり、もう一度自己内省をして自身のニーズに深く向き合ってみる必要があるかもしれないですね。

自分の強みは本当に「努力家」なのか、自己分析ツールで確認しよう

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