履歴書に入れる送付状の正しい書き方の7つのコツ|見本あり

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履歴書に入れる送付状。入れた方が丁寧な印象になり、人事の好感度がアップします。

でも、送付状なんて書いたことがある就活生は少ないはず。だから「何を書いていいかわからない」「マナー違反の手紙にならないか心配」と悩んでいるのではないでしょうか。

でも、大丈夫。はじめて送付状を書く就活生にもわかるように、図解&例文つきで送付状の書き方を徹底的に解説!ゼロからでも送付状の書き方がわかります。

そもそも送付状の同封は必要?有利になるの?

履歴書の封筒に送付状を同封しなくても落ちるわけではありません。が、入れた方が好印象になります。

送付状を入れれば、丁寧な印象になりますし、送付状の中で「志望の経緯・動機」もより詳しく伝えられます。また、手間をかけて送付状を入れることで、企業への熱意も伝わります。

リクルートによれば、企業が採用で重視すること1位は「人柄」2位は「企業への熱意」です。送付状で「企業への熱意」をアピールすれば有利になります。

穴埋めで自己PRを完成させよう

自己PRには盛り込むべき要素がたくさんありますが、文章を考えるのが苦手という就活生は多いのではないでしょうか。的確にポイントを押さえることも大切ですが、面接官に伝わる文章力が試されるのも自己PRの特徴です。

言いたいことはまとまったけれど、実際に文章にするのが苦手という就活生は、ぜひ「自己PRジェネレーター」を活用しましょう。

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図解でわかる!履歴書の送付状の書き方

履歴書に同封する送付状の書き方を図解で解説してみました。赤字のポイントを意識するだけで、丁寧な送付状が書けるようになります(スマートフォンの方は画像をピンチ・クリックで拡大)

履歴書の送付状 注釈

拝啓

盛夏の候、貴社ますますご清栄のことと、お慶び申し上げます。

就活大学経済学部の就活太郎と申します。

私は大学で企業広告を主専攻として学び、広告業界に大変興味を持っております。

その中でも御社は、業界の中でも早くからネットメディアに注力し、常に顧客へ新しい販促チャネルを提供しており、以前より貴社に大変魅力を感じておりました。

説明会でも、社員の方々の広告に対する真摯な姿勢を伺い、貴社の一員として働きたいという想いがますます強くなりました。

つきましては、履歴書を同封致しましたので、ご査収ならびにご選考のほど、よろしくお願い申し上げます。

敬具

平成◯年◯月◯日

就活大学 経済学部四年 就活太郎

株式会社◯◯ 人事部 採用課 御中

では、例文のポイントを詳しく解説していきます。

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履歴書の送付状を書く時のポイント7つ

1.正しい冒頭語を使う

拝啓

目上の相手に送るフォーマルな手紙では「拝啓」から書き出すのがマナーです。「前略」は親しい相手に送る気軽な手紙に使うことが多い表現ですので、企業へ送るときは「拝啓」から始めましょう。

2.季節の挨拶→名乗る

季節の挨拶から始める

盛夏の候、貴社ますますご清栄のことと、お慶び申し上げます。

手紙本文の始まりは「季節のあいさつ」→「貴社ますます〜」が基本です。季節の挨拶は、その月によって、どんなものを使うべきかが変わります。就活でよく使うものとしては、

  • 5月…新緑の候
  • 6月…長雨の候
  • 7月…厳暑の候
  • 8月…晩夏の候
  • 9月…爽秋の候
  • 10月…秋冷の候

季節にふさわしい挨拶を選んでください。

大学名・名前を名乗る

就活大学経済学部の就活太郎と申します。

大学名・名前を名乗ります。これはメールと同じですね。

3.志望の経緯・志望動機を語る

送付状は「履歴書だけでは伝わらない、送付に至った自分の気持ち」を伝えるために書くもの。以下のような順序で書くと、熱意がしっかり伝わります。

業界全体への志望動機を書く

私は大学で企業広告を主専攻として学び、広告業界に大変興味を持っております。

個別の志望動機を書く前に、業界をそもそも志望している理由を書くと、より志望度が説得力を増すでしょう。

会社への志望動機・志望する経緯を書く

その中でも、御社は、業界の中でも早くからネットメディアに注力し、常に顧客へ新しい販促チャネルを提供しており、以前より貴社に魅力を感じておりました。

なぜ御社なのか?を書く

競合他社の中でも、なぜその会社なのか?その会社でなければならないのか?あなたが特に魅力を感じるポイントを書いてください。志望への想いが採用担当に響きます。

説明会の感想を書く

説明会でも、社員の方々の広告に対する真摯な姿勢を伺い、貴社の一員として働きたいという想いがますます強くなりました。

実際に説明会に参加しているなら、そこで更に志望度が高くなった旨を書くとより説得力が上がります。説明会で特に感心した、惹かれた箇所を書いてください。

4.最後に本題に触れる

つきましては、履歴書を同封しましたので、ご査収ならびにご選考のほど、よろしくお願い申し上げます。

送付状の場合、「〜を同封した」という要旨は、文章の最後に書くものです。相手に書類を見てもらう時の敬語として、「ご査収」を覚えておきましょう。

5.手紙の書き終わりマナー

敬具

本文が終わったら「敬具」で〆ます。敬具は「へりくだって申し上げました」の意味で、自身を下におき、相手へ敬意を示す謙譲表現です。「拝啓」とセットで使います。

平成◯年◯月◯日

本文を終えたら、横に日付を書きましょう。

6.署名を入れる

就活大学経済学部四年 就活 太郎

署名として「大学・学部・学年・名前」を入れておきましょう。署名は、手紙の下側に置き、「へりくだり」を表現します。

7.宛名を大きく書く

株式会社◯◯ 人事部採用課 御中

最後に宛名を、手紙上部に大きく書いてください。相手の名前を手紙の上部に書くのは、「あなたを敬っていますよ」とレイアウトでも表現するための敬意表現です。

敬称にも気をつけてください。

  • 部署・課に送るときは「◯◯部◯◯課 御中」
  • 担当者に送るときは「◯◯部 ◯◯課 ◯◯様」

相手によってつける敬称を違えないように。また、「株式会社◯◯」を「◯◯株式会社」などと間違えている学生が多いです。気をつけてください。