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「緊張して上手く話せない」というのは、学生だけでなく、社会人になっても悩まされる問題です。
緊張がなければ、私たちはどれだけ魅力的なプレゼンテーションができるのか、考えてしまいますよね。
けれども、中には、「緊張をしない」人種というのがいます。人前に出ると、むしろパフォーマンスを発揮する。場をもっていく。緊張を味方にする人達がいますよね。
で、私は比較的「緊張しない」人種なのですが、緊張しない為にどんなことをしているのか、ちょっと共有してみたいと思います。
1.緊張は味方である
緊張に支配されてしまう人の思考パターンというのは
- 「緊張していることを自覚」
- 「緊張している・・・ああどうしよう」
- 「あ、内容が飛んだ」
という順をおっています。緊張をしていることを自覚し、それについて思考を巡らせてしまうので、内容が飛んでしまうのです。これが緊張に支配されているということです。
この問題を解決するためには、緊張を味方であると考えることです。なぜなら、緊張は味方だからです。緊張というのは、本来、危機敵状況の中で人間のパフォーマンスを引き出すための機能です。したがって、適度な緊張はむしろ+に働くのですね。
だから、緊張をしていても、「緊張をしているな。よし、話そう」くらいに、味方であると考え、それ以上、緊張について考えるのをやめましょう。
「白熊のことを考えるな」というと、白熊のことを考えてしまうというのはよく言われる例ですが、「緊張をしてはいけない」と考えると、却って緊張に支配されてしまいます。緊張は敵だと考えるとあなたに牙を向きますが、味方だと思えば、力を貸してくれるのです。
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2.上手に話そうとしない
上手に話そうとすると「あ、上手く話せていない」ということを意識しすぎて、緊張してしまいます。要するに、上手に話すと考え過ぎると、自ら高すぎるハードルを課していることになるのですね。
だから、上手に話す、流暢に話そうとするのを一旦やめてみましょう。プレゼンテーションで重要なのは、あなたが流暢に話すことではありません。相手にあなたの言っている内容が伝わることです。だから、あなたの考えているよりも、ずっと「上手に話す」必要はないのです。
伝えるべきことだけをしっかり伝える。それが出来れば、OKと考えて下さい。上手に話そうとするのをやめれば、上手に話すことができるのです。
3.完璧に話そうとしない
完璧に話そうとするのは、緊張をするための完璧な方法です。たとえば、原稿を用意して、それを丸暗記しようとすれば、それは緊張をするに決まっています。なぜなら、つまづきポイントが多いからです。
ひとつひとつのワードを正確に述べることが目的ならば、おそろしくプレゼンテーションのハードルがあがってしまいます。
最初に「伝えるべきこと」を決めて、それ以外のことは多少間違えても気にしない。完璧主義を捨てれば、意外とうまくいくものです。
緊張して話す内容を忘れたら
就活の面接において緊張をして話す内容を忘れたら、一呼吸おいて頭の中で考え直しましょう。
どのように一呼吸おくかというと、「すみません、緊張してしまって・・・」と正直に口に出すことです。数秒の間黙り込んでも構いません。
「そんなことをしたらマイナスの評価をされてしまうのでは?」と思う就活生がいるかもしれませんが、面接という場では誰でも緊張することを面接官はよくわかっています。
むしろ、面接官によっては、緊張している様子に人間味を感じて好印象をもつ人もいます。
緊張して話す内容を忘れてしまったら一呼吸おき、改めて考えてから発言しましょう。
パニックになって自分を表現できなくなるより、「すみません、緊張してしまって・・・」と一呼吸おいてから発言するほうが、話したい内容を伝えやすくなります。
4.パーツだけが伝わればいいと考える
完璧に話すのをやめたら、伝えるべきパーツを決めます。これだけは伝えなければならない話のカケラをメモする。決めておく。そのパーツを伝えることだけに集中します。たとえば、経理製品のプレゼンテーションならば、「これだけは伝えたいこととして」
理由
・今使っている製品より安いから→データ
・今使っている製品と同等の機能があるから。→表で伝える
・今使っている製品よりもユーザビリティが高いから→ユーザー部門でのヒアリング結果
ということだけは伝える、理解させるぞという目標を決める。それだけを伝えることに集中して、他はイマイチでもしょうがないと割り切る。伝えたい論点を納得させるために、不要な情報はどんどん、ちょんぎっていく。捨てる。
情報の理解度は、情報の量が少なければ少ないほど高くなります。これは当り前のことで、範囲の少ないテストの方がラクなのと同じです。
伝える勇気よりも、捨てる勇気を持ちましょう。持つものが少なくなれば、あなたの心も軽くなり、緊張をしなくなります。
5.話すべき内容を明確にする
話すべき内容が明確になっていないと、上手に話すことはできません。パフォーマンスを発揮できない。コースが決まっていないと、ランナーは上手く走れないのと同じで、自分の話がどんなコースをたどるのか決めていないと、上手く話せるわけがありません。
- 相手があなたに期待していることは何なのか?
- 結論は何なのか?
- その結論を支える論点は何なのか?
- 議論の懸念点は何なのか?
- 懸念点に対する反論は何なのか?
事前に明瞭にしておきましょう。明瞭にしておかないで、思うままに話そうとすれば、思考があちらこちらにいってしまい、迷い、結果緊張してしまいます。よく話すためには、話す内容について、まずあなた自身がよく知っておく必要があるのです。
6.練習、練習また練習
練習が完璧をつくるし、練習のない完璧はありません。イチローはなぜイチローなのか、練習をしたからです。上達は練習しかありません。具体的にはどんな練習をしたら良いか。ビデオ撮影です。自分が話している様をビデオに撮影して下さい。携帯の動画撮影機能で構いません。
撮影したら、チェックをする。ベンチマークをTEDのプレゼンターに設定し、彼らのように話せるまで、何度も撮影→修正を繰り返します。話す練習をすることが、緊張をマネージするための、昔ながらですが、有効な方法です。
7.本番こそがあなたを成長させる
これも、当たり前の話ですが、経験はこの世に存在するあらゆる教師の中でも、最良の教師です。経験をすることが、一番効率の良い学習です。人前で話すのが苦手な人というのは、苦手であるというあまりに、人前で話すという機会自体を忌避しています。
やらなければ、できるわけはないのは当たり前の話です。勉強会でもいい、ゼミの発表に名乗りでるのでもいい、話す場はインターネットの発達によって、どんどん見つけやすくなっています。苦手なら、「失敗しても致命傷にならない場」でどんどん失敗をし、経験をつみましょう。
緊張をしない人はいません。ですが、緊張に支配されるか、緊張を味方にするかは選べます。
緊張を味方につけて魅力的なプレゼンテーションができるようになってください。
就活の面接での緊張対策
就活の面接での緊張対策にはさまざまな方法があります。
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- 声に出して何度も練習する
面接官に聞かれそうな質問リストをつくり、自分が話したいことをまとめ、それらを声に出して練習しましょう。
練習を何度もすることで生み出される自信は、緊張を和らげてくれる効果があります。
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- 緊張対策のノウハウが書かれた本を読む
脳科学者や精神科医等、様々な専門家が緊張対策の本を書いています。緊張の仕組みを体系的に理解することで、自分によく効く緊張対策を発見することができます。
- 面接のたくさん受け、場数を踏む
志望していない企業でも良いので実際に面接を受け、場数を踏んでおけば面接に慣れることができます。
家での練習と違い、実際に本物の面接官を相手にするのでとても良い練習になります。
志望度の高い企業の面接まで時間の余裕がある学生は、他の企業の面接も受けてみるとよいでしょう。
面接直前の緊張対策
面接直前でもできる緊張対策は、①時間に余裕をもって行動する、②声に出して練習する、③ストレッチをするなどがあります。
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- 時間に余裕をもって行動する
面接の時間ぎりぎりに行動してしまうと、面接そのものに対するプレッシャーに加え時間のプレッシャーが加わり、余計に緊張してしまいます。
15分前行動や30分前行動を心がけることで面接直前に、自分を落ち着ける時間を設けることができます。
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- 声に出して練習する
前日や当日の朝でも、実際に声に出して練習しましょう。
練習は重ねるほどに自信が増えます。
家で練習すると家族に声を聞かれて恥ずかしいということであれば、カラオケボックスで人目を気にせずに練習する方法もあります。
- ストレッチをする
緊張の症状は心や体に現れます。
そのためストレッチして体をほぐすと血の巡りがよくなり、緊張状態を緩和することが可能になります。
日頃から出来る緊張対策
日ごろからできる就活面接の緊張対策には下記のようなものがあります。
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- 学業やサークル等で、人前で話す訓練をしておく
就活の面接で緊張しないようにするためには、人前で話すことに普段から慣れておくのが効果的です。
プレゼンやディスカッションの機会が多い授業やゼミを選択しておくと、人前で話す機会を日常の中につくることができます。
普段から人前で話す機会を大切にし、訓練の場にしましょう。
- アルバイトやインターンで社会人と話す訓練をしておく
普段から社会人と話す機会がない人は、就活の面接で緊張してしまいがちです。
アルバイトやインターンで、目上の社会人と話す機会を普段から設けておきましょう。
そうすることで敬語やマナーをあらかじめ身に着けることができ、面接の場で自然に振舞えるようになります。
採用担当者がチェックしてるマナー
採用担当者は、「上司に会わせても失礼でない学生」を合格にします。
そのためには採用担当者は、下記のようなポイントをチェックすることが多いです。
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- 身だしなみは清潔か。TPOに適しているか
髪型や服装、化粧にいたるまで、清潔かつTPOに適していることが求められます。
就活の面接においては基本的なことですが、その中で身だしなみを完ぺきに整える学生が多い分、清潔感がなかったりTPOに適していないと減点されてしいまします。
- 正しい敬語を使えているか
「〇〇でよろしかったでしょうか?」のように、「バイト敬語」と称される誤った敬語の使い方をする学生は多いです。
正しい敬語を使えるかで学生の教養がわかりますので、正しい敬語を使いましょう。
また、当然ではありますが途中でため口にならないよう気をつけましょう。
ため口を出してしまうと、「この学生は上司やお客様にもため口を使う可能性がある」と判断されてしまいます。

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