面接の「最後に何か言いたいことはありますか?」の回答法

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就活面接の質問で「最後に何か言いたいことはありますか?」「最後に何か言い残したことはありますか?」と聞かれることがありますよね。「最後に何かありますか?」といきなり聞かれても、どう返せばいいかわからず、戸惑うかもしれません。

でも、大丈夫です。わかりやすい例文をもとに、面接で「最後に何か言いたいことはありますか?」と質問された時の答え方を徹底的に解説いたします!

「最後に何か言いたいことはありますか?」の回答例

まず、「最後に何か言いたいことはありますか?」と聞かれた時の回答例文をチェックしてみましょう。例文を先に読んだほうが、回答のイメージがすぐに掴めると思います。

例文

私は一人で勉強に打ち込んでいることが多いので個人主義者に見られがちですが、チームワーク力にも自信があります。

自分のことだけではなく、「他の人が力を発揮するにはどうするか?」を考えて動くことができます。

ゼミでは副幹事長をつとめ、メンバーのサポート役に徹しています。具体的には、毎回のゼミで議事録を作成し、参加できないメンバーに配布したり、講義についていけない後輩のために自主的に補講ゼミを開いて指導をしております。

大学対抗の模擬裁判戦の際には、オンラインビデオ通話を活用し、講義に参加できないメンバーのフォローを行い、全体のパフォーマンス向上に貢献しました。

貴社においても、自分のためにも、他人のためにも努力できる長所を活かし、プロジェクトに貢献したいです。

例文1

先ほどお話した強みに加え、誰にも負けない”集中力”も私の強みです。

中学生の頃から大学まで弓道に打ち込んでおり、現在は段位も持っています。
弓道は、いかに集中できるかが大切になってくるため、少しでも雑念があるとうまくはいきません。

そのため、矢を射るまでは少しも気を抜くことができず、高い集中力と精神力が必要となります。
弓道を始めた当初は、なかなか集中力が続かず、一向に技術が向上しませんでした。

しかし、毎日継続して練習し、反省点の改善を心がけることで、少しずつ集中力を持続できるようになりました。

高い集中力を発揮し、見事に的を射ることができたときの達成感は、何事にも代えがたいものです。

弓道で培った集中力を強みとし、さまざまな仕事に対して慌てることなく、冷静に集中して対応していきたいと思います。

Point

最後に言いたいことを聞かれた場合、面接の自己PRの中で、アピールしきれなかったことを伝えるのも効果的です。

改めて自己PRをするときは、最初の自己PRの根拠をさらに裏づけるようなアピールにすると、採用担当者により「この人を雇ったら会社に貢献してくれそうだな」と思わせることができます。

例文2

継続して挑戦する力を、貴社で活かしたいです。

私は苦手な英語で、TOEICの点数を300点台から700点台まで上げたことがあります。
苦手を克服するために、まずは苦手な理由を考え、解決方法を模索しました。
すると、文法では点数が取れていたものの、リスニングで点が取れていないことに気づきました。

そこで、音楽機器に英会話の音声を入れ、通学中に聴くなどして、リスニングを集中して勉強した結果、リスニングで点数が取れるようになり、さらに、英会話を聴き続けたことで文法の点数も上がりました。
このように、苦手なことから目を背けず、継続して挑戦し続けることが私の強みです。

就職後も、何事のも継続して挑戦し続ける姿勢を大切にし、貢献していきたいです。
本日はお時間を取っていただき、ありがとうございました。

Point

面接の中で伝えきれなかったエピソードを話しながら、企業にどのように貢献していきたいかにという思いを伝えています。

また、退室時にも改めてお礼を述べることになりますが、話の最後にお礼の言葉を付け加えると、好印象です。

質問の意図を押さえておこう

まず、そもそも、なぜ企業は「最後に何か言いたいことはありますか?」と質問するのでしょうか?企業の質問意図を考えてみましょう。質問の意図を理解することで、的確な回答ができるようになるでしょう。

1.『面接で聞き逃した能力・資質を知りたい』

企業は「面接で聞き逃した就活生の能力・資質があれば、知りたい』と考えて、この質問をすることが多いです。短い面接の中では、アピールしきれずに終わることも多いですよね。だから、この質問で就活生のアピールポイントを聞き、選考の参考にしようとしているのですね。

2.『学生に納得して面接を終えてもらいたい』

また、「学生に言いたいことは全部言わせて、不満なく面接を終えてもらいたい」とガス抜きの意味で、この質問をする企業も少なくありません。面接が上手くいっていない時は、だいたいこの意図で質問されています。

この質問の答えだけで合否が決まることはありませんが、面接官が思っても見なかった「あなたの長所」をアピールできれば、結果が変わることもあります。

3.『面接で志望意欲の度合いを図りたい』

最後に言いたいことを聞くのは、採用担当者は合否を決めかねており、もう一度受験者の志望意欲の度合いを図りたいためでもあります。

採用担当者が合否を決めかねている場合は、この質問の回答によって、合否が決まる可能性が高いです。

面接において、文句なしの合格者や、全くもって話にならないような不合格者は意外に少ないものです。

「魅力はあるのだけれど、文句なしの合格にはできないな」という受験者が多いため、最後にうまくアピールできるかどうかが合格の鍵になります。

そのため、面接の中での自己PRに加えて、最後にもうひと押しできるようなアピールポイントを、準備しておくことが大切です。

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「最後に何か言いたいことはありますか?」への回答のコツ3つ

1.面接で伝えていない長所を伝えよう

この質問に答える際には「面接でアピールしていない長所を自己PR」してみましょう。たとえば、それまでの面接で「地道に努力する姿勢」をアピールしていたなら、この質問へは「チームワークが得意です」と対人関係能力をアピールするのです。

複数の長所をアピールしておいた方が、選考にひっかかる可能性が高まります。できれば、「自分が第一印象で抱かれそうなマイナスイメージ」をフォローすると効果的です。たとえば、「頭が良いが、他人に冷たそう」という第一印象がある人は
「意外と面倒見が良い」などの側面をアピールしておくと、有利になります。

それまでの面接で見せられなかった長所をアピールしましょう。

2.面接・ESでアピールしていないエピソードを伝えよう

また、自己PRで使うエピソードは「履歴書・エントリーシート・面接」で使っていないエピソードの方が良いでしょう。履歴書等で伝えたエピソードは面接官も既に知っているので、わざわざ伝えることはありません。

面接・履歴書・ESで伝えていないエピソードで、面接官の知らないあなたの良さをアピールしてください。

3.「言い切った」と自信があるなら、何もなくてもOK

ただ、面接で「言い切ったぞ」と自信があるなら、無理に答える必要はありません。この質問はあくまで「最後のワンチャンス」です。それまでの面接で良い応答ができていれば、この質問に答えなくても、面接に通ります。

特に言いたいことがないときは

特にございません。本日はありがとうございました。

と答えればOkです。

4.面接で聞けなかった質問をしよう

「最後に何か言いたいことはありますか?」という質問の回答として、聞けなかった質問をすることも挙げられます。
逆質問をされた場合に備えて、あらかじめ質問内容を考えておく受験者も多いことでしょう。

「最後に何か言いたいことはありますか?」と質問された際には、聞くことのできなかった質問や、疑問に思ったことを聞くのも効果的です。

面接の中で聞けなかった質問を最後にすることで、業界研究、企業研究を深められることはもちろん、意欲の高さのアピールにもつながります。

ただし、質問内容には注意が必要です。企業のHPで調べたり、説明会に参加したりすればすぐにわかるような質問は、印象が悪いため避けるようにしましょう。

5.面接のお礼を伝えよう

「最後に何か言いたいことはありますか?」という質問の回答として、お礼を述べることも挙げられます。

このような質問をされた場合は、自己PRや逆質問をするのが効果的です。
しかし、想定外の質問で、回答を準備していなかった場合、頭が真っ白になってしまうことも考えられます。

頭が真っ白の状態で、何かアピールしようとしたり、質問をしたりしようとしても、かえって採用担当者の印象を悪くしてしまう恐れがあります。

どうしても何も思いつかないのであれば、「本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました」とお礼の言葉だけでも述べるようにしましょう。

回答する際の注意点

主な注意点は3つあります。
1つ目は、矛盾したアピールをしないこと。最後の自己PRは、あくまでも面接の中で行った自己PRを補うためのものです。

そのため、無理に自己PRをして、採用担当者に「さっきと言っていることが違うな…」と思われないようにすることが大切です。

2つ目は、見当違いの質問をしないこと。
先ほどもお話ししたように、見当違いの質問は、かえって採用担当者の印象を悪くしてしまう恐れがあります。

そのため、無理に質問せず、本当に必要だと思ったことだけを質問するようにしましょう。

3つ目は、「特にありません」だけで終わらせることです。
これまでの質問に対し、うまく答えられた自信があり、もう言うことはないという場合は、無理にアピールや質問をする必要はありません。

ですが、「特にありません」の一言だけで終えてしまうと、「本当に合格したいのかな?」と疑問に思われれしまいかねません。

そのため、「十分にご説明をいただきましたので、特に質問はありません。」などのように一言付け加えると、好印象です。

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