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外資系企業や職種によって英語面接で選考するケースがある
国内での就活は基本的に日本語での面接ですが、企業や職種によっては英語で面接をおこなうこともあります。
英語面接が多いのは外資系企業であり、有名な企業でいえば、モルガンスタンレーやドイツ銀行などがあげられます。
外資系企業以外でも、英語を使って取り組む仕事やインバウンド対応が多い職種では、英語面接が実施されることもあるでしょう。
また、面接以外でも、エントリーシートを英語で記入しなければならないこともあるため、事前に対策が必要です。
英語での面接や選考には戸惑うことも多いですが、きちんと準備をしていれば十分対応できます。
英語面接ではどのようなことを聞かれるのか、どのような対策が効果的なのかを知り、選考通過を目指しましょう。
面接が英語であっても焦らずに対応する
いきなり英語面接が実施されると、不安に思うことも多いですが、これに焦る必要はありません。
英語面接だからといって特別な違いはなく、基本的には通常の面接と同じです。
つまり、英語を使ってコミュニケーションを取るという点を除くなら、普段の面接とそれほど変わらないことは覚えておきましょう。
英語面接を攻略するには、まずは基本的な選考の特徴を知ることが大切です。英語面接の基本的なポイントを知り、まずは基礎をきちんと固めていきましょう。
難しい英語を使えればいいわけではない
実際のビジネスの場では、日常会話以上の英語力が必要になることも多いですが、面接の段階においてはそれほど高いレベルを求められるわけではありません。
英語を使ったコミュニケーションが問題なくおこなえるかどうかが重要視されるため、無理に難しい言い回しを使う必要がないことは覚えておきましょう。
つまり、実際に使用するのは中学や高校英語程度でも問題はなく、正しくコミュニケーションが取れる英語です。
難しく考えると失敗することも多いため、英語面接では焦らずシンプルな回答を心がけるようにしましょう。
高度な言い回しができているからといって、それだけで評価されるわけではないため、通常の面接と同じように、質問に対して簡潔に答えることが重要です。
問題を理解し問いに対して適切に答えを伝える
英語面接を攻略するには、面接官の質問に対して、適切な回答をすることが大切です。
そのため、求められている内容以上を無理に話そうとしたり、難しく考えて慣れないビジネス英語を使ったりする必要はないと考えましょう。
英語面接というだけで一気にハードルが上がったように感じますが、実際の内容は通常の面接と同じです。
例えば志望動機を求められているなら、その企業に惹かれたきっかけや理由、なぜ就職したいのかといった内容を、シンプルに伝える必要があります。
反対に難しく考えて適切に回答ができていないと、たとえ流ちょうな英語を話せていても、マイナス評価になる可能性があります。
面接官の質問をよく聞き、何を問われているのかを冷静に考えて、簡単な言い回しでも適切な回答をすることが大切です。
想定問題に対して暗記した内容を回答してはNG
通常の面接と同じように、英語面接でもあらかじめ用意してきた答えを、そのまま伝えるのはNGです。
面接で見たいのはその場での対応力であり、面接官は英語の答え方を暗記できているかどうかをチェックしているわけではありません。
そのため、回答例文のテンプレートを丸ごと覚え、それを伝えるだけでは合格に至らないケースも多いことは理解しておきましょう。
面接ではコミュニケーションが取れるかと同時に、就活生の人となりも確認しています。
つまり、丸暗記した回答では個性の部分がアピールできず、評価されない場合があるといえます。
事前準備を徹底しておこなうことは大切ですが、暗記したものをそのまま使用せず、その場のニュアンスに応じて変化させて話すことが大切です。
面接で活用できる英語のフレーズ
・I’ve been very interested in 〇〇.(私は〇〇に関心があります)
・I learned a 〇〇 through △△.(私は△△を経験し、〇〇を学びました)
・My greatest strengths is 〇〇. If I’m hired by your company, I will △△.(私の長所は〇〇です。御社に入社できたら、△△をします)
・I’m not good at 〇〇, so I’m studying △△.(私は〇〇が苦手です。そのため、△△を勉強しています)
英語面接で出題されやすい質問
・What are your strengths?(あなたの長所を教えてください)
・What are your weaknesses?(あなたの短所を教えてください)
・Where do you see yourself in ◯ years?(近い将来何をしたいですか?)
・Tell me why you want to work here.(なぜここで働きたいのですか?)
英語面接でも、聞かれる質問自体は通常の面接とそれほど変わりません。基本的には自己紹介や志望動機、長所や短所を問われることが多いです。
そのため、基本的な言い回しさえ覚えておくと、それほど難しい単語を使わずに回答できるでしょう。
英語面接では挨拶から質疑応答の間にアイスブレイクが入る
通常の面接と英語面接の違いとしては、具体的な質問に入る前に、アイスブレイクとして雑談をすることが多い点が挙げられます。
アイスブレイクでは調子はどうか、ここに来るまで迷わなかったかなどを聞かれる場合があります。
アイスブレイクはビジネス英語を使用しないことが多いため、日常会話が理解できるなら問題はないでしょう。
アイスブレイクには就活生の気持ちをほぐし、より素の状態を引き出そうとする狙いがあるため、緊張せずに答えることが大切です。
アイスブレイクでのコミュニケーションも評価対象
英語面接の最初におこなわれるアイスブレイクは、緊張をほぐし、肩慣らしをするという意味合いもありますが、実は狙いはこれだけではありません。
アイスブレイクでの受け答えも、選考の評価の参考にされることがほとんどです。
そのため、雑談であっても評価されているということを意識して、質問に対して適切な回答をするよう心がけましょう。
雑談形式のほうがコミュニケーション能力を判断しやすく、この時点で能力の見極めをおこなう企業も少なくありません。
最初から最後まで油断はできないため、緊張をほぐして取り組むことは大切ですが、言動のひとつひとつが評価されている意識を持つ必要があります。
アイスブレイクでの質問はそのときどきで違うため、素早く対応できるように、基本的な英語力は身につけておきましょう。