企業が新卒の採用で重視していることとは【就活生の選考対策】

学生が就職活動で苦戦するのには、「間違った方向でアピールをしているから」ということが一因にあるかもしれません。

いくら頑張ってアピールをしても、相手が望んでいないことであればどれだけアピールしても良い結果は出ません。

リクルートワークス研究所が行った就職活動意識調査「就職白書」のなかの「採用にあたり重視する項目は何か」というアンケートの結果によると、企業の重視していることと学生のアピールしている項目に大きなギャップがあることがわかります。

企業が重視するコミュニケーション能力を効果的にアピールすることが大事

企業が重視しているのは「人柄 90%」「企業への熱意 72%」「今後の可能性70%」です。しかし、学生はこれらの項目をあまりアピールしていません。人柄は37%の学生が、その企業への熱意をアピールしている学生は29%、今後の可能性をアピールしている学生は11%にすぎません。

このように「企業が重視している項目」からは、学生のアピールしている項目はかなりズレているといえます。

学生はアルバイト経験をアピールしがち

グラフを見るとアルバイト経験を就職活動の場でアピールする学生は47.1%となっており、全体の中で一位の項目です。次いで二位の「人柄」が37.0%、三位の「その企業への熱意」が29.7%となっています。

これに対して企業が採用において評価する項目を見てみると、

一位:人柄(90.1%)
二位:その企業への熱意(72.0%)
三位:今後の可能性(70.7%)

となっており、こうして見てみると学生がアピールしたい項目と企業が評価する項目にズレが生じていることがわかります。

しかし、アルバイト経験を就職活動の場においてアピールしてはいけないというわけではありません。

アルバイトのエピソードを話す場合には「売り上げを二倍にしました」という結果だけを述べるのではなく、その結果に至るまでの過程も付け加えてあなたの人柄や熱意、今後の可能性が伝わるように心がけましょう。

企業が重視するコミュニケーション能力をアピールする例文

例文
「私は英語ディベートサークルの活動を通して、組織全体でコミュニケーションをとりながら結果を出す能力を養ってきました。

私は英語ディベートコンテストでサークルとして入賞を果たすことを目標にしていましたが、週3回の活動にメンバー全員が集まることはほとんどない状況でした。

練習が進みにくいなか、私は不参加のメンバーにも情報共有するためのブログを作成しました。

そうすることで練習に参加できないメンバーも復習ができたり、次回の練習日程のリマインドができるようになり、最終的にはコンテストで20グループ中5位の成績を収めることができました。」

この例文は、情報共有するためのツール(ブログ)を作成してコミュニケーションを活性化させたことで結果を出せたという内容の例文になっています。

組織で結果を追求するためのコミュニケーション能力があり、必要なものを考えて生み出せる能動性も持っている学生だということがわかる良い例文です。

面接評価シートで面接官のチェックポイントを確認しよう

面接をする際、面接官は面接評価シートを元に就活生を評価しています。面接評価シートには、質問に対する受け答えなどの内容をチェックする項目があるのです。企業や職種によって設定されている項目は異なりますが、参考にすることで面接官視点を把握することができます。

面接官は、どのような就活生を評価するのでしょうか。
面接評価シート」を無料でダウンロードして、面接前に最終調整をしたり、就活生同士の練習で活用したりしましょう。

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企業が採用で重視しているのは学生の実績ではない

それは企業が重視しているのは「学生時代に何をしたか」ということよりも「これから企業に入って活躍できるかどうか」です。

つまり、「人柄」や「熱意」「今後の可能性」を重視しているのです。これは考えればアタリマエのことです。サークルの部長だからといって、企業に入って活躍できるかどうかはわからないからです。

しかし、学生は「学生時代に頑張ったことをアピールするしかない」と考えているので、企業が重要視していないアルバイト経験やサークル経験をアピールしてしまうのです。

では、学生はどうやって自分をアピールすればいいのでしょうか?

アルバイトでの学びや取り組みかたのアピールが必要

自分を語る材料としてアルバイトやサークルを話すのが悪いわけではありません。ただ、「経験を語る」だけでなNGです。

経験を語るだけでなく、「その経験から何を学んだか?」「その経験を踏まえて、自分にはどんな人柄・能力があると言えるか」ということをアピールする必要があります。

具体的には以下の点に気をつけましょう。
  1. 実績だけを話すのではなく、「そこから何を学んだのか」「その経験から、自分はどんな能力・志向があると言えるか」を語る
  2. 経験の再現性をアピールする。一つの経験からアピールするのではなく、Aの経験でもこの能力を発揮した、Bの経験でもこの能力を発揮した、と伝えられるように。
  3. 具体的な取り組みを話す。実績だけでなく、その経験の中で、どんな課題を設定し、その課題解決のためにどんな工夫をしたかを具体的に伝える。
このようなポイントを実践して、あなたの「人柄」「今後の可能性」が伝わるアピールをしましょう。

また、学生は「企業への熱意」をあまり真剣に考えてはいないようですが、会社の視点からすれば「熱意」は非常に重要です。企業研究を怠らないようにしましょう。

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