就職活動は忙しさとの闘いです。相手側から面接スケジュールを一方的に決められることも多く、自由に時間をコントロールできません。だから、自由になる時間は、少しでも効率的に運用するべきです。
では、どうすれば時間を効率的に使うことができるのでしょうか。
カタメル
自分を工場化すれば、時間を短縮できます。工場では、流れ作業で一つの人・一つの機械は決まった作業だけをやりますよね。何故でしょうか。その方が効率的だからです。同じタイプの作業を、一回にまとめることで、作業を効率化し、時間を短縮できます。また、作業が分散しないので、時間のコントロールがしやすくなります。
たとえば、
- Webテストは特定の日に固めて受験する
- エントリーシート作成を特定の日に固めて、仕上げる
- 説明会を特定の日に固めてスケジュールを組む
このよに、同種のタスクは、同じ作業同士で固めて実施すると、作業を効率化し、時間を節約できるでしょう。
あなたの就活力はどのくらい?
就職に成功するためには、まず自分の就活力を知っておく必要があります。就活力とは、就活で必要な準備や企業側が重視しているポイントに対して、どれだけ備えているかをはかる指標です。
ぜひ、「就活力診断」で今の自分の就活力を診断してみましょう。
無料でダウンロードできるので、今の実力を踏まえた上で必要な対策をしてみてはいかがでしょうか。
シボル
80:20の法則といって、最も重要な20%が、全体の80%の成果に貢献するという法則があります 。時間のリソースが足りない場合は、リソースの投下先を、シボルことで、時間を節約しながら、同等のリターンを得られます。
たとえば、
- 説明会をとりあえずポンポン予約するのをやめて、本当に興味がある企業に絞ってみる
- 志望企業を分析する時に、全てをまんべんなく調べるのではなく、分析するポイントを絞って分析する。(3C,SWOTのようなフレームワークを使う)
このように、「本当に自分の目標に必要なアクション」に絞って行動すれば、無駄な時間を使わなくなるでしょう。
ナマケル
何でもまじめに完璧にやろうとすると、すぐに時間がなくなってしまいます。だから、生産的に怠ける努力をして下さい。たとえば、
- 履歴書は手書きをやめて、PCで作成する
- 自己PRの雛形を保存しておく(300文字、500文字、700文字verをつくっておく)
- 就活に必要なドキュメント・書類は、Dropboxにいれて、一元的に管理する
このように、「楽にできる」部分をさがして、少しでも合法的に怠けられる部分は出来るだけ怠けるようにしてください。
特に、ITツールを使えば、作業がかなり楽になります。自分のいま時間をかけている作業が、ITツールによって、効率化出来ないか、ぐぐって確認しましょう。
スグヤル
時間を有効活用できない人の多くには「そもそもやらない」「なんとなくてをつけず先延ばしにしてしまう」というパターンが多いです。
たとえば、A4 3枚分の手書きエントリーシートを仕上げるのは、見るからに面倒そうで気が引け、放置しがちです。でも、アタリマエのことですが、やらなければ終わりません。だから、やらなければいけない。
では、どうやったらそういうタスクにとりかかることができるのか。先延ばしをやめられるのか。まず、手をつけることです。
なぜ、手をつける必要があるのか。
人間のやる気を司る脳の側坐核という部分は、行動によって刺激され、活性化するという仕組みを持っています。つまり、やる気を出すためには、行動による『ならし運転』が必要なのです。やるためには、やらなければならない。
だから、やる気を出すためには、まず1分でもいいから手をつけるべきなのですね。
「その1分でもいいからやるのが大変なんだよ」ですよね。よくわかります。1分でやるためには、実行したい行動に移るハードルを下げることです。たとえば、手書きのエントリーシートを仕上げる行動障壁を下げるには、
- 自分の机の目立つ所ににペンとセットエントリーシートを置いておく
- 簡単な部分から手をつける。(氏名・学歴・住所のような基礎プロフィール部分)
- 誘惑がない場所に紙だけを持って出かける(たとえば、エントリーシートだけを持って喫茶店に行く)
このように、手をつけるためのハードルを下げれば、目標の行動に手を付け、やる気を出すことができます。
まず、手をつけて下さい。
ワケル
大きなタスクを細かく分割すると、時間を有効活用できます。たとえば、
A.手書きのエントリーシートを仕上げる
B.手書きのエントリーシートを仕上げる
B-1.基礎情報(氏名・住所・学歴などを記入する)
B-2.自己PRを書き入れる
B-3.志望動機を書き入れる
B-4.送付用封筒を用意する。
タスクをBのように細かく分割して考えているとどうでしょうか。10分ほどの時間でも「基礎情報を書き入れる」ことはできますよね。送付用の封筒を用意するという風に分解していれば、他社とまとめて封筒作成作業を効率化することもできます。
このように細かくタスクを分割して考えると、ちょっとしたスキマ時間でも、作業を進められるようになります。「お、10分ある、エントリーシートの基礎情報を書き入れよう」と思うからです。
前者の場合、「10分ある。エントリーシートを仕上げよう」とはなかなか考えられません。
タスクは、小さく細切れにして捉えれば、いままで使えていなかった時間をどんどん有効活用できるようになるでしょう。
時間は平等ではない
時間は平等ではありません。時間をうまく使える人は、その時間で多くの果実を手にれられますが、時間の使い方が下手なひとは少しのことしかできない。与えられている時間は同じでも、手にできる果実は全く違う。
時間は全てに平等のようでいて、実質、平等ではないのです。いかに少ない時間でいかに多くのことをできるかを常に考えるようにしてください。
時間はいくらでもある、うまく使いさえすれば
ゲーテ
時間をうまく使いましょう。