自己PRで嘘をつく、盛る、誇張はアリなのか?

自己PRの経験を盛るのは有りなのか

自己PRに自信がないと、つい盛りたくなってしまいますよね。たとえば、平部員だったのに、副幹事長と肩書きを盛ったり・・・このような誇張をする学生は少なくありません。

さて、このように自己PRの内容を盛る行為は「アリ」なのでしょうか?

結論から言えば、「用意周到に準備すれば、嘘を突き通せるが、あまりメリットはない」ということになります。

嘘は意外にばれない

さて、就活本を読むと「就活生の嘘はすぐ見抜けます。目線を見れば一目瞭然です」というようなことが書かれています。しかし、これ本当なのでしょうか?つまり、様子を見れば嘘を見抜けるのでしょうか

心理学者がテレビで行った実験によれば、片方は嘘の好物を、もう片方は本当の好物について同じ人が語っている映像を見せ、視聴者に判断してもらったところ、投票率は半分ずつ、つまり、見た目では嘘を見抜けなかったのです。

よく言われる「目が泳ぐ」というようなサインも、実際には出ないことも心理学の実験でわかっています。


盛ることは嘘にはいる?

事実と異なる話をするのは嘘になりますが、少しの誇張は聞き手の興味を引き出せるツールになるのでケースバイケースでしょう。
嘘は「事実ではないことを、さも事実であるかのように言う」という意味です。

盛るとは、「事実を脚色して話すこと」「さも事実であるかのように言うこと」となります。
したがって、盛ることは話す内容によっては嘘となるのです。

面接官は何回も就活生と面接をしているので、話を盛ってることはすぐに気づくことができます。
しかし、話を盛ったからといって、選考ですぐに落とすことはほとんどないでしょう。
話を盛ることの善悪の境界線ははっきりとしておらず、企業や採用担当者によって、左右されてしまうからです。

成果や結果をよく伝えようと盛るのではなく、あなたが本当に力をいれた経験で、あなたの人柄をアピールするといいでしょう。

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面接官が使う「嘘を暴く方法」

このように見た目で嘘はバレません。では、面接官はどうやって嘘を見抜こうとするのでしょうか?簡単です。詳細を聞けばいいのです。

たとえば、明らかにリーダーに見えない学生が「リーダーをやり、200人を率いていました」といったら、「どんな場所で練習してたの?練習は週何回?副部長の名前は?」というような『細かい事実』を聞いていきます。

実際、ある採用コンサルティング会社では「学生は嘘をついて誇張するので、具体的な詳細を聞いて、真偽を確かめましょう」と会社に指導しているそうです。

嘘の場合は細かい事実を聞かれると答えられなくなってしまうので、すぐに嘘が見抜けます。対策は簡単で、5W1Hなどの聞かれそうな詳細な事実を事前に徹底的に練りあげていけば、バレないでしょう。

あるいは、事実のベースは自分が実際に経験したことを多少誇張する。たとえば、「100人集客した」を「500人に変える」これなら、細かい事実で嘘をつく回数が減るので、矛盾のない嘘をつく難易度が減ります。

このように、0→1はかなり大変ですが、1→5くらいの誇張、盛る行為はバレずに突き通すことが出来るでしょう。


辻褄が合わなくなるような嘘をつかない

嘘をつくのであれば、辻褄が合わない嘘はつかない範囲で誇張しましょう。
なぜなら面接官から嘘の話を深堀りされた時に、辻褄が合わせらないことが多いからです。

特に何から何まで嘘のエピソードをつくと、あとあとになって辻褄が合わなくなりがちです。
たとえば「軽音楽部で部長として活動して、リーダーシップを発揮した」という嘘を話したとします。

この一文を自己PRとして述べるだけであれば、問題はないかもしれません。
ただし本当に部長で無ければ答えられないところを深堀りされた時、辻褄を合わせられなくなります。

したがってあとあとになって辻褄が合わなくなるような嘘はつかないようにしましょう。

他のエピソードも用意しておく

嘘をつくのであれば、他の似たようなエピソードも用意しておきましょう。
他のエピソードがあれば、面接官が深堀りしてきた時にも対応できる可能性があります。

たとえば「サークル長としてリーダーシップを発揮、イベントを企画した」という話をしたとします。
そして嘘であった(あるいは盛っていた)と仮定します。
「他にはどんなことでリーダーシップを発揮しましたか?」という深掘りが来ることが想定されるでしょう。

この時のために「合宿の際はマナーを指導した」「秩序を守るためにルールを厳格化した」というようなエピソードを用意しておくのです。
リアリティを持たせた話が展開できる上に、より深みのある自己PRを伝えることが可能です。
端的に言えば「辻褄が合うようによく出来た嘘をつく」ということが大切になります。

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嘘をつくメリットはあまりない

ただ、嘘をつくメリットはあまりありません。なぜかというと、企業は学生の「経験の凄さ」を見て、学生を採用するわけではないからです。何度も引用しているリクルートの就職白書2012によれば、企業が重視しているのは、学生の人柄や今後の可能性です。

即戦力なら中途を雇えばいいのです。学生に期待しているのは、今の実力ではなく、「今後、一緒に働いて成長してくれる人かどうか」なのですね。

「人柄」や「今後の可能性」をアピールするには、経験の凄さはそれほど重要ではありません。経験自体は地味に思えるようなものでも、あなたが本当に力を入れた経験で、その行動の中に、あなたの人柄が見えるものであればよいのです。

サークル活動を企業に入ってからもするのなら、その活動の結果が凄い人を雇うでしょう。しかし、当たり前ですがそんなわけはありません。企業に入ってオールラウンドサークルまがいのことをやっていたら、そんな奴、即クビでしょう。

重要なのは、結果ではなく、あなたの人柄があらわれる経験かどうか。人柄をあらわす経験ならば、素直な気持ちで話せる内容の方がよいでしょう。本当のことですから、嘘よりも堂々と語れます。

だから、「嘘は努力次第でバレずに突き通せる」が「普通の経験を素直に話した方が結局トク」なのですね。

経験の「凄さ」を気にせず、あなたが本当に力を入れ、創意工夫した経験を選んで話しましょう。


自己PRに再現性がない


一度のみなら特化していることではない

自己PRは、一度きりの成果を伝えても「特化している」とは断定されません。
なぜなら一度だけの成果であれば、「偶然がはらたいた結果である」という可能性が否定できないからです。

すなわち成果が出た要因が、外的要因ではなく自分自身にある、ということを面接官に伝えなければいけません。
あなたが自己評価の評価が問題ではないでしょう。面接官がどう判断するかなのです。

たとえば「計画性の高さを活かして、イベントを成功させた」という自己PRをしたと仮定します。
しかし一度きりでは、「たまたま」「他の人間の力がはたらいた」という可能性が否定できません。

したがって一度きりのエピソードと成果を伝えても「この学生は計画性があるし、わが社の戦力にある。誇張もない」とは思われないのです。

他のエピソードも用意しておく

上記の通り、一度きりの成果を伝えても、自己PRとしては甚だ不十分です。
しかし他のエピソードも用意しておけば、自己PRに「再現性」が生まれます。
再現性があれば、面接官は「この学生は、こういうところに特化しているわけだ」と考えます。

もう一度、上記した「計画性の高さを活かして、イベントを成功させた」という自己PRをしたと仮定しましょう。
イベントを成功させたほか、「合宿の計画をして成果を収めた」「計画を立て、数値目標を達成した」というエピソードを用意します。

3つもエピソードがあれば、再現性が高いということになります。
3つとも外的要因がはたらいた、偶然だったとは考えづらいです。
したがって、「この学生は計画性が高い。わが社でも活躍するだろう」と思わせることができます。

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「自己PR」の回答例



例文
「私が自己PRしたい点は、『他人の気持ちを汲み取る能力』です。

私はアパレルショップでアルバイトをしていました。

3年半働いている中で、『お客様の気持ちを汲み取る』ことができるようになりました」

(男性/アパレル/販売職希望)