自己PRが魅力的ではない。と悩んではいませんか。
別にそれは悪いことではありません。そんな人を惹きつけるような学生はほとどんいないからです。けれども、魅力的に見せたいですよ。
では、どうすれば、フツウの学生でも、魅力的に、相手を惹きつけるような自己PRができるのか。簡単です。神話の力を使えば良いのです。
神話には人を惹きつける力がある
神話の英雄物語はハリーポッターを遥かに凌ぐベストセラーです。なぜなら、歴史を超え、国を超え、語り継がれているからです。この神話の構造を使うことで魅力的な、人を惹きつける物語をつくることができます。
スターウォーズも、トイ・ストーリーも、指輪物語も人を惹きつける物語は、この構造をとっています。世界中で親しまれ、人々を熱狂させてきた神話の構造を使うことで、普通の経験も魅力的な物語にすることが可能です。
では、具体的にはどういう構造か。
穴埋めで自己PRを完成させよう
自己PRには盛り込むべき要素がたくさんありますが、文章を考えるのが苦手という就活生は多いのではないでしょうか。的確にポイントを押さえることも大切ですが、面接官に伝わる文章力が試されるのも自己PRの特徴です。
言いたいことはまとまったけれど、実際に文章にするのが苦手という就活生は、ぜひ「自己PRジェネレーター」を活用しましょう。
自己PRジェネレーターを使えば、用意された質問に答えるだけで自然な流れの自己PRが完成します。無料でダウンロードできるので、文章の繋ぎ方や言葉遣いに自信がないという就活生にもおすすめです。
神話の構造
神話の英雄物語は以下の構造になっています。
日常・・・主人公は日常に生きているが、どこか不満を感じている
分離・・・主人公は、ある出来事によって日常から引き離される
敗北・・・主人公が持っている欠点によって、主人公は一度敗北する
試練・・・主人公は欠点を克服、あるいは成長した後、敵に最後の闘いを挑む
勝利・・・主人公は試練を超え、勝利をする。
帰還・・・成長し、主人公は日常に戻っていく。
指輪物語も、ハリーポッターも、トイ・ストーリーも、スターウォーズも、この英雄物語の構造にそって、物語が構成されています。
英雄物語には、文化の壁を超え、時の風化の圧力に耐え、人々を熱狂させる力があります。この力を就職活動の自己PRに、応用すれば、普通の経験でも魅力的な自己PRに仕上げることが可能です。
神話構造の自己PRをつくってみよう。
このフレームにあてはめて、一般的な自己PRをつくってみましょう。
日常・・・あなたが大学生という日常を生きていることは前提として相手が理解しているので、あえて述べる必要はありません。
分離・・・「〜」という動機で、新しく「〜」という取り組みをはじめた。
敗北・・・ただ、「〜」という点に問題があり、私がやろうとしていたやり方では、成果が出なかった。〜という不都合が生じた。
試練・・・「〜」という問題点を解決するために、「〜」という努力・工夫をしました。
勝利・・・結果、「〜」という成果を得ることができました。
帰還・・・この経験で得た「〜」という考え方を、「〜」という仕事に活かせると考えております。
このようなフレームを使って自己PRを「英雄物語」に変えてみましょう。ストーリーテリングで普通の経験も、人を惹きつける自己PRに変えられます。
ポイントとしては、いかに「敗北」でみじめに敗北したか、挫折したかを語ることです。失敗の部分をはっきりと語ることで、「うわ・・・で、この後どうなるんだろう?」と相手の興味をひきつけることができるからです。失敗の部分をしっかり語ると、そのコントラストで、その後の勝利に感情移入ができるのです。自慢げにも聞こえません。
神話の英雄を採用したくない企業は、あまりないでしょう。魅力的なお話をつくる、神話物語のフレームワークを使って、自己PRを演出してください。