面接会場にリュックはNG?就活生が選ぶべきカバンを紹介

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目次

なんで就活ってリュックダメなんだろう??

説明会・面接時の服装は私服可と書いてあるのにリュックは不適切らしい…。
電車で見るサラリーマンはリュックの人多いじゃん!!
髪の毛だってまあまあ長いじゃん!!

スニーカーとリュックは許して欲しいのだ…?

あ、という事で就活始めました?

— まさくまさん@楽に生きる方法 (@masa_LIFE_15) March 19, 2020

面接にリュックで行ってもいいのでしょうか。服装の指定があるケースは多いですが、カバンを指定されることはほとんどないので、使うカバンを迷う人もいるでしょう。

就活カバン=ビジネスバッグの印象が強いなか、なぜリュックはNGと言われるのか、気になる人もいますよね?

ここでは、面接にリュックで行ってもいいのか、またリュック以外に選ぶべきカバンについて解説します。

この記事を読むことで、面接に行くときのカバンを悩まずに選ぶことができるでしょう。

面接でリュックの使用は控えるべき

面接の場に持っていく就活用カバンとしてリュックを使用するのは、避けた方が無難です。

厳密に「リュックはNG」と明言されているわけではない反面、「OK」とされているわけでもありません。人によってはリュックの使用はマナーに沿っていないと捉えられてしまう可能性があるということです。

面接担当者にカバン一つで非常識、マナー違反など余計なマイナスのイメージを持たせないためにも、極力面接での使用は控えるようにしましょう。

少数派だがリュックNGの企業もある

2018年に日本経済新聞がおこなった調査によると、アンケート対象の企業の27社中24社が、面接でリュックを使うことを容認すると答えており、NGと答えたのは3社のみでした。

この結果を見て、「企業は大半がリュックOKなのか」とも考えられますが、反対にみると「3社は面接にリュックは容認していない」のです

万が一、あなたの志望企業がこの3社もしくは同様の考えである場合、マイナス要素となるものは初めから排除しておくべきでしょう。

就活の面接ですべての企業がリュックの使用を容認しない限りは、使用を控えるべきです。

リュックがカジュアルな印象を与える

リュックは市販されているものもカジカジュアルな物が多いように、イメージ的にも面接の場で使うにはふさわしくないと考えられる面接官もいます。

リュックには、ちょっとした小物を入れるのに便利なものから、ハイキングや旅行といったシーンで大量の荷物を運ぶものまで、用途に応じてさまざまなタイプがあります。いずれにせよ、大半はカジュアルなシーンでの使用を意図して作られているものです

そのため、カジュアルな印象が強いリュックは、ビジネスシーンで現在あまり使用されていません。

特に、金融業のような昔ながらの規律を守る業界や、百貨店業界などお客様から見られるきちっと感のある身だしなみを求められる業界はリクルートスーツにリュックのスタイルを就活として相応しくないと思う傾向にあります。

面接のときに自立して置きにくい

面接では、自分の座る椅子の横にバッグを置くことがほとんどです。面接中に何度もバッグやリュックが倒れてしまうと、その都度直す羽目になります。そうなると自分だけでなく、面接官も話に集中できません。そのため、自立しづらいバッグやリュックは面接時には不向きです。

また背中にあたる部分全体が床につく、くしゃっと無造作に足元に置かれたリュックは、何となくだらしない印象を面接官に感じさせます

合否に直接的な影響を及ぼすほどのことではないかもしれませんが、面接官にマイナスのイメージを持たれるようなことは極力避けたいものです。

リュックを背負うことでスーツにシワができる

リュックを背負うと、荷物の重さによりリュックの肩紐が締まります。その結果、スーツの背中や肩部分、腰付近などにシワができてしまう可能性が高いのです。

スーツを着て歩いたり座ったりして動く以上、多少のシワができてしまうのは仕方がありません。しかし、リュックを背負った際にできるシワは荷物の重さなどによりクッキリとしたシワであるため目立ちます。就活は身だしなみが最重要といわれるように、できるだけシワのないぱりっとしたスーツで面接に臨みたいものです。

リュックを使う際にはできるだけスーツがシワにならないよう、荷物を軽くしたり、肩紐をきつくしすぎないように気をつけたりして、対策をしましょう。

緊急度別に解説! 面接前にリュックしかないときの対処法

面接が近づいている中で手元にリュックしかない場合、カバンをどうするべきか、面接までの緊急度別に対処法を解説します。自分が置かれた状況に合わせて、どういった対応をとるべきかを考えるための参考にしてください。

面接までに時間がない場合:リュックを選ぶのが無難

家にリュックはあっても就活用カバンがない。でも、面接はすぐに迫っていて、新しいバッグを買いに行く時間がない……。

とはいえ、リュックを持っていくのはまずいと思って、無理にどこかの店に駆け込んで就活バッグを選んでいるうちに面接に遅刻するようなら、元も子もありません。

面接に時間がない場合は、実は逆に手持ちのリュックこそが一番に選ぶべき選択肢です。

ただし、手持ちのリュックであっても、派手なデザインや素材のものは避けるましょう。落ち着いた色合いでシンプルな形状のものなら、さほどマイナスイメージは持たれないはずです

面接向けのリュックの選び方のポイントはこのあと解説しているので、参考にしてください。

最近ではビジネスパーソンの服装は変化しつつある

ではなぜリュックでも問題ないのかというと、そもそもリュックを通勤に使用する社会人はここしばらく増加傾向にあるからです。最近では日常生活でも、リュックを使用するビジネスパーソンを多く目にするようになりました

この事実は、実際の統計データでも裏付けられています。総合バッグブランドのエース株式会社が2017年におこなった調査によると、東日本大震災が発生した2011年の同社における、ビジネスリュック販売個数の伸び率は、前年に対し137%増となり、さらに2016年には、2011年と比べて500%近く販売個数が伸びています。

ビジネスパーソンにリュックが普及した背景として、災害時に両手が使える大切さが認識されたことや、自転車通勤の増加が考えられます。荷物が多くなっても、肩に背負うことで重くても楽に持ち運びができますし、両手が空くのでリュックは非常に便利です。

こうした背景事情もあり、ビジネスシーンでリュックを目にする違和感は徐々に薄れつつあります。

面接までに少し時間がある場合:とりあえず手近でカバンを購入する

面接当日であっても、たとえば実際の面接は午後で、午前中にほんの少しでも余裕がある場合は、とりあえず手近なところで、就活にも使えそうなビジネスバッグを購入しましょう。

たとえば無印良品やユニクロなどはわりとどの地域にも店舗があります。とりあえずは面接に使えそうなカジュアルすぎないバッグを手ごろな値段で購入するには便利です

無印良品やユニクロはカバンの専門店ではないため、選択肢は限られるかもしれませんが、シンプルなデザインで機能的、落ち着いた色目のバッグがそろっています。男女問わず使えるユニセックスな商品が多いのも特徴で、入社後も役立ちます。

なお、就活用バッグ選びの選択のポイントはこのあと解説しているので、そちらも参考にしてください。

面接まで余裕がある場合:就活用のカバンを購入しておく

面接本番は数日先など時間的余裕がある人には、リュックではなくきちんとした就活用カバンを購入しておくようにしましょう。その場合は、スーツ専門店などを利用するのが最も無難です。

スーツ専門店はビジネスパーソン向けのカバンを多数そろえています。色や素材、形状の微妙な違い、ブランドの種類など、バリエーションも豊富です。

ただし選択肢が多いだけに、初めての場合は就活用カバンを買おうにも、何をポイントに選べばよいかわからず、迷ってしまうものです。

自分で判断がつきにくい場合は、店員さんに一言「就活なんです」と伝えるだけでOK。専門店ならではの的確なサポートで、あなたにぴったりのカバン選びを手伝ってくれます。

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リュックで面接に行く際の選び方のポイント

就活用カバンの購入が間に合わず、やむを得ず面接の場にリュックを持ち込む場合でも、選択のポイントはいろいろあります。

たとえば、ファッションセンスの観点からみても、「黒い就活スーツに赤いリュック」は明らかにちぐはぐな印象を与えるコーディネートです。

リュックを使用するにしても、黒や紺、グレーといったリクルートスーツを着用する就活の場。だからこそ、リュックもTPOを意識して選ぶのが大切です。

リュック選びに役立つ3つのポイントを、以下で解説します。

シックな色のシンプルなデザイン

面接用に持っていくリュックは、無地でシックな色合いのものを選びましょう。シックな色とは、上品で落ち着いた印象を与える色合いを指します。

面接に適したシックな色には、具体的には黒やグレー、紺などがありますが、最も無難なのは黒です。同じグレーでも薄めのグレーはやや目立つので、チャコールグレーなど濃いめのものがおすすめです。

黒・グレー・紺系のリュックが手元にない場合は、赤や青、黄など派手な色は避け、なるべく落ち着いた色合いのものを選ぶようにしましょう。

デザインの面でも、スッキリした形状でシンプルなものがおすすめです。皮あるいはナイロン製で、可能な限りフォーマルな印象を与えるものが良いですね。

たとえば同じ革製でも、合皮・本革の違いにかかわりなく、ムートン調やエナメル調、クロコダイル調のものなどはカジュアルで派手目な印象を与えます。滑らかであまり光沢のないものがおすすめです。

布製でも同じことが言えます。たとえばナイロン製場で織り目の荒いタイプは、いかにも普段使いでスポーティな印象を残します。なるべく織り目が細かく滑らかな表面のタイプのほうが、フォーマル・ビジネス仕様の印象に映ります。

A4サイズの書類がシワなく入るサイズ

リュックといってもデザインも大きさもさまざまです。就活用に購入するのであれば、A4サイズの書類がシワなく入るものを選びましょう。

就活では履歴書などを持参したり、説明会などで企業から資料を貰ったりする機会が多々あります。そのため、A4サイズの書類や封筒が入るかは重要なポイントなのです。

多くのリュックは上の部分がアーチ型になっており、クリアファイルなどを使っていても、書類や封筒が曲がったり折れたりしてしまうことがあります。かといって、クリップボードのように丈夫な素材で書類がシワにならないようにすると、今度はリュックが歪な形になってしまいます。

就活で使うリュックを選ぶ際には、A4サイズの書類が「入るかどうか」だけでなく、「シワなく入るか」までしっかりとチェックしましょう。

置いたときに自立するもの

面接会場では、就活用カバンはイスや膝の上ではなく床に置きます。その際、自立するタイプではない場合、床にだらりと寝かせる状態になります。そのため、面接に対する緊張感に欠けるなど、担当者にだらしない印象を感じられる恐れがあります。

せっかく服装や髪型がきちんとしていても、カバン一つでマイナスの評価を受けるようではもったいないですよね。

やむを得ずリュックを持っていく場合も、床に置いた際にきちんと自立するタイプのものを選ぶのが肝心です。

底がきちんと張られていて、硬めの素材のリュックであれば、床に置いても倒れずに自立します。底鋲が付いているタイプなら、定位置にきちんと固定されるので、より安心ですよ。

防水・撥水機能付きのもの

防水あるいは撥水機能がついているかどうかも、リュック選びの大事なポイントです。面接会場に向かう際は天候がどうなるか、天気予報をチェックしたうえで移動するでしょう。しかし、天気予報は100%的中するものではありません。突然の雨に見舞われる可能性もあります。

リュックの多くは布製です。防水・撥水機能が付いていない場合、天候不順に見舞われると、内部の書類や電子機器などが水で濡れたり、生地が劣化する恐れがあります。特に強風が伴うような場合、いくら傘を使っていても十分に全体を覆えず、リュックに水が沁みることもあるでしょう

防水・撥水機能付きのリュックなら、多少の雨でも中身が濡れる心配がなく、落ち着いて面接に臨むことができます。

面接でリュックを使用する際の注意点

リュックで面接に臨む場合に押さえておくべき注意点がいくつかあります。

何の準備もしないまま面接に臨むと、「どのタイミングで肩から下せばよいのかわからない」「イスの横か下、どこに置けばいいのかわからない」「ショルダーベルトはどうしたらいいの?」など、リュックの扱いがわからず面接本番になってから慌ててしまうことも。

通常の就活用カバンではなくリュックだからこそ、面接本番であたふたしないように、これから解説するポイントを把握ししっかりと準備をしておきましょう。

事前準備:汚れやキーホルダーはなくしておく

ただでさえカジュアルなイメージが強いリュックです。できるだけカジュアルな要素を取り除いて、フォーマルな印象に近づけるよう準備する必要があります。

第一に、汚れがないかどうか事前にチェックしましょう。リュックに限らず、就活用バッグが汚れていると、清潔感に欠けてだらしのない印象を感じさせます。ましてやリュックは持ち運びに便利なので、いろいろな場所に持っていったり所構わず置いたりしているうちに、汚れが付着することも多いものです

タオルでさっと拭き取るだけで済む場合もあれば、素材によっては洗剤を染み込ませて汚れを浮かせて拭き取る、あるいは丸洗いが必要なレベルなど、時間がかかる場合もあります。そのため、汚れには早めに対応するのが肝心です。

また、キーホルダーなどの飾りはすべて取り外しておきましょう。どんなにおしゃれなものでも、キーホルダーはそのものがカジュアルな印象につながります。またビジネスバッグにキーホルダーはつけないですよね。ビジネスマナーへの配慮が欠けていると判断される可能性が高いです。

面接前:ファスナーやベルトはきちんととめる

面接前には、リュックのファスナーが閉まっているか、ベルトがとまっているかきちんと確認しましょう。

ファスナーが空いていたりショルダーベルトがとまっていなかったりすると、だらしない印象になります。面接会場に入る前に肩から下ろし、ファスナーがきちんと閉まっているか、ショルダーベルトがとまっているかを確認します

ビジネス用のリュックの中には、手持ちカバンに切り替える際に、ショルダーベルトを収納できるものもあります。その場合、会場に入る前に肩から外して、収納ポケットのなかに納め、手でリュック本体を持って入室しましょう。

入室時:肩からおろして取っ手部分を持つ

リュックの場合は、面接室に入る前に肩からおろしておきましょう。

面接室に入ってからリュックを肩からおろすと、スーツが着崩れてしまう可能性もあります。背負ったまま面接室に入るのは避け、上の取っ手部分を持ってノックしましょう。リュックを背負ったままだとお辞儀もしにくく、入室後のお辞儀の角度も浅くなりがちです。

利き手でないほうの手でリュックの上の取っ手部分を持ち、利き手のほうでノックをします。ドアノブを開けたタイミングで、リュックを利き手に持ち替えてお辞儀をし、入室します。

面接が終わったら、リュックを背負ってからではなく、手持ちのままお辞儀をしてから退室してください。背負うのはあくまでも会場を出たあとと心得ましょう。

面接中:椅子の右側に立てて置く

面接会場でのリュックの置き方は、手持ちタイプのビジネスバッグと同様です。

カバン置き場があれば、指示通りそこに置きます。カバン置き場がない場合は椅子の右横に立てて置きます。その際、ショルダーベルトが広がって乱雑な印象にならないよう、リュックの背負う側が椅子の脚に接するよう気をつけましょう

また、マナー違反と思われないためにも、間違ってもリュックを椅子の上や下に置くことはやめましょう。

底がしっかりした自立型のリュックであれば問題ありませんが、自立できない柔らかい素材のリュックの場合は注意が必要です。床にぺしゃんと倒れてしまうと不恰好でカジュアルな印象になるので、うまく椅子の脚に立てかけておきます。

こんなときどうする!? シーン別のリュックの使用可否

一口に面接といっても、志望する企業や業界、あるいは一次や二次、社長面接といった違いなどによって雰囲気が異なります。時にはリュックを使用してもよいか迷う場合もあります。

その際は、自分の志望企業や業界によって合わせてもよいでしょう。

いくつかの面接シーン別に、リュックの使用可否を解説します。

面接のない説明会:リュックは避けるべき

面接なしの説明会の場合でも、リュックの使用は避けたほうが無難です。説明会の会場には企業の採用担当者や人事の関係者なども顔を見せているため、彼らの目に止まるリュックを背負った自分の姿がとまる可能性はゼロではありません。

説明会によっては、ブースに足を運んで採用担当者に質問をすることもあります。そうなると、直接顔を合わせる状況は避けられないため、確実にリュックを背負った姿を見られてしまいます。

説明会の種類にかかわらず時間的余裕があるのなら、リュックはやめて普通の就活用バッグを準備するのがおすすめです。説明会の段階から高評価を得られるよう、できる準備は抜かりなく進めましょう。

私服での面接:ケースバイケース

私服での面接の場合は、ケースバイケースといえます。アパレル系やデザイン系など、業界や企業によっては、就活生のコーディネートを通じて個性やセンスを把握したいという狙いが背後にある可能性も考えられます。

カジュアルな服装での面接では、雰囲気に合わせてリュックを選ぶとよいでしょう。

アウトドア系の企業の場合は、むしろ展開しているブランドのリュックをもっていったほうが、志望企業への熱意を伝えられるかもしれません

志望する企業・業界に合わせて傾向を把握し、リュックを使用するべきかどうかを判断しましょう。

服装自由での面接:ケースバイケース

服装自由での面接でも、リュックの使用はケースバイケースです。基本的な判断基準は、前述の私服での面接の場合で説明した内容と同様です。

ただ、いかに服装が自由とはいえ、企業や業界の雰囲気に合わせてオフィスカジュアルな服装を選択する場合もあるでしょう。あくまで服装自由なので、「リクルートスーツがだめ」というわけでもありません。

服装自由の説明会でオフィスカジュアルな衣類やスーツを着用する場合は、フォーマルな雰囲気に合わせて、やはりリュックは避け、通常の就活用カバンを使用するほうが無難といえます

遠方での面接:リュックは避けるべき

市外や県外など、遠方への移動が伴う面接では、リュックの使用は避けるべきです。

長距離を移動するうえで、パソコンや資料、小物などいろいろな物が入るリュックはとても便利です。特に宿泊が必要な場合は必然的に荷物も増えます。

とはいえ、面接担当者が遠方からくる就学生のリュック使用に対して特別な配慮や理解を示してくれるわけではありません。近距離の就学生と同等に扱われます。

荷物が増える場合は、就活用カバンとは別に、小型のキャリーバッグなどを準備し、面接会場に入る前に、近場のコインロッカーや宿泊先に預けたりするのがおすすめです。もちろんボストンバッグやリュックに入れて運ぶのも構いませんが、長時間にわたり重い荷物を背負っているうちに、リクルートスーツにシワがつく恐れもあるので、気をつけましょう。

面接に適したカバンを選ぶポイント

手元にリュックしかなく、それでも面接までに少しでも時間的余裕があるなら、店に足を運んで就活用カバンを購入しましょう。カジュアルな印象で低評価を受ける心配がなくなり、より万全な体制で本番に臨むことができます。

しかし就活用カバンにもいろいろなブランドや種類があるので、どれを選べば良いか迷ってしまいますよね。

ここからは、面接に適したカバンを選ぶ際に役立つポイントを紹介します。

①A4サイズの書類を折らずに入れられるサイズ

面接会場に持ちこむ応募書類、あるいは配布される書類はA4サイズが基本です。使用する就活バッグもA4サイズに対応していれば、書類を折る必要もなくスマートに出し入れできます

逆にA4よりも小さいサイズのバッグを使用すると、書類に折り目が付いたり、端が折れ曲がったりすることがあります。そのようなヨレヨレの書類を提出された場合、面接担当者は決して良い感情は抱かないでしょう。

店舗でカバンを選ぶ際は、本当にA4サイズが収納できるかどうかまずは店員にたずねてみると良いでしょう。そのうえで1、最終的には自分で使い勝手をチェックするのが大切です。

仮に手元にA4のファイルがあるのなら、カバンに入れてスムーズに出し入れができるかどうか、書類の端にあたらずにファスナーがきちんと閉められるかどうかなどを確認してみてください。

②間口が広く収納スペースが分かれているもの

A4サイズの書類やファイルが出し入れできる点と合わせて注意したいのが、カバンの間口の広さです。

A4サイズが収納できるサイズのカバンでも、たとえば下から上に向けて大きさが狭まっているデザインのものなど、間口が狭いと、出し入れの途中で書類がひっかかる可能性があります。そうなると余計な折り目やシワが付き、せっかく準備した書類が損なわれてしまいかねません。十分な間口があるタイプを選びましょう。

書類を安全に保管するために、収納スペースが分かれているタイプもおすすめです。いくら間口が広くても、専用の保管スペースがないと、他の小物に当たって書類が不自然に折れたり破けたりする心配があります。ペットボトルなどのドリンクを入れている場合、液漏れで書類が濡れてしまう可能性も否定できません。

硬い素材や芯材を用いて、収納スペースがしっかり仕切られているカバンを選びましょう。

③床において自立するもの

床に置いた際にしっかり自立するかどうかも、就活用カバン選びの大事なポイントです。

面接会場では、入室して会釈した後に、カバンを椅子の右横に置いて着座します。その際にカバンが自立しないと、パタンと横に倒れたり、ペしゃんと潰れたりして見た目が悪く、無駄にマイナス評価を受ける恐れがあります

革製・ナイロン製など素材にかかわらず、折れ曲がる心配がない硬めのもので、底がしっかりと張られているものであれば、床に置いた際もまず倒れません。薄めの素材であれば中に硬い芯材が使われていて底があるタイプを選ぶようにしましょう。

底の四隅に底鋲が付いているタイプなら、より安定性が高まりますよ。

④シックな色のもの

色は最も目につきやすい視覚要素です。それだけにリュック選びの時と同様、面接用のカバンもシックな色合いのものを選ぶのが肝心です。

就活向けのシックな色といえば黒や紺、グレーなどが挙げられますが、最も無難なのが黒です。

ただし同じ黒でも、使われている素材やデザインによってはまったく印象が異なります。例えば同じ革製でも、スウェード調のものはカジュアルな印象が拭えません。クロコダイル調やエナメル調、大きなリボンなどがあしらわれたデザインのものなども、派手でビジネスマナーを考慮していない印象に映ります。

同じ黒でも、皮・ナイロンなど素材の違いに関係なく、表面が滑らかで過度に光沢や艶がない、シンプルなデザインのタイプなら、リクルートスーツと合わせてシックな印象にまとまります

面接に適したおすすめのカバン

面接本番まで十分な時間的余裕がある人は、じっくり時間をかけて店を見てまわりながら、カバンを選ぶことができます。あるいは、面接まであまり時間がなく、決め打ちで買ってしまいたいほど切羽詰まっている人もいるでしょう。

こうしたニーズの違いにかかわらず、面接向けにカバンを購入する際は、以下のような商品がおすすめです。

まったく同じ商品を買うつもりはなくても、的確なバッグ選びに向けて具体的なイメージが掴めるでしょう。

面接用のおすすめのカバン

手持ちのビジネスバッグ

既に持っているカバンを活用したいのであれば、ビジネスシーンにふさわしいものであるかを確認しましょう。就活や面接用に購入するのであれば、黒の「ビジネスバッグ」を選ぶのが無難です。多くのビジネスバッグは短い持ち手のついた手持ちタイプなので、このタイプを選んでおけば問題ないでしょう

ビジネスバッグには、持ち手に加えて、肩掛け用の紐がついたタイプのものもあります。こちらは荷物が多くなりがちな人におすすめです。しかし、面接でカバンを置いたときに肩紐が床にダラリと垂れてだらしなく見えてしまうため、できれば肩紐が取り外しできるカバンの方がおすすめです。

持ち手が肩に掛けられるカバン

持ち手が長く、肩に掛けて運べるタイプのカバンは、色は黒や茶色、紺色、ベージュなどの落ち着いた定番色であれば構わないでしょう。不安な人は、無難に黒のバッグを選んでおけば、スーツや靴とアンバランスにはならないはずです。

デザインもさまざまですが、持ち手が肩に掛けられる長さのカバンがおすすめです。

3wayで手持ちカバンにもできるデザインも多い

就活のカバンに迷っている人は、手持ちタイプ、ショルダータイプ、リュックの3通りの使い方ができるデザインがおすすめです。

シチュエーションによって使い分けができ、移動時はリュックとして、面接の際には手持ちカバンとして使えます

そのため、「就活の面接でリュックを使いたいけど、評価を落とされてしまうかも…」と心配している人でも安心して使えます。

使い分けのできる3wayであれば、就活の面接だけに使って終わりではなく、社会人になってからも使うことができます。

ビジネス用のリュックも多く販売されている

服装にとらわれない業界もあり、比較的衣服が自由な形態の企業を志望する人のなかには、就活の面接もリュックを購入したいと考えるかもしれません。

そんな人におすすめの就活の面接でも使いやすいリュックを紹介します。

商品①

(引用:アマゾン SUNOGE

<おすすめポイント>
・リュック、手持ちカバンとして使い分けが可能
・A4サイズの書類、15.6インチノートパソコンも収容可能
・作りがしっかりしているので、書類を管理しやすい
・防水性能が優れている
・USB充電ポート付き
・ポケットが多く、濡れたものを入れる専用のポケットがある

<商品紹介>
容量、防水性能、持ちやすさなど、ビジネス用リュックに必要な機能が全て揃ったカバンです。

カバンの最大の特徴は、22L分(拡張版は37L)の物が収納できるほど大容量である点で、多数のポケットが用意されているため、書類とPC、ガジェット類を分けて収納できます。

ビジネスバッグを使う上で怖いのが型崩れですが、防水性能が優れているため、雨で濡れた場合でも型崩れの心配がありません。
また、ブランドのロゴや柄が目立たないため、シンプルで使いやすく、就活の面接でも悪目立ちすることなく使えます。

カバンの外側にはUSB充電ポートが付けられており、あらかじめモバイルバッテリーを内側にセットしておけば、リュックを背負ったまま充電できます。

スマホで地図を見ながら面接会場に向かうとき、万が一バッテリーが少なくなってきた場合でも、充電しながらスマホを使えるので非常に便利です。

商品②

(引用:アマゾン MARK RYDEN

<おすすめポイント>
・縦手持ちカバン、横手持ちカバン、斜めかけカバン、リュックの4つのタイプの使い分けが可能
・A4サイズの書類、15.6インチノートパソコンも収容可能
・メインポケット、前ポケット、サイドポケットと収納スペースが豊富
・40cm×30cm×11cmのサイズの割に990gと軽く、長時間の持ち運びでも疲れにくい
・USB充電ポート付き

<商品紹介>
縦手持ちカバン、横手持ちカバン、斜めかけカバン、リュックの4つのタイプを、シチュエーションに応じて使い分けられる点が最大の特徴のバッグです。

就活の面接で手持ちタイプのビジネスバッグを使うか、リュックを使うか迷っている人でも安心して使うことができ、デザインもシンプルなので普段使いにも向いています。

また、ビジネスバッグは重いことが多いですが、大容量の割に990gと軽く疲れにくいため、何かと移動が多くなる就活において最適です。

収納スペースが多く、書類とPC、ガジェット類を分けて収納できるので、就活の面接で必要な書類の管理もしやすいでしょう。

商品③

(引用:アマゾン KASORW

<おすすめポイント>
・縦手持ちカバン、横手持ちカバン、リュックの3つのタイプの使い分けが可能
・ショルダーベルトが収納できる
・A4サイズの書類、15.6インチノートパソコンも収容可能
・4,000円以下と、ビジネスバッグの中でもトップクラスの安さ(2020/02/21時点)
・USB充電ポート付き

<商品紹介>
値段が安く、縦手持ちカバン、横手持ちカバン、リュックの3つのタイプを、シチュエーションに応じて使い分けられる点が特徴のバッグです。

手持ちカバンとして使うときはショルダーベルトが収納できるので、面接でバッグを置く際に、ベルトがぶら下がってだらしなく見えることがありません。
また、バッグの底がしっかりしているため、面接の際も、椅子の横に立たせて置くことができます。

就活では、企業の資料や必要書類など、多くの書類を管理しなければならないので、書類を曲げることなく収納できる四角いタイプのカバンがおすすめです。

面接のカバンではリュックを避けたほうが無難! 面接室での扱いにも気を付けよう

ビジネスマンのなかにはリュックを使用している人もいますが、就活の面接に行く場合、企業によってはすべての企業がリュックをOKとしているわけではないので、使用は控えたほうがいいと言えます。
どうしてもリュックを使用したい場合は、シンプルで自立する形のリュックを選びましょう。

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