面接で短所「負けず嫌い」はどう説明する?伝え方のコツ3つ【例文あり】

就活の面接で短所を聞かれた時に「負けず嫌いな点が短所です」と回答する就活生は少なくありません。

確かに、「負けず嫌い」は長所ともいえる短所です。だから、短所の回答として無難だと思う人が多いのでしょう。しかし、「負けず嫌い」は上手くアピールしないと低く評価されてしまう可能性があります。

そこで、わかりやすい例文をもとに、短所「負けず嫌い」と答える時の答え方を例文つきでご紹介します!

面接で短所の「負けず嫌い」について説明する時の回答例

まずは、短所の「負けず嫌い」について説明する回答例を見ていきましょう。回答例を見れば、「どう答えるべきか?」のイメージがすぐに掴めると思います。例文を読んで、上手な回答のポイントを直感的に理解しましょう。

例文

短所は、負けず嫌いが過ぎる点です。他人に負けている自分を認められず、ストレスを感じてしまうことがあります。

Point 負けず嫌いだけだと、短所をごまかして回答している印象になる。負けず嫌いで実際に生じるデメリットまで説明しよう

たとえば、ゼミでチームに分かれて模擬裁判をやった時、負けたのが悔しく、しばらく不機嫌になり、周りのメンバーに迷惑をかけてしまったことがあります。

Point 実際に短所によって生じたマイナスの点を話すと、誠実に「本当の短所」を説明している印象になる

負けず嫌いは良い部分もありますが、行き過ぎるとデメリットも大きいと感じています。

Point 短所に対する問題意識を語り、自分の問題に向き合う誠実な姿勢を伝えよう

最近では、負けたと感じた時には「この負けを取り戻すにはどうするべきか?」対策を考えることに意識を集中し、ストレスを避けるよう心がけています。

Point 短所の克服のために、どんなことをしているのか説明しよう

面接官が短所を聞きたい理由

そもそもなぜ面接官が短所を聞いてくるのか、疑問に思う人もいるでしょう。
実は、短所に対する質問は、想像以上に深い意図が隠されています。
受け答えによっては、大きなマイナスになってしまうことも珍しくありません。

主に以下の三つの意図に基づいて、面接官は短所を聞いてきます。
質問された段階では何の意図に基づいているのか特定できないので、三つの意図に対し同時に対応したフレーズを準備しておきましょう。

自分を客観的に見れているか

短所は誰にでもあるものです。
決して短所があるからいけない、というわけではありません。
しかし、こと仕事に関しては、自分自身の短所が何であるか知るために客観的な視点を持つことが必要です。

仕事において、短所を知っておけば、努力や工夫によってカバーすることが可能です。
たとえば、「自分は負けず嫌いなところがある」ということを認識していれば、なんらかの対策を立てられます。
しかし、そもそも自分自身の短所が何であるか知っていなければ、対策のしようもありません。

以上の理由で、自分自身を客観的に見られているかどうかが重要になります。
したがって、面接官も自分自身を客観視できているかを問うてくるのです。

また、自分自身の力量を正しく評価して、力量に基づいた判断を取れるかどうかなども合わせてチェックしている場合もあります。

明らかに致命的な短所はないか

さきほども触れたように、短所は誰にでもあるものです。
業種や職種においては致命的なものになってしまうこともあります。

例えば、協調性や調和性が何よりも重要視される業務があったとします。
しかし、「負けず嫌い」という短所がある場合、業務に当たる上で致命的なものになりかねません。

裏を返せば「結果を追求することができる」という「負けず嫌い」が、マイナスに作用することも考えられます。
いわゆる典型的なミスマッチです。

面接官は、「致命的な短所を持っている学生は絶対に採用してはいけない」という風に考えています。
採用してしまえば、会社の業務に重大な支障が出る他、人事部としての責任も問われかねません。

学生本人にとっても辛い経験をさせることになります。
会社、学生本人双方の利益を守るため、面接官は短所について質問をしてくるのです。

改善への努力ができているか

短所を自身で理解し、なおかつ改善の努力をしているか、深く見極めようとしている場合もあります。
働く上では、短所を見つめ、改善するように努めることが重要です。
今現在認識している短所以外にも仕事や業務を進める上で、改善する必要がある部分は必ず出てきます。

いつまでも短所を短所のままで放置しておくわけにはいきません。
改善することにより、社員として、あるいは社会人として成長していきます。

したがって、短所に対して改善する努力をしているか、苦手なことにも向き合うことが出来ているかを問われるのです。

改善への努力をしているかどうかを聞き出す意図がある場合は、下記の質問も直後に出てくる可能性が高いです。

短所を補うためにいかなる工夫をしているか
その短所を上手く活用する方法を分かっているか
努力した結果、どのように変わったか

上記した質問への発展に対応するため、自己理解を深めておく必要があります。

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1.要注意!「負けず嫌い」だけでは短所にならない

単に「短所は負けず嫌いなところです」だけ答えると、面接官に低評価されてしまう可能性があります。というのも、「負けず嫌い」は長所ともいえる部分が大きい短所なので、面接官に「質問にしっかり答えていない」と思われる可能性があるからです。

面接官が短所を聞くのは「その人が短所にどう向き合い、克服しようとしているか?」を知りたいという意図があるからです。短所のない人間はいません。大事なのは、その短所とどう向き合っているか?です。だから、

例文

「短所は負けず嫌いな点です。他人に負けるとムキになってしまいます」

このように「長所のように聞こえる」伝え方では、『自分の短所を理解していない』『自分の短所と向きあおうとしていない』と思われる可能性があります。

2.「負けず嫌い」でどう困っているのか?

では、どうすれば「負けず嫌い」を『短所』として伝えられるのでしょうか?ポイントは、「負けず嫌いによって、どんな風に困っているか?」を伝えることです。例文では、

例文

短所は、負けず嫌いが過ぎる点です。他人に負けている自分を認められず、ストレスを感じてしまうことがあります。たとえば、ゼミでチームに分かれて模擬裁判をやった時、負けたのが悔しく、しばらく不機嫌になり、周りのメンバーに迷惑をかけてしまったことがあります。

このように「短所で損をした、困ったエピソード」をあげることで、「負けず嫌い」を短所として伝えています。

単に「短所は負けず嫌いです」とだけ答えると「それは長所でしょ?」と思われるリスクが有りますが、例文のように「負けず嫌いという短所で、いかに損をしたか?」をしっかり語れば、面接官の納得する回答になるでしょう。

3.負けず嫌いをなぜ直したいのか?

自分の短所について、「なぜ直さなければならないのか?」という認識を語りましょう。短所がない人はいません。大事なのは、その短所にどう向き合うか?自分の短所をなぜ直さなければならないのか?を語りましょう。

例文

負けず嫌いは良い部分もありますが、行き過ぎるとデメリットも大きいと感じています。

このように短所についての自分の認識を述べましょう。足りない点を素直に認めることで、素直さ・謙虚さをアピールできるでしょう。

4.「負けず嫌い」を克服するためにやっている努力を伝えよう

短所のない人間はいません。大事なのは、短所とどう向き合い、どう克服するか?にあります。自分の短所を理解し、それを克服するため行動する姿勢を示しましょう。短所を克服するためにやっている努力を伝えれば、面接官に「向上心」をアピールできるでしょう。

あなたが「負けず嫌い」という短所を克服するために、どんな工夫を心がけているか?説明してください。

例文

最近では、負けたと感じた時には「この負けを取り戻すにはどうするべきか?」対策を考えることに意識を集中し、ストレスを避けるよう心がけています。

5.改善過程も述べられればベスト

克服計画を実行した結果、改善が表れていれば、具体的に述べてみましょう。改善の度合いを具体的に伝えることで、「短所を改めて成長できる人間だ」という印象を面接官に与えられるでしょう。

短所「負けず嫌い」の伝え方列

具体的な負けず嫌いの伝え方のOK例とNG例を紹介します。

OK例

『テストの点数や成績などで負けると、悔しい気持ちになります。
こうなると、相手を「ライバル」として認識して、チームワークを見失いがちです。
したがって、ライバルではなく「切磋琢磨する仲間」として捉えるように心掛けています。』

悔しい、という言葉を織り交ぜることにより、「向上心」や「粘り強さ」をアピールできています。
また、負けず嫌いが引き起こす「チームワークへの悪影響」を認知していること伝えるのも大事です。

NG例

『私は、誰かに成績などで負けてしまうと、妬ましくなってしまいます。
「どうして自分は勝てないんだろう」「なんであの人ばかり上手くいくんだろう」などと考えがちです。』

負けず嫌いをネガティブに捉えるとすれば、人を妬むなどということです。
このような伝え方をすると、面接官から「協調性が無さそうだ」と判断されかねません。

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