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電機メーカーや製造業の志望動機が上手く思いつかず、困っていませんか?日頃馴染みのある商品をつくっているメーカーでも、「志望動機をつくる」となると、中々よい内容が思い来ませんよね。
そこで、わかりやすい志望動機の例文をもとに、電機・製造業の志望動機の書き方を徹底的に解説いたします!例文を参考に、選考を突破する志望動機をつくりましょう。
製造業の志望動機(例文)
三菱電機の志望動機
貴社の重電システム事業に携わり、仕事を通じて人の暮らしを豊かに変えていきたいからです。
大学時代、NPO団体に所属し、途上国に井戸をつくるボランティアを経験しました。ほんの小さな井戸が出来るだけでも現地の人の暮らしが楽になるのを見て、暮らしを支える社会インフラ事業に興味を持ちました。
現代の社会インフラには、電力・交通、それらを支えるメカトロニクスが一体となった総合力が求められると考えております。貴社は、総合電機メーカーとして、電子デイバスから宇宙システムまで幅広い事業領域を手がけております。
貴社でなら、モノづくりを通して社会課題を解決し、人の暮らしを豊かに変えていけると感じ、貴社を志望しております。
志望動機が書けない時は、志望動機作成ツールを活用してみよう
ここまで電機メーカーの志望動機を作成する方法を解説してきましたが、例文のような志望動機を一人で書き上げる自信がない方も多いはず。
そんな時は、「志望動機ジェネレーター」を活用してみましょう。
志望動機ジェネレーターなら、簡単な質問に答えるだけで説得力のある志望動機が完成します。
志望動機作成ツールを活用して、人事を唸らせる志望動機を完成させましょう。
「製品への想い」ではなく、「製品を通じて社会をどう変えたいか?」
ものづくりの製造業への志望動機の多くは「御社の製品がいかに優れていて、私はいかにそれに惚れ込んでいるか」を語るものです。
しかし、企業が採用したいのは、「製品のファン」ではなくて「一緒に事業を動かしてくれる人」です。ですから、単に製品への想いを伝えるだけでは評価されません。トヨタ自動車の採用担当からのメッセージにも
とあります。これからもわかるように「その仕事を通じて、どんな価値を社会に提供していきたいか?」を語れなければ、高く評価されることはないのです。
たとえば、もし食品メーカーを志望するなら、
自動車メーカーを志望するなら、
というような、「その仕事を通して、やりたいこと・成し遂げたいこと」を説明しましょう。「御社はここが優れている」と志望企業の特徴をあげるだけでは「あなたはなぜ志望するのか?」という根本の動機が伝わりません。
だから、例文のように「その会社の事業を通じて、何をしたいのか?」ビジョンを書き、志望動機のコアにしてください。
他分野のメーカーを志望する場合の例文も見てみましょう。
精密機械メーカーを志望する場合の例文です。
IT技術を駆使した医療機器を提供することで、一人でも多くの病に苦しむ人を救いたいと考えています。
「IT技術を駆使した医療機器を提供したい」という想いで終わるのではなく、その製品によって「多くの人を救いたい」というビジョンをしっかりと説明することが出来ています。
アパレルメーカーを志望する場合の例文も紹介します。
高品質かつ高機能の製品を通して、ライフスタイルの異なる幅広い世代の人々に、新しい生活の在り方を提供したいと思い、志望しました。
アパレルメーカーのような日常生活に身近な製品を扱うメーカーだと、どうしても「製品が好きだから」、「日常的によく使っているから」といった志望理由になりがちなので注意しましょう。
社会にどのような価値を提供できるかをよく考えて、志望動機に取り入れてください。
なぜそれをやりたいのか?
ただ、「〜がしたい」とビジョンを語っただけでは説得力がありません。言うだけなら誰でも出来るからです。大事なのは「なぜ自分はそれをやりたいか?」根本にある動機を説明することです。人生経験をもとに「なぜそれをやりたいか?」を語れば、志望動機に血が通い、真に迫ったものになるでしょう。例文では、
となぜ、重電・インフラに興味を持ったのか?を過去の経験を元に説明しています。
志望動機はどうしても内容が似通いがちです。たとえば、トヨタ自動車を志望する学生は「車のリーディングカンパニー」「環境に配慮した自動車」を志望理由あげるでしょう。すると、どうしても内容が被る。だから、このように過去の体験を元に志望動機にオリジナリティを加え差別化するのです。
重電・インフラに興味を持ったのか?と根拠になるエピソード例
それでは、なぜ重電・インフラに興味を持ったのか?の根拠になるエピソード例を、もう一つ紹介します。
私は現在、大学の研究で実験装置の設計と試作を行っています。
その研究を通して、自分自身で設計した装置が作動する喜びや、機能性だけでなく、安全性や使いやすさも考慮して設計を行うことの重要性を学びました。
そして、安全を意識したモノづくりを通して、安心で豊かな生活を提供したいと感じ、社会への影響度が高いインフラ事業に興味を持つようになりました。
例文では、インフラ事業に興味を持つようになった経緯を、大学研究におけるモノづくりの経験をもとに説明しています。
このように、経験をもとに文章を組み立てれば、オリジナリティが生まれ、説得力のある志望動機となります。
また、他の就活生と差をつけるために、必ずしもオリジナリティのあるビジョンを語る必要はありません。
それよりも企業は、「どうしてそう思うのか?」という理由を知りたがります。
そのため、ビジョンは簡潔に説明し、なぜそれをやりたいのか?ということに重点を置くことが大切です。
動機部分にオリジナリティを持たせることが出来れば、ビジョンが多少ありきたりなものであろうと、採用担当者を惹きつける志望動機となります。
なぜその会社でなければならないのか?
最後に「そのビジョンを成し遂げるには、なぜその会社でなければならないのか?」を書きましょう。同業社にも通用する志望動機ではなく、「その会社のための」志望動機をつくるには、3つポイントがあります。
- 自分の基準を書く(ビジョンを達成するために、重視している基準)
- 会社の特徴をあげ、その会社がいかに基準に合致しているかを語る
- 最後にその事業への熱意を語る
この3点です。例文の該当部を見てみましょう。
貴社でなら、社会課題をものづくりを通じて解決し、人の暮らしを豊かに変えていけるのではないかと感じ、貴社を志望しております。
「社会インフラには総合力が求められる」「御社はそれを有している」「だから、御社で働きたいのだ」という論理で構成されています。
このように、「自分が重視している基準」「会社の特徴と基準の一致」「だから、御社で働きたい」の3段構成を意識すれば比較的簡単に志望動機が書けるよういなるでしょう。
3つのポイントを押さえた他の例文も見てみましょう。
高齢化により、生活習慣病の早期発見が重要になってきています。
貴社は、早期診断用の医療機器に注力しており、高い技術力と高い信頼性により、世界トップシェアを誇っています。
貴社でなら、より精密かつ正確な早期診断を行える医療機器を開発することができると考えます。
そして、その医療機器を使うことで、生活習慣病の早期発見を可能にすることができ、多くの人々の命を救うことが出来ると考え、貴社を志望しました。
この例文では、「生活習慣病の早期発見が重要」「御社は早期発見を可能とする早期診断用の医療機器に注力している」「御社でなら精密かつ正確な早期診断を可能とする医療機器を開発できる」という論理展開となっています。
この3段構成を意識することで、非常に分かりやすく説得力のある志望動機となっていることが、この例文からも分かると思います。
もう一つ例文を見てみましょう。
電力の安定供給と環境保全を両立させるためには、再生可能エネルギーを利用した高効率な発電設備の開発が必要と考えます。
貴社は、再生可能エネルギーの分野に精通しており、特に地熱発電設備の開発において、世界を牽引する立場にあります。
発電設備の安定化と高効率化を可能にする高い技術力を持つ貴社でなら、電力の安定供給を支える発電設備の開発を行うことができ、持続可能な社会の実現に貢献できると考えました。
こちらの例文でも、「再生可能エネルギーを利用した高効率な発電設備の開発が求められる」「御社は地熱発電設備の開発で世界を牽引する立場」「御社でなら電力の安定供給を支える発電設備の開発が可能」という、3段構成を意識した志望動機となっています。
また、さらに説得力のある志望動機とするためには、競合他社にないその会社特有の強みを上げることが大切になります。
企業研究を通して、他社にはないその会社の特徴をしっかりと調査して、志望動機を組み立てるようにしましょう。
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