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食品会社の志望動機が書けずに困っていませんか?食品会社は、応募する学生が非常に多いため、書類選考は非常に難関です。志望動機の質も問われるので、それなりのレベルのものをしあげなければなりません。「御社の食品が好きです」程度の志望動機ではなかなか採用されるものではありません。
でも、大丈夫。以下に紹介するポイントを押さえれば誰でも説得力のある食品会社への志望動機が書けるようになります。わかりやすい例文つきで、食品会社への志望動機の書き方を徹底的に解説致します。
食品会社の志望動機(例文)
まずは内定者の例文を読んでみましょう。例文を読めば、「あ、こう書けばいいのか」とイメージがわくはずです。
志望動機(味の素)
食を通じて、多くの人の健康を支えていきたいという思いから、貴社を志望しております。
学生時代、ジムのインストラクターとしてお客様の食事アドバイスをしてきた経験から、食を通じて人の健康を支える仕事に携わりたいと考えるようになりました。
貴社はコアコンピタンスであるアミノ酸技術を活かして、食品から電子材料・薬品に至るまで様々な製品を開発し、人の食と健康を支えております。学生時代に培った語学力を活かし、世界130カ国で事業を展開する貴社で、世界に食を通じた「健康」を提供していきたいと考えております。
食品が好きということだけで終わらず、入社後のビジョンを持っており、また、そのビジョンはどのような経験から感じたことなのかが伝わる内容でした。具体的にどう働きたいかを文内に入れ込むことで、入社への熱意が感じられる文章になっています。
エントリー先が独自で持ったコアコンピタンスもリサーチできており、企業研究の成果を感じる内容です。食品メーカーは人気企業が多く、憧れだけで志望する学生が後をたたないため、この例文のように、きちんと企業研究をしている面を出せていると非常に高い評価が得られます。
このコアコンピタンスの技術がいかに重要なのか、入社後のビジョン実現のためにどんな効果があるのかを記載できれば、さらに志望度の高さをアピールすることができます。
志望動機が書けない時は、志望動機作成ツールを活用してみよう
ここまで○○の志望動機を作成する方法を解説してきましたが、例文のような志望動機を一人で書き上げる自信がない方も多いはず。
そんな時は、「志望動機ジェネレーター」を活用してみましょう。
志望動機ジェネレーターなら、簡単な質問に答えるだけで説得力のある志望動機が完成します。
志望動機作成ツールを活用して、人事を唸らせる志望動機を完成させましょう。
「食品が好き」を超えた志望動機を書こう
「製品が好きです」だけでは評価されない
食品会社の志望動機をつくる時の一番のポイント。それは「ファン型志望動機をやめる」ということです。ファン型志望動機とは、
このように「いかに製品が好きか」を語る志望動機です。しかし、会社が求めているのは「製品ファン」ではありません。確かに、製品が好きなことは重要です。しかし、入社後は「ビジネス」として食品に携わるわけです。それには「製品が好き」という想いだけでは足りません。
食品会社の仕事を通じて「やりたいこと」を志望動機のコアにする
会社が求めているのは、「ビジネスとして食品に携わりたい人」「一緒に事業をつくっていける人」です。単なる「製品ファン」ではありません。
ですから、単に「製品が好き」というレベルではなく、「御社の事業を通じて〜という価値を世に送り出したい」「御社で働くことで、〜をやり遂げたい」というような「その食品事業を通じて、やり遂げたいこと」を志望動機のコアにしましょう。
食を通じて、より人々の健康を支えていきたいという思いから、貴社を志望しております。
この例文のように、「仕事上のビジョン」を志望動機の核にすれば「一緒に事業を動かしていく人」にふさわしい志望動機になるでしょう。単なる「好きです!」ではなくて、
- 自分はその会社に入って何をしたいか?その会社の事業を通じて、どんな価値を世の中に贈りとどけたいか?
を考えてみましょう。
(1)日本の安全な食品を途上国へ届けたいという想いから
食品・飲料を手がける総合食品メーカーへの入社を希望
私は、学生時代、アフリカやアジアの途上国数カ国へバックパックで訪れた経験があります。
そこで飢えに苦しむ人々や劣悪な水などの衛生問題を痛感しました。
なぜこのような問題が起きているのか考えると、最大の要因は安全安心の食品が流通していないからだと考えます。
そこで、貴社は安心安全の食品製造に力を入れておられ、且つ日本の食文化を海外に広げる事業も展開されております。
私は学生時代に感じた、世界的な問題を解決するには、貴社が持つ理念やテクノロジーが絶対に必要だと考え、貴社への入社を希望しております。
学生時代に課題を感じたことを元に、志望動機を作成しているため、説得力のある志望動機になっています。
(2)食品ロスをなくしたいという想いから冷凍食品メーカーへの入社を希望
私は学生時代にコンビニエンスストアでアルバイトを経験しました。
そこで毎日大量に入荷され、そして大量に処分される食材を目の当たりにしてきました。
勿体無いと感じる想いと、世界では飢餓に苦しみ方がまだたくさんいる中で、このままで良いのかという疑問を持つようになりました。
しかし、一方で、破棄されない冷凍食品の存在に気づきました。
冷凍食品は、保存期間が長く、食べたい時に食べたい分だけ食べることができる価値があると感じました。
これらの価値は、日本の食品ロスをなくすことができるうえに、現在無駄に作られている食材をより有効に活用できるのではないかと考えました。
そこで、トップクラスの冷凍技術を持ち、冷凍食品業界のパイオニアでもある貴社であれば、私が考える食品ロスの課題を解決できると考え、入社を希望しております。
社会課題である食品ロスに着目し、どのように減らしていくかの提案も出来ている良い志望動機といえるでしょう。
なぜ「食品」なのか?
よく「ものづくりに携わりたいという想いがあります」と、食品会社への志望動機を語る人がいます。確かに、食品もものづくりではありますが、「ものづくり」なら他の会社でもいいですよね。
食品会社を志望するなら「そもそも、なぜ食品に携わりたいのか?」という根本の動機を示しましょう。
学生時代、ジムのインストラクターとしてお客様の食事アドバイスをしてきた経験から、食を通じて人の健康を支える仕事に携わりたいと考えるようになりました。
例文では、学生時代の経験を元に、食品業界に興味を持った理由を説明しています。このように過去の経験が志望のきっかけになっていると、本気度が伝わる志望動機になります。
私は留学を通じて、日本の食品の偉大さ、日本人の食に対する熱いこだわりを実感しました。
日本の食は世界的に見ても美味しさ、衛生、健康面においてハイレベルな食品が製造されています。
結果、昨今では日本食が世界的にブームになっています。
そのため私は世界に誇れる日本の食文化に関わる仕事に就きたいと考えております。
留学という過去の経験から感じたことをもとに、なぜ、食品業界で働きたいのか明文化されている志望動機です。
私は学生時代、飲食店でのアルバイトを経験しました。
そこで、食品メーカーの担当営業の方がよく新製品の提案などに来られており、私もその場に同席させていただく機会がありました。
食品業界の仕事は単に食品を作って売るだけでなく、その先の消費者を中心に考えていることを知りました。
私はアルバイトで培った消費者の声に耳を傾ける力を活かせると考え、食品メーカーである貴社への入社を希望しています。
飲食店でのアルバイト経験を生かして、どのように食品メーカーに貢献していくかを明文化出来ている志望動機です。
私は小学校から現在に至るまでサッカーに励んできました。
振り返るとスポーツと食品は切っても切れない関係にあり、水分補給や体力の回復、筋力の増強などにも食品は寄与します。
また、食品業界はスポーツ大会のスポンサーとして参入している企業が多くあります。
過去の経験から感じた食品の重要性、これからもスポーツを別の視点から支えることができる点から貴社への入社を希望しております。
食品と切り離せない、スポーツでの経験を生かした説得力のある志望動機でしょう。
過去の体験をベースに出来ない時の志望動機の作り方
もし、「過去の経験」をベースにできない場合は、
のように、「自分なりに考えた食品業界を志望する理由」を書いても良いでしょう。
IT化が進み、今後人々のライフスタイルはどんどん変わってくることが予想できます。しかし、人生におけるベースでもある衣・食・住の元素は変わらないため、今後も社会にとって必要性のあるサービスを永続的に提供できる点から食品メーカーへの入社を希望しています。
経済的な特徴を元に志望動機を作成しています。俯瞰的な視野を面接官にアピールすることができるでしょう。
グローバル化、技術革新にともない、世界が小さくなってきており、どこにいても世界中とつながることができるうえに、世界中の欲しいものが手に入る時代になりました。
そのためユーザー、消費者は世界中に存在していること、世界中の企業が競合であることを意識する必要があると感じています。私は日本の食品は世界に誇れる品質を誇っていると感じており、グローバルな環境でさらに成長できると考え、食品業界でキャリアを積んでいきたいと考えています。
日本の文化を世界に広めるというビジョンの中で「食品」を選択しています。
どのように世界に広めていくかを深堀りすると、さらにいい志望動機になるでしょう。
食品メーカーは愛社精神、自尊心を高く持って働ける環境だと思い、入社を志望しております。
なぜなら、企業認知度も高く、テレビCM、スーパーやコンビニなどでも必ず見かけるため、日々やりがいを持ち、仕事に従事できると考えました。
なぜ、自尊心を持って働くことを重要視しているのか、過去の経験を元に作成できるとより説得力のある志望動機を作成できるでしょう。
なぜ食品業界の中でも、その会社でなければならないのか?
貴社はコアコンピタンスであるアミノ酸技術を活かして、食品から電子材料・薬品に至るまで様々な製品を開発し、人の食と健康を支えております。学生時代に培った語学力を活かし、世界130カ国で事業を展開する貴社で、世界に食を通じた「健康」を提供していきたいと考えております。
食品会社でも、様々ありますよね。様々な会社の中で「なぜ御社なのか」をしっかりと回答しなければなりません。
「なぜ御社なのか?」を答えるのは簡単です。
- 会社の特徴・長所を取り上げる
- その長所を評価する理由・魅力を感じる理由を書く
以上です。この2点を織り交ぜると、説得力のある志望動機になります。たとえば、例文なら、
- 味の素は、食品だけでなく「アミノ酸」を通じて、電子材料や薬品までを開発・販売している(会社の特徴)
- 様々な側面から「人の健康を支えられる(魅力を感じる理由)
と、構成されています。このように「会社の特徴・強みを取り上げる」「なぜ自分はそれに惹かれるのかを書く」の2点を押さえれば、「なぜ数ある食品会社の中でも、御社なのか」に答えられます。
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