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「もうすぐ就活が始まるけれど、インターンに行ってないので不安が残っている」「インターンに行ってないことで、何か不利になることは?」など、インターンへの参加経験に関する不安や疑問を抱えている学生は多いことでしょう。
賢者の就活では、就活の先輩98名に「インターンシップに行かない場合の就活」についてアンケートを取りました。
回答者の卒年は以下の通りです。
この記事では、インターンシップに行ってないと選考は不利になるのか、内定はとれるのかという疑問を先輩の体験を基にお答えします。
最後まで読めば、インターンシップに行っていないという不安も解消することでしょう。これから就活が本格化する人は、ぜひ参考にしてください。
そもそもインターンに行ってないことは就活に影響するのか?
インターンに参加していない学生にとって最も気になるのは、インターンに行っていないことで就活に影響が出るのだろうかということでしょう。結論から言うと、企業や業界によって影響することもあればまったく影響しない場合もあります。
まずはここでは、インターンに行ってないことで影響が出るのかどうか、実際のところを詳しく解説します。
影響することもある
インターンが就活に影響するケースは、会社がインターンに参加した学生向けに特別選考などを用意している場合です。
会社がインターンを行なう目的はさまざまですが、インターンを通して学生の適性を見抜いたり優秀な学生を早めに選抜したかったりするケースもあります。
このような企業は、インターンに参加しないと選考に参加できなかったり、インターンに参加した学生だけに特別選考を設けていることがあります。
こういったケースがあることを踏まえると、インターンに行っていることは就活に影響があるともいえるでしょう。
なお、2025年度卒の学生から採用直結インターン制度が解禁になります。
現在は「学業がおろそかになる」という理由から採用直結型インターンは禁止されていますが、このルールはすでに形骸化しているのが現状です。
採用直結インターン制度が解禁になれば、就活に影響するインターンを実施する企業が増えることが予想されます。
逆にまったく影響しない場合も
その一方で、会社の方針で「インターンの参加、不参加は選考に関係しない」と定めているところもあります。
このような会社に入社志望の場合は、インターンに参加していないからといって慌てる必要はありません。落ち着いて就活に取り組みましょう。
企業の中には、社外秘の情報が多くインターンを実施したところで企業の雰囲気を肌で感じてもらう以上のことができないケースもあります。
さらに採用直結インターンは、「一般的なプログラムで最低5日間、専門性を重視する場合は2週間以上の実施」が必要です。
また、職業体験を実施期間中の半分以上行わなければなりません。職種や業界によっては、この条件を満たすのが難しいところもあるでしょう。
つまり、インターンシップに行っていないと就活が不利になるとは一概に言い切れず、影響が出ないこともあるのです。企業によってはインターンに行っていなくとも就活に不利になることはないと押さえておきましょう。
企業はどうしてインターンを開催しているのか?
大学の学部や学科によっては、大学3年生にインターンに参加するのは難しい学生もいるでしょう。また、就職したい業界や会社がまだはっきりと決まっておらずに、インターン参加に消極的だった場合もあるでしょう。
確かに、インターンに行っていなくても就活に不利にならない会社や業界もあります。そしてインターンに行っていなくても大丈夫かどうかを確かめるのには、企業がなぜインターンをおこなうのか、その意図を考えることが大切です。
ここでは、なぜ企業がインターンを開催しているのか、主な理由を解説します。
優秀な学生を早いうちから確保したいため
自己PRやES、さらに面接だけではなかなか学生の本質を見極めることはできません。面接ではとても優秀に見えた学生が、入社したら仕事にあまり熱心ではないこともあれば、その逆もあるでしょう。
インターンを利用すれば、一緒に仕事をおこなうことで学生の仕事への取り組み具合などを判断しやすくなります。
そしてそんな優秀な学生は、現在は少子化による労働人口の減少により、企業間で取り合いになるケースもあります。
インターンを実施することで企業側は優秀な人材を見抜き、早いうちから確保したいという意図があります。採用直結インターンを開催すれば、優秀な学生に選考に進んでもらえ、そのまま内定を出すこともできますよね。
自社の周知や企業研究に活かしてほしいため
企業の中には、インターンを利用して自社の認知度を上げたいと考えているところもあります。
就活は、知名度の高い企業に多くの学生が集まる傾向があります。誰しも、特に就活を始めたばかりのころは「自分が知っているかどうか」でエントリー先を決めがちです。
それがインターンを開催することで学生に自社について知ってもらえば、応募者が増えることもあるでしょう。
それに加えて、学生がその会社のインターンに参加したことで自分にとってプラスなことがあれば、それを友人などに教えてくれるかもしれません。それが、企業の評価につながりさらにエントリー数が上がることもあるでしょう。
学生がインターンをきっかけに自社を企業研究してくれることで、企業への分析や理解が進んで学生の間で知名度が上がったり応募者が増えたりすることを期待している企業もあるのです。
就活生のインターン事情について把握しよう
インターンの変容や企業側の意図は、十分わかったと思います。
では、学生側はどうなのでしょうか?特に友達など周囲にいるほとんどの学生がインターンに行っていると、周りが続々と内定を獲得していくのではないか、すでにインターン時点で採用予定数が満ち足りてしまい内定がもらえないのではないかというな不安を覚えることもあるでしょう。
そんな不安を払しょくするためには、まずは就活生全体のインターン事情について把握しておくことが大切です。周囲の参加状況はどうなのかをここから解説していきます。
70%弱の人はインターンに行かなくても内定をもらっている
就活の先輩98名中33名は、内定をもらった企業のインターンに参加していることが分かりました。
反対に、65名はインターンに行かなくても内定をもらえていることが分かります。
このことから、その企業で内定を獲得するためには必ずしもその企業のインターンに参加しなければならないというわけではないことがわかりますね。
内定企業だけでなくインターンに行ったことがない人も約45%いる
内定企業に限らず、インターンに参加したことがあるか質問したところ、「参加した」人は53名、一度もインターンに参加していない人が45人と約半数を占める結果となりました。
つまり、一度もインターンに行っていないからといって、内定ががとれないと諦める必要はなさそうです。
学生がインターンに行った理由は?
インターンに参加する学生は、皆「絶対にこの企業に入りたい」「この業界で働きたい」といった目標を掲げ、内定を目指して早くから熱心に活動しているようなイメージがあるでしょう。
しかし、実際にインターンに参加した学生にその目的についてアンケートをとったところ、「なんとなく」「周りが参加しているから」といった消極的な理由をあげた人もいました。
また、「色々な企業の情報を知りたいため」「自己分析を深めるため」といった理由で参加する学生もいます。
つまり、その企業や業界にぜひ内定を得たくて、早くから活動しているという学生は、インターンに参加する中の一部です。
つまりそのような「内定が取れる」というインターンを選んで行っているわけでもないので、インターンだけで採用予定数が埋まることもありません。以下に、アンケートの結果をより詳しくご紹介するので、確かめてみてください。
- 会社の確認
- 実際の働いている現場の雰囲気を知るため参加した
- 社風や業務内容を確認する為
- なんとなく雰囲気を掴むため
- 行きたい企業がまだなかったので、色々な企業の情報収集のため
- 一回は行っておこうと思ったから
- 企業のイメージを具体的にしたかったから
- 有利だと思ったから
- 自己分析を深めるため。会社にアピールするため
- 周りが参加してたから
- その会社のイメージを固めたかった
- 誘われたから
- 仕事内容を理解したいから
- イメージを再確認するため
- 業界の仕事内容についてザックリと見たかった為
- 面接に進むにはインターンを受けるのが必須だったから
- 大学側から単位がもらえたから
- 周りが参加したため
- 社会人のイメージをもつため
- 資料に書かれていない情報を得られる。雰囲気を実際に見ることができる。
- 具体的な業務内容や働き方を身をもって体験したいと思ったためです。
- 働くイメージを想像したり、業界の雰囲気を知るため
- 企業のイメージを具体的にしたかったから。
逆に学生がインターンに行かなかった理由は?
自分の周りの就活生が皆インターンに参加していると、参加していない学生が不勉強で消極的に見えがちです。しかし、インターンに参加しなかった理由もアンケートを取った結果、さまざまであることがわかります。
「行きたい業界や会社がインターンを実施していない」「国家公務員志望だったから」「学業を優先した」、もちろん、「参加する気がなかった」といった答えもありますが、ほとんどの学生が自分で考えて判断した結果、不参加を選んだのです。
企業も、このようなことは予測しているはずです。だからこそ、インターンは開催するが、行ったからといって圧倒的に内定に有利、というケースは少ないのです。
- 留学中の為
- もともと公務員志望だったから
- 時間が合わなかった
- 面倒だったから
- 参加時期に間に合わなかった
- 不要だと思ったから。
- 時期が合わなかった
- 研究が忙しかった
- インターンを募集していなかった
- 参加する気が無かったため
- インターンが行われていた期間は就活をスタートしていなかったから
- 学業が忙しいから
- インターンに重要性を感じなかった
- 参加時期を逃した
- インターンの存在を知らなかった。
- 抽選落ちしたのでインターン不参加
- インターンする考えに至らなかったため
- 既に申し込みを締め切ってしまっており、間に合わなかったため。
学生がインターンに行くメリット
インターンは採用に直結するわけではないこと、また実際に行っていない学生も多く、なおかつ行っていなくても内定が獲得できていることを踏まえると、学生が時間と手間をかけてインターンに行くメリットはあるのでしょうか。しかしそう聞かれれば「あります」といえます。
ここでは、インターンに参加することで就活に影響するメリットを紹介します。
①内定につながる場合がある
前述したように、企業は優秀な人材を獲得するのに熱心です。
インターンで仕事に真面目に取り組んでいる様子や、そこから感じられる人柄が自社と合っていれば、企業としては「この学生に入社して欲しい」と考えることもあるでしょう。
そうなると、内々定をもらえたり、就活の選考で一足飛びに最終面接だけ受けて合格になる可能性があります。
現在、ベンチャー企業の中には学生に長期のインターンに参加してもらい、就職後即戦力として働いてもらうケースもあります。
インターンに参加することで、内定へのチャンスが広がることは参加するメリットだといえます。
②業界や企業の理解が深まる
職業や業界の中には、多くの人が持っているイメージと実際の仕事にズレがある場合が珍しくありません。入社してはじめてそのズレに直面すると、仕事への意欲を失ってしまうこともあるでしょう。
インターンに行けば、会社の雰囲気や風土を目や肌で感じられます。業界や企業について、机上の空論ではなくリアルな実情を理解することができるでしょう。
思っていた企業のイメージと実際とが合っていれば、志望意欲がより高まるでしょう。逆に思っていたのと違うと思ったら、企業選びの方向性を早めに転換することも可能です。より自分に合った企業を見つけるのにも役立ちます。
インターンは、時間があれば複数参加もできます。会社にインターンに参加することで、自分の肌に合った会社を見つけられる可能性が高まるのもメリットです。
③人脈ができて今後の就活に活かせる
インターンの一環として、その会社で働く先輩社員と話す時間を設けてくれる企業もあります。実際に業界や企業で働いている人の生の声が聞けると、そこで働く自分の将来はもちろん仕事や働くことについてイメージしやすくなるでしょう。
また、得られる効果はそれだけではありません。インターンで先輩社員の人と仲良くなると、今後選考が進む中で志望動機や自己PRの添削もおこなってくれるケースがあります。
ESの添削は大学の就職課や就職エージェントなどもおこなってくれますが、その会社で働く社員であれば、より会社の社風や実際の仕事内容に則してフィードバックをくれるでしょう。
その企業の内定を獲得した先輩社員の意見が盛り込まれた回答です。選考突破や内定獲得にも一歩近づきそうです。
④志望動機や自己PRの内容に活かせる
インターンに参加したことで、企業理解だけでなくその仕事に対する理解も深まるはずです。そこで深まった理解や学んだことは、志望動機や自己PRの内容に盛り込めます。
自己PRでは自分の強みをアピールしますが、最後にはその強みを企業でどう活かせるかを書く必要があります。
そこで、インターンで実際に経験した仕事で自分の強みを活かせることを記せば、企業側は学生の強みの活かし方について納得してうなずけるでしょう。志望動機でも、最後に記す「どのような仕事がやりたいか」という点について、より実務に即した内容が書けるはずです。
説得力のある志望動機や自己PRは、担当者の目に留りやすく、良く企業研究をしている分企業へ入社したいという熱意が高いと判断される可能性が高いです。
選考に参加する学生が粒ぞろいで甲乙つけがたい場合は、志望動機や自己PRが選考の決め手になる場合もあるでしょう。
学生がインターンに行かないデメリット
インターンに行くメリットがあれば、インターンに行っていないデメリットもあります。目指す業界や会社によっては、以下に紹介するデメリットは就活に重大な影響を与えることもあるでしょう。
しかし、インターンに行っていないから、希望する会社に絶対に入れない、というわけではありません。ハンデを克服する手段を考えるためにも、インターンに行っていなくて就活に参加するデメリットを把握しておきましょう。
またデメリットを把握していれば、同じインターンに行っていない就活生同士でも取る対策に差が出る可能性もあります。
①選考に参加できない場合がある
先に解説した通り、特に経団連に所属していない一部のベンチャー企業を中心に、インターンに参加した学生のみの選考をおこなっているところがあるのは事実です。
そして2025年卒からは採用直結インターンが解禁されることにより、インターンに参加しないと選考すらを受けられないという企業が増える可能性もあるでしょう。
その場合は、インターンに行っていないことでその企業の選考を受けられないこともあることは知っておきましょう。
インターンと本選考はつながっていないと広まっているものの、もしかするとインターンに行っていないことでエントリーのチャンスをひとつ減らしているかもしれないのです。
②業界・企業研究が深まらない
企業や業界によっては、外部へ内情がほとんど伝わっていなかったり、華やかなイメージだけが広く周知されていたりするところもあるでしょう。一例を挙げると、ホテル業界やマスコミ業界、ファッション業界などがあげられます。
また、同じ業界でも企業によって大きく文化や風土が異なることもあるでしょう。今は、インターネットなどでも業界人の本音と称する意見が載せられていますが、それが本当かどうかもわかりません。
業界や企業研究が深まらないと、自己PRや志望動機がどうしても薄くなってしまいます。インターンに行った学生の自己PRや志望動機と明らかに差がつくこともあるでしょう。それを挽回するのはかなり難しいかもしれません。
③インターンに行かないで内定が出た場合入社後にギャップを感じることも
インターンに行かないで入社した人に、「インターンに行かずに内定承諾をしたことで入社してから後悔やギャップはありますか?」という質問をしたところ、「ギャップはない」と「ギャップがあった」はほぼ同じ数の回答が集まりました。
ギャップがあったと回答した人は、「イメージと違った」だけでなく、「サービス残業が想像の遥か上だった」「ノルマがあった」など、インターンに参加していれば知ることができていた企業の体制を知らずに入社してしまったケースもありました。
ギャップがあった場合は、労働意欲の減少につながって本人の実力が発揮できないまま、やる気に満ちた同期と差がついてしまうかもしれません。
そうなると、ますます労働意欲がなくなる悪循環に陥ってしまうケースもあるでしょう。そうなると、時間をかけて就活した意味がなくなってしまうかもしれません。
- 思った以上に体育会系だった
- ある。現場の職員の雰囲気がイメージと違った。
- 想像以上に社風が堅かった
- ある、ブラック企業を見抜けなかった
- 何も知らないのにいきなりお客さんに接客したこと
- ある。サービス残業が想像の遥か上だった。また、求められるスキルにギャップがあった。
- ある 企業のイメージが違っていたこと
- 営業をやったが、最初はノルマがないと聞いて入ったが結局あった。
- ある。社員が体育会が多いことを入社するまで知らなかったから。
こんなインターンに行ってないのはまずい!? 内定にかかわるインターン
インターンが内定に深く影響するかどうかは、企業の方針や考え方によって異なるため一概に断定はできません。しかし、ここで紹介する特徴をもったインターンは、内定に深く影響する可能性が高いです。
志望している業界や会社がこのようなインターンをおこなっている場合、一般的な就活だけではインターンに行った学生との溝が埋まらないこともあるでしょう。インターンに行っていないというハンデを可能な限りなくす対策を考えるなど、対処が必要です。
①選考に直結するインターン
企業が「このインターンに参加しないと選考に参加できません」と宣言している場合、インターンも選考の一部として重要視されています。現在は、一部の企業に留まっていますが、採用直結インターンが解禁されたら、選考に直結するインターンも増えそうです。
このような場合、たとえ学生が優秀であっても、インターンに参加していない時点で選考に参加できません。
インターンへ参加する人数が少ない場合は、別途選考の機会が設けられるかもしれませんが、人気企業なら、その可能性もほとんどないでしょう。
万が一、インターンに参加しない学生でも参加できる選考が別途受けられた場合でも、インターンに参加した人と比べると、その企業についての知識量や質は雲泥の差です。
回答の説得力に差が生まれ、突破するのはなかなか厳しいかもしれません。このようなインターンの場合は行っていないことが選考に影響する恐れがかなり高いといえます。
②2週間以上の長期にわたるインターン
2週間以上の長期にわたるインターンは、専門性を重視する職種の採用直結インターンである可能性が高いです。
2週間以上の長期にわたるインターンに参加すれば、企業理解はもちろんのこと、業務理解も深まるでしょう。先輩社員との交流も深まり、彼らとはもちろんそれ以外の社員も含めた幅広い人脈も作れるかもしれません。
この時点で、参加していない学生と参加した学生では大きな差がついていることがわかるでしょう。この差を埋めるのは容易ではありません。
会社側も2週間以上のインターンを成し遂げた学生には特別選考を実施し、内々定を早々に出す可能性もあるでしょう。
このような長期インターンも、行っていないことで就活に影響する恐れがあります。このような企業の選考を受ける場合は、並々ならぬ企業研究が欠かせません。
今インターンに行ってない学生がやるべきこと
インターンへの参加を迷っている人や、インターンに行かずに選考を乗り越えようとしている人に、インターン以外の効果的な就活対策を質問しました。
- 色々な人に聞く
- ob訪問
- 座談会
- ジョブパークに登録して面接対策をした。
- 先輩や友人との模擬面接
- 大学のキャリアセンターで面接対策をしてもらった。
- 説明会の実際の社員の方との座談会
- 先輩の話
- 飲食業界だったので、実際の店舗に行ったこと
- 企業訪問
- OB訪問(実際のOBではない人も含む)
- エージェントを頼ること
- セミナー参加
- 大学の就職課の方との面接練習、オープンワークやワンキャリアや外資就活ドットコムなどの他の就活サイトの登録、とにかく面接の数をこなす
- 就活の口コミサイト
- 同じ企業の説明会に日にちを変えて何度も参加する
この中から、インターンに行っていない学生が特にやるべきことについていくつか紹介していきます。やり方や取り組む熱量によってはインターンに行っていない事実を払しょくできるかもしれません。ぜひ取り組んでいきましょう。
①秋冬のインターンを探す
まだ就活が始まっていないけれど、インターンに参加するにはもう遅すぎるのでは?と思っている3年生の方は、まだあきらめてはいけません。秋・冬インターンを実施している企業があります。
秋冬インターンとは、夏期休暇が終った10月以降から就活が解禁になる3月1日前までにおこなわれるインターンのことです。
企業によっては、夏のインターンは業界や企業への理解を深めるために開催し、秋冬インターンは業界や企業に入りたい、と意欲を燃やす学生向けに開催するなど、内容をわけている企業もあります。
そのため、秋冬インターンにはインターン後に面接などを設けている企業もあるでしょう。
秋冬のインターンに参加すれば、インターンに行っていないというハンデそのものをなくせます。希望する会社や業界が秋冬インターンを実施している場合は、ぜひ行ってみてください。
②OB・OG訪問をする
OB・OG訪問とは、希望する業界や企業で働いている先輩を訪ねて仕事の内容や企業の雰囲気などについて教えてもらうことです。基本的にOB・OG訪問は就活本格化前におこなうものですが、就活中でもできる企業があります。
また、OB・OG訪問をすることで、外部からはうかがい知れない会社の雰囲気や仕事へのやりがいなどを聞けます。企業研究がはかどり、自己PRやES、志望動機などの内容を充実させられるでしょう。
内部のリアルな情報を得られるという点ではインターンに行った学生との差が埋められる可能性があります。
企業研究を深め、質問への回答をより実務に即したものにするには、インターンの代わりにOB・OG訪問をおこなうのが良いでしょう。
③座談会に参加する
座談会は、就活が解禁されてから企業説明会と一緒におこなわれるケースが多いです。企業説明会は企業が学生に対して自社の説明をして、学生から質問をする機会は少ないです。その点座談会はその企業の社員複数名と輪になって、説明会で生じた疑問を解決できる機会となります。
企業理解を深められるという点ではOB・OG訪問と同じような効果が得られるはずです。また、座談会は比較的カジュアルな空気感で雰囲気で進められるため、参加社員と懇意になることもあるでしょう。
名刺などを頂いて、今後とも困ったときに頼れるような関係を築けるかもしれません。自己PRや志望動機の添削を頼める相手ができますね。
また座談会のメリットはもうひとつ、質問の形を取って自分の熱意をアピールできることです。企業への質問は自分の理解を深めるだけでなく、その企業に興味があるという自分の気持ちを暗にアピールできる機会ともなります。
その熱意を、座談会に参加した社員づてに採用担当者が耳にする可能性もないとはいえません。そこから好印象を覚えてもらえれば、それが選考に響くかもしれません。さまざまな面でインターンの代わりとなるでしょう。
④会社訪問をする
会社訪問も、OB・OG訪問と同じく会社の雰囲気や風土、文化などを直接目で見て感じられる制度であり、就活中でも実施している企業もあります。OB・OG訪問同様、企業側によりダイレクトに入社したい、といった熱意を伝えることも可能です。
会社にもよりますが、このように会社訪問でインターンに行っていないハンデを一部埋められる可能性もあるでしょう。
限られた時間で、どれほどの好印象を感じてもらえるかが勝負です。また、会社訪問で興味深い話しを聞けたり、何らかの気づきを得られた場合は、志望動機や自己PRなどにエピソードとして挿入してみましょう。
⑤就活エージェントを利用する
就活エージェントは、企業と学生をつなぐ窓口になってくれる存在ともいえます。就活エージェントを利用する一番のメリットは、自分が知らなかった優良な企業にコミットできることです。
就活エージェントは就活生と面談し、その人に合った企業を紹介してくれます。学生ももちろん企業研究をしていますが、限界があるでしょう。
就活エージェントを利用することで、今まで自分が知らなかったけれど働いてみたいと強く思える会社に出会える可能性があります。第一志望の会社や業界がインターンに行っていないと選考に参加できないとわかり、就活の大幅な修正が必要になった場合にこそ、利用してみましょう。
就活エージェントを利用することで、選考を有利に進められるのもメリットです。このあたりは、インターンと似ています。
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インターンに行っていないことが就活に影響するかどうかは、企業の裁量によります。ですから、インターンに行っていないからといって、就活がうまくいかないと決めつけることはできません。就活が始まってからも情報を集め続けることが大切です。
その一方で、企業の中にはインターンへ行ったことが就活に大きな影響を与えるところもあり、そのような企業が第一志望の場合、就活に行っていないデメリットもまた大きいです。
しかし、OB・OG訪問、会社訪問、座談会参加とハンデを払拭できる機会もあります。インターンに行っていない就活生は、使える機会を逃さないようにしましょう。また、単に参加しただけで満足せず、その経験をどう活かすか考えることが重要です。
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