アクセンチュアの面接対策|面接で出やすい質問付きで紹介

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アクセンチュアはコンサル業の入社超難関企業

コンサル業は就活生からの人気が高く、倍率の高い企業も多いです。
アクセンチュアは人気で高倍率なだけではなく、選考の難易度自体が高い点も大きな特徴です。

アクセンチュアは、難関企業ばかりの外資系コンサルファームに属しており、就職を目指すなら事前対策を徹底しておこなわなければなりません。

アクセンチュアやコンサル業ならではの面接の特徴を知ることも大切です。
アクセンチュアの選考についての理解を深め、面接を攻略して内定を勝ち取りましょう。

アクセンチュアの企業情報

名称:アクセンチュア株式会社(Accenture Japan Ltd)
創業:1962年事務所開設
設立:1995年12月
資本金:3億5千万円
従業員数:約13,000人(2019年12月1日時点)
事業内容:
「ストラテジー」「コンサルティング」「デジタル」「テクノロジー」「オペレーションズ」の5つの領域で幅広いサービスとソリューションを提供
東京オフィス:
赤坂インターシティAIR(総合受付)〒107-8672東京都港区赤坂1-8-1 赤坂インターシティAIR(受付: 8F)
電話番号:03-3588-3000(代表)
代表取締役社長:江川 昌史
代表取締役副社長:関戸 亮司

まずはアクセンチュアの基本情報を確認しておきましょう。企業の概要を把握することが、企業研究の第一歩です。

アクセンチュア株式会社|企業ホームページ

アクセンチュアの選考フロー

年度や応募方法によってどのように選考が進むかは異なる場合がありますが、アクセンチュアの基本的な選考フローは次の通りです。

・エントリーシートの提出
・WEBテスト
・グループディスカッション
・1次面接
・最終面接

エントリーシートを提出後、WEBテストを受けて合格すると、グループディスカッションに案内されます。
その後2度の面接を経て内定と至るため、選考フロー自体はやや短いといえます。

ただし、1次面接では同日に2種類の面接を実施することが多く、選考のボリュームは他の企業とそれほど変わりません。

むしろ短期間で凝縮して選考をおこなうことで、他の企業よりもボリュームが多いと感じることもあるでしょう。

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アクセンチュアの面接はケース面接と一般面接

アクセンチュアの面接では、ケース面接と一般面接の2種類おこなうことが多いです。
ケース面接とは特定のケースを定めて、その解決策を提示してアピールをおこないます。

コンサルならではの問題解決能力が見られているといえ、実践的な面接形式といえます。

ケース面接では事前に設定となるケースが通知され、しばらくそれについて考える時間をもらい、その後面接のスタートです。

ケース面接が終了した後は、一般面接に移行することが基本的な流れです。
一般面接は通常の面接と同じであり、質疑応答によって評価をおこないます。

ケース面接の例題

・自身が経営しているコンビニの収益が落ちており、その利益を上げる方法とは
・専業主婦を積極的に健康診断に行かせるための施策とは
・副業の可否と副業を認めた場合に実施すべき施策
・若者の自動車離れを食い止めるためには何が必要か
・ローンビジネスの起業戦略について
・通勤ラッシュの緩和方法とは
・商店街の店の売上を上げる施策とは
・大手コーヒーショップのチェーン店でお代わり自由制度を導入すべきか
・インバウンド消費を増やすためにすべきこととは

ケース問題は抽象的な内容が多く、明確な答えが存在しないものもあります。
つまり、何が正しく、不正解と決まっているわけではないため、自身が考える結論とその根拠を、説得力を持ってアピールすることが大切です。

一般面接の例題

・志望動機を教えてください。
・なぜコンサル業界を選んだのですか?
・コンサル業界でも弊社を選んだ理由は何ですか?
・自己PRをしてください。
・あなたの長所と短所は何ですか?
・学生時代に力を入れて取り組んだことを教えてください。
・これまでに一番苦労した出来事について教えてください。
・これまでにした大きな失敗は何ですか?また、それをどのように乗り越えましたか?
・入社後はどのような仕事をしたいですか?
・他社の選考状況を教えてください。
・何か質問はありますか?

一般面接は通常の面接と同じで、自分自身について問われることが多いです。
選考で頻出の基本的なものが多いため、事前に準備をしているなら回答するのはそれほど難しくないでしょう。

アクセンチュアの面接対策

アクセンチュアの選考を攻略するには、面接の対策をしておくことが大切です。

コンサル業のため、特にロジカルに答えることがきるようにしておきましょう。

アクセンチュアの面接では、志望動機など基本的な質問がされますが、質問ごとに、「具体的には?」「なぜ?」と面接官に回答を深掘りされる可能性があります。

そのため、深掘りした回答と、当初の答えに矛盾が生じないようにしなくてはいけません。

また、一般的な質問に加え、面接でフェルミ推定が出された経験のある人もいます。論理的な思考力を鍛える方法でもあるフェルミ推定を短時間で回答しなくてはいけません。

結論へのたどり着き方を、一般的な質問の答え方と合わせて、対策しておきましょう。

同業種のなかでもアクセンチュアを選ぶ理由を明確にしておく

志望動機は一般面接でも頻出の質問であり、より明確な内容を提示してアピールすることが大切です。

アクセンチュアを志望した理由を強固にするには、同業他社ではなく、なぜアクセンチュアなのかに触れておくとよいでしょう。

単にコンサル業をしたいというだけでは、業界全体を志望する理由にはなっても、アクセンチュアを志望する理由にはなりません。
同業他社でもよいと思われる内容では、志望度が低いと判断されるため注意が必要です。

他の企業と差別化した志望動機を提示するには、アクセンチュアならではの強みや独自の特徴を踏まえてアピールすることが大切です。

アクセンチュアにしかない魅力に言及した志望動機なら、同業他社を志望する理由とも差別化が図れるでしょう。

志望動機の回答例

例文

ITテクノロジーを活かしたビジネスを提案することで、企業の成長を実現したいと考え、御社を志望しました。

御社は最新のIT技術にも精通しており、テクノロジーを活かした企業改善の事例も多数有しています。
実績ある企業で最新技術を用い、クライアントに合ったサービスの提供を通じて自身も成長し、活躍したいと思い、御社を志望しました。

大学時代はカフェでアルバイトをしており、コミュニケーション能力を身に着けました。
御社では傾聴力を活かしてクライアントの声に耳を澄ませ、本当に望むことは何かを引き出して、それに合ったアイデアを提案して活躍します。

アクセンチュアならではの強みは何かを、明確に提示している点が評価されるポイントです。

ITテクノロジーに精通していることや、多数の実績などをあげることで、企業研究ができているというアピールにもなります。

企業のスピリットに伴う答え方を考える

面接でのアピールでは、企業が何を求めているのかを考え、回答することが大切です。

特に企業のスピリット、いわば企業理念を踏まえた上でアピールすることが、より評価されるためのポイントであると考えましょう。

アクセンチュアは最新のテクノロジーを使うことや、常に新しいものへの挑戦をすることが企業スピリットとしてあります。
つまり、これらに言及して自身の考えを述べると、企業との相性のよさをアピールでき、評価もされやすくなるでしょう。

反対に挑戦とは真逆の安定や現状維持などの内容を提示してしまうと、アクセンチュアの風土に合わないと判断される可能性が高いです。

企業の考えと合うかどうかは重要であるため、まったく同じではなくても、大枠の方向性だけ外さないようにしましょう。

履歴書に記載した鉄板質問は回答にブレが生じないように見直す

面接の前には履歴書やエントリーシートを提出しており、これに記載した内容はきちんと覚えておくことが大切です。

一般面接では応募書類と同じ頻出の質問を繰り返しされることが多く、応募書類と面接でアピールする内容が違っていると、不信感を与えてしまいます。

一言一句同じ内容で答える必要はありませんが、大まかな内容は共通させ、書類に書ききれなかった詳細部分を、面接では口頭でアピールすることが大切です。
すでに提出したものと面接でのアピールが食い違っていると、場合によっては嘘をついていると判断され、大幅にマイナス評価になる危険性もあります。

履歴書やエントリーシートに記載した内容と面接でのアピール内容がブレないように、応募書類はコピーを取り、面接前に見直すことがおすすめです。

「具体的に」「つまり」など深掘られたときの回答準備をする

面接では質問1に対して回答1というラリーで進むだけではなく、時には1つの質問に対して何度も疑問を重ねて、細部まで深堀りされることもあります。

回答に対して「つまり?」や「もっと具体的に」と言われた場合に備えて、回答内容は練りこんで細部まで考えておかなければなりません。
深堀りして聞くのは、就活生の本音や本質的な部分を知りたいからです。

例えば志望動機を深堀りされる場合は、アクセンチュアで働きたいということの、もっとも根幹にある行動原理は何かが問われています。
なぜそれをやりたいのか、やろうと思ったのかといった、深い部分まで考えておかなければなりません。

事前準備では自分の回答に対して何度も「なぜ?」という質問をぶつけ、繰り返し深堀りされても答えられるようにしておきましょう。

3、5、10年後など今後のビジョンも伝えられるようにする

就活は入社して終了ではなく、むしろそこからが本番です。
そのため、面接では入社後のことを見越して、将来のビジョンを聞くことも少なくありません。

入社後何がしたいか、将来どのようになっていたいかといったビジョンを問う質問には、3年後や5年後、10年後のそれぞれの段階別に答えられるようにしておきましょう。

3年後のビジョンは短期、5年後は中期、10年後は長期の目標です。
大切なのはそれぞれが連続性を持っていることであり、3年後の目標を達成した先に5年後の目標があり、5年後の目標を達成した先に10年後の目標があるようにしておきましょう。

それぞれが連動していないと、明確なビジョンがないと思われることがあるため注意が必要です。

今後のビジョンの回答例

例文

まずは最初の3年でアナリストとして1人前になり、チームの仕事を円滑に回せるようになります。

その後5年目までにコンサルタントに昇進して、クライアントの問題の解決ができる、論理的で効率的な改善案を提供したいと考えています。

コンサルタントして活躍するためにも、アナリスト業務に真剣に取り組み、先輩コンサルタントの仕事ぶりを盗みながら成長したいです。

また、コンサルタントになってからはマネージャーの仕事にも目を向け、10年後にはさらに昇進して、自分のチームを持てるようになりたいと考えています。

期間を設定して目標を提示することで、より具体的なアピールができています。

ただ何がしたいと伝えるよりも、何年目までに何をするかと期限を設けることで、明確なビジョンが持てていると評価してもらえるでしょう。