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面接対策のためには企業研究を入念におこなう
マスコミ業界でも、とりわけテレビ局は人気が高く、毎年多くの就活生が志望しています。
特にキー局のひとつであるフジテレビは人気が高く、競争率も高いです。
キャリタスの2020年卒の就活生が選ぶ人気企業の業種別マスコミ部門では競合他社のTBSテレビやテレビ朝日を越える人気度がありました。
競争率の高さから面接を勝ち抜くのも困難ですが、採用を勝ち取れるかどうかは事前準備によって変わります。競争率が高くても、事前準備を徹底しておこなうことで採用率は上がり、志望企業に入社できる可能性は当然あります。
選考の対策として重要なのは、面接などの直接的な対策をすることはもちろん、企業研究も念入りにおこなわなければなりません。面接の対策と企業研究を併行しておこなうことが、合格への近道といえます。選考に向けてどのような対策をすべきなのか具体的に知り、フジテレビへの就職を目指しましょう。
フジテレビの企業概要と特徴
まずはフジテレビとはどのような企業なのか、基本的な情報から身につけておくことが大切です。
企業概要や特徴を知ることで、フジテレビへの理解は深まり、選考にも役立ちます。
企業理解が正しくできていないと、選考の合格率が下がるだけではなく、自分に合った企業かどうかを正しく判断できなくなります。大切なのはただ対策をして採用を目指すだけではなく、自分に合った企業かどうかを正しく判断することです。就活をスムーズに進めるためにも、企業概要や特徴は必ず確認しておきましょう。
企業情報
フジテレビの基本的な企業情報は、次の通りです。
商号 | 株式会社フジテレビジョン(Fuji Television Network, Inc.) |
設立 | 平成20年10月1日(新設分割による) |
放送開始 | 昭和34年3月1日 |
決算期 | 3月31日 |
資本金 | 88億円 |
従業員数 | 1,318名 |
事業所本社 | 〒137-8088 東京都港区台場二丁目4番8号 03-5500-8888(大代表)本社・湾岸スタジオ ※本社機能の一部はダイバーシティ東京オフィスタワー:〒135-0064 東京都江東区青海一丁目1番20号 |
湾岸スタジオ | 〒135-0064 東京都江東区青海二丁目3番23号 |
送信所 | 〒131-0045 東京都墨田区押上一丁目1番2号東京スカイツリー内 |
関西支社 | 〒530-0001 大阪市北区梅田二丁目4番9号ブリーゼタワー10F |
名古屋支社 | 〒461-0005 名古屋市東区東桜一丁目14番25号テレピア13階 |
海外支局・事務所 | ニューヨーク、ワシントン、ロンドン、パリ、イスタンブール、モスクワ、北京、ソウル、バンコク、ローマ事務所、ベルリン事務所 |
これらは2019年3月31日現在の情報であるため、選考の対策をするなら常に最新の情報にアップデートしておきましょう。
事業内容
フジテレビの事業内容は、次の通りです。
- テレビジョン放送
- 番組制作
- 映画・映像ソフト制作
- イベント
- 通信事業
- 権利ビジネス事業
企業名からテレビの事業をしているということはわかりますが、それだけはなく映画や映像ソフトの制作などもおこなっています。テレビに限らず、映像にかかわる仕事全般をおこなっていると考えましょう。
また、テレビのコンテンツに付随するイベント事業も展開しており、その他通信事業や権利ビジネス事業まで、仕事の幅は広いです。番組制作だけに限らず、幅広い事業を展開していることがフジテレビの特徴であり、ひとくちにテレビの仕事といっても、その実態は多岐にわたります。
フジテレビの新卒の選考対策
フジテレビへの就職を目指すなら、念入りに選考対策をおこなわなければなりません。選考で求められるものは新卒や既卒、転職などで異なることが多いため、新卒ならではの対策を心がけることが大切です。
新卒には何が求められているのか、それを提示するためにはどのような準備が必要なのかを知ることで、スムーズに選考を進めていきやすくなります。新卒ならではの選考対策の方法や内容を知り、実際にどのような準備が必要なのか考えていきましょう。
時代の流れによって変化するテレビのありかたについて考える
情報やメディアの分野は日夜変化しており、テレビも例外ではありません。時代の流れによってテレビのありかたそのものも変化しつつあるため、これに自分なりの意見を持っておくことが大切です。
例えばネット社会でひとり1台スマホを持っていることが当たり前になり、どこでも好きなときに動画などを楽しめることは現代の大きな特徴です。これによって若者のテレビ離れも加速しており、テレビを持っていないという人も増えています。
情報を仕入れたり、娯楽を楽しんだりする選択肢がテレビ以外にも出てきたことで、テレビ業界は変化を迫られ、過渡期にあるといえます。世間のニーズが変化していく中で、これからのテレビはどうあるべきなのか、注目してもらうには何が必要なのかなどを考えておきましょう。
モノ作りの経験や喜びがあれば具体的に説明できるようにしておく
フジテレビでの仕事は多岐にわたりますが、基本的にはコンテンツの制作に何らかの形でかかわることが多く、いわばモノづくりをおこないます。
そのため、過去にモノづくりをした経験があったり、そこから得た喜びや感動があったりするなら、それらを明確にアピールできるようにしておきましょう。モノづくりを経験したことがあるのは大きな強みであり、就職してからのコンテンツ制作に役立てられることも多いです。
重要なのはただ何かを作ったという事実だけではなく、どのようなモチベーションで取り組み、何のために実行したのかという点です。漠然と何かを作っただけでは評価されないことも多いため、目的やそれに向かう熱意、意思をきちんと説明できるようにしておきましょう。
大手企業の面接で聞かれやすい質問一覧
フジテレビに限らず、大手企業の面接では次のような質問をされやすいです。
- 志望動機は何ですか?
- 自己PRできることはありますか?
- 学生時代にもっとも力を入れたことはありますか?
- これまでに失敗した経験はありますか?
- 勤務地や配属に希望はありますか?
- 就職してからどのような仕事をしたいですか?
- 5年後や10年後を見据えて、どのような人になりたいですか?
- 何か質問はありますか?
基本的には仕事について、就活生の人柄について問う内容が多いです。
また、フジテレビなら好きな番組や作ってみたい番組などを聞かれることもあるでしょう。基本的な質問に加えて、テレビ業界ならではの内容も抑えて準備をしておくことが大切です。
フジテレビの面接対策【回答例】
実際に面接での質問に対してどのように答えるべきなのか、回答例を参考にして自分なりの答えを見つけておくことが大切です。
フジテレビの面接では、志望動機や学生時代に力を入れたこと、苦労した経験などを聞かれることが多いです。これらの質問はスタンダードなものですが、だからこそ人柄がよくわかり、評価を決める上で重要であるといえます。
回答例を参考にしながら、自分の場合ならどのように答えるかも同時に考えておきましょう。
志望動機
私が御社を志望したのは、テレビの仕事で挑戦し、より新しく、面白い番組を作りたいと思ったからです。ネットの動画サービスの普及によって、テレビのコンテンツは面白くなくなったといわれていますが、私はそうは思いません。
ネットに負けないコンテンツを作るポテンシャルはまだまだテレビにはあり、特に挑戦を大切にする御社では、革新的な番組やコンテンツが制作できると考えています。
私は昔から御社が制作する番組が好きで、生まれ年以前のものも、祖父母の家で録画していたビデオを何度も観ています。昔のテレビから今のテレビまで観ることで得た番組の構成力や企画力を活かして、ゴールデン帯で高視聴率が取れる番組を作ります。
テレビが好きであること、特に志望先の番組が好きであることは重要なポイントです。
ただ面白い番組を作りたいとするだけではなく、フジテレビならではの挑戦的な風土をあげ、それに絡めて志望動機を語ることで、効果的なアピールができているでしょう。
志望動機
より多くの人が楽しめる映像コンテンツを作成することで、より良質なエンターテインメントを提供したいと考え、御社を志望しました。御社には革新的で創造的な風土があり、これまでにはない視点から制作された番組も多いです。
特に「○○」はお気に入りで、「○○」のような家族全員で楽しめる番組を自分でも制作したいと考えています。まずは現場で番組制作のノウハウを学び、どのようにテレビができているのか理解を深めてから、自分でも番組の企画・発案をして活躍したいと考えています。
好きな番組があるなら、それを提示してアピールに絡めることもひとつの方法です。好きな番組をあげることでその企業だからこそ志望したという理由になり、他社を志望する動機との差別化ができているでしょう。
学生時代に力を入れたこと
大学時代は演劇サークルでの活動に力を入れました。私は脚本家兼役者を務め、舞台でしかできない表現とは何かを考えました。脚本として仕上げた時には面白いと思っていても、実際に動きをつけるとイメージとは違い、失敗したことは何度もあります。
私はただ書くだけではなく、自分で演じながら修正することで、より深みのある表現ができないかを追求しました。実際に動いて脚本に起こしていくという手法を取ることで、台本と演技のばらつきがなくなり、最終公演では喝采を受けることができました。御社でも行動しながら考えることで、本当に面白いテレビとは何かを追及したいと考えています。
テレビ制作はモノづくりであるため、この経験を学生時代に頑張ったこととして提示するのはおすすめです。何をしたかだけではなく、どのように頑張ったかも含めてアピールしましょう。
学生時代に力をいれたこと
学生時代は部活動に力を入れ、チームで力を合わせることの大切さを学びました。私が所属していた野球部では、同じポジションの先輩後輩がチームとなり、それぞれで励まし合いながら練習をしました。年齢に関係なくよいところは褒め、直すべきところは指摘することで、より質の高い練習ができました。
最終的にはチーム全体で同じことを行い、レベルアップを図ったことで、県大会でも優勝できました。御社でも現場スタッフ同士で力を合わせ、お互いに助け合い、チームとしての機能を円滑にすることで、よりよい番組の制作に繋げていきたいと考えています。
モノづくりの経験以外でも、仕事で活かせることならアピールは可能です。テレビでの仕事に必要なチームワークを提示し、就職後の活かし方まで繋げることで、採用メリットの高さをアピールできているでしょう。
これまで一番の苦労
もっとも苦労したのは大学受験です。3年の春の時点で志望大学はE判定であり、これではいけないと思い、そこから毎日5時間勉強するというノルマを課しました。
明確な目標を立てることで勉強のモチベーションが湧き、それから1日もさぼることなく勉強した結果、無事第一志望に合格できました。毎日目標通りの勉強量をこなすことは大変でしたが、自分で決めたことを曲げたくないという一心で、辛い時も踏ん張り続けました。
御社では何事も継続しておこない、辛い時こそ諦めずに明るい側面を見ることで、モチベーションを維持して仕事を進めていきます。
これまでに苦労したことでは、問題にぶつかった時の対処法や取り組み方が見られています。そのため、問題解決のために何をしたのか、どのようにモチベーションを維持したのかなどを提示しましょう。
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