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面接の当日、遅刻しそうになって焦らない人はまずいないでしょう。
なんとか遅刻は免れても、面接時間直前になってようやく会場に到着して気が動転していれば、面接には集中できず、残念ながら内定にはつながりません。
わりと面接遅刻しそうで鬱
— ツァラ (@not_syahu_115) June 10, 2020
ツイートにもあるように、時間までに着くと思っていても、電車の遅延や混雑によりギリギリになってしまう可能性もあります。
就活の中でも、特に面接は緊張する人も多いでしょう。そのため、「遅刻するかもしれない!」という、更なるストレスの原因を作らないために、時間には余裕を持って臨みたいものです。
面接前に焦らないようにするためには、到着時間など、面接当日の行動と時間について把握しておくと安心です。
ここでは、面接がスムーズにいくように、到着時間や気をつけるポイントについて詳しく見ていきましょう。
面接の到着時間は10分前
10分前には受付終わっている状態にする
面接会場には、受付を済ませた状態で10分前には到着していることをおすすめします。受付が終わっていない状態で10分前に到着すると、ビルのエントランスから企業までが遠い場合もあります。
エレベーターがなかなか来なかったり、受付がスムーズにいかなかったりすることも考慮して、面接開始10分前に受付が終わっている状態をおすすめします。
10分前に到着することで面接までに一呼吸おける
提出書類の内容の確認もできる
面接前には、提出書類の内容を確認をしたり、逆質問を再確認したり、面接本番に向けて復習しましょう。面接官は提出している履歴書やエントリーシートに沿って質問をします。履歴書やエントリーシートに記載していることと、発言の内容がまったく異なると、信憑性がなくなります。
時間ぎりぎりで慌ただしく駆け込んだ面接では、落ち着く暇もなく面接にとりかからなくてはいけません。
10分前に受付をすまし、落ち着いて書類を見直すなどして、ゆったりとした気持ちで面接に向かえば心穏やかに面接に備えることができます。
自分の100パーセントの力を発揮して面接に臨めるように、時間に余裕を持って行動しましょう。
面接の到着時間は早過ぎてもアウト!
面接場所が空いていない
面接の時間より、大幅に早く到着してしまうことはNGです。面接会場となる場所が空いていなかったり、会議室であるならば、別の会議に使用されていて部屋が空いていない可能性もあります。他にも、待合室が空いておらず、別の場所を用意しなければならないとなると、余計な手間をかけてしまいますし、他に案内できる場所がない場は、担当者を困らせることになります。
このように、「遅れなければOK」というわけにはいかないのが、社会人の時間のマナーの基本です。相手の立場を思いやり、迷惑をかけない範囲で早めに着くように気をつけましょう。
面接担当者を急かしてしまう
早すぎる到着は「配慮に欠ける」「時間管理ができない」とマイナス印象を持たれてしまう可能性があります。面接への早すぎる到着は、面接会場や待合室といった場所の準備についてもですがが、担当者の業務の中断という点からもNGです。
担当者は面接だけを担当しているケースは稀です。一日の業務予定を終わらせられるように、その日のスケジュールを組んでいます。
そのため、あなたが時間前に到着することは仕事の中断、別の場所を準備する場合は、予定外の仕事という二重の迷惑をかけることになります。
自分の「遅刻したくない」という考えだけでなく、相手の立場を考え、早すぎる到着は避け、10分前の到着を心がけるようにしましょう。
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遅延や事故を想定して早め面接会場へ向かう
交通事故や電車の大幅な遅延などは、そうそうあることではありません。しかし、アクシデントも慮して、できるだけ自分のスケジュールに影響がないように予定を立てることが理想的です。
そのため、遅延や事故を想定した早めの行動が望ましいのです。
交通事故などの深刻な理由でなくても、普段使わない路線や生き方をする場合、行先の違う電車にうっかり乗り込んでしまったり、反対方向の電車に乗ってしまったりというミスをしてしまった場合でも、時間に余裕があれば間に合います。
また、駅についてから道に迷ってしまうこともあるでしょう。そんなときでも、時間に余裕があれば到着時間に遅れることなく、面接に間に合います。
全てがスムーズにいき、早く着き過ぎてしまった場合は、会場の外で気持ちを落ち付かせる余裕ができるなど、決して早めの行動は無駄にはなりません。
最寄り駅からの道なりを調べておく
面接会場は、知らない場所であることが多いものです。初めての場所では道に迷ってしまうこともあります。下見をする必要はありませんが、道順を下調べしておくことは必要です。
駅の何番出口から出ると会場の入口に近いなども事前に調べておくことをお勧めします。
受付方法について確認しておく
面接会場に向かって最初に向かう先は、まず「受付」です。大きなビルではエントランスホールに受付がある場合もありますが、今からこちらで説明する「受付」とは企業の受付で、面接会場に向かうために取り次いでもらう場所という意味合いです。
面接に向かう際は、受付の企業の受付方法についてあらかじめ確認しておくと安心です。
受付の様式は様々で、企業によって変わります。受付の人がいる場合もあれば、内線電話やインターホンで担当者に話す場合もあります。
内線電話の場合、一般来訪者向けの番号と就活面接者向けの番号が違う場合などもあるため、表示がある際は指示通りの内線番号にかけるようにしましょう。
受付の際は、次のポイントを簡潔に伝えましょう。
・面接のために来たこと
・大学名、氏名
・呼び出してほしい担当部署や担当者名
・約束の時間
無人の受付の場合、入り口にインターホンや内線電話があることが一般的です。
最近ではタッチパネルで直接担当者を呼び出せるシステムがある企業もあります。
いずれの場合も、勝手にフロア内に立ち入ったり、許可なくドアを開けたりすることはマナー違反です。内線電話やインターホンやタッチパネルを見落として、意図せずにオフィス内に入ってしまうことのないように気をつけましょう。
採用担当者・面接担当者の名前は事前に確認する
面接の案内があった場合、メールにはあらかじめ採用担当者の名前や連絡先が記載していることが一般的です。人事部は面接の日程調整をするだけで、実際に面接するわけではないかもしれませんが、受付では、人事部の採用担当者の名前を伝え、呼び出してもらいましょう。
「こんにちは。〇時から面接のお約束をしておりました、〇〇大学の〇〇です。採用担当の〇〇さんお願い致します」
このように簡潔に用件を伝えるといいでしょう。
お手洗いの場所を確認しておく
面接が始まる前には、お手洗いの場所の確認をしておくことをおすすめします。お手洗いではトイレを済ませておくだけでなく、身だしなみチェックもできるので、面接前に言っておきたいものです。
面接会場によっては、すぐ近くにお手洗いがない場合もあります。
別のフロアや離れた場所に行かなくてはいけないこともあるので、受付前にお手洗いに行っておくといいでしょう。
万が一、受付後の面接直前にお手洗いに行きたくなった場合は、担当者に一言声をかけてから行くようにしましょう。
面接の到着時間が遅れる場合は分かった時点で電話をする
電話のかけ方(例)
「本日△時に面接のお時間を頂いております○○と申します。
◇◇駅で事故のため現在××線が遅延しており、大変申し訳ございませんが、面接の時刻までに到着することが難しい状況です。
□時までには到着できるかと思うのですが、その時間帯でお時間をいただくことは可能でしょうか?
(もし、遅れて面接を受けることが可能ならば)
ありがとうございます。
お待たせしてしまうことになり、ご迷惑をおかけしますが、できるだけ早く伺います。どうぞよろしくお願い致します。」
◇◇駅で事故のため現在××線が遅延しており、大変申し訳ございませんが、面接の時刻までに到着することが難しい状況です。
□時までには到着できるかと思うのですが、その時間帯でお時間をいただくことは可能でしょうか?
(もし、遅れて面接を受けることが可能ならば)
ありがとうございます。
お待たせしてしまうことになり、ご迷惑をおかけしますが、できるだけ早く伺います。どうぞよろしくお願い致します。」
遅刻を伝えるポイント
面接時間に遅刻するのはマナー違反です。とはいえ、事故や交通機関の遅延や運転休止など、不測の事態に遭遇してしまい、時間に到着できない可能性もあります。万が一、面接に遅刻しそうな時は、次の3つのポイントに注意して、速やかに企業に連絡をすることが大切です。
1. すぐに連絡する
間に合わないことがわかった時点で、即、企業に連絡を入れるようにします。たとえ1分でも、遅刻は厳禁です。
2. 謝罪して遅刻の理由を述べる
謝罪の言葉を述べます。担当者に遅刻しそうだという旨を伝えてから、理由や状況を簡潔に説明します。
3. 到着予定時間を伝える
到着予定時間は、余裕を持った時間を伝えておくほうがよいでしょう。早めの時間を伝えて結局間に合わないと、更なる予定変更をする必要があるため、より迷惑をかけることになります。
その際に、遅れて到着した場合でも、面接を受けることができるかどうかを確認することを忘れないようにしましょう。
遅れるかと思っていても、最終的に間に合うケースもあるでしょう。間に合わないことがわかった時点で、即、企業に連絡を入れるようにします。たとえ1分でも、遅刻は厳禁です。
2. 謝罪して遅刻の理由を述べる
謝罪の言葉を述べます。担当者に遅刻しそうだという旨を伝えてから、理由や状況を簡潔に説明します。
3. 到着予定時間を伝える
到着予定時間は、余裕を持った時間を伝えておくほうがよいでしょう。早めの時間を伝えて結局間に合わないと、更なる予定変更をする必要があるため、より迷惑をかけることになります。
その際に、遅れて到着した場合でも、面接を受けることができるかどうかを確認することを忘れないようにしましょう。
しかし、「遅れるかもしれないけど様子を見てみよう」とギリギリになって「やっぱり間に合わない」と連絡を入れるよりも、「遅れる可能性があるとわかった時点ですぐに連絡する」という迅速な対応が好印象になると覚えておきましょう。
面接をキャンセルする場合は前日までに連絡する
準備不足だから面接に行きたくない、志望度の高い企業から内定をもらったので面接を受ける必要がない場合もあるでしょう。そんなときは、面接日の前日までに連絡をいれておきましょう。面接官は面接時間のスケジュールを確保して待っています。ドタキャンだけはしてはいけません。
面接の到着時間は10分前!早く着きすぎても相手の迷惑になる
面接の到着時間は、受付が済んだときが開始10分前程度になるようにするといいでしょう。遅刻はもちろんNGですが、早すぎる到着も相手側に迷惑をかけるのでNGです。
面接会場までの道のりをあらかじめ把握しておくと、当日道に迷って遅刻なんてことは避けられます。少し早めに着いて、会場周辺で時間をつぶすぐらいがちょうどいいでしょう。