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普段周りの人と会話をする際に、言葉遣いを意識していますか? 最低限避けるべき言葉は気にしていても、「正しい言葉遣い」を使いこなしている人は少ないのではないでしょうか。
日常ではそれでも問題ないかもしれませんが、就職活動においては言葉遣いはマナーとして「できて当たり前」と考えられています。スーツなどの身だしなみを整えるように、言葉遣いも身だしなみの一つなのです。
この記事では就活で押さえておきたい正しい言葉遣いについて解説していくので、自然に使えるように習得しましょう。
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押さえておきたい! 面接でよく使う正しい言葉遣い一覧
学生生活を送る中で、正しい言葉遣いを学ぶ機会がなかなかない人も多いです。アルバイトをしていたとしても、言葉遣いについて丁寧に教えてくれるケースはあまりないのではないでしょうか。日常生活で耳にする敬語はなんとなく使えるけど、間違っているものを無意識に使っているというケースも少なくありません。
まずは面接でよく使う敬語を紹介していくので、最低限ここであげるものは正しく使えるように押さえておきましょう。
よく使う謙譲語
会う→お会いする
- ☓ 御社のOBに会いました
- ◯ 御社のOBにお会いしました
言う→申し上げる
- ☓ 先ほど言ったように
- ◯ 先ほど申し上げましたように
もらう→いただく
- ☓ 貴重な面接の時間をもらい、ありがとうございます
- ◯ 貴重な面接の時間をいただき、ありがとうございます
行く→参る
- ☓ ◯時に御社のビル1Fへ行きます
- ◯ ◯時に御社のビル1Fへ参ります
がんばる→努力させていただく
- ☓ 御社にふさわしい人材となれるよう頑張ります。
- ◯ 御社にふさわしい人材となれるよう努力させていただきます
知る→存じ上げる
- ☓ 知りません
- ◯ 存じ上げません
見る→拝見する
- ☓ 資料は既に見ました
- ◯ 資料は既に拝見しました
わかる→かしこまる
- ☓ はい、わかりました
- ◯ はい、かしこまりました
聞く→伺う
- ☓ 御社のキャリアパスについて聞いてもよろしいでしょうか?
- ◯ 御社のキャリアパスについて伺ってもよろしいでしょうか?
帰る→失礼する
- ☓ それでは帰ります
- ◯ それでは失礼いたします
思う→存ずる
- ☓ ~だと思います
- ◯ ~だと存じます
よく使う尊敬語
教える→ご指導
- ☓ 〜について教えてください
- ◯ 〜についてご指導ください
思う→お考えになる
- ☓ 私の留年は自己管理不足だと思うのはごもっともです
- ◯ 私の留年は自己管理不足だとお考えになるのはごもっともです
言う→おっしゃる
- ☓ ◯◯様の言うように
- ◯ ◯◯様がおっしゃるように
する→なさる
- ☓ ◯◯様は学生時代にどんなことをしていたのですか?
- ◯ ◯◯様は学生時代にどんなことをなさっていたのですか?
見る→ご覧になる
- ☓ エントリーシートを見てください
- ◯ エントリーシートをご覧ください
考える→お考えになる
- ☓ ◯◯様はどのように考えますか?
- ◯ ◯◯様はどのようにお考えになりますか?
知る→ご存知
- ☓ ○○は知っていますか?
- ◯ ○○はご存知ですか?
知っておきたい敬語の種類
敬語は大きく分けて丁寧語・尊敬語・謙譲語の3種類があり、それぞれ使い方が異なります。まずは3種類の敬語がそれぞれどのような役割を持つのか、文化庁の定義をもとに解説していきます。
中には分類が難しいものもありますが、重要なのは3種類のどこに該当するかではなく、相手に対してどのように敬意を表すかを理解することです。まずは基本的な考え方を押さえておきましょう。
丁寧語
丁寧語とは、「食べます」「履歴書です」のように語尾に「です・ます」をつける表現で、言葉を丁寧にするときに使う敬語です。尊敬語や謙譲語のように相手を上げる、自分を下げるということはなく、単純に相手に対する敬意を表します。
主語によって言葉が変わる尊敬語・謙譲語に比べるとシンプルな構造のため、間違った使い方をするリスクが少なく使うハードルが下がる敬語です。
なお、間違って使われやすい表現の一つが「なります」です。「こちら履歴書になります」のように使われますが、本来は「温めると水がお湯になります」のように状態が変化するときに使用する言葉です。お店などでよく耳にするためつい使ってしまいがちなので、注意しましょう。
尊敬語
尊敬語とは文字の通り相手への尊敬を表す言葉で、相手を自分よりも上の立場に上げることで相対的に自分を下げます。主語が尊敬する相手となるのが謙譲語と見分けるポイントです。
たとえば「(相手が)食べる」を尊敬語にすると、「(相手が)召し上がる」となります。
また、「(相手の)お名前)」「(相手が)お忙しい」のように尊敬する相手に属するもの(名詞)や、相手の状態を表す形容詞に「お・ご」をつける表現も尊敬語です。
相手の動作や状態、持ち物を表すときは尊敬語、と覚えておきましょう。
尊敬語のよくある間違いとしては、丁寧にしようとするあまり二重敬語になることです。たとえばありがちな表現として「お聞きになられる」などがありますが、これは「お聞きになる+られる」の2つの敬語表現が重なっていて、正しくは「お聞きになる」です。くどい印象になるので、控えましょう。
謙譲語
尊敬語とは、自分の立場を下げることで相対的に相手を上の立場にあげる敬語です。主語が自分になるのが、尊敬語と見分けるポイントです。
たとえば「(自分が)食べる」を謙譲語にすると、「(自分が)いただく」となります。
また、「(相手への)お電話」「(相手への)ご説明」のように、向かう先が尊敬する相手である場合に「お・ご」をつける表現も謙譲語の一種です。
向かう先が相手である場合と、主語が自分になる場合に使うのが謙譲語です。
謙譲語をうまく使いこなす人は自分を下げることで誠実な印象を持ってもらいやすいため、自然に使えるよう身につけましょう。
しかし、謙譲語と同様、二重敬語にならないよう注意が必要です。たとえば「お伺いさせていただきます」は「伺う+いただく」の2つの敬語が重なった表現で、正しくは「お伺いします」です。
実際面接での言葉遣いは評価に影響する?
「正しい言葉遣いができているか心配」「言葉遣いを間違えると採用してもらえないのかな」と、面接における言葉遣いの影響を不安に感じている就活生も多いのではないでしょうか。逆に、「言葉遣いはよくわからないけど熱意が伝われば大丈夫」と思っている人もいるかもしれません。
面接での言葉遣いは評価にどの程度影響があるのか、言葉遣いから面接官が受ける印象について実態を理解しておきましょう。
基本的には影響する
面接での言葉遣いは、基本的に評価に影響すると思っておきましょう。
面接は働く姿をイメージして、将来自社で活躍できそうかどうかを判断する場です。細かなビジネスマナーや仕事に関するスキルは入社後に身につければいいとしても、基本的な言葉遣いができていないと常識がないと判断される恐れがあります。それでは仕事の能力以前の問題として、「自社では活躍するのは難しそう」「育てるのに手がかかりそう」と判断される可能性があるのです。
では、職種・業種問わずに正しい言葉遣いが大切なことは大前提として、その中でも特に重視されているのはどのような企業か、特徴を解説していきます。
法人営業の会社
法人営業ではビジネスパーソンが仕事の相手です。もちろん個人相手なら言葉遣いができていなくてもいいということではないのですが、法人営業となれば相手は「企業の看板を背負っている」という自覚を持ってあなたの前にいます。
それなのにあなたがマナーをまったくわきまえていない対応をしたら、相手はどう思うでしょうか。ビジネスパーソンとしての信用を失うばかりか、会社全体のイメージを傷つけることにもつながり兼ねません。
ビジネスマナーがなっていないと「恥ずかしくて外に出せない=営業として活躍が期待できない」と判断され、不採用になる可能性が高くなってしまうのです。
大きい額を取り扱う会社
自動車や家など大きい額を扱う会社では、「信用できるかどうか」が非常に重要です。たとえば100円のものを買うときと1万円のものを買うときでは、1万円の買い物のほうが慎重になるのではないでしょうか。
高額であればあるほど、自分にとっていい製品なのか、買って後悔しないかはよくよく吟味して考えますよね。家は一生に一度、自動車も数回程度の買い物なので、余計に失敗は避けたいものです。
そんな時に、購入の決め手となるのが「人」です。担当してくれる店員の対応で安心感が得られ、購入を決めるということも往々にしてあるもの。そしてその人の印象を良く見せる一因となるのが言葉遣いなのです。
加えて、中には買って終わりではなくアフターサービスが必要となるものもあるでしょう。そういった場合、購入後もそのお店とは長い付き合いになります。そういったことを踏まえると、商品の購入にはその人が信用できるかどうか、「人」の重要性がさらに高くなるものです。
言葉遣いがよければ丁寧で好印象を持たれやすく、それがきっかけや決め手となり購入につながることもあるもの。そのため、高額商品を取り扱う企業ではとくに言葉遣いが評価に直結することがあります。
堅いイメージや風土のある会社
金融業界や公的機関、歴史のある老舗大企業などは堅いイメージを持っている就活生も多いのではないでしょうか。一概には言い切れないものの、全体としてその傾向が強い業界があるのは確かです。内定をもらうためには、やはり企業風土に合わせた対応をする必要があります。
正しい言葉遣いができていないと、社外の人とかかわる際に自社のイメージを壊すことが心配されるほか、丁寧な対応ができる社員が多い企業に入ったとして馴染めるかどうかも懸念点です。
単純に「自社には合わない」と判断されて不採用になる可能性もありますが、「企業の風土やイメージに合わせた対応ができない=コミュニケーション能力に欠ける」という判断につながる恐れがあります。企業が求めるイメージに合わせて振る舞うか、それが難しい場合はその企業とは合わないと判断するのも一つです。
どんな企業でも頻度が多いのは良くない
体育会系の風土が強い企業やスタートアップ、ベンチャー企業などを中心に、間違った言葉遣いに対して比較的寛容な企業も中にはあります。企業全体としてマナーにそこまで細かくない場合もあれば、就活生はあくまでまだ学生のため入社後に身につければいいと考える場合もあります。
とはいえ、あまりにも間違った言葉遣いが続けば不自然ですし、「さすがに手に負えない」と判断されることも考えられます。
一言一句間違えることがないようにとガチガチになる必要はありませんが、最低限のマナーは身につけておきましょう。基本的に正しく言葉を使えていれば、ときどき間違ってしまってもそこで減点される心配が少なくなります。
要注意!学生が面接で使いがちな間違った敬語
学生は丁寧に話しているつもりで間違った敬語を使っている時があるので、注意が必要です。以下では、よく見る間違い敬語のリストを紹介します。自分が間違って使っている言葉がないかチェックしてみましょう。
後で→後ほど
- ☓ 後で連絡いたします
- ◯ 後ほど連絡いたします
ちょっと→少し
- ☓ ちょっとお待ちください
- ◯ 少しお待ちください
すみませんが→恐れ入りますが
- ☓ お電話が遠いようです。すみませんが、もう一度お願いします。
- ◯ お電話が遠いようです。恐れ入りますが、もう一度お願いします。
大丈夫です→問題はございません
- ☓ 「はい、面接は◯◯日の◯時からで、大丈夫です」
- ◯ 「はい、面接は◯◯日の◯時からで、問題はございません」
おっしゃられる→おっしゃる
- ☓ 部長のおっしゃられることに大変共感いたしました
- ◯ 部長のおっしゃることに大変共感いたしました
「おっしゃる」も敬語で「〜られる」も敬語です。二つを重ねると「二重敬語」になってしまいます。二重敬語は天皇に使うような最大級の敬意表現で、一般の相手に使うものではありません。
お伺いする→伺う
- ☓ では、◯時に貴社ビル1Fにお伺いします
- ◯ では、◯時に貴社ビル1Fに伺います
同じく二重敬語で、一般の相手に使うものではありません。「伺う」が謙譲語で敬語として成立しているので、「お〜」をつける必要はないのです。
なるほど→そうなんですね
- ☓ なるほど。よくわかりました
- ◯ そうなんですね。よくわかりました
拝見させていただきます→拝見いたします
- ☓ こちら拝見させていただきます
- ◯ こちら拝見させていたします
とんでもございません→とんでもないことです
- ☓ とんでもございません、ありがとうございます
- ◯ とんでもないことです。ありがとうございます
言葉遣いで注意したいポイント
「言葉遣い」というと正しい敬語に意識がいきがちですが、ほかにも言葉遣いには気をつけなければいけないポイントがたくさんあります。
ここからは、特に気をつけたい言葉遣いについて解説していきます。敬語が正しく使えていたとしても、この言葉遣いをすることで印象が悪くなってしまう恐れがあるので、無意識のうちに使っていないかチェックしてみてください。
言葉のひげをなくす
「えー」「あのー」「えっと」など、話の内容そのものには関係ない口癖を「言葉のひげ」といいます。
面接では緊張してすぐに言葉が出てこない場面が多く、迷っているときに無意識に出やすい言葉です。「言葉のひげ」自体は意味を持たないので、長く話している割には内容が薄く印象に残らずに終わってしまいます。
また、話している本人としては無意識でも、何度も繰り返される口癖があると聞いている側はそこにばかり意識が向いてしまって話の内容が入ってこなくなります。
小学生の頃、校長先生の長い話に退屈して「えー」の回数が気になったという経験はありませんか?どれだけいいことを話していても、言葉のひげにすべてかき消されてしまうのです。
語尾を伸ばさない
普段友達などと話す際、「○○ですぅ~。」「○○なのでぇ~」というように、語尾を伸ばして話す癖はありませんか?
このように語尾を伸ばしているとダラダラとした話し方になり、話が頭に入ってこないだけでなく、幼稚で軽い印象を与えてしまうため要注意です。また、語尾を上げて話す癖も同じく印象を悪くしてしまいます。
相手に伝わりやすく話すためには早口にならずにゆっくりと話す必要はありますが、だからと言ってダラダラと間延びした話し方をすれば良いというわけではありません。
ビジネスでは、場の雰囲気に合わせてはきはきと話すことがとても大切です。言葉遣いの矯正は社会人になるための必須条件だと思って、今すぐ直すようにしましょう。
カタカナ語を多用しない
カタカナ語の多用とは、たとえば「バイトリーダーを任されました」と言えばいいものを「バイトリーダーにアサインされました」のような例が挙げられます。
もちろん日常的に使用されている言葉であれば問題ありませんが、そうでない場合は「覚えたての言葉を使いたいだけ」と思われてしまう可能性も。社会人がそういった言葉を使っているのは企業や業界にとってはなじみのある言葉だからで、学生が使っていると少し不自然なのです。
また、特定の業界独特の言葉はほかの業界では通用しませんし、とくに採用における決定権を持つことが多い中高年層にとっては聞きなじみが薄いこともあります。日本語で話せばすんなりと伝わる内容でも、必要以上にカタカナ語にすることでなにを言っているか理解されないのは非常にもったいないことです。
大切なのは「かっこよく見せること」ではなく、「相手に伝わるように話すこと」だと忘れないようにしましょう。
- アサイン
- ジョイン
- リソース
- フェーズ
- レバレッジ
- コンセンサス
- キャッチアップ
- アジェンダ
語尾を省略しない
「ですね」というべきところを「〜っすね」と置き換えるような語尾の省略は、評価を落とす大きな要因です。
居酒屋など一部のアルバイトや部活では敬語として認識されることが多いですが、ビジネスの場では通用しません。語尾が省略されるだけで一気にフランクな印象になり、マナーがなっていないと見なされるのです。
本来緊張感をもって最大限よく見せようとするはずの面接での振る舞いは、そのまま入社後の社内外への対応につながります。とくに取引先や顧客に対して丁寧な対応が求められる企業では、フランクな話し方は嫌がられます。
どれだけ話の内容がよくても語尾の省略だけが原因で不採用になる可能性も大いにあるので、普段から「です」「ます」と話すよう意識して癖づけておきましょう。
あいづちは連呼しない
面接官の話に対してあいづちを打つのはいいことですが、「はい、はい」と同じ言葉を連呼するのは避けましょう。適当な印象を持たれ、「ちゃんと聞いているのかな」と思われる恐れがあります。
「そうなんですね」「素敵ですね」など、ほかの言葉を使えるように覚えておきましょう。また、言葉だけではなくうなずく動作や表情で表すのも、しっかり聞いていることを伝えるコツです。
このようにあいづちのバリエーションを持っておくことでマイナス評価を避けられることはもちろんですが、とくに営業職のように相手の話を聞くスキルが重視される職種においては、「仕事でも活かせそう」と評価に直結することもあります。
「アレ」などの抽象的な表現は避ける
面接では想いやストーリーを全て口頭で伝える必要があり、聞き手は相手が話すことを頭の中で想像しながら聞くことになります。
「これ」「それ」「あれ」などの「こそあど言葉」は便利ですが、多用しすぎると聞き手にとっては話の内容が想像しづらくなってしまいますので注意しましょう。
例えば、あなたが面接で「〜でした。そしてそれが〜で、その時〜」のような話し方をしているとどうでしょうか。面接官はあなたの話を聞きながら、いちいち「それ」や「その時」が何を指すのかを考えなければならず、詳しい内容が頭に入ってこなくなります。
その結果、「何を言いたいのかわからない」とマイナスの評価を受けてしまいます。
面接ではこそあど言葉は極力使わずに、具体的な固有名詞や数字に置き換えて話し、聞き手が話を想像しやすくする工夫をしましょう。
慣れが一番! 正しい言葉遣いの習得のための対策
間違った言葉遣いは無意識に出てしまうからこそ、一度習得してしまえば正しい言葉を自然に使うことができるようになります。そのためには正しい言葉を知り、意識的に使うことで慣れていくのが一番です。
ここからは、正しい言葉遣いを習得する方法を3つ紹介します。さまざまなアプローチで自分の言葉の癖を直し、印象のいい言葉遣いを身につけましょう。
本を読む
正しい言葉遣いを身につけるには、本で学ぶことも効果的です。ビジネスマナー全般を扱った本や、就活生向けのノウハウを学べる本などでも敬語について解説されているものが多数出版されています。
インターネット上には誤った情報も溢れているので、せっかく調べても間違った知識を身につけるリスクが高いです。一方、紙媒体で出版されている本には出版社で繰り返しチェックされた正しい情報が掲載されています。
敬語を身につけることに特化した本を2冊紹介するので、確実に正しい敬語を身につけたい人は参考にしてみてください。
- 敬語「そのまま使える」ハンドブック
「挨拶の敬語」「面接での敬語」など、使用する場面ごとに敬語のBad例・Good例が解説とともに多数掲載されています - 教えられるほどよくわかる敬語ドリル
ビジネスの場で使われる敬語がドリル形式で出題されているので、問題を解きながら正しい敬語を身につけることができます
接客レベルの高い店に行く
実用的な正しい言葉遣いを学ぶには、高級料理店や老舗旅館・高級ブランド店など接客レベルの高い店に行ってみるのも手です。
「高級」と呼ばれる店舗や施設では、扱っている食材や製品自体が高価なだけでなく、その金額に見合った接客スキルも求められます。
いくら豪華なコース料理を出されても、スタッフの言葉遣いが悪ければ気分を害して食事をおいしく味わえませんよね。言葉遣いだけでなく身だしなみや立居振る舞いなど、隅々まで気を配っています。その様子を見て勉強し、使うべき言葉遣いを盗みましょう。
面接練習を録音する
自分の話し方を確認するために、志望動機や自己PRを録音して聞いてみましょう。あらかじめ用意した台本を読み上げるのではなく、面接の場を想定して何も見ずに話すことがポイントです。話しているときには気づかない話し方の癖に気が付くはずです。
とくに「言葉のひげ」や語尾を伸ばした話し方は無意識のうちに出やすいものです。話しているときは「なにを話そうか」ということに集中してしまい、「どう聞こえているか」まで意識が向かないのです。
また、可能であれば就職エージェントや大学のキャリアセンターの担当者に協力してもらって模擬面接を録音すると、あいづちの癖も確認することができます。
一度自分の耳で聞いて口癖や話し方の癖を知れば、その後は話しながらでも気が付きやすくなるため、徐々に改善していくはずです。
正しい言葉遣いを習得して自信をもって選考に臨もう
当たり前ですが、ビジネスの世界では基本的に敬語を使ってコミュニケーションをとります。社会人は正しい言葉遣いに慣れているので、間違った表現を聞くとすぐに気が付き「この就活生は正しい言葉遣いができないのか…非常識だな」と感じてしまいます。面接の場でもしっかり見られているのです。
せっかく企業にアピールできる強みがたくさんあっても、言葉遣いが間違っているために思わぬ低評価をされてしまっては損ですよね。
正しい言葉遣いをしっかり押さえて、面接を勝ち抜きましょう。
時間がかかりがちな自己分析が簡単にできちゃうツールがあるのをご存知でしたか?
パッと自己分析を終えたい時に使えるのが、使えるのが適職診断テスト「AnalyzeU+」です。
「AnalyzeU+」は、251問もの設問に答えていく本格的な適職診断テストです。設問に回答をすると、経産省の定めた「社会人基礎能力」のうち、あなたがどの面に秀でていて、どの面に弱点があるのかを教えてくれます。
これは、私がテストした時の診断結果です。この通り、かなり詳しく教えてくれます。
偏差値形式で表示してくれるので、「自分の強みは何なのか?」「向いている仕事は何なのか?」「どんな弱点があるのか?」「向いていない仕事は何か?」が一発でわかります。自分の向き・不向きがわかるので、自己分析で適職について考える時にとても役立ちます
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「AnalyzeU+」を活用して、最速で自己分析を終わらせましょう。