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内定獲得のために、面接の対策は必須です。筆記よりも、その時そのときで雰囲気や出される質問が異なる面接に、苦手意識を持る就活生も多いものです。
SNS上でも、面接が1番苦手と投稿する21卒の就活生も見られます。
結構強めのデカい会社の筆記試験受かってて沸いた。
1番苦手な面接が残ってるけどね。
あと筆記試験が学力検査じゃなくてナゾトキみたいなひらめき重視の試験だったのが幸をそうした。— イワ? (@iwaozeki) April 2, 2020
面接は、内定獲得のために避けては通れないものです。
どの企業にも使える基本のテクニックを磨くことはもちろん、企業ごとに面接の傾向が違うため、志望企業の面接の雰囲気を調べ、準備しておくと安心です。
また、面接の練習は客観的に見ることが大切なので、一人での練習だけでなく、アドバイスをもらうことにより、よりよい練習ができるようになります。
面接は質問は把握しておく
面接対策をするためには、まずは面接でよく聞かれる質問を把握し、答えられるようにしておきましょう。
同じ質問でも、準備をしていないと上手に答えられず、緊張から簡単な質問にも答えられなくなってしまいます。
ひとつひとつの質問を考えて準備しておけば、当日落ち着いて答えることができます。
こちらでは、面接で聞かれやすい質問の例をご紹介しましょう。
・自己PRをしてください。
・学生時代時に打ち込んだことについて教えてください。
・自分の長所(または短所)はどんなところですか?
・当社を選んだ志望動機を教えてください。
面接の答え方のポイント
面接対策で準備すべきことは、質問に的確に答えられることと、伝え方です。
面接では、内容と同じぐらい、またはそれ以上に答え方も大切で、答え方次第で評価は大きく左右されます。
そのため面接では、次のポイントに注意して回答するようにしましょう。
①はきはきと聞き取りやすい声で話す
面接の際は、挨拶を含め、はきはきとした明るく聞き取りやすい声で話すようにします。
話すスピードが速くなり過ぎないように、普段より心持ちゆっくりとしたスピードで話すと、自然なペースで話すことができます。
ボソボソとした話し方にならないためには、背筋をきちんと伸ばしてしっかりと相手の目を見ながら、お腹から声を出すように心がけるとよいでしょう。
口角を上げることを意識して話すと、自然と笑顔にもなり、ポジティブな印象を与えられます。
②出されそうな質問ごとに回答を準備しておく
面接で聞かれる質問は、どこの企業でもある程度同じであるため、あらかじめ対策を講じることが可能です。
出されそうな質問をリストアップして、それぞれの回答を準備しておけば、当日も落ち着いて答えることができます。
「全く同じ質問でなくては意味がないのでは?」と心配になるかもしれません。
しかし、少し違う質問であったとしても、事前に準備をしておくことにより冷静に質問にも答えられるだけでなく、答え方の練習にもなるため、質問の回答の事前準備をしておくことはやはり安心材料となります。
③結論ファーストで内容は具体的に
面接時の限られた時間を有効に使って、正確にメッセージを伝えるためには、まず、結論から話し始めることです。
結論の後に理由を述べ、具体的な説明をしてから最後に結論で締めくくると論理的な話し方ができます。
具体例を挙げる際には、日付や人数などの数字があると、理解が深まりやすくなります。また、自分だけのエピソードなどがあれば、より印象に残りやすくなります。
結論ファーストで、説得力のあるロジカルなトークを心がけましょう。
④話しが長くなり過ぎないようにする
面接で話す時間は限られています。そのため、あれもこれもと話したいこと全てを話すことは避けなければなりません。
事前準備をする際に、話したいことを絞り込んでおき、当日は質問に応じて、内容を選ぶようにするとスムーズです。
また、文の構成も頭に入れておくことにより、長すぎる話を避けることができます。
結論→理由→具体例→結論といった大まかな流れに乗っ取り、それぞれを1文でまとめられるようにしておくとよいでしょう。
まずはセルフ模擬面接で練習
マイナビの就職支援サービスに「リアル面接シミュレーター『モギメン』」というものがあります。
これは動画形式で、面接官が実際の面接でするような質問をこちらに投げかけてくる、面接シミュレーターです。
これに自分が答える様子をスマートフォンで録画してください。面接で自分がどう答えているか?が客観視でき、自分の弱点がわかるようになります。具体的には動画を見て、以下の点をチェックしてください。
- 身だしなみに清潔感はあるか?乱れていないか?
- 姿勢は良いか?胸をはり、背筋は伸びているか
- 朗らかな表情で会話出来ているか?こわばったり不自然な笑顔をしていないか
- ハキハキと大きな声で話せているか
- 敬語を適切に使えているか
- 結論先行で簡潔に話せているか?ダラダラ長く話をしていないか?
- なぜ「その応募企業でなければならないか」が伝わるか?
- その企業で入社後何がやりたいかが伝わってくるか?
- 質問の趣旨にあった回答ができているか?
弱点がわからなければ、なかなか改善もできないもの。
自宅で上記の点が完璧にこなせるまで、リアル面接シミュレーター「モギメン」を使い何度も面接の練習をしてください。
あなたの面接力はどのくらい?
面接では、自己分析や業界・企業理解がどの程度できているかも、高評価を受けるために大切な要素です。今の時点で、あなたの面接力はどのくらいでしょうか?
それを知るために活用したいのが「面接力診断」です。
質問に答えることで、どのスキルが足りていないのかが一目でわかります。結果を参考にすることで、時間のない就活生も効率的に対策を進められます。無料でダウンロードできるので、気軽に試してみてくださいね。
友人・知人と2人で模擬面接をして練習
自分ひとりでは気がつかない弱点というものもあります。これに気づくには、他者の視点を貰うこと。
友人や両親(面接官経験者の場合)、社会人の先輩に模擬面接をしてもらうと、自分では気が付けない弱点を発見できるでしょう。
面接を練習する際には、以下の代表的な質問を聞いてもらいましょう。時間としては10分〜15分程度になります。
- 自己紹介をしてください
- 学生時代に最も力を入れた活動について教えて下さい
- 当社への志望動機を教えて下さい
- 入社したら具体的にどんなことにチャレンジしたいですか
これらの質問に90秒以内に簡潔に回答し、回答の様子についてフィードバックをもらいます。
フィードバックするために、面接官役の人には、以下の点ができているかどうか確認してもらいましょう。
- 身だしなみに清潔感はあるか?乱れていないか?
- 姿勢は良いか?胸をはり、背筋は伸びているか
- 朗らかな表情で会話出来ているか?こわばったり不自然な笑顔をしていないか
- ハキハキと大きな声で話せているか
- 敬語を適切に使えているか
- 結論先行で簡潔に話せているか?ダラダラ長く話をしていないか?
- なぜ「その応募企業でなければならないか」が伝わるか?
- その企業で入社後何がやりたいかが伝わってくるか?
- 質問の趣旨にあった回答ができているか?
他人からのフィードバックを受け、自己改善することで、短期間で飛躍的に面接が上手になります。
専門家に模擬面接を受けて、自分を客観視する
大学のキャリアセンター
大学のキャリアセンターでは、模擬面接をしてくれるところが多くなっています。
経験のある専門家のアドバイスが受けられるいいチャンスなので、是非とも利用したい場所です。
学内であるため便利なことと、大学生に特化していること、親身になって対応してくれるところもキャリアセンターのおすすめポイントです。
ハローワーク
ハローワークは学内とは違い、様々なキャリアの人の就業支援をしています。
そのため、新卒以外の場合でも利用しやすくなっていることが特徴です。
また、学内とは違う雰囲気を知ることにより、面接の場慣れをするための練習にもなりますし、仕事を紹介してもらうこともできるのも、ハローワークを利用するメリットです。
就職エージェント
就職エージェントを利用するのは、学生側は無料のサービスも多く、面談形式または電話での模擬面接が可能な場合もあります。
新卒向けのエージェントを使えば、就活が初めてである新卒向けに面接に関するアドバイスをもらうことができるので、活用しない手はありません。
実際の面接まで、親身になってアドバイスをしてもらうことができるのも、就職エージェントならではです。
早い段階から選考をする企業で面接の練習をする
いくら模擬面接を繰り返しても、模擬面接は模擬面接。実戦の場よりも、練習になるわけではありません。
実際の面接では、圧迫されることもありますし、値踏みされているように感じて緊張してしまうこともあるでしょう。面接が上手くなるには、面接の経験を積むのが一番です。
一番効果的な面接の練習法は、「早い段階から選考をする企業の面接をどんどん受けること」です。
2015年から、日本企業の就活ルール(倫理憲章)で、面接開始は8月からになりました。したがって、大企業だけを受けると、8月にいきなり面接本番!ということなってしまう。
しかし、この倫理憲章に参加していない外資系企業やベンチャー企業、中小企業はこのルールおかまいなしに早期から面接選考を行っています。
だから、それらの企業を受けていけば、本命の企業を受ける前に面接の経験を積めるのです。具体的には、以下のサイトでベンチャー企業や中小企業にエントリーして選考を受けてみましょう。
- Good find(難関ベンチャー企業を中心に紹介)
- パッション業界就職ナビ(ベンチャー企業・新興企業を中心に紹介)
- 朝日学情ナビ(中小・中堅企業を中心に紹介)
- マイナビ(ベンチャー・中堅・中小企業の求人もかなり掲載されている)
これらのサイトを活用し、中小・中堅・ベンチャーの面接を受けていけば、万全の状態で大企業の面接を受けられるようになるでしょう。