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面接で上手く結果が出せないと、「なんで自分は駄目なんだ。受かる人と何が違うのだ」と考えて自問自答し、落ち込んでしまいますよね。
面接で受かる人と落ちる人は何が違うのか。その5つの違いを詳しく解説していきます。その違いを知れば、面接で失敗する原因を上手く取り除けるはずです。
1.面接に受かる人には根拠の無い自信がある。面接に落ちる人は自信がない
面接に受かる人は根拠のない自信があり、面接に落ちる人はなぜか自信が無さそうな印象を受ける人が多い。
就活生同士の実力に大きな差はありません。実務経験がないので、そんな差などつきようがないのです。
そこで差を分けるのは「自信」です。たとえ大したことのない経験でも、自信を持ってPRされると「凄い学生」のような気がしてくるのです。
逆に、自信無さそうにぼそぼそと話すと、それだけで「この学生は暗そうだな、駄目そうだな」とマイナスに評価されてしまう。
自信を持つのは、タダである
自信とはそもそも根拠の無いものですし、自信を持つだけならタダ。特別な資格もいりません。ならば、自信を持って話した方がいい。
「自信なんて持てないよ」と感じるかもしれません。そんな時は、『胸をはって、大きな身振り手振りをし、大きな声を出して話す』ことだけを意識してください。心理学の研究によれば、このような所作動作をする「だけで」自信が湧いてくることがわかっています。
【39点以下は危険度MAX】
本番前に、面接偏差値を診断しておこう
今年はweb面接をおこなう企業も増えていますが、自分の弱点を把握し適切に対策しなければ、どんな形式であれ面接を突破することはできません。
そこで活用したいのが、面接偏差値診断ツールの、「面接力診断」です。
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2.面接に受かる人は「初対面受け」する。面接に落ちる人は「初対面受け」しない
面接の結果は、ほぼ第一印象で決まります。あなたが思っているよりも、ずっと第一印象は重要です。
スタンフォード大学の調査によれば、熟練の面接官が2時間かけて面接をして下した評価と、素人の学生がそのその面接の動画を15秒見て下した評価は、ほぼ同じ傾向になりました。
これは、熟練の面接官が、結局は、「深く人物を見たつもりでも、最初の印象に縛られた評価を下している」ということです。
私達は、思っている以上に、第一印象に縛られて人を評価してしまうのです。
新卒採用は「印象」が超重要
仕事の実績のような客観的な基準がない就職面接では、なおのこと、そうでしょう。面接に受かる人は、容姿や雰囲気などが優れていて、第一印象で得をしている人が多い。
一方で、面接に落ちてしまう人は、太っていたり、十分な化粧をしていなかったりと、容姿や見た目で損をしている人が少なくありません。
面接の結果は、第一印象で決まると考えて、身だしなみや髪型等を意識し、少しでも良い印象を与えられるように努力しましょう。
エージェントを利用してフィードバックをもらおう
第一印象は第三者にフィードバックしてもらうのも効果的。エージェントを利用してアドバイスをもらうのもいいでしょう。
エージェントは様々ありますが、専任のサポートがつく「キャリアチケット」は個人個人に合わせたサービスを受けられるので、オススメです。
3.面接に受かる人は「会話」をする。面接に落ちる人は「アピール」をする
アメリカで行われた心理学者による調査によれば、転職者の採用に一番影響をあたえるのは「職歴」「技能」「実績」「好感度」のうち、好感度が一番影響を与えていました。
転職者ですらそうなのですから、抽象的な判断指標しかない日本企業の新卒採用面接では、よりその傾向が高くなります。
面接に受かる人は、自然に面接官との会話を楽しみ、自然にアピールができている人が多い。一方で、落ちてしまう人は「アピールしなきゃ」と意気込みすぎて、質問にしっかり答えないまま自己PRに会話を方向付けていたり…という傾向があります。
面接で大事なのは、実力よりも好感度。相手との会話を楽しむつもりで面接にのぞみましょう。媚びるようで嫌かもしれませんが、相手や相手の会社を褒めてみるのも手です。
4.面接に受かる人は「準備」を怠らない。面接に落ちる人は「準備」をしない。
面接に「受かる人」と「受からない人」の違いは「準備」をしているかどうかです。
面接に受かる人はただ「学歴が良いから」、「容姿がいいから」、「経験があるから」、「資格を持っているから」だと思っていませんか?確かにそれらも個人の努力の賜物といえる大切な要素ではありますが絶対的条件ではありません。
逆にいうと、それら全てを持ってる人の中で合格する人もいればしないひとも山ほどいるのです。
面接に「受かる人」になるには、面接への「準備」が必要なのです。何故その会社でないとダメなのか、自分はどんな人であるのか、思いを伝えアピールできるのは面接の短い時間の中だけです。
「準備」とは具体的に、企業研究や自己分析を重ね、実際の面接のイメージして備えることです。ただその場の考えや思いつきで質問に答えるのではなく、会社の方針や自分の強みと紐付けて意見を述べることができればより説得力がある話になるでしょう。
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5.面接に受かる人は論理的にみえる。面接に落ちる人は論理的にみえない。
面接に「受かる人」と「落ちる人」の違いとして倫理的に見えるか見えないかという点も挙げられます。
物事を考え、判断する上で「倫理的思考」は大変重要です。倫理的に見えるというのはつまり、人としての善悪をきちんと理解しており倫理にかなった判断や行動ができるように見えるという事です。
どれだけ有利な資格や経験を持っていても、突拍子も無いことを行なってしまいそうな方は面接に受かることはできないでしょう。外見を取り繕うだけでは印象を変えることはできません。常に日常生活の中から心がけていきましょう。
すぐに使える面接で印象を良くするコツ
面接では短い時間の中で全てが判断される為、「印象」は非常に重要です。すぐに使える面接で印象をグッと良くするコツをご紹介します。
面接の中で実行することももちろん大切ですが、できれば明日から、日常生活の中で意識していくと自然と身に付き、尚良いです。自然に実践できればどんな人との関係や面接も、良い方向に転がるに違いないでしょう。
身だしなみをしっかり、口角を上げる
アメリカの学者、アルバート・メラビアンが発表した「silent message」によると、人の印象を決める要素のうち55%が「視覚情報」だということです。
すなわち、身だしなみや表情などの視覚情報はは第一印象を決める段階において多大な影響力を持っています。
身だしなみが整っていないとだらしなく見えたり、誠実さが感じられないのではないでしょうか。
自分の身だしなみは社会人として、または面接を受けるにあたって適切かどうか、マナーが守られているか、といったこともこの機会に見直し、改善しましょう。
表情については、口角をしっかり上げて明るい表情を意識しましょう。目で笑っていても口角が下がっていると、どこか自信がなく不満そうな表情に見えるのではないでしょうか。
逆に口角をあげることで自然と顔が笑顔になります。つい緊張して顔がひきつってしまうことがあっても、口角を挙げていれば明るく自身のある印象を与えることができるでしょう。
背筋を伸ばしおなかから声を出す
背筋を真っすぐ伸ばし、おなかからしっかりと声をだしましょう。上では印象を決める要素の55%は「視覚情報」とご紹介しました。
視覚情報に続いて、印象を決める要素の38%は「聴覚情報」であると同論文内で述べられています。
姿勢が悪いとおなかからの発声ではない為、声がか細くなり自信のない印象を与えてしまいかねません。
椅子に腰掛ける時も背筋が丸まらないよう、背もたれにもたれ掛からず浅く腰掛けるなど、心がけると良いでしょう。
会話のキャッチボールを心がける
質問をされたり、面接官と話をする際は「会話のキャッチボール」を心がけましょう。
面接の中では面接官が様々な質問をしてきます。「1つ質問されたら1つ回答する」ということを念頭に置いて会話を進めていきましょう。
日常生活の会話の中で知りたかった事ではない外れな返答をもらったり、話の要点がわかりずらい話を聞く、といった経験をしたことがあるのではないでしょうか。
それは「会話のキャッチボール」が成立していない証拠です。
面接では特に、用意してきた回答を伝えてアピールしたいという思いが強いあまり、聞かれた事に対して2つも3つも回答しているような状況にあるようです。
会話のリズムも崩れ、要点も伝わらずコミュニケーションが取れない人だと判断されかねません。
相手から受取った内容に対する返答を相手に分かりやすく、キャッチボールのようにテンポ良く伝えることが大切です。
自己分析、企業分析、面接練習を怠らない
面接を受けるにあたり、自己分析や企業分析、面接練習は最も重要であり欠いてはならない項目です。
まず自己分析ですが相手(企業)に自分を売り込む際、「自分の強みはどこなのか」、「自分はどんな人間であるのか」を理解していないと自信を持ってアピールすることはできませんよね。
自己分析を行ったことがなく、仕方が分からないという方は、「マインドマップ」という自分についてのマッピング図を作ることをおすすめします。
マインドマップとは、英国のトニー・ブザンという学者が提唱した発想法の一つですが、自己分析、アピールが特に必要な航空業界の面接指導、入社後の研修でよく用いられています。
自己分析をしっかりしていれば、どんな質問がきても自分の性格や経験と結び付けて答えることができます。
次に企業分析ですが、受験する企業の事をなんとなく、ではなく完璧に調べ、これからどこを目指しているのかまで調べましょう。
分析が不十分であると、「新しいサービス」、「事業施策」といった質問をされた際、既存のサービスや今後の方針と真逆の事業施策を述べてしまう恐れがあります。
調べ方としては、説明会や就活サイト、企業のホームページ、プレスリリースなどがあります。
結論→理由→事例の順に話す
問われた事に対して答える際、「結論→理由→事例」の順に話すようにしましょう。
この順番が守られていないと、せっかく長く話しても、結局何を伝えたいのかわかりにくくなってしまいます。
例えば「学生時代の好きな教科は何ですか」という質問に対し①英語が好きです。→②英語は習得すると世界中の人とコミュニケーションが取れるようになるからです→③必死に勉強し、学校内で10人の交換留学枠に入ることができました。
①一番伝えたい結論をしっかり伝えた後、②で理由を話します。最後の③で事例があるとより説得力があります。
面接に受かる人と落ちる人の本質的な違いはない
面接に受かる人と落ちる人の本質的な違いはありません。
本質的な違いがないということは、上で紹介してきた「準備」をするかしないか、すなわち面接の合否は自分次第だと言えます。
例年の選考の倍率をみて落ち込む前に、できる限り面接に備えた準備を行い全ての言動に自信をもって全力で面接に臨みましょう。
自己分析の浅さは、人事に見透かされる
就活で内定を勝ち取るためには、自己分析をして自己理解を深める必要があります。自己分析を疎かにしていると浅い答えしか浮かばず、説得力のある回答ができません。
そこで活用したいのが、自己分析ツールの「My analytics」です。
My analyticsを使えば、36の質問に答えるだけで、あなたの強み・特徴を見える化できます。
My analyticsでサクッと自己分析をして、選考を突破しましょう。