要注意!面接でお祈りフラグが立ってしまう5つの行動

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面接でのお祈り。絶対に避けたいところですよね。
しかし、面接を頑張っていても、知らずしらずに「お祈りフラグ」をたってしまっている場合があります。これに気をつけないと、どれだけ自己分析や企業分析を頑張っても、結果につながりません。

そこで、就活生がやりがちな「お祈りフラグ」をたててしまう5つの行動を解説していきます。

面接でお祈りフラグになってしまう原因

面接は、少ない時間で面接官にアピールができないと、選考に通ることはできません。
就活生が面接で、お祈りフラグをたててしまうポイントを確認してみましょう。

1.第一印象が悪い

私達は、注意深く観察しているように思っていても、びっくりするほど第一印象に縛られて人を評価してしまいます。

アメリカで行われた調査によれば「訓練を受けた面接官が2時間かけて面接しても、学生が面接の冒頭15秒のビデオを見て評価を下しても、評価は同じような傾向になる」ことがわかっています。

つまり、どれだけ注意深く面接しても第一印象に面接の評価が左右されてしまうのです。以下のポイントにしくじると、お祈りフラグがたってしまいます。

身だしなみ

スーツが汚れている、靴がスレている、髪型・ヒゲが不潔…など、身だしなみが悪いと、それだけで第一印象が悪くなります。事前に鏡を見て、身だしなみをチェックしてください。

入室時の印象

入室時の印象があなたの第一印象になります。だから、入室時の挨拶の声が小さかったり、お辞儀がしっかり出来ていないと、第一印象が悪化し、お祈りに一歩近づいてしまうでしょう。入室時のマナーについては、こちらのリンクをどうぞ。

常に笑顔でいること

試験に慣れないうちは、緊張で顔がこわばってしまうことも多いと思いますが、面接において笑顔でいることはとても大切です。

自然で爽やかな笑顔は、それだけで相手に明るく快活な印象を与えるくらいパワーのあるもの。面接に行った際は、常に笑顔を絶やさないようにしましょう。

なお、面接の順番待ちの間や面接終了直後などは気が抜けやすいタイミングですが、さりげなくチェックされている可能性もあります。面接以外の時間も、なるべく笑顔を意識するようにしてください。

ただし、笑顔が大切だからと言って、不自然なほどにニコニコする必要はありません。
また、ニヤついてるような笑い方は、「真剣に取り組んでいない」と思われてしまい、かえって印象を悪くしてしまう可能性が高いです。

自然な笑顔に不安のある場合は、面接の前に鏡で笑顔の練習をし、自然で感じの良い笑顔を心がけましょう。

面接官が入ってきても挨拶しない

挨拶は社会人の基本。学生が先に面接室で待っていて、面接官が入ってくるパターンの場合、必ず起立して挨拶してください。しないと「無礼な学生だな」と印象が悪くなってしまうでしょう。

面接評価シートで面接官のチェックポイントを確認しよう

面接をする際、面接官は面接評価シートを元に就活生を評価しています。面接評価シートには、質問に対する受け答えなどの内容をチェックする項目があるのです。企業や職種によって設定されている項目は異なりますが、参考にすることで面接官視点を把握することができます。

面接官は、どのような就活生を評価するのでしょうか。
面接評価シート」を無料でダウンロードして、面接前に最終調整をしたり、就活生同士の練習で活用したりしましょう。

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2.コミュニケーションがとれない

相手が求めている反応ができない、相手との会話のキャッチボールができないと、面接官からの評価が低くなり、お祈りフラグが立ってしまいます。

相手が聞いていないことまで話しすぎてしまう

学生の中には、志望動機を聞いているのに、学生時代に頑張ったことを延々と語りだす学生がいます。聞かれていないことを話しても、相手も聞く準備をしていないので、聞いてもらえません。あなたのコミュニケーション能力に疑問符がついてしまうので、控えましょう。

面接官に聞かれたことに短く答えるようにしよう

面接で質問を受けたら、ダラダラと話し続けるのではなく、短くわかりやすく伝えるように心がけてください。

面接では「自己アピールをどれだけできるか」も大切ですが、「どれだけわかりやすく簡潔に伝えることができるか」も大切な評価ポイントです。
より多くのことをアピールしようと、1つの質問に対して長々と話す人がいますが、話が長すぎて面接官の頭に入ってこないようでは意味がありません。

また、実際のビジネスの場においても、相手に聞かれたことに対して、わかりやすく簡潔に答えることは必須のスキルです。
「要点をまとめてから話せない人」や「聞き手の気持ちになれない人」は、実際に仕事をする際に社内だけでなく取引先の人にも迷惑をかけかねないため、採用の可能性は低くなってしまいます。

面接で聞かれそうなことはあらかじめ答えを準備しておき、ハキハキと簡潔に答えるようにしましょう。

相手が求めるレベルの量の回答が出来ていない

「志望動機を教えて下さい」「御社の経営理念に共感したからです」このように、相手の回答に一問一答的に短く回答して終わってしまう学生がいます。「志望動機を教えて下さい」「学生時代に頑張ったことは何ですか?」と面接官が聞いてきた場合は、しっかり60秒〜90秒程度で答えたいものです。

逆に、カジュアルな会話で進んでいる面接なのに、長々と回答すると「うーん、もっと自然な会話がしたいのに」と思われてしまう場合もあります。

「この質問にはどのくらいの量の回答を返すべきか」を考え、適切なコミュニケーションをとりましょう。

コミュニケーションの練習は自分一人では難しい

コミュニケーションはどんなに一人で練習しても限界があります。新卒エージェントを利用するなどして、コミュニケーションの練習をするのが有効です。

エージェントは様々ありますが、専任のサポートがつく「キャリアチケット」は個人個人に合わせたサービスを受けられ、足りない点をしっかりフィードバックしてもらえるのでオススメです。

3.論理的に会話できない

ビジネスの会話では「論理的であること」が非常に重要。これが出来ていないと、いかにも要領の悪い人間に写ってしまい、低く評価され、お祈りフラグがたってしまいます。

結論先行で話せない

ビジネスでは「要点から先に」がマナー。志望動機でも、自己PRでも、まず結論・要点から話さなければなりません。これができないと、「うーん、要領を得ない話し方をするな」とマイナスに評価され、お祈りフラグがたってしまいます。

自己PRや志望動機の練り直しが必要

自己PRや志望動機を結論先行で論理的に話せない場合、自己分析や企業分析をしきれていない可能性が高いです。もう一度自己分析等の結果を振り返り、「なぜそこが強みなのか」や「なぜこの企業に入りたいと思ったのか」などを探り直しましょう。

文章を考える上で核となる「自分の強み」や「志望理由」が決まったら、自己分析結果を振り返った内容を元に、構成を練り直します。

志望動機でも自己PRでも、結論を先に述べることは変わりません。「自分の強みは〜です」「御社を志望したのは〜だからです」というような結論を先に伝え、それを裏付ける根拠などはあとから述べるようにしてください。

練り直した構成に不安がある場合は、友達や家族に面接官の代わりになってもらい、実際に質疑応答形式で練習をしてみると良いです。「わかりやすく話せているか」「結論と理由が乖離していないか」などをチェックしてもらいましょう。

「なぜ?」に答えられない

「サークルの合宿運営を効率化するために、〜というアイデアを実行しました」等とアピールをすると「なぜその方法を選んだのですか?」と深堀り質問をされることがあります。これらの質問に「なんとなく…」「それがいいと思ったから」と、要領をえない回答をすると、「この学生はビジネスの会話ができないな」と評価されてしまいます。自分のアピールや志望動機を「なぜ?」と聞かれても平気なように、しっかり固めていきましょう。

掘り下げられる箇所を事前に予測しておく

就活の面接において、掘り下げられるところはある程度予測をすることができます。
自己PRや志望動機の中で、「なぜそう思ったのか」「なぜそのような行動をしたのか」など、「なぜ」と聞ける部分は掘り下げられる可能性が高いです。

面接の回答を考える際には、「なぜ」と自問自答する癖をつけ、いざ面接官に掘り下げられた時にスラスラと答えられるように対策しておきましょう。

また、「他の会社ではダメな理由は?」などの質問も、志望動機を掘り下げるための質問としてよくある例。

業界の中での立ち位置や、その企業独自のものなどをもとに、「その企業でないとダメな理由」を答えなければならないため、業界研究や企業研究をどれだけ行っているかが試される質問でもあります。

志望動機を考える際には、たとえ志望動機には書かないとしても、「他社と比較してどうなのか」という部分は必ずチェックしておくようにしてください。

4.志望度が低いのを悟られてしまう

リクルートの調査によれば、企業が重視するのは「人柄」「今後の可能性」「企業への熱意」です。「人柄」「可能性」は抽象的でわかりにくいですが、企業への熱意は志望順位や志望動機を聞けばすぐにわかります。志望度を疑われると、どんな優秀な学生でもお祈りフラグがたってしまいまう。

第一志望と言わない

第一志望ですか?と聞かれて、「第一志望です」と答えなかったのなら、結果は覚悟しておきましょう。会社が欲しいのは「優秀で」かつ「会社に入ってくれる人」です。

嘘をついてもいい?

面接で第一志望かどうかを聞かれた場合、嘘をついてもいいので「御社が第一志望です」と答えるのが懸命です。
中には第二志望や第三志望なのに嘘をついている学生がいることも、内定を出した後に辞退する学生がいる可能性があることも、企業の採用担当者は理解しています。

それでもこの質問をするのは、「自社への本気度を知りたい」と思っているからこそ。
もしここで「実は第二志望で…」などと答えてしまうと、本気度が低いと判断されてしまい、内定が出ない可能性もあります。「この会社は第何志望か?」と聞かれたら迷わずに「第一志望です」と答えるようにしましょう。

なお、第一志望だと言うからには、志望動機が納得感のあるものでなければなりません。自己分析や企業研究をきちんと行い、嘘でも「第一志望だ」と言い切れるほどの説得力のある志望動機を作成しましょう。

また、もしここで第一志望だと答えたにも関わらず、内定決定後に辞退をしたとしても、企業側から訴えられたりすることはありませんので安心してください。内定辞退は学生側の当然の権利であり、面接の時に第一志望と言っていたことを理由に、企業から責められる必要はありません。

第二志望と言ってしまう

正直に、「第二志望」「第三志望」と言わないようにしましょう。「まぁ、第一志望に受かったら来ないけど」と堂々言っている人を次の選考に進めいたと思う人はあまりいません。

第一志望群とかいってしまう

ごまかしているつもりで「第一志望群です」という人もいますが、やめましょう。「あ、第一志望です、とは断言できないんだな」と悟られてしまうからです。

5.ネガティブに反応してしまう

リクルートの「就職白書」によれば、企業が重視するのは「人柄」「今後の可能性」が圧倒的に上位です。面接で後ろ向きな反応ばかりしていると「後ろ向きだな、この子は大丈夫か」と思われ、「人柄」「今後の可能性」でマイナスになり、お祈りフラグが立ってしまいます。

わからないで終わらせてしまう

「当社の●●事業についてどう思いますか?」などの業務知識を問われると、すぐに答えられないことがあります。そこで「申し訳ありません。わかりません」とだけ答えるとマイナスに評価されてしまいます。「申し訳ありません。勉強不足でわかりません。次の機会までに勉強しなおしてきます」などと、前向きな反応をしましょう。

面接官に感想を聞いてしまう

学生の中に「僕の今日の面接はどうでしたか?駄目な点はありましたか?」と聞いてしまう学生がいます。気持ちはわかりますが、いかにも自信のない、後ろ向きな印象を与えてしまうので、控えましょう。

相手の目を見て話せない

学生の中に、自信がないのか、面接官の目を見て自己PRができない人がいます。しかし、「この学生は自信がないのかな?ネガティブなのかな?」と余計な先入観を与えてしまいますので、やめてください。

おわりに

基本的なポイントばかりだ!と感じたかもしれません。しかし、これらの基本的なポイントが出来ていないことで、損をしている学生はたくさんいます。自分の面接を振り返り、これらのポイントにあてはまることがないかを確認してみましょう。