就活生必見!短所「せっかち」の適切な伝え方【例文あり】

就活の面接で短所を質問された時に「せっかちな点が私の短所です」と答える人は少なくありません。「行動力」「知的好奇心旺盛」などの長所をもつ人は、その反面「せっかち」という短所を持つことが多いものです。

しかし、「せっかち」は行き過ぎると、「小さなミスを繰り返す」「早合点をしてトラブルを招く」などにも繋がるため、面接での伝え方には注意が必要です。そこで、わかりやすい例文をもとに、「せっかち」という短所を面接で伝える時のコツをご紹介します!

回答例文

例文

短所は、せっかちのため、ケアレスミスをよくしてしまうことです。

「すぐやってみる」がモットーのため行動の早さには自信があるのですが、そのせいで、簡単なミスをしてしまうことがよくあります。

Point 多くの業種で「せっかち」は致命的な短所とはいえないが、業種によって(役所や金融)ではかなりマイナスに響くので注意。

たとえば、学生時代にWebサイトを立ち上げた際に、とても基本的なプログラミングのミスのせいで、サイトの挙動を一時的におかしくしてしまった経験があります。

Point 短所で実際に困ったエピソードをあげる。誤魔化しで適当に答えている感じがなくなる

学生なら笑い話ですが、社会に出れば、小さなミスが命取りになることもあるため、克服したいと考えています。

Point 短所への問題意識を説明して、「自分の短所に向き合う」誠実な姿勢をアピールしよう

最近では、「抜け漏れを防ぐため、チェックリストをつける」「重要な作業は他人にもチェックしてもらう」などの工夫をし、少しでも小さなミスを減らせるよう、心がけています。

Point 短所を改善するために、どんな工夫をしているのかを説明しよう

1.「せっかち」で困ったエピソードをあげてみよう

面接官が「短所」について質問するのは、「短所を知りたい」という意図だけでなく「自分の短所をどう認識しているか?」自己認識力を測りたいという意図もあります。自分の短所に誠実に向き合える人は、そうでない人よりも、今後成長できる可能性が高いため、+に評価されます。

あなたが自身の短所にしっかり向き合っていることを伝えるため、「短所」+「短所によってどんな損をしたか?どう困ったか?」を併せて回答しましょう。

例文

短所は、せっかちのため、ケアレスミスをよくしてしまうことです。「すぐやってみる」がモットーのため行動の早さには自信があるのですが、そのせいで、簡単なミスをしてしまうことがよくあります。たとえば、学生時代にWebサイトを立ち上げた際に、とても基本的なプログラミングのミスのせいで、サイトを落としてしまったことがあります。

このように「短所+短所によって困ったエピソード」を答えると、「短所にしっかり向き合っている」という印象を相手に与えられます。

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2.「せっかち」をなぜ直したいのか?を伝える

面接が短所について質問するのは、単に短所を知りたいというだけでなく「その就活生が短所にどう向き合っているか?」を知りたいという意図もあります。短所のない人間はいません。だから、「自分の短所を認め、どう克服するか?」が大事です。あなたが自身の短所を反省している点を示すため、

例文

社会に出れば、小さなミスが命取りになることもあるため、克服したいと考えています。

このように「なぜ短所をこのままにしてはいけないのか?」自己認識を述べると良いでしょう。自分の不足点を認められる素直さをアピールできます。

3.短所「せっかち」をどう克服しようとしているのか?

「短所」は誰にでもあるものです。短所がない人はいません。大事なのは、その短所にどう向き合い、どう対処するか?です。短所に向き合って克服出来る人は、入社後も成長していける人材だと評価されます。だから、短所を答えるだけでなく、「その短所をどう克服しようとしているか?」まで併せて答える必要があります。

例文

最近では、「チェックリストをつける」「重要な作業は他人にもチェックしてもらう」などの工夫をし、少しでも小さなミスを減らせるよう、心がけています。

たとえば、この例文のように、「短所を克服するために、どんな努力をしているか?」を述べましょう。短所を克服するために何をしているか?具体的に説明してください。

面接官が短所を聞きたい理由

「あなたの短所は何ですか?」と面接で聞かれて、とっさにパニックになるという人はあまりいないほど、面接の定番ともなっているこの質問。実は、質問の意図に気を付けて答える必要があります。
面接官は質問を通して、企業に合った人材かどうかを確認します。そのため、ただ単に質問に答えればよい、というのではなく、人事担当者は自社と応募者の相性を見るためや学生の人となりを知るために、様々な方法で質問されていると、わかったうえで答える必要があるのです。

自己分析ができているか

仕事をするにあたって、自己分析ができているかどうかは非常に重要です。まず、短所が見当たらない、という人は、自分を本当に客観視できているかどうか、再確認したほうがよいでしょう。次に、自己分析の結果、短所を見つけられたら、自分の短所を受け止められる度量があるかどうかも、大切なポイントです。最後に大切なことは、短所を克服すべき努力をしているかどうかということです。
このように、人事担当者が知りたいのは、あなたの欠点ではなく、短所をどのように認識し、どのような改善努力をしているかということなのだと、認識しましょう。

自己分析ツールで、自分の短所を理解しよう

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致命的な短所がないか

短所に関する質問で、もうひとつ面接官が知りたいことは、仕事をしていくうえで、致命的な短所がないかどうかということです。例えば、「コミュニケーションがはかれない」、「ルールが守れない」、「時間にルーズ」など社会人として不適切な短所はやはり業務に支障をきたすため、リスクを伴う人材であると認識される可能性があります。そのため、そのような短所がある場合、内定が出る確率は非常に低いということは自明の理となります。

改善に向けた努力をしているか

誰しも短所はあるものですが、短所を改善するべく努力をしているか否かは個人差があります。もしも、自身の短所に関して改善に向けた努力をしたことがない、という人は、今からでもすぐに取り組んでみましょう。

心配性は長所にもなる

同じ性格でも、とらえ方によっては長所とも短所ともなり得ます。たとえば、「心配性」という性格でも、ネガティブにとらえることもできますが、ポジティブにとらえれば、たとえば「計画性がある」とも言えます。このように、短所を長所にできるように、自己分析して、短所を長所ととらえられるようにしましょう。
こちらでは、「心配性」を別の角度から見てみましょう。

対応が早い

心配性の人は、概してあらかじめ準備をきちんとしておきたい人が多いものです。転ばぬ先の杖で、事前の対応ができることは、長所としてもとらえられます。

行動力がある

心配性の人は、気になることがあるとつい何もせずにはいられない、ということがあるかと思います。つまり、行動力があるとも言えるのです。何も気にならず、行き当たりばったりな人と比べると、ポジティブなイメージになります。

短所を伝えるときの注意点

短所を伝えるときは、ただ単に正直に言えばいいというものではありません。もちろん、正直であることは大切ですが、伝え方が大切であるということはおわかりいただけると思います。気をつける点は、回答する際に短所だけを言うのではなく、自分が改善しようと努力している点を同時に伝えれば、印象はかなりよくなるでしょう。

結論→事例→克服方法の順に伝える

※克服方法はどのように克服しようと努力しているかを書いてください
面接全般に言えることですが、常に結論から始めましょう。例文をご覧ください。

    • 結論

私の短所は「心配性」なところです。

    • 事例

そのため、いつも待ち合わせには早めに到着するようにしています。もしも、トラブルが起きて、時間に間に合わないとたいへんだと思うからです。
大学2年の期末試験の日、絶対に遅刻できないと思い1時間余裕をもって家を出ました。運の悪いことにいつも使う電車の路線で事故があり、遠回りをする必要がありました。すっかりパニックになってしまいましたが、早めの行動のおかげでどうにか試験の時間には間に合いました。
しかし、気持ちが乱れ、なかなか試験に集中することができず、結果は芳しくありませんでした。

  • 克服方法

それ以降は、不測の事態にも気持ちを落ち着かせることができるようにするため、毎晩瞑想をしたり、心配をしないですむように複数のルートを事前に考えておくなどをしました。
また、落ち着いて対応できる環境をつくるよう心がけることにより、イレギュラーな状況でも前向きに受け止めることができるようになりつつあります。

このように、結論→事例→克服方法の順で、短所を悪い点だけでなくポジティブな印象を与えられるような構成にできるようにしましょう。

ネガティブになりすぎないようにしよう

短所を伝えるということは、悪い点だけを伝えるのではなく、自分の長所も同時にアピールできる場だと考え、ネガティブになりすぎないように注意しましょう。

短所「心配性」の伝え方NG列

例文

私はなかなか楽観的になれず、いつも心配ばかりしてしまいます。
たとえば、試験を受ける時は、いくら勉強してもいつも落第するのではと気になります。特に口頭試験は、いつも極度に緊張してしまいます。
前向きに取り組む努力はしていますが、失敗したらと思うと気になってなかなか自信を持つことができません。これからは、心配性の性格が治るように、努力したいと思います。

ここがNG!

  • 結論から述べていない。
  • ネガティブな事柄のみで、ポジティブな面について言及していない。
  • 事例がインパクトに欠ける。
  • どう努力するのか、具体例がない。

ここを改善しよう!

  • 結論→事例→克服方法の順に説明する。
  • 事例はより具体的にして、その失敗から学べたことを盛り込む。
  • 短所の克服方法またはカバーする方法を述べる。

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