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就活での電話。出来るなら、良い印象を与えたいものですよね。電話は言葉だけでのコミュニケーションなので、より丁寧な言葉づかいを意識しなければなりません。
とはいっても、ビジネスでの「丁寧な言葉づかい」って、就活生にはなかなかわかりませんよね。そこで、使うだけで言葉遣いを丁寧な印象に変える「クッション言葉」について解説していいきたいと思います。
クッション言葉とは
クッション言葉とは、言葉の前に添えることで、メッセージを柔らかにする効果を持った言葉です。たとえば、
「この書類に必要事項を記入してください」【普通の言い回し】
「大変お手数ですが、この書類に必要事項を記入してください」【クッション言葉】
「大変お手数ですが」がクッション言葉です。このようにクッション言葉を使うとより柔らかい印象になります。
クッション言葉を上手く使えば、より丁寧な、洗練された言葉遣いで電話をできます。社会人に「この子はしっかりしているな」という印象を与えられるでしょう。
では、就活に使えるクッション言葉を見ていきましょう。
あなたの就活力はどのくらい?
就職に成功するためには、まず自分の就活力を知っておく必要があります。就活力とは、就活で必要な準備や企業側が重視しているポイントに対して、どれだけ備えているかをはかる指標です。
ぜひ、「就活力診断」で今の自分の就活力を診断してみましょう。無料でダウンロードできるので、今の実力を踏まえた上で必要な対策をしてみてはいかがでしょうか。
依頼するときに使えるクッション言葉
就活で一番使うことになるのが「依頼のクッション言葉」です。問い合わせや、企業へのお願いなどで非常に多く使うことなります。便利なので覚えましょう。
お忙しいところ恐れ入りますが
一番使い勝手のいいクッション言葉。相手に簡単なお願いをするときに使う。迷ったらこれを使っておけば間違いない。
お手数ですが、
「恐れ入りますが」よりも少し相手の負担が思い時に使う言葉。実質的な作業を伴う場合に使うことが多い。
ご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、
相手に何らかの迷惑・負担をかける場合に使う。
差し支えなければ、
「差し支えなければ」は「もし都合がよければ」の意味。個人的なことを聞くときには、必ず使うようにしよう。相手の個人情報に関わることを聞くときに重宝する。
断るときに使えるクッション言葉
あいにく
相手からの提案をことわるとき、意向にそえない時に使う
謝罪・詫びるときに使う
申し訳ございませんが
謝罪をする時・何かを詫びるときに使う
提案をするするときに使えるクッション言葉
よろしければ
こちら側から何かを提案する時に使う。
マスターしたい!より丁寧な言い回し
クッション言葉の他にも、丁寧な言葉づかいをするために知っておくべきことがあります。
学生が「丁寧な言葉」と思って使っている言葉遣いも、ビジネスの場では「打ち解けた相手に使うフランクな言い回し」になっていることが多いです。
たとえば、「すみません」はかなり打ち解けた言い方で、フォーマルな場である採用面接の文脈ではあまりふさわしくありません。
そこで、ビジネスの場でも通用する丁寧な言い回しをマスターしましょう。間違いやすい主要なものをとりあげました。
- すみません→申し訳ございません
- 〜してくれないでしょうか?→〜していただけないでしょうか
- できません→〜かねます
- ありません→ございません
- いいでしょうか?→よろしいでしょうか?
- よければ→よろしければ
- わたし→わたくし
- あとで→のちほど
- ちょっと→少々
- ここ・そこ・あそこ・どこ→こちら、そちら、あちら、どちら
自分の言葉が左側の言葉になっていないかを注意しながら、電話をしましょう。
マナーを身につけるのは、最初面倒ですが、一度覚えればあとは楽なもの。就活を機に正しい言葉遣いをマスターしてください。