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就活のファーストステップである「エントリー」とりあえず、エントリーをしようと思っても「何社くらいエントリーすればいいのだろう?」と疑問に思っていませんか?
少なすぎると受けられる会社が少なくなるし、多すぎると管理が難しくなってしまう。何社くらいにエントリーをするべきなのでしょうか?
そこで、「就活生は何社くらいにエントリーをしているか」「何社くらいにエントリーしておけば安心か」を解説していきたいと思います。
就活生のエントリー数の平均は30.6社(3月時点)
マイナビの調査によれば、2017年卒の3月時点で、就活生のエントリー数の平均は30.6社です。(出展:マイナビ)
エントリー後、ESを提出する割合は約70%
就活生1人あたりが平均30.6社受け、そこからだいたい15~20社ほどにESを提出する就活生が多いようです。その結果、就活生のES提出率は約50~70%ほどということがわかります。
平均的にはなりますが、多くの就活生がエントリーした数に対して半分もしくは半分より少し多いぐらいのESしか提出していないのです。エントリーしたけど、ESに対して準備ができていない就活生が多く、「エントリーしただけ」の状態になってしまっています。
エントリー数に対する内定率は約8.1%
業界や職種によってさまざまになりますが、エントリー数に対する内定率は約8.1%以下ほどになります。この内定率は、平均的なエントリー数(30,6)と就職プロセス調査の2019年卒の12月1日時点の就活生1人あたり平均2.5社内定を貰っているという調査結果で割った数字です。
この内定率の数字だけを見ると、1社受かるためには10〜15個以上の企業へエントリーする必要があることがわかります。エントリーに対して10%を切る内定率になりますから、思いのほか絞られていくことがわかるでしょう。
エントリーする前に、自己分析をすませておこう
就活で本格的なエントリーをはじめる前に、自己分析を必ず終わらせておきましょう。自分がどんな人間で、何に向いているかがわかっていなければ、エントリーする企業を選べないからです。
ただ、自己分析をするのも結構大変ですよね。
そんな時は、自己分析ツールの「My analytics」を活用してみましょう。
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My analyticsでサクッと自己分析をして、あなたの本当の強み・適職を発見しましょう。
内定者のエントリー数の平均は55社
では、内定のためには何社くらいにエントリーをしておくべきなのでしょうか?
マイナビの内定者と内定をもらえず既卒になった学生を比較した調査によれば、内定者のエントリー数は最終的に55社、セミナー参加が19.7社、エントリーシート提出数が20社となっています。(出展)
青とピンクのグラフは、内定をもらえず既卒になった学生のデータです。内定をもらえなかった学生は、内定者に比べて、エントリー数、説明会参加数、エントリーシート提出数が明らかに少ないのがわかると思います。
当たり前ですが、受ける会社が多ければ多いほど、内定をもらえる可能性も高くなります。受ける会社が少ないと、就活が上手くいかなくなった時に「持ち駒がもない…どうしよう」と焦ってしまいがち。だから、できるだけ多くの会社にエントリーをしておきたいところです。
55社は少し厳しいかもしれませんが、最低でも40社は目指したいところです。
エントリーについて詳しく知りたい人はこちらの記事をチェック
就活生必見!「エントリー」とは何か?知るべき3つの基本
理系内定者のエントリー数平均
理系のない社率の平均数は文系よりも比較的少ない傾向にあります。全体的に見れば内定者のエントリー数の平均は55社ですが、理系内定者になるとエントリー数は平均15〜25社ほどです。
理系内定者の多くの方が、学生時代の専門分野を生かした業界に就職を希望します。そのため、研究した内容に関連するような限られた業界、職種にエントリーをするためエントリー数が低くなるのです。
また、専門分野の勉強および研究が忙しいのもエントリー数が少ない理由になっています。平日の授業の合間や学校終わりだけでなく、土日も研究や資料づくりなど非常に多忙です。研究の時間を多く取るために、就活は必然的に狭い範囲を狙った一点集中型を行う学生が多くなっています。
文系内定者のエントリー数平均
文系内定者の平均エントリー数は20〜30社ほどと、理系よりも高くなる傾向にあります。理由として、文系内定者の多くの方がそれなりに時間に余裕があるからです。理系のように毎日の実験や研究、資料作りにそこまで追われる必要がないので、ゆっくりと時間をかけて自分のいきたい企業を決めることができます。
企業に対して、入念に下調べ、研究ができるので文系内定者の数も比較的多くなりやすいです。就職の幅に関しても技術系の専門的分野を選ぶ理系よりも広く感じることができます。
- 営業職
- サービス業
- 商社
- 広告業界
などいろいろな分野に挑戦してみるのがおすすめです。
参考: ( https://saponet.mynavi.jp/wp/wp-content/uploads/2017/04/monitor_2018_1-1.pdf )
エントリー数が少ない学生は苦戦する
それなりに優秀なのに内定をもらえない学生は、たいてい特定の業界を絞って就活しています。(広告業界一本で行きます!等)
志望業界を絞ると、受ける企業の絶対数、エントリー数がとても少なくなります。エントリー数が少ないと、何社かに落ちたら就活がそこで終わりです。
志望業界を絞っても、受かる確率があがるわけではありませんし、自分がその業界に向いているかどうかは選考を受けるまではわかりません。受かる確率がわからない上に、チャレンジの機会自体が少ない…これはとてもリスキーですよね。
最低でも40社にはエントリーをしておきたいところです。そのために、志望業界を増やす必要があります。では、どうやって自然に志望業界を増やすことが出来るのでしょうか?
エントリーはいつまで間に合う?
一般的には4月~5月がエントリーの時期となります。なので遅くとも5月までには、気になる企業のエントリーだけは済ませておくようにしましょう。あくまでも「一般的」にですので、企業によってエントリーの受付を終了する時期は様々です。興味のある会社の情報は欠かさずチェックし、面接解禁をしだす1~2ヶ月前ぐらいを目安に、エントリーが始まると考えておくようにしてください。
また、4月ごろまでには自分が興味のある企業を調べておき、エントリーとES提出までをスムーズに行えるようにしておくのが重要です。エントリーする会社の企業理念や経営方針をきちんと把握して、各企業にあったESを作り込んでおくことが内定を勝ち取るために大切になってきます。
企業を調べていく中で、4月ごろになって新しく興味のある企業が出てくる場合もあることでしょう。そのような場合でも慌てずに、エントリーとESの作り込みをしっかりと行うようにしてください。
ES提出を効率的に行う方法
ES提出率を上げるためには、質問される内容への準備が重要になります。下記は、ESで業界を問わずどの企業からも聞かれる定番の質問です。
- 学生時代頑張ったこと
- 大学での研究内容
- 自己PR
- 志望動機
などは、どの業界のESでも必ずといっていいほど質問されるでしょう。
このような定番の質問に対して、事前に回答を複数用意をしておくとES提出を効率よく行えます。質問の回答にはエントリーした各企業の「企業理念」や「経営方針」に合わせて、回答内容に変化を加えることでES通過率も高くなる可能性があるでしょう。
1つ注意する点として、むやみやたらにそこまで興味のない企業にまでESを送る必要はありません。自分が行ってみたいと思える企業を見極めることも重要です。。
無理なくエントリー数を増やす方法
「でも、幅広く受けたら、志望動機が薄くなりそう」「関心がない業界・企業には行きたくない」と思うかもしれません。
確かに、ただやたらめったら企業を受けていると、志望動機が薄くなりがちです。また、就職が大事とはいっても、関心のない仕事はしたくないですよね。では、この問題をどう解決するか?
1.「やりたいこと」を軸に志望業界を増やす
- 業界研究で興味のある業界を見つける
- その業界の企業を片っ端から受けていく
- その業界の関連業界・企業も受けていく(例:自動車業界の関連業界として、自動車部品メーカーも受けていく)
- 志望業界とビジネスのやり方が同じ仕事をうけていく(例:総合商社志望だけれど、専門商社も受ける)
- 興味の持てる仕事の軸から広げていく(例 新規事業立ち上げに興味があるので、ベンチャーを受けていく)
このようなやり方でやれば、無理なく、希望にかなうエントリー先を増やしていけます。総合商社→専門商社 自動車メーカー→自動車部品メーカーという具合に広げていくなら、志望動機のために集めた情報も、かなり使いまわせるでしょう。
OB訪問からやりたい仕事が見えてくる…?
やりたいことを探すための自己啓発
「自分が何をやりたいのか」を見つけるために自己啓発を行うのもおすすめです。意識を持って自己啓発を行なっていけば、興味の湧く業界や職種が発見でき、エントリー数も増えていくでしょう。
自己啓発とは、自分の意思で自己の能力を開発したり、メンタル面を成長させたりすることを指します。自己啓発を行うための明確な定義というものは決まっていませんが、主に下記のような行為は自己啓発となり、自分の能力の開発や精神面の成長に繋がりやすいです。
- 読書
- 講演会やセミナーを聞く
- カウンセリングを受ける
- 異業種交流会への参加
- 経営者の話を聞く
などが挙げられます。
特に読者においては、自分自身を見つめ直すいい機会になり「やってみたいこと」が増える可能性が高いです。
このように、自己啓発を行なってやりたいことを探すことができればエントリー数が増えることでしょう。
2.大手企業から選考のオファーがもらえる「OfferBox」を活用する
志望業界・志望企業が増やせないときは、スカウト型就活サイトの「OfferBox」も便利です
OfferBoxは、プロフィールを登録しておくだけで、あなたのプロフィールに興味を持った企業の側から選考のオファーを出してくれる就活サイトです。
プロフィールを書いておけば、それを見た人事担当から選考のオファーがもらえるため、志望企業・業界が決まっていなくても、エントリーする企業を増やせます。
選考オファーを出すとは、つまり「あなたに関心を持っている」ということ。だから、OfferBoxを使えば「あなたを求めている」内定の可能性が高い企業と出会えます。
ネスレ、日清食品、住友化学、カゴメ…といった有名企業も利用しているため、上手くプロフィールを書ければ、これらの大手企業から選考のオファーを貰うことも可能です。
エントリーする会社が見つからない時は、OfferBoxを活用して、「自分を求めている会社」の選考を受けてみましょう。
時間がかかりがちな自己分析が簡単にできちゃうツールがあるのをご存知でしたか?
パッと自己分析を終えたい時に使えるのが、使えるのが適職診断テスト「AnalyzeU+」です。
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偏差値形式で表示してくれるので、「自分の強みは何なのか?」「向いている仕事は何なのか?」「どんな弱点があるのか?」「向いていない仕事は何か?」が一発でわかります。自分の向き・不向きがわかるので、自己分析で適職について考える時にとても役立ちます
「AnalyzeU+」を利用するには、スカウト型就活サイト「OfferBox」への無料会員登録が必要です。OfferBoxは、プロフィールを登録しておくだけで、あなたのプロフィールに関心を持った人事から選考のオファーがもらえるサイトなので、登録して損はありません。
AnalyzeU+で診断するついでに、プロフィールを詳しく入力しておくと、有名企業からの選考のオファーまで届くようになります。
「AnalyzeU+」を活用して、最速で自己分析を終わらせましょう。