エントリーシートとは何か?必ず知るべき3つの基本

エントリーシート(ES)とは何かを理解する

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エントリーシート(ES)とは何か?を理解することは、書類選考を突破する上で非常に重要です。エントリーシート選考を突破できなければ、そもそも面接すらしてもらえないのですから。

就活をするなら絶対に押さえておきたい、エントリーシートとは何か?について解説いたします。

エントリーシートとは、そもそも何なのか?

さて、そもそもエントリーシートとは何でしょうか?ものすごく簡単な定義を言えば、「書類選考の課題として提出を求められる採用書類」です。これはみなさん知っていますよね。

エントリーシートがない場合もある?

就活でエントリーシートがあるのは当たり前と思っているかもしれませんが、実はエントリーシートを採用していない企業もあります。

理由は様々ですが、それも企業の特色の一つということになり、志望動機書のみでよい場合だけでなく、適正テストの選考通過者のみエントリーシートの記入が求められたり、全員と面接をしたりすることにより第一選考をしたり、各社が一番欲しい人材の獲得のためにそれぞれの手法をとっているからです。

また、「オープンES(エントリーシート)」を採用している企業もありますので、自分の志望する企業が、どういった方式を採用しているのか調べてみましょう。

履歴書とエントリーシートは何が違うのか

社会人の採用書類(履歴書・職務経歴書)は「技能」「職歴」「資格」「実績」が問われますよね。では、エントリーシートでは何が問われるのか。それは、「その学生がどんな人なのか」、いわば学生の人柄が問われるのです。というのも、学生には、仕事に役に立つ技能や実績がないので、人柄やポテンシャルを見るしかないからです。

実際、リクルートワークス研究所が行っている調査『就職白書』では、企業が採用において重視する項目、毎年1位が「人柄」となっています。この人柄を問うために、企業はエントリーシートで様々な設問を課します。

でも、「人柄ってなんだよ!漠然としすぎ!」と感じますよね。では、「学生がどんな人なのか」を見極めるために、企業はエントリーシートでどんな設問をしてくるのでしょうか?具体的に見ていきましょう。

履歴書とエントリーシートの写真は同じでもいい?

結論から言うと、履歴書とエントリーシートの写真は同じで問題ありません。写真の目的は、あくまでも本人確認のためなのですから、同じ人物であるとすぐ認識してもらえるように、同じ写真のほうがよいとも言えるでしょう。

同じ写真を使う場合でも、サイズの指定がある際には、指定サイズに合わせてください。
稀に、注意書きとして、特別な写真である必要があるとの記載があるケースがあります。その場合は、全身・普段着など、指定された通りの写真をエントリーシートに使いましょう。

ここで言う普段着は、あくまでも仕事における普段着ということで、ビジネスカジュアルを基本に考えましょう。
いずれの場合も、履歴書の写真と同じく、清潔感のある服装で、髪は顔にかからないスタイルで、顔全体がよく見えるようにします。女性の場合は、メイクも派手になり過ぎないように注意しましょう。

また、採用担当者が一番見ていると言われる「表情」についても注意が必要です。歯を見せて笑うことは避けたほうがよいですが、口角を少し上げ微笑むと柔らかい印象になり、好感度がアップします。

志望動機が書けない時は、志望動機作成ツールを活用してみよう

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エントリーシートではどんなことが問われるの?

学生がどんな人なのか?を知るために、企業はエントリーシートで大きく三つの質問をします。

学生の長所・能力(コンピテンシー)を問う質問

企業が採用するのは「企業で活躍してくれそうな」学生です。企業で活躍するには、企業ごとに異なる能力が必要です。たとえば、コンサルティング会社で活躍するには、論理的な思考力が必要でしょうし、フライトアテンダントとして活躍するにはサービス精神や共感能力が必要でしょう。

企業は、応募者の学生が、自社で活躍するための能力を持っているか?を以下の質問で確認しようとします。

  • あなたの長所を教えて下さい
  • 自己PRをしてください
  • 学生時代に力をいれたことは何ですか?
  • 人に負けない強みを教えて下さい
  • 組織を上手くまとめた経験を教えて下さい
  • 逆境にも負けずに結果を出した経験を教えて下さい

「長所」「自己PR」は能力そのものを聞く質問ですね。「学生時代に力をいれたこと」は、その人が熱中した物事への取り組み方を通して、その人の長所を見ようという意図があります。

下二つの「組織を〜」「逆境にも負けず〜」の設問は、企業で絶対に必要な能力がある場合(このケースでは、リーダーシップ・ストレス耐性)その能力を学生が有しているかをそのものズバリで聞いてしまおう、という意図があります。

これらの質問に対処するには、

  • 自己分析をして、自分の長所を探る
  • 自己分析をして、長所を実証できそうなエピソードを探る
  • 企業研究をして、自分の長所と企業の求める能力がズレていないか探る
  • 「みんなの就職活動日記」で過去のエントリーシート設問を探し、回答を作成しておく
  • できるなら、社会人や就職課の人にエントリーシートを添削してもらう

をやっておきましょう。

学生の熱意・志望度を問う質問

いくら能力があっても、熱意がないと、会社の役には立ちません。逆に言えば、少しくらい実力がなくても、熱意があればカバーできる場合もあるでしょう。リクルートの行っている就職白書では、企業が採用にあたり重視する項目、毎年2位をかざるのが「企業への熱意」です。

以下の質問で、企業は学生の熱意を確認しようとします。

  • 志望動機を教えて下さい(志望動機)
  • この業界を志望する理由を教えて下さい(業界志望動機)
  • この企業で、どんなことをしてみたいですか(入社してからやりたいこと)
  • この企業に入ったら、10年後にどうなっていたいですか?(キャリアビジョン)
  • この企業で、具体的にどんな職種で働きたいですか?(志望職種)

これらの質問に対応するためには

  • 業界研究を行い、自分が魅力を感じる業界を洗い出す
  • なぜその業界に魅力を感じるのか、理由を書き出す。自分の価値観と照らしあわせて答えられるとgood
  • 個別の企業研究を行う。その企業が同業他社とどこが違うのか?何に力を入れているのか?をチェック
  • 上で調べた「他社とは違うポイント」にあなたが魅力を感じる理由を書き出す。
  • その会社で具体的にどう働きたいか?5年、10年のスパンで考える
  • キャリアプランを考えるために、採用ページの「先輩の仕事」コーナーや、OB訪問を活用する

という対策をしておく必要があります。

履歴書と同じ項目があった場合は?

履歴書とエントリーシートの違いは、主に自由度の違いです。履歴書は箇条書きなど少ししか自己PRができないのに対し、エントリーシートの場合は文章で自分の様々な長所をアピールすることができます。

履歴書では簡潔に、エントリーシートでは詳細にわたる情報を書かなければ、せっかくの自己PRのチャンスを無駄にすることになります。注意点は、全く違う内容は書かないということです。履歴書に書いた内容との一貫性を持たせたうえで、新たな情報を盛り込むようにしましょう。

同じテーマを扱うにしても、履歴書が学生時代の経験を説明する物であるなら、エントリーシートはむしろ「入社後に活かせる能力」「どんな仕事をしたいのか」を説明するという、視点の違いを意識して書くと効果的です。その際も、結論から簡潔に書き、ロジカルで説得力のある文章を書くよう心がけましょう。

学生の知識・地頭を問う質問

企業のエントリーシートでの設問はだいたい2〜3個。上二つの枠にほとんどが当てはまります。けれど、上であげたような設問は、必ず聞かれるので、学生が対策をしてきてしまう。すると、学生の『素』がかえって見えなくなる。

だから、企業は以下のような質問で、学生の知識や、自分の頭で考える力を問おうとします。

  • 「新しい広告」を考えてみてください
  • ネットサービスAは海外では流行っていますが、日本では流行っていません。プロモーション戦略を考えてください
  • あなたは小売店Aの店長です。〜ということでお客様から苦情を受けました。どう対応しますか?

ここで、あげたのはあくまで例です。他にも様々な質問があります。種類も豊富なので、「これ!」という対策をとるのは難しい。日常から「自分で考える力」を養わなければなりません。

対策のためには、

  • 社会問題について、自分なりの解決策を考えてみる
  • 売れない店舗を見た時に「自分ならどうするか?」を考えてみる

というように日頃から「自分で考える」習慣をつけてみましょう。

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エントリーシートを舐めてはいけない

エントリーシートの足切りはえげつない

人気企業の場合、エントリーシートの合否は数十秒で判断されます。なぜなら、応募書類が殺到するので、選考に時間をかけられないからです。だから、エントリーシートのどの文章も「結論先行」「アピールポイントは先出し」を意識する必要があります。

目に留まるようなものにするには?

注意をひくために奇抜なレイアウトや色を使うという就活生を見受けることもありますが、業界によってはそういった手法は嫌われることも多いものです。そのため、奇をてらった手法よりも、内容や見やすさで勝負したいところです。

人気企業だと、わずか数秒で読んでもらえるかどうかが決まるほど、第一印象は大切です。そのため、サッと目を通して内容がわからないエントリーシートは、最後まで読んでもらえません。最初の数秒で決まるということは、どんなに内容がよくても、論理的でないと読んでもらえないということです。

企業に欲しいと思ってもらえる人材であるアピールができているエントリーシートは、最後まで読んでもらえます。「おっ」と思わせられるような個性的なエピソードの選定、結論から書かれているか、各文章は長すぎないか、以上の点に気を付けて、読み手の立場に立ったわかりやすい文章を書きましょう。

エントリーシートの出来は面接にまで影響する

面接官は、あなたを面接する前に、あなたのエントリーシートに目を通します。そこで、気になったことを面接で聞こうとするのです。だから、エントリーシートで上手くアピールができてれば、面接官の興味を引け、面接が盛り上がるのですね。

逆に、いまいちなエントリーシートでは、面接前にマイナスの先入観を与えてしまうでしょう。

このように、エントリーシートは「最初から最後まで」あなたの合否に影響するものです。上であげたような対策をしっかりとこなし、万全な状態で臨みましょう。

エントリーシートで突っ込まれがちな項目

「志望動機」や「自己PR」は「学生時代に打ち込んだこと」と並んでエントリーシートで企業が気にする項目です。

なぜなら、これらの項目は、一番、志望者の人柄が見て取れる項目だからです。企業は、志望者がいかに有益な人材であるかが知りたいのです。

そのため「なぜその企業なのか?」という点について明確にすることが必要です。曖昧な表現では「それなら他社でもいいのでは?」と思われてしまい、本気度が伝わりません。
いかに自分が企業にとって必要な人材かをアピールするためには、企業研究をしっかりする必要があります。その際は、志望職種についても言及し、より具体的な業務に対する熱意をアピールしたほうが、採用者の目に留まりやすくなります。

履歴書に書いた内容とエントリーシートの内容に食い違いがあったり、文章がわかりにくかったりすると、「何が言いたいのか?」「本当にやる気があるのか?」と仕事ができないイメージを持たれ、マイナス評価となってしまいます。

また、「企業に気に入られたいから」だけの理由で、実際の自分とかけ離れた内容を書いていても、絶対に面接でぼろが出てしまいます。話は盛り過ぎずに、等身大で、アピールの仕方を変えるようにして対応しましょう。

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