目次
マイナビ新卒紹介は、ナビサイト大手の「マイナビ」が運営するサービスです。登録すると、専任のキャリアアドバイザーがついて、就活のアドバイスや、求人の紹介をしてくれます。
マイナビと違うのは、自分から企業を探して受ける「マイナビ」と違って、マイナビ新卒紹介では、キャリアアドバイザーが紹介してくれる求人を受けていく形式になります。
ですから、ある意味、キャリアアドバイザーに就活の一部を任せる形式になるので、「本当にマイナビ新卒紹介は頼りになるの?」と不安になるかもしれません。
そこで、実際にマイナビ新卒紹介を利用した私が、ネットの口コミTweetとともに、マイナビ新卒紹介の良い点・悪い点をガッツリ本音でレビューします。不満点もかなり赤裸々にレビューしたので、利用する際の参考になるはずです。
マイナビ新卒紹介の利用目的は?
マイナビ新卒紹介の利用目的は、何と言っても「企業からの内定を取るため」です。キャリアアドバイザーによる個別のキャリアカウンセリングや、マイナビ新卒紹介が開催している研修などを活用して、応募企業に合わせた対策を行い、内定の獲得を目指します。
また、マイナビ新卒紹介では、就職情報サイト「マイナビ」の就職情報を自分で利用するのと異なり、特別推薦枠で企業へ応募することができます。
さらに、マイナビ新卒紹介で紹介される求人情報の多くは、就職情報サイトに掲載されていない「非公開求人」です。
一般の就職情報サイトには載っていない隠れた優良企業にも応募することができるため、より自分に合った企業を探し出すことができます。
利用者の数は?
2020年卒の学生登録者数は42万人以上となっており、多くの学生に利用されているサービスです(2019年2月1日時点)。登録している学生の内訳は、文系では旧帝大や早慶上智、MARCH、国公立などの大学で、45%を占めており、もっとも多いのはその他の大学で全体の55%にもなります。
反対に、理系では国公立大学が全体の33%。続いて、その他の大学が31%を占めており、残りの36%は旧帝大、早慶上智、MARCH、日東駒専などの学生となっています。
理系学生が多い理由としては、研究で忙しい理系学生の代わりに、キャリアアドバイザーがスケジュールの調整などを代行してくれるからです。
例えば、説明会や選考日程が研究室のコアタイムと被っていたり、「中間発表に向けて研究が忙しくてなかなか就活に時間を割けない」という悩みも、キャリアアドバイザーが企業との日程調整を代行することで解決してくれます。
また、理系学生はそれぞれの専攻によって細かく分野が分かれるため、企業側も就職情報サイトに求人を載せるのではなく、紹介会社を通じてピンポイントで採用を行うことが多々あります。
そのため、学生側も自分の研究分野に合った企業の内定を求めて、マイナビ新卒紹介を利用しているのだと考えられます。
必要な物や料金は?
マイナビ新卒紹介を利用するにあたり、必要なものはメールアドレスだけです。選考が進み、企業での説明会・面談などへ参加する際にはスーツが必須となりますが、キャリアカウンセリングを受ける際は私服で参加することができるため、まだリクルートスーツを用意していない人でも気軽に利用することができます。
また、マイナビ新卒紹介の利用料金は無料です。マイナビ新卒紹介では、キャリアアドバイザーによる個別のキャリアカウンセリングや、面接対策、セミナーの開催など様々なサービスがありますが、全て無料で利用することができるため安心してください。
ただし、セミナー参加や面接時などにかかる交通費・宿泊費については、自己負担となります。
マイナビ新卒紹介利用の流れ
マイナビ新卒紹介を利用するには、まず新規申し込みフォームからの申し込みが必要となります。
申し込み完了後に送られてくるアンケートメールに回答し、面談(キャリアカウンセリング)へと進んでください。面談は東京、名古屋、京都、大阪にある各オフィスで行われ、過去の経験などを元にキャリアカウンセリングが終了すると、いよいよインターンシップや求人の紹介です。
キャリアアドバイザーと相談しながら応募する企業やインターンシップを決定し、状況に応じて面接対策も行いながら、選考へと進みます。その後、無事に面接を突破すると、晴れて「就職内定」となります。
なお、応募先の企業から内定連絡が合った時点でサービスの提供は終わりではなく、その後も入社日までキャリアアドバイザーがサポートをしてくれます。
マイナビ新卒紹介を使って良かった点3つ
キャリアカウンセラーが親身にアドバイスをしてくれる
マイナビ新卒紹介来たけど本当に良かった。今までずっと自己否定の毎日だったけど確実に君は就活生のアッパー側やって言ってくれたし自分自身でも過去に自信持てるようになって来て確実に前を、未来を向けるようになってきた。
— しゅう (@shukatsufuck) 2017年9月29日
エージェントはすごく親身になってくれますよね!参考になるかは担当の人にもよる時がありますが… / “就活が不安すぎるから、「マイナビ新卒紹介」で相談に乗ってもらったぞ。 – ブログ男子、はじめました。” https://t.co/e9tD6QQtIn
— ゼリー@既卒就活中ブロガー (@taka_sabuaka) 2016年12月20日
マイナビ新卒紹介を使う1番のメリットは、エージェントが非常に親身になって就活のアドバイスをしてくれることです。
マイナビ新卒紹介は、登録すると、専任のキャリアアドバイザーがつき、様々な就活のアドバイスをしてくれます。アドバイス内容は、受ける企業選びから自己分析、面接対策まで多岐に渡り、就活全般をがっちりサポートしてくれます。
特に、なかなか内定が決まらず不安になりがちな就活の後半戦では、プロのキャリアカウンセラーがアドバイスをしてくれるのは非常に心強いです。
就活の後半でも、様々な求人を紹介してくれる
マイナビ新卒紹介のキャリアカウンセリング非常にお勧め\(^o^)/めっちゃ参考になったし新しい仕事の枠見つけたお!
— しょうこせんしゅ (@tob1co) 2012年4月4日
マイナビ新卒紹介の面談に行った。
「文系がなれる職種は大きく分けて4つあって、営業職・販売職・一般職・システムエンジニア。あなたはどう考えてもSE向き」
と言われた。
そのあと色々聞いて、SEの仕事内容について自分がかなり誤解していたことが分かった。#就活日誌
— お米 2.0 (@koshihikari4351) 2014年10月3日
キャリアカウンセリングでは、あなたの希望や適性に基づいて、様々な求人を紹介してくれます。紹介してくれる求人には、ナビサイトからは応募できない非公開求人もあるので、マイナビ新卒紹介を利用することで、アプローチできる企業の幅を大きく広げることができます。
特に、就活の後半戦ではナビサイトから受けられる企業が非常に少なくなってしまうので、ナビサイトには載っていない非公開求人を数多く紹介してくれるマイナビ新卒紹介は非常に重宝します。
志望業界を広げるキッカケになる
@Runa_nm7 これからリクナビとかに登録すると思うねんけどその時に合わせて新卒紹介サービスも登録してみるのオススメする。マイナビ新卒紹介とか。機会増やすきっかけになると思う。社会人奈々クラさん優秀な人多いからねー!俺で良ければまた相談乗るよ♪就活頑張っていこうっ! #寝言
— ひろっち@3/3シンフォギアライブ2018① (@nm7_serohi) 2013年11月15日
マイナビ新卒紹介は、キャリアアドバイザーがあなたの適性に合わせて、様々な求人を紹介してくれます。紹介される求人の中には、あなたが思ってもみなかった業界や企業があると思います。それが志望業界を広げるキッカケになるでしょう。
こちら側から受ける企業を選ぶナビサイト型では、どうしても受ける企業が広がりにくい。ともすると、大手病になり、有名企業・人気業界ばかりを受け、ハイリスクな就活をすることにもなりかねません。
また、マイナビ新卒紹介で紹介される求人は、アドバイザーがあなたが内定する可能性が高いと判断した求人なので、それらを受けることで内定の可能性を高めることができ、内定0のリスクヘッジができます。
自己分析や履歴書作成もサポートしてくれる
就活において、自分のアピールポイントを見つけるために自己分析をしたり、応募先企業へ提出する履歴書の作成は避けては通れない道です。
しかし、自己分析や履歴書作成に苦手意識のある学生がいるのも事実。「エントリーシートに何をどう書けばいいのかわからない」「自分で自己分析をしてみたけれど、なかなかアピールポイントが見つからない…」という人も多いのではないでしょうか。
マイナビ新卒紹介では、キャリアアドバイザーが各学生の経験や志向性をヒアリングし、アピールポイントを再発見できるようにサポートしてくれます。
さらに、応募企業に合わせた面接対策も行なっているため、発見したアピールポイントを効果的にアピールする方法についても、相談することが可能です。
マイナビ新卒紹介を使って感じた不満点3つ
求人の質が玉石混交
てか、昨日の今日でまさか明日ソフトバンクの面接受けることになるとは( ´△`)
マイナビ新卒紹介恐るべし
何も準備できてないし、今週ゼミ発表だし\(^_^)/— ヒッキー (@yuuya_1590) 2017年7月12日
マイナビ新卒紹介で初めてまともの会社紹介してもらった
— ブス子 (@naiteikureman) 2017年10月13日
マイナビ新卒紹介のデメリットとして、紹介される企業の質が玉石混交の点があります。例えば上のツイートのようにソフトバンクのような有名企業を紹介されることもあれば、あまり条件の良くない中小企業を紹介されることもあります。
マイナビ新卒紹介には、中小企業・中堅企業の登録も多いので、「大手企業しか受けたくない」こだわりがある人には、推薦される企業が自分の求めているものではないと落胆してしまうことがあるかもしれません。
100%希望の職種を受けられるわけではない
マイナビ新卒紹介、希望職種じゃないやつばっかり送ってくるのなんなの?あの面談はなんだったの?
— やこ (@mkixx) 2018年4月13日
マイナビ新卒紹介は、エージェントの紹介する求人を受けていく形で選考が進みます。エージェントが紹介しない求人は受けることができないので、場合によっては自分の希望する職種・業種の求人を受けられないことがあります。
もちろん、キャリアカウンセラーは、長年の経験からその人に向いていると思ってその求人を紹介しているのですが、その求人が自分の希望に合わないことあるでしょう。そうすると時間をかけたのに行く事に出会えなかったと思って不満に思うことがあるかもしれません。
断ることはできる?
マイナビ新卒紹介のサービスを利用して内定を獲得した場合でも、内定辞退をすることは可能です。マイナビ新卒紹介を利用するのは、そもそも「自分の就活を有利に進めるための一つの手段」であり、内定が出たからといって必ずしもその企業へ入社しなければならないわけではありません。
内定辞退をしたいと思った場合は、企業から指定された内定承諾の期日までに、キャリアアドバイザーへ連絡をしてください。
応募企業へはキャリアアドバイザーを通して内定辞退の旨が伝えられるため、直接自分が連絡をしたり、企業へ出向く必要がないのは安心です。
もし、期日までに他の企業の選考が終わらず、もう少し待ってほしい場合にも、キャリアアドバイザーへ相談してみましょう。場合によっては、返答の期日を延ばしてもらえることもあります。
カウンセリングが予約ができない時がある
マイナビ新卒紹介に登録したけどカウンセリング全日満席でいきなり詰んだな
— やる気くん (@yaruki_kun) 2017年6月4日
マイナビ新卒紹介に電話したけどダメだったぜ
空きが出るのを地道に待つしかないみたい
— ぷ (@ks_4434) 2013年5月28日
前述したように、マイナビ新卒紹介は専任のカウンセラーがついてじっくり面談をしてくれます。そのため面談できる学生に限りがあり、マイナビ新卒紹介に登録しても、カウンセリングの枠に空きがなく、すぐに利用できない時があります。
少し待っていれば、そのうち枠には空きが出ますが、就活でスケジュールに空きがない時に予約がすぐ取れないと困ってしまいますよね。
マイナビ新卒紹介はどんな時におすすめ?
マイナビ新卒紹介には、自分で受ける企業を選ぶことができないと言うデメリットがあります。だから、受ける企業の選択肢がたくさんある就活の序盤線では、あまり重宝しないかもしれません。
しかし、就活の後半戦になると、ナビサイトから受けられる企業の数がほとんどなくなってしまいます。そんなときには、就活の後半でも数多くの求人を紹介してくれるマイナビ新卒紹介は非常に重宝します。
また、就活が思うようにいかず、誰かから客観的なアドバイスをもらいたいときには、専任のキャリアアドバイザーが就活のアドバイスをしてくれるマイナビ新卒紹介は最適なサービスでしょう。
まとめて言うと、就活の後半戦でなかなか内定が貰えないときに使うサービスとして非常に便利だといえます。就活が上手くいかないときには、マイナビ新卒紹介を使って、プロのキャリアカウンセラーから就活のアドバイスをもらってみましょう。