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会社説明会では、「スーツでお越しください」や服装自由と記されている場合もあれば、「私服でお越しください」「普段着でお越しください」と記載されていることもあります。
リクルートスーツであれば、いつも着用しているものを着ればいいですが、就活で私服と言われると何を着ればいいのか分からない人もいるでしょう。
会社説明会に私服で来いと言われた。うーん、どんな格好で行こうか。
— 就活ルシフェル (@shukatsu_luci) September 23, 2020
Twitter上でも、就活生の会社説明会で私服を指定されたときの服装に関する悩みが挙げられています。
そこで、説明会で「私服でお越しください」「普段着でお越しください」などと、私服を指定されたときの服の選び方について解説していきます。
私服指定の会社説明会の場合はオフィスカジュアルで参加しよう
会社説明会の案内に「私服でお越しください」という記載がある場合、当日の服装はオフィスカジュアルで参加するのが基本です。
私服を指定する裏側には、企業が「人柄を見たい」と意図している可能性があります。また「できるだけリラックスしてもらいたい」という気持ちが込められているかもしれません。
このような意図を汲み、「私服でお越しください」と指示された場合はできるだけ私服で参加するようにしましょう。ただしカジュアルすぎるファッションは、ビジネスの場にそぐわないため、避けるのが無難です。ビジネスパーソンが着るようなオフィスカジュアルで整えましょう。
とはいえ、絶対に私服でなければならないという訳ではありません。私服指定の会社説明会の前後に、他企業の説明会や面接、OB訪問などが入っている場合は、リクルートスーツで参加しても大丈夫です。オフィスカジュアルとはどのような服装を指すのか、アイテムごとに詳しく解説していきます。
トップス
オフィスカジュアルなトップスは、シャツやブラウス、カットソーが定番です。襟付きのトップスは、着るだけできちんとした雰囲気を出せます。
「襟がないトップスだと、ちょっとカジュアルすぎるかもしれない」と心配なときもあるかもしれません。そのようなときは、ジャケットを羽織るだけできちんと感を演出できます。
シンプルなデザインのワンピースにジャケットやカーディガンを合わせるのもOK。オフィスカジュアルなコーディネートに仕上がります。
色はベーシックカラーから選びましょう。ベーシックカラーとは定番色のことで、主に白、黒、ベージュ、ブラウン、グレー、ネイビーを指します。この他、ラベンダーやライトブルーも清潔感を演出できるカラーとして好評です。
ボトムス
オフィスカジュアルなボトムス選びでは、仕事の邪魔にならない動きやすさと清潔感を演出できることが大切。
例えばストレッチ性があり、光沢感やハリ感のある素材のスラックスや、センタープレス入りのパンツが挙げられます。フレアスカートやタイトスカート、ボリュームを押さえたギャザースカートもカジュアルな雰囲気が控えめです。
足の露出が多いミニスカートやショートパンツは、周囲の人が目のやり場に困ってしまいます。またデニムは、カジュアルすぎると思われることがあり、会社説明会の場にそぐわないため控えましょう。
足首まですっぽりと隠れるフルレングスのパンツやミディアム丈のスカートなら、オフィスカジュアルコーデとして問題ありません。カラーはトップスと同じく、ベースカラーから選びましょう。素材もトップスと同じく、シワのできにくいものをえらんでください。
アウター
アウターにもさまざまな種類がありますが、基本は無地でベースカラーのものを選びましょう。柄物やワッペンが付いたもの、目立つ色のものは、会社説明会にふさわしくありません。
就活のシーンにふさわしいジャケットには、テーラードジャケットやノーカラージャケットが挙げられます。コートはトレンチコートやチェスターコート、ステンカラーコートだと、きちんと感があり、おすすめです。
アウターも、カジュアルすぎるものは避けるようにしましょう。
たとえば、ジャンパーやダウンジャケット、デニムジャケット、ブルゾンジャケット、ミリタリージャケットはおすすめできません。ファー付きのコートやモッズコート、ダッフルコートもラフすぎると見られることがあります。
靴
オフィスカジュアルな靴を選ぶ際、素材はレザーやスエードがおすすめです。また色はベージュやグレー、ブラウン、黒のものを選ぶとよいでしょう。アニマル柄のレザーやファーが付いたもの、派手な色の靴は、会社説明会には向いていません。
形状は革靴やローファー、パンプスだと上品です。
ブーツやサンダルはラフすぎるので避けましょう。パンプスでもヒールが高すぎると、あまりフォーマルな雰囲気がなく、歩きにくいためおすすめできません。ヒールがある靴を選ぶ場合は、高さは3~8cm程度で太めのタイプを選ぶのが無難です。
鞄
会社説明会で私服を指定された場合、ファッションに合うのであれば、鞄はリクルートバッグで問題ありません。しかしリクルートバッグはスーツに合うように作られており「用意した私服に合わないな」と感じる場合もしばしばあるもの。
そのようなときは、トートバッグやビジネスリュック、ブリーフケースなどでも良いでしょう。
とはいえそれならなんでもいいというわけでもなく、素材はレザー、黒やネイビーなどの落ち着いた色で、無地のものだと、会社説明会の雰囲気に合っているといえます。いずれも書類や資料などを折り曲げずに入れられるよう、A4サイズがそのまま入るサイズを選びましょう。
ファッション性の高いタウンユースのバッグや、アウトドア機能を備えたバッグは、就活にはふさわしくないため、避けましょう。
会社説明会の指定が「私服可」の場合
ここまで、会社説明会の服装で私服を指定された場合の選び方を解説しました。しかし中には「私服可」「私服でも構いません」といった指定がされることもあります。「私服でお越しください」という書き方よりも優しい言い回しのため、学生側の裁量権が大きいように感じますよね。
このようなときはスーツと私服、どちらで行くほうがよいのでしょうか。会社説明会で浮いた格好をしてしまい、常識外れを思われる前に、ここで確認しておきましょう。
リクルートスーツを選ぶのが無難
会社説明会で「私服可」と指示があった場合は、「私服でもかまわない」ということだと考えられます。その言葉通り、スーツ・私服どちらでも問題はありません。
ただし、就活生は比較的「就活=リクルートスーツ」という先入観を持っている人が多いでしょう。また私服としてオフィスカジュアルを選ぶとしても、どうしてもアイテムの色や形などに迷ってしまうはずです。
服装で過度に悩んでしまうのなら、「私服・スーツどちらでも良い」のですから無難にリクルートスーツを着用するといいでしょう。実際に「私服可」の場合だとスーツで参加する人の方が多い傾向です。
アパレルやIT系の場合は私服での参加が多いことも
業界の特色としてアパレル系やIT系は私服指定や服装自由としている企業が多い傾向にあります。
たとえばアパレル業界では、センスや個性が重視されやすいので、私服のセンスもひとつのアピールポイントになります。そのため、服装自由としていても、その企業のブランドで私服をコーディネートをして説明会に参加する人もいます。
IT系は社員が普段からスーツではなく、オフィスカジュアルな企業が多いです。IT系の仕事は、自分の作業に打ち込まなければいけないことも珍しくありません。社外の人と顔を合わせる機会が少なく、スーツを着用する意義が薄いので、私服にしている企業もあるのです。
そのためIT系の会社説明会では、私服可指定であれば、リクルートスーツではなく私服で参加する学生が多く見受けられます。ただし社員が私服でも、学生が私服でいいとは限りません。服装の文化は会社によって異なります。そのため、迷ってしまったときは、スーツで参加しても問題ありません。
オンラインの会社説明会の場合も服装は対面と変わらない
最近では、会社説明会をオンラインで開催する企業も増えてきています。説明会がオンラインと変更になることで、服装も対面時と比べて何か変わるのかと思いがちです。
しかし、オンラインの会社説明会でも、服装の考え方は対面と同じだと認識しておきましょう。「服装自由」「私服可」という指定がある場合は、オフィスカジュアルで臨んでください。
また、オンラインでも「就活=スーツ」という条件反射でスーツを着用する人もいます。「服装自由」などの指定で服装に迷ったときは、対面同様にスーツで参加してもかまいません。
会社説明会で私服を指定する企業の意図
近年は会社説明会にスーツではなく、私服で来るように指定する企業が増えています。そもそも、このような企業はなぜ私服を指定するのでしょうか。また、服装を指定せずにどちらでも良いとしている企業も多くあります。
アイテムの決まったリクルートスーツではなく、ある程度自由にアイテムを選べる私服の場合、どんな私服が会社説明会の場にふさわしいのかと、説明会参加に際する悩みが増えてしまいますよね。
しかし実は、各企業、目的があり私服指定や服装自由としています。その理由を把握しておけば、企業の意向に沿う私服を選べるはず。ここで、企業が私服を指定する意図を確認しておきましょう。
個性や人柄をみるため
会社説明会に私服を指定する理由の1つ目は、就活生の個性や人柄を知るためです。学生がリクルートスーツで会社説明会に臨むと、全員が全員、同じような服装となってしまいますよね。そうなると、見た目の雰囲気から人柄を体感するのは困難です。
一方で私服であれば、オフィスカジュアルであったとしても選択の幅は広がります。そこに個性が垣間見えることもあるでしょう。アパレル業界や衣料品関連の企業説明会なら、ファッションセンスを見たいという意図も考えられます。
また、TPO(Time:時間、Place:場所、Occasion:場面)を考えた服装をチョイスできているかどうかもチェックされているポイントです。会社説明会にふさわしい服装ができるかどうかで、社会に出るための常識が備わっているかどうかも測られているのです。
いつも通りリラックスした状態で参加してほしい
会社説明会で私服指定をする企業の2つ目の目的は、いつも通りリラックスした状態で参加してほしいという理由です。普段からスーツを気慣れている学生は少ないもの。「スーツ=就活用の衣装」のように感じてしまう学生も珍しくないでしょう。
そのため、スーツを着ると堅苦しさを感じたり、緊張してしまったりすることもあります。
会社説明会の時点からガチガチに緊張していては、企業の魅力や事業内容などが頭に入ってこないかもしれません。会社説明会は就活のうちですが、選考ではないため、企業としても緊張せずに自社の話を聞いてほしいと思っています。
リラックスした状態で話に集中してもらえるよう、リクルートスーツではなく私服を指定しているのです。
あなたの就活力はどのくらい?
就職に成功するためには、まず自分の就活力を知っておく必要があります。就活力とは、就活で必要な準備や企業側が重視しているポイントに対して、どれだけ備えているかをはかる指標です。
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会社説明会で押さえるマナー|受付・質問・挨拶・服装について解説
これは避けたい! 会社説明会で避けるべき私服の例
私服指定や服装自由の会社説明会では、TPOに合わせたマナーも見られるため、どんな私服でもいいという訳ではありません。
たとえ「この服装だからこそ、自分の個性が引き立つ」と思っていても、マナーにそぐわない服装だと印象はマイナスに。会社説明会は選考ではありませんが、マイナスの印象で覚えられてしまうとその後の選考が不安になってしまいますよね。
不適切な私服で会社説明会に行かないようにするためにも、ここで紹介する避けるべき服装を覚えておきましょう。
カジュアルな普段着
短パンやTシャツなどといったカジュアル過ぎる私服は、ビジネスのシーンにふさわしくないとみなされるので、避けるべきです。企業側は会社説明会を「仕事」として開催します。そのような場に、あまりにカジュアルすぎる私服で参加するのは失礼です。
Tシャツを着る場合は、上からジャケットを羽織ってきちんとした印象を出しましょう。
ボトムは、スラックスでなくても構いませんが、スリムタイプであってもジャージ生地は避けましょう。チノパンなどもおすすめです。
足元は、サンダルやブーツなど遊びに行くときに着用する雰囲気が出てしまうものは避けましょう。必ずしも革靴である必要はありません。
ただしスニーカーやスリッポンであっても、オフィスカジュアル向けのシンプルなデザインを選ぶことをおすすめします。
露出が多く派手な印象の服装
華やか過ぎる私服や、露出が多い服装には注意が必要です。派手過ぎる私服は、カジュアル過ぎる服装と同じくビジネスのシーンに合わず、相手に失礼となってしまいます。
露出が多い服装もTPOに合わないうえ、目のやり場がないなど相手を困らせてしまうかもしれないので避けるべきです。
必ずしもジャケットを着用する必要はありませんが、ノースリーブの場合は、露出が多いためジャケットまたはカーディガンを羽織りましょう。
胸元のカットや、透け感のある素材にも注意が必要です。家を出るまでに鏡で全身をチェックしてください。
ハイブランドな服装
就活生が、全身ハイブランドの服装というのはあまりよい印象になりません。本人はそんなつもりがなくても、「いかに私服にお金をかけているか」をアピールしているように見えてしまうからです。
就活では、どれだけ身の回りの品にお金をかけているかは重視されません。しかしハイブランドの私服は、どうしても高価であるとわかり、悪目立ちしてしまいます。企業の雰囲気に馴染まない可能性もあります。
たとえ、「品質がいいから」という理由で選んだのであっても、質問でもされない限り、全身ハイブランドである理由は周りにはわかりません。
自分の能力とは関係ないところでネガティブな印象を残さないためにも、高級ブランド品ばかりを身につけて会社説明会に行くことは避けるようにしましょう。
会社説明会に私服で行く際の注意点
会社説明会に私服で行く際の避けるべき服装がわかりましたね。最後に、オフィスカジュアルの私服を用意したあとも確認しておきたい注意点を解説します。
ここで紹介する注意点は、オフィスカジュアルの服を着る前に最低限、確認しておきたいポイントです。私服としてオフィスカジュアルはセレクトできていても、各アイテムのセレクトに問題があれば、結局評価としては不適切な私服を選んだときと変わりません。
選考の前にイメージダウンしてしまわないようにするためにも、ここで解説するポイントをおぼえておきましょう。すでに服装を決めたけど、これで大丈夫かな」と感じている人も、用意した私服と照らし合わせてみてくださいね。
清潔感のある服を選ぶ
会社説明会で私服を指定された際には、最低限のラインとして清潔感のある服装を選びましょう。
清潔感は、会う相手へ不快な思いをさせないための必要最低限のマナー。社会人の身だしなみにおいて、もっとも大切なポイントといっても過言ではありません。
清潔感を出すことは、相手がどう思うかに配慮でき、ちょっとしたことでも面倒だと思わずに取り組めるということでもあります。これが、仕事に向き合う姿勢にも共通すると考える担当者も。そのため就活時の服装でも「清潔感」は非常に重要度が高いポイントなのです。
何日も洗濯していない服やシミのついた服は論外。華美である必要はないので、清潔で綺麗な服を用意しましょう。服自体は清潔だとしても、印象として「清潔感」があるかも重視してください。
たとえばアイロンをかけていないシワシワの服は清潔感があるとは言えません。シワがあるときはアイロンをかけておきましょう。
色は落ち着いた色に統一する
私服の色合いは先ほど解説したとおり、ベーシックカラーを基準にすれば服が派手すぎて失敗することはありません。原色ではないパステルカラーや爽やかなブルー、イエローも派手過ぎないので、会社説明会の私服にはいいでしょう。
しかし落ち着いた色にするといっても、色の数を増やし過ぎると結局コーディネートがごちゃごちゃしてしまい、派手な印象となってしまいます。就活における私服のコーディネートは適度に色味があり、統一感を出すよう意識しましょう。使う色は目安として2~3色に絞ると良いです。
会社説明会で私服指定の場合はオフィスカジュアルを選べばOK!
会社説明会で私服と指定された場合は、オフィスカジュアルな私服で参加するのが正解です。私服を指定するのは企業側にも意図があるので、安心して私服で参加してくださいね。
もし説明会で周囲の大半がリクルートスーツ姿だったとしても、会社からの指示が「私服指定」であったなら、気にせず私服で参加して大丈夫です。
大切なのはTPOに合っており、清潔感がある私服を選ぶこと。そのためにもオフィスカジュアルのルールを把握して服装を選びましょう。
「服装自由」「私服可」という指示なら「リクルートスーツ、私服、どちらでもOK」と捉えて問題ありません。選考前にネガティブなイメージを持たれないようにするためにも、適切な服装で会社説明会に参加しましょう。
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