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実際に働く社員の生の声が聞けるOB訪問は、就活の大きな助けとなります。
そうは言っても、OB訪問は簡単に実施できるものではないのも事実で、OB訪問の進め方が分からないと困っている就活生も良く見かけます。
ゼミやサークルの先輩や知り合いの紹介でOB・OGが見つければ良いですが、都合よく見つかることは多くありません。基本的には学校の就職課や就活イベントで情報を集め、OB・OGに自分で連絡を取ってアポイントを取り付けることになります。
段取りにかかる手間や時間を考えると、敬遠してしまう就活生も少なくないはずです。
今回は、そんな就活生の悩みを解決するサービス「ビズリーチ・キャンパス」を紹介します。この記事を読むことで、ビズリーチキャンパスを利用すべきかどうか判断がつくでしょう。
ビズリーチキャンパスの概要
ビズリーチキャンパスは、無料で使えるOB訪問サービスです。
会員登録すると、希望する企業や業界のOBが見つけやすくなり、OB訪問の申し込みが気軽にできます。
人探しや訪問依頼の手間がほとんどかからず、あとは日程調整のやり取りだけでOB訪問のアポイントが完了します。
このサービス1つでOB訪問の全ての段取りが完結するため、負担が少なく非常に効率的です。
大手企業からベンチャー企業まで4,300社以上が掲載されており、27,000名以上の社会人が登録しているので、業界や企業のにとらわれずに先輩へ相談が可能です。
ただし、全ての学生が登録できるわけではなく、指定された大学の在校生のみがサービスを利用できる点には注意が必要です。
株式会社ビズリーチが運営
ビズリーチキャンパスを運営するのは、インターネットサービスを手掛ける株式会社ビズリーチです。
「すべての人が『自分の可能性』を信じられる社会をつくる」をミッションと定め、即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」、挑戦したい20代のための転職サイト「キャリトレ」、クラウド型の人材管理システム「ハーモス」等を運営しています。
転職サイト「ビズリーチ」はテレビCMも放送しているので、一度は耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
働き方やキャリア教育の未来を支える革新的なサービス事業を次々と展開し、今勢いに乗っているベンチャーIT企業です。
ビズリーチキャンパスの特徴
大手企業の先輩とコンタクトが取れる
ビズリーチキャンパスには、三井物産や伊藤忠商事といった総合商社をはじめ、各業界における有名企業のOBが多数登録しています。大企業に勤務する先輩と簡単にコンタクトが取れるので、大手を目指す学生にとっては非常に便利なサービスです。
大手企業の選考は競争率が高く、優秀なライバルも多くなります。
そのため、OB訪問による選考対策の徹底により、少しでも他の就活生に差をつけられます。
会社や業務内容の理解を深めるだけでなく、先輩から就活のアドバイスをもらったり、内定を勝ち取る秘訣を教えてもらったりすることで、OB訪問をより実りのあるものにしましょう。
OB/OG訪問もオンライン対応
オンライン上でOB訪問ができるのも、ビズリーチキャンパスの特徴です。
オンライン面談を希望する場合は、オンラインの訪問を許可しているOB・OGに訪問依頼をするだけで、特別な操作は必要ありません。また、ビズリーチキャンパスのアプリ上でビデオ通話を繋ぐことができるので、通話サービスを別途準備する必要もありません。
場所や時間に縛られないため日程も調整しやすくなり、交通費や宿泊費が不要なためコスト面での負担も少なくなります。
制約が少なくなるとOB訪問のハードルが下がるのは、企業側にとっても同じです。そのため、対面での訪問では出会えなかった企業の社員から話を聞ける機会が得られ、就活の選択肢が広がります。
ES添削やインターン申込・企業との座談会などOB/OG訪問以外も充実
OB訪問サービスがメインですが、ビズリーチキャンパス限定のイベントも充実しています。
イベント内容は様々で、インターンシップや座談会に加えて、面接対策や業務体験が行える就活セミナーや、早期選考直結型や選考免除付きの会社説明会等、就活を有利に進められる嬉しいイベントが満載です。
もちろんすべてのイベントは無料で参加可能なので、気軽に申し込むことができます。1対1のOB訪問はハードルが高く感じてしまう人は、交流会の参加から始めてみても良いでしょう。
また、OB訪問サービスの延長線上として、OB・OGにES添削や面接対策をお願いすることもできます。就活に成功した先輩から的確なフィードバックをもらうことができるので、内定獲得のために大いに役立つはずです。
ビズリーチキャンパスのメリット
同じ大学の先輩とも繋がれるので緊張が和らぐ
全くつながりのない初対面の先輩から話を聞くとなると、緊張して上手く話すことができず、聞きたいことを上手く聞き出せないかもしれません。
一方、ビズリーチキャンパスを利用したOB訪問では同じ大学の先輩と繋がれるので、親近感がわき緊張も和らぎます。
また、大学生活の中から共通の話題を見つけやすく、会話が弾むキッカケもつくりやすいはずです。所属学部やゼミ、サークルが被っている場合は、より距離を縮めやすくなります。
OB訪問を重ねて先輩との会話に慣れてくると、先輩にお願いして別の社員を紹介してもらっても良いでしょう。色々な人から積極的に話を聞くことで視野を広げられ就活の幅も広がります。
プロフィールを充実させると選考のスカウトが届く
ビズリーチキャンパスに登録しておくと、企業側が特別な選考やイベントに招待する「スカウト」が届く場合があります。
すべての学士ではなく、プロフィールを見た企業側がスカウトする学生を決めるので、プロフィール内容は充実させておきましょう。
ビズリーチキャンパスのプロフィール項目は豊富で、ガクチカや強みといった定番の設問に加えて、OB・OGや企業に伝えたいことを自由に記入できるフリーコメント欄もあります。
全ての項目を埋めなくてもサービスの利用は可能ですが、プロフィールを充実させたほうが士気の高さも伝わり企業からのスカウト率がアップします。
また、OB訪問を依頼した時の承諾率向上にもつながるので、出来る限り埋めておくのがおすすめです。
プロフィールはいつでも編集できるので、OB訪問でES添削してもらった内容などを反映して改良していけます。
ビズリーチキャンパスのデメリット
指定大学以外の学生は登録できまい
ビズリーチキャンパスには、指定された大学に在学する学生しか利用できないというデメリットがあります。
これはシステムの特性上、OB・OGの登録者数が一定の基準に達成した大学や、在校生からの要望が多い大学から順次開校していることが理由です。
2021年3月現在では、以下の国内44大学と海外の大学の生徒が登録できます。
残念ながら指定大学以外の生徒が登録する方法なく、自分の大学が開校されることを待つしかありません。通知メールに登録しておけば、大学が開校されたときにメールを受け取れます。
ビズリーチキャンパスの口コミ
面接やGDの練習では的確なフィードバックがもらえる
Twitter上のビズリーチキャンパスに関する口コミをいくつか紹介します。
1人ずつ模擬ケース面接できて、全員FB頂けたのとてもよかったです!メンターさんのご指摘が目から鱗でした…ありがとうございました☺︎#ビズリーチキャンパス#ケース練習会
— おもち@23卒 (@shuuukatsuu) March 15, 2021
こちらはケース面接の練習会に参加した学生のコメントです。
ケース面接とは、すぐに答えの出せない質問を出題し、仮説を立てながら論理的に回答を導き出すことが求められる面接形式のことです。外資コンサルや総合商社でよく採用されます。
この練習会は参加者をTwitterで募集しており、気軽に参加できる簡易的なイベントです。外コン内定者がメンターとして参加し、参加者1人ひとりが内定獲得者から的確なフィードバックをもらえます。
また、GD完全攻略セミナーでは、GDのお題として頻出の問題解決に焦点を当てており、問題解決プロセスが学べます。
GDのフィードバックをしていただきました!議論の発散、収束について学ぶことができ、とても勉強になりました!#ビズリーチキャンパス
— ゆうき@23卒 (@NVpQjdB7jyvzXh3) March 10, 2021
さらに、実践ワークでは各グループに21卒・22卒の内定者がメンターとして付き、Twitterにもあるようにグループに対して内定者目線のフィードバックがもらえるのもポイントです。
このように、ビズリーチキャンパスは実践的なセミナーをいくつも開催しており、メンターとして参加する内定者から勉強になるアドバイスがもらえるので、就活に活かせます。
スカウトがすべて特別選考ではない
学生にとって役立つコンテンツが充実している一方で、企業からのスカウトが全て特別選考とは限らないという点には注意が必要です。
ビズリーチキャンパスのスカウト単なる説明会招待のときもあって、当たり外れ大きいイメージ
— くろ@22卒 (@9roro_s) March 15, 2021
つぶやきにもあるように、企業から一般的な説明会の招待が届く場合もあります。そのため、企業からのスカウトが届いたからといって、安易に招待を受けないようにしてください。
イベントへの参加を検討する場合は、タイトルやうたい文句だけで判断するのではなく、しっかりと内容詳細を確認して、あなたの希望に合う内容である判断できる場合に参加するようにしましょう。
ビズリーチキャンパスの登録方法
Web上で利用する場合は、ビズリーチキャンパスの公式サイトから「Webで登録」を選択し、画面にそって必要事項を記入していけば登録できます。
①「Webで登録」を選択する
②「学生」を選択する
③あいうえお順に登録大学が並ぶので、自分の大学をクリック
青山大学の例。
AppleやFecebookまたはメールアドレスで登録が可能
④メールアドレスとパスワードをいれれば登録完了
スマートフォン用のアプリを使用する場合は、初回起動時に会員登録画面から始まるので、同じように画面に従って進みましょう。
登録にはFacebookやAppleのアカウントも使えますが、就活用メールがある場合はメールアドレスを用いての登録をおすすめします。
大学名や氏名、生年月日といった基本情報に関する必須項目だけを記入すれば登録自体はできるので、任意の記入欄を後回しにすれば数分で登録が完了します。
一部の機能を利用するには在学認証が必要ですが、これも後回しにできるため、時間があるときに認証を完了させておくと良いでしょう。また、興味ある企業をフォローしておくと、新しく登録されたOB・OGの情報やフォロワー限定イベントなどの最新情報が届きます。
退会方法
マイページの設定から退会用ページに飛ぶことができます。
退会ページの申請フォームで退会理由と内定企業の有無を選択することで退会申請が可能です。退会申請後に登録メールアドレス宛てに届く退会完了メールで確認ができます。
なお、やり取りしたOB・OGやイベントへの申し込みをした企業からは、退会後にも直接連絡が来る可能性があるようです。
また、希望者は内定者としての登録に切り替え、今度は内定獲得者として後輩からの訪問を受け付けることもできます。優秀な後輩と話して刺激を受けたい、今後のキャリアを見つめなおす機会にしたい方は、積極的に利用すると良いでしょう。
ビズリーチキャンパスはOB訪問に特化するだけでなく選考対策でも有効
OB訪問の面倒な段取りを省略でき、シンプルなやり取りだけでアポイントが取れる便利なサービス「ビズリーチキャンパス」。
希望する企業や業界の先輩と簡単につながれ、仕事に関する話を聞けるだけでなく、就活のアドバイスももらえます。OB訪問を希望する学生には本当におすすめできるサービスです。
また、OB訪問サービスだけでなく、選考対策セミナーや交流会のような限定イベントも魅力の1つです。企業から特別スカウトを受け取れれば、内定獲得に大きく近づけます。
指定大学の学生しか登録できないというデメリットはあるものの、自分の大学が対象校に含まれているなら登録しておいて損はありません。
3年生のうちからできる就活対策って何か知ってますか?
それは、インターンシップです。
インターンは企業の実業務を体験して企業理解を深められるだけでなく、インターンで得た経験やビジネススキルを就活でのアピールポイントにすることもできるのです。
また、インターンで社員さんに仕事ぶりや顔を覚えて貰えることもあり、志望度の高さをアピールするにはもってこいの機会でしょう。
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