エントリーシート(ES)の通過率がぐっと上がる文章の書き方

エントリーシートの文章を改善する書き方

エントリーシートがなかなか通過しなくて、悩んでいませんか?エントリーシートは少しのことを工夫するだけで、ぐっと良い文章に仕上げられます。

あなたのエントリーシート通過率をあげるちょっとした秘訣をご紹介致します。

自分を知らない人にもわかるように書く

エントリーシートを書く上で意識しなければならないポイントは、選考者は「あなたのことを知らない」ということです。当たり前ですが、あなたのESを見る選考者はあなたのことを知りません。だから、書かないことは伝わりません。あなたのことを知らない人間に伝わるように具体的に書く必要があります。

たとえば、「より良いサークルを目指すため、アイデアを出し合い、みんなで協力した結果、サークルの新入部員を増やすことがデキました」という文があるとします。あなたはこの文から、「この人が何をしたか?」をあてることができますか?できないはずです。このように、抽象的な書き方では絶対に相手には伝わりません。

自分をアピールするためには、「具体的な経験」を書くことです。たとえば、「工夫しました」「努力しました」と書くのではなく「どのように工夫したか?」「どのように努力したか?」と、あなたのことを知らない人間にも情報が伝わるように具体的に書きましょう。

ESで「自己PR」について質問された時の回答例

ESで自己PRについて質問された際、自分を知らない人でも興味を持って読んでもらえる点が意識されている、下記の回答例を確認しましょう。
例文
私は初対面の人とも、いち早く人間関係を築くことができます。

大学2年時に2週間行った被災地でのボランティアでは、初対面の方々との交流が多い中でも、自ら積極的に話かけることで、共通の話題を見つけ、すぐに打ち解けることができました。結果、集まった30名のチームの輪を作りました。

ボランティアでは、行政や地域の方々への聞き込みを中心に、困っている部分を徹底的に洗い出し、解決の道筋をつくったことから、市長より感謝状を代表でいただくことができました。

現在も、この信頼できる仲間達とは定期的に会って、情報交換をしたり、定期的に現地へ行ってボランティアを継続しています。

このボランティアでの経験を活かし、貴社で地域経済の活性化に取り組みたいと思っています。

総合職では、全国転勤をすることにより、多くの人達に会うことになります。

様々な人に会いその土地に根差した企業を活性化させることで、地域経済を活性化していきたいと考えています。
その中で、私の持っている能力を発揮してければと思っています。

Point
初対面でも良好な人間関係が築けることがわかるエピソードを、初めて読んだ人でもわかるように、具体的に書かれています。
文章だけでも、明るく、話しかけやすい雰囲気を持つ学生であることが伝わってきます。

被災地での経験や、自分の長所を活かして、地域経済の活性化という取り組みたいことを具体的に説明できている点も評価できます。
1回の取り組みに終わらず、継続して取り組んでいることが多い点も説得力を高めるポイントになっています。入社した後も、全国の人達と良好な人間関係を築くことができると感じられる点が好印象です。

人気企業内定者のESを参考にしよう

説得力のあるESを作成するには、大手内定者のESを参考にするのも効果的です。内定者の回答から、彼らが、どのような考え方、アピールをしているのかを把握できるからです。

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自分に興味がない人にも読んでもらえるように書く

人に何かを伝える文章で重要なのは、その文章を読むのはあなたのお友達でもお母さんでもないということです。あなたについてあまり興味を持っているわけではありません。学生の自己PRはだいたいどれも似通っていて、大量に読むのは苦痛です。その状態で読まれることを前提にして、文章を書きましょう。

文章に集中していない人間に文章の内容を理解させる方法はたった1つ。結論から書くことです。文章の結論がすぐにわかるようにしてください。たとえば、志望動機ならば、「私が貴社を志望するのは〜とうい理由からです」と結論から書いてから、具体的な内容を書いていきましょう。

また、エントリーシートが長文の場合、800〜1000字くらいの長文の場合、見出しを活用しましょう。内容の区切りごとに、その区切りの結論を見出しとして書くのです。このエントリーも見出しを使っていますよね。もし、見出しがなかったら、あまりの長文に読む気が減退してしまうでしょう。一度に伝える情報を減らし読みやすくするために、長文を書く場合、見出しを活用しましょう。

「自己PR」について質問された時の回答例

ESで自己PRについて質問された際、自分に興味がない人でも興味を持って読んでもらえる回答例を確認しましょう。
例文
私は、ムードメーカーとして、場の雰囲気や周囲の人を明るくすることができます。

この力が一番発揮できたのは、小学校から現在まで14年間続けているサッカーです。
続けていく中で、中学2年時に膝の手術が必要な怪我をして挫折したこともありました。

しかし、怪我をきっかけに、試合に出る以外にもチームへ貢献できる方法がある事に気がつき、どんな時でも、明るく、チームの士気を高めることとを意識し、チーム内の雰囲気づくりに努めました。

回復後、プレーの幅を広げた私は、高校時代に県大会決勝で全国大会も常連校に競り勝ち、全国大会に出場するという経験もすることができました。

この時に味わった嬉しさは、言葉に表せないほどのもので、仲間と流した感動の涙は一生忘れません。
チームメイトからは、「辛い時も、お前が励ましてくれたから乗り越えることができた」と言ってもらえました。

私はチームとしての営業成績が低下している中でも、周りのモチベーションを維持できるリーダーになりたいと考えています。

Point
自分の明るさという持ち味を、チームのムードメーカ―として、力を発揮したエピソードと合わせることで説得力の高い自己PRを作成しています。

明るく盛り上げるだけではなく、大会での有証につなげたことからも、中心になってチーム力を高めたことがわかります。

大きな挫折を味わった後に、成功体験をしているので、将来に向けて様々な難題も乗り越えていけると感じることができます。

紆余曲折が描かれているので、興味を持って読んでもらえるでしょう。

このように、採用担当者が最初は興味がない状態でESを読んでいても、内容面で将来に向けた意欲や熱意をアピールすると、学生への興味が湧くため、通過率の上がるESとなるでしょう。
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長い文章を短く刻む

心理学者のミラーの研究によれば、人間が一度に処理し記憶できる単語数は、7〜9です。したがって、あまりにも一文に含まれる情報量が多いと、相手の理解のキャパシティをオーバーしてしまい、理解されなくなってしまいます。だから、一文はできるだけ短くしましょう。

特に、就職活動の文章では、普段なれない「丁寧な文書」を書こうとするあまり、文章が長くなってしまう傾向があります。

たとえば「貴社は環境にも配慮した自動車部品の製造において有名ですが、早くからグローバル化に対応し海外への進出をすすめ、チャレンジする風土があり、その点にひかれます」というような長い文章になってしまうのです。

特に、順接の「〜ですが」と続けたり、「〜ので」「〜て」との順接の言葉を使って、文章をどんどん長くしてしまう傾向があります。長くすればするほどわかりにくくなってしまいます。

「〜ですが」「〜ので」「〜て」と文を長く続けたくなったら「です。」と「。」を使って一文で区切りましょう。

数字ベースでアピールする

数字は説得力があります。なぜなら、相手が具体的にイメージができるからです。だから、「生徒の成績があがりました」というよりも「生徒の成績が平均点36点から、平均点83点にあがりました」という方が説得力があります。

あなたが自己PRで使う活動の中で、何らかの結果を出していた場合、その結果を数字で示せるようにしてください。たとえば、何かの改善策を実行したというアピールならば、「やる前は(数字)だったのが、やった後では(数字)になった」と事前と事後を数字で比較しましょう。

数字を使えば、ただ「頑張りました」のアピールよりも、ずっと説得力があがります。

思考過程がわかるように書く

エントリーシートで自己PRを書く場合、あなたがどんな人であるかをエントリーシート上で伝える必要があります。よく「サークルで〜な結果を出した」と結果だけをアピールする人がいます。しかし、リクルートの行った就職意識調査『就職白書』では、企業の90%は学生の人柄を重視しています。したがって、人柄が伝わるような自己PRにする必要があるのですね。

では、どうすればいいのか。行動の過程がしっかりとわかるように書きましょう。具体的には以下のポイントに気をつけてください。
  • 活動の中で掲げた目標
  • なぜその目標に取り組もうと考えたのか?
  • 目標を達成するために行った工夫・努力
  • なぜその工夫・努力を選択したのか?
  • 工夫・努力を実践したところ、どのような結果が出たか?
  • 打ち込んだ活動の中で、どんなことを学んだか?
これらのポイントをおさえて、行動の結果だけでなく、あなたの思考過程を伝えましょう。

思考過程がわかるESにするには、どのように書けば良いのでしょうか。
自身の取り組みを時系列に箇条書きでアピールした下記のESの回答例を見てみましょう。
例文
私は人と接することが好きで、地元のスーパーの食品売場で高校時代からアルバイトをしています。

昨年、大手スーパーが近隣に新設され、お客様が激減してしまいました。

私は、自身の勤めるスーパーの状況に危機感を覚え、現状で自分達のスーパーに何か足りないものがあるのではと改めて考え直し、よりお客様に商品を買ってもらえるように店長へ直接提案をしました。

提案内容は次の2つです。
  • 季節ごとに売場の構造を一新して、旬の野菜や料理法を店の入り口で紹介する。
  • 定期的に地域住民との懇談会を開催と目安箱を設置し、積極的にお客様のニーズを収集する。
この提案を実施した結果、お客様が戻ってきて、以前の売り上げから下がることはありませんでした。
また、以前は最下位だった食品売場の顧客満足度1位を獲得しました。

私はこの経験から、直近の利益や売上金額だけではなく、お客様の満足する取り組みを考え、お客様から寄せられた意見とともに新規提案と実行していくことで、後々の売上アップにつながることを学びました。

Point
文章全体から地元のスーパーの売り上げ回復までに取り組んだことの中で、この学生の思考過程がわかります。

この学生は、問題に直面しても冷静に状況を把握し、克服に向けた戦略を立案・実行できるタイプだと感じます。
具体的に取り組んだ提案内容が2つと具体的に示したうえで、端的にまとめています。

最終的に売場満足度1位という、具体的な数値で結果を伝えたことも説得力を増す要員です。

このように、取り組んだことの実績を数字を交えて、結果までの過程を整理して伝えるとESの通過率は飛躍的に高まります。

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