目次
就活の面接で「あなたの趣味は何ですか?」とよく質問されることがあります。趣味についてなんて、語れることが多すぎて、逆にどのように答えればいいかわからなくなってしまいますよね。また、「読書」「映画鑑賞」と答えると、インドア派に見られそうで、心配な学生もいるでしょう。
そこで、面接で趣味について聞かれた時の回答法を、回答例文つきで解説いたします!
まず、なぜ面接官はあなたの趣味について質問するのか、質問の意図を押さえましょう。
なぜ面接官は趣味を聞くのか〜質問の意図〜
趣味を聞くことで、学生の人柄を知りたい
どんなことを趣味にしているかを知れば、その人の志向がわかります。たとえば、読書が趣味なら新しい知識を吸収することに喜びを感じるタイプなのでは?と仮説がたてられます。
その人がどんなことに喜びを感じるのか?は仕事の上でも重要です。採用するにあたり、「あなたがどんなことに価値を感じる人なのか」を、面接官は知っておきたいのです。
あなたの「熱中度」を見たい
好きな事にどれだけ熱中できるかは、仕事上のパフォーマンスを見る上でも重要でしょう。好きなことに熱中できる人は、仕事にハマったときには、高いパフォーマンスが期待できます。趣味への取り組みを聞くことで、ものごとにどれだけ熱中できるのかを知りたいと面接官は考えています。
【39点以下は危険度MAX】
本番前に、面接偏差値を診断しておこう
今年はweb面接をおこなう企業も増えていますが、自分の弱点を把握し適切に対策しなければ、どんな形式であれ面接を突破することはできません。
そこで活用したいのが、面接偏差値診断ツールの、「面接力診断」です。
24の質問に答えるだけで、自分の強みと弱みをグラフで見える化できます。
診断であらわになった自分の弱点を効率的に対策し、志望企業の面接を突破しましょう。
自分の趣味を効果的に伝える方法
面接で自分の趣味を伝える時のポイントを解説していきます。大事なのは「熱く語れる本当の趣味を選ぶこと」「なぜその趣味なのか?」を語ることでした。その意図を踏まえた上で、回答のコツを見ていきましょう。
かっこいい趣味を言う必要はない
学生がとりつくろって、趣味でもないのに「趣味は読書です。ドラッカーを少々」などというと、たいていうまくいきません。
あるいは、「本当の趣味は読書だけど、活発だと思われるためにフットサルが趣味と答える」のようなこともやめましょう。
面接官が見たいのは「趣味は何か?」ではなく、「趣味への取り組みを通して見えてくるあなたの人柄・価値観」です。当然、本当の趣味について語らなければ、あなたの人柄は伝わりません。
熱く語れる、本当の趣味について答えましょう。
なぜその趣味が好きなのかを語る
「なぜそれが好きなのか?」を語れば、あなたの人柄が相手に伝わります。たとえば「読書が趣味です」だけで終わるよりも「読書が趣味です。なぜなら、自分の知らないことが知れるからです。知らないことを新しく知る時、いつもゾクゾクします」と語るほうが、人柄が伝わるでしょう。「なぜその趣味が好きなのか?」という理由を伝えましょう。
私の趣味は料理です。レシピ通りに作ることも楽しいですが、自分なりのアレンジを加えたり、新しいメニューを考えることはとても楽しく、SNSでレシピを紹介したりもしています。
また、家族や友人を招いて喜んでもらえると、やりがいを感じられます。
指示通りにできるだけでなく、自分で考えて実行することもできるのは、仕事でも生かされるポイントです。また、他の人に喜んでもらえる仕事をできる、という受け止め方もできます。具体的な例をあげているところもよいですね。
興味をひくポイントを入れる
趣味の話は、留年の話題などと違って、できるだけ長く続けた方が良い話題でしょう。なぜなら、あなたはいくらでも語れるからです。よって、長く聞いてもらうための仕組みをつくっておきましょう。
たとえば、趣味が読書だ、という話でも「新書を一冊5分で読める術まで身につけるくらいのめり込みました」といえば「え?どういうこと?」と質問を引き寄せられるでしょう。あなたの得意な話題ですから、続けられるだけ続けた方が良いのですね。
あまりネガティブな趣味は言わない
大事なのは、趣味を通して、「自分の人柄」をしっかり伝えること。とはいっても、自分の人柄の中から、どの人柄を切り取って見せるべきか、は選びましょう。
たとえば、「趣味は、電車に乗った時の人間観察です」とか「趣味は2ちゃんねるです」とか言っても、おそらくネガティブな印象が強くなってしまうでしょう。
趣味の中から、「自分の価値観につながっているもの」「しっかり語れるもの」を選びましょう。
回答例文 あなたの趣味を教えて下さい
大事なポイントは「本当の趣味を答える」「趣味になぜ魅力を感じるのかを答える」「趣味を通して価値観を語る」ことでした。以上を踏まえた回答例文を見ていきましょう。
私の趣味は読書です。年間で300冊ほど読みます。なぜ読書が好きなのかというと、現実を見るための思考の引き出しをくれるからです。
たとえば、旧日本軍の軍事戦略を研究した「失敗の本質」という本を読んで、「日本軍は兵糧・寝具・傷薬を用意せず、兵士に現地で略奪して補えと命じていた。戦略によらず、精神論での解決を現場に求める組織文化がある」ということを知っていると、原発作業員のニュースを見る時に観察に深みが生まれます。
彼らも日本軍の兵士と同じように、ほとんど食料・寝具も用意されず現場に配属されているという共通点を見つけられるからです。
考える引き出しが増えると、ひとつのものを見た時に多様な思考を巡らせられます。それこそが人生の楽しさだと考えています。
「趣味は読書ですは駄目」などという人がいますが、そんなことはありません。しっかり語れる趣味なら、OKです。
ただ読書が好きだというだけでなく、どんなところが好きなのか?をしっかり語っています。趣味への熱意を語っているので、「新しい学びに喜びを感じる」「学んだ知識を普段の生活にも活かす」とう姿勢が伝わります。
私の趣味はバイオリンで、7歳から続けています。練習が辛い時もありましたが、毎日少しずつでも弾き続けることにより、実力もつき、現在でもそれなりのレベルを保つことができています。
また、週末には地元のアマチュアオーケストラで演奏し、定期演奏会にも出演しています。
長期にわたりずっと一つのことに打ち込んでおり、日々練習を重ね、目標に向けて頑張っている姿は、入社後の仕事でも生かされてくる、と採用担当者に思わせることがます。
また、地元のオーケストラでの演奏会に出演しているということは、集団の中での協調性もアピールすることができます
私の趣味は水泳です。疲れたり、いやなことがあったりしても、泳いでいるとすっきりするので10年ほど続けています。また、続けるうちに体力もついたため泳げる距離も伸び、体調もよくなって風邪もひきにくくなりました。
泳ぐことにより、体力が着いたり体質が改善したり、ストレスや疲れを自己管理できている印象を与えます。また、健康管理だけでなく、ひとつのことに打ち込み続けられることは、仕事上でもメリットになると思わせることができます。
仕事に直結していなくても、モチベーションや自己管理能力ということは、仕事をしていくうえで非常に大切なポイントです。せっかくのアピールの機会なので、自分のアピールできるポイントのある趣味を挙げるようにしましょう。
NG回答例文 あなたの趣味を教えて下さい
趣味は特にありません。休日はだいたい家でスマホゲームをしているか、SNSなどのネットを見て過ごしています。
スマホゲームやネットに関してでも、情熱を持って語れることがあるはずです。また、「趣味がない」と答えることによって、コミュニケーションが苦手なイメージができてしまいます。
そのため、採用しても周りの社員とうまくやっていけるかどうか疑問に思われる可能性があります。趣味がなくても、いつも好んでしていることを趣味として語ってもよいのです。
私は子供のころから色々と習い事をしてきましたが、今まで続いたことはありません。そのため、趣味と言ってもよいものは何もありません。
趣味は、必ずしも、子供の頃からしていることである必要はありません。ただ、何も続けられないのでは、仕事も続けられないのでは?と思われてしまいます。
また、説明の後に答えるのではなく、まず「私の趣味は~」と結論から始めましょう。
私の趣味は旅行です。海外旅行に行くことが好きで、世界一周旅行をすることが夢です。
旅行自体は決して悪い趣味ではありません。しかし、海外旅行はやはり国内旅行より長期で行くことが多く、採用担当者としては仕事に支障をきたさないかが気になります。
また、「世界一周旅行に行くために、会社を辞めるつもりなのでは?」、と考える面接官や企業もあるでしょうから、企業によっては注意したほうがよいテーマでしょう。
このように、趣味といっても色々あります。仕事に生かせる趣味、趣味を通じて自分のよい面をアピールできる趣味を選び、限られた時間の中で、いかに自分の良い面を知ってもらえるかに細心しましょう。
【39点以下は危険度MAX】
本番前に、面接偏差値を診断しておこう
今年はweb面接をおこなう企業も増えていますが、自分の弱点を把握し適切に対策しなければ、どんな形式であれ面接を突破することはできません。
そこで活用したいのが、面接偏差値診断ツールの、「面接力診断」です。
24の質問に答えるだけで、自分の強みと弱みをグラフで見える化できます。
診断であらわになった自分の弱点を効率的に対策し、志望企業の面接を突破しましょう。
時間がかかりがちな自己分析が簡単にできちゃうツールがあるのをご存知でしたか?
パッと自己分析を終えたい時に使えるのが、使えるのが適職診断テスト「AnalyzeU+」です。
「AnalyzeU+」は、251問もの設問に答えていく本格的な適職診断テストです。設問に回答をすると、経産省の定めた「社会人基礎能力」のうち、あなたがどの面に秀でていて、どの面に弱点があるのかを教えてくれます。
これは、私がテストした時の診断結果です。この通り、かなり詳しく教えてくれます。
偏差値形式で表示してくれるので、「自分の強みは何なのか?」「向いている仕事は何なのか?」「どんな弱点があるのか?」「向いていない仕事は何か?」が一発でわかります。自分の向き・不向きがわかるので、自己分析で適職について考える時にとても役立ちます
「AnalyzeU+」を利用するには、スカウト型就活サイト「OfferBox」への無料会員登録が必要です。OfferBoxは、プロフィールを登録しておくだけで、あなたのプロフィールに関心を持った人事から選考のオファーがもらえるサイトなので、登録して損はありません。
AnalyzeU+で診断するついでに、プロフィールを詳しく入力しておくと、有名企業からの選考のオファーまで届くようになります。
「AnalyzeU+」を活用して、最速で自己分析を終わらせましょう。