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就活の面接では「挫折経験・失敗経験を教えて下さい」「最も悔しかった経験について教えて下さい」などと、質問されることがあります。
この質問、答え方のコツを知らないと、「ただ失敗した経験」だけを話してマイナスの評価をもらいがちです。
そこで、面接で挫折経験・失敗経験・悔しかったことを聞かれた時の答え方の勘所を、例文つきでわかりやすく解説いたします!
まず、最初にお手本となる回答例を見ていきましょう。ポイントもあわせて解説しているので、失敗談の伝え方がすぐに理解できるはずです。
【お手本】面接で失敗談を聞かれた時の回答例
では、以上のポイントを踏まえた回答例を見ていきましょう。回答例文
昨年の就職活動に失敗したことです。最初は自分が社会から求められていないと感じ、非常に落ち込みました。が、悔やむことよりも改善させるための行動をとろうと思い、失敗した原因を考えていきました。その中でわかったのが「自信を持ってやり遂げたことがない」という点でした。だから、自信を持って話せず失敗してしまうのだと。
そこで、もっとも成果をあげている先輩の営業に頭を下げ、同行し、成功するパターンを肌で学んでいきました。もちろん、すぐに出来るようにはなりません。他の社員にもランチや夜の居酒屋でアドバイスを貰い、自宅でも営業マンの父とロールプレイをして練習しました。
解説
挫折経験とそれがいかに悔しかったかを語っているので、話に引き込まれます。また、失敗した理由を自分なりに分析し、原因を見つけ、行動を起こしているのも良い。大事なのは、「失敗をしないこと」ではなく、「失敗を受け止めて成長すること」。それができている学生は高く評価されます。
【質問の意図】なぜ面接官は「失敗談・失敗から学んだこと」を聞くのか?
失敗に向きあうメンタルタフネスを確認したい
失敗はつらいものです。しかし、働くと、誰でも様々な失敗・挫折を経験します。重要なことは、その失敗で折れないことです。あなたが挫折や失敗にどう向き合い、どう心の整理をつけて立ち直ったかを確認しようとしています。
失敗から立ち直る力を確認したい
失敗は誰でもするものです。重要なことは、そこから立ち直ることです。立ち直り成長することです。失敗の経験から、教訓を獲得し、今に活かしている、改善に結びつけているかどうかを確認しようとしています。失敗の経験から成長できる人は、会社でも長期的に活躍してくれると面接官は考えているのです。
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【回答のポイント】面接で「失敗談」を聞かれた時の答え方
失敗から立ち直った経験を選んで話す
この質問で問われているのは「失敗から立ち直る能力」です。だから、「ただ失敗した」経験を話すのではなく、「失敗はしたけれど、その教訓を現在に活かし、成長した」経験を話しましょう。世間で更生したヤンキーの美談が好まれるように、失敗からの立ち直った話は人の心を惹きつけます。失敗・挫折の教訓を活かし、成長したエピソードを選んで話しましょう。
高校最後の試合で大変悔しかったし、チームのメンバーにも迷惑をかけ申し訳ない気持ちになりました。大学でもう一回リベンジを誓い、体調管理には人一倍気を使い、練習に励みました。
また、日ごろからケガの予防に勤め、以降大学時代は全試合に参加することができました。
失敗の原因・対処法がわかるように伝える
単に失敗経験を語るのではなく、「なぜ失敗したのか」「その失敗についてどうやって対処したのか」を語って下さい。失敗をしないようにするためには、失敗の原因を分析することが重要です。失敗の原因を自分なりに分析しましょう。その理由を考えたところ、自分の力に過信してなんでも一人でできると思っていたこと、仲間を信頼できず、すべて自分だけでこなそうと思っていたことが原因だと感じました。
その後はチームでよい結果を残すためにどのような仕事の分担にするかをしっかり考え行動するようになりました。
失敗から学んだものを伝える
失敗から学んだものは何か?それを活かした結果、自分がどう変わったかを伝えましょう。失敗をしても、そこから学び成長する人材であることを相手に伝えられます。ただ、「意識が変わりました」と言うだけでは、評価されません。「具体的にこんな風に行動を変えました」と実践していることのレベルまで話せると面接官に高く評価されます。
自分はスタメンだったので、メンバーにも迷惑をかけてしまいました。責任や自覚が足りないことで人にも迷惑をかけてしまうことを大いに反省し、その後は責任を果たすためのリスクヘッジをするようにしています。
具体的には重要な日は目覚まし時計のほかに携帯のアラームをかける、持ち物をチェックリスト化し必ず確認するようにする、など些細なことから気を付けています。
回答の型を押さえる
以上のポイントを踏まえると、挫折・失敗・悔しかった経験を面接で聞かれた時は、以下の順序で話せば良いでしょう。- 失敗した経験を端的に語る
- それがいかに悔しかったかを語る
- 失敗の原因を自分なりに分析する
- 失敗の原因への対処法を語る
- 失敗を教訓にした結果、現在どう成長したか?何を学んだかを語る
「どんな失敗をしたか」を端的に述べ、いかに悔しかったかを語る
私は、学生時代にカナダに短期留学をしたのですが、その際、自分の英語が全く通じず、ショックを受けました。
「何が問題だったのか?」失敗の原因を分析する
ひとつは、発音の問題もあったのですが、もう一つは完璧な英語を話そうと、していたことが原因でした。どうしても言いたいことを日本語から訳そうとすると、文が複雑になり、内容が全く通じていなかったのです。
どういう対策をとったかの説明をする
それからは、自分の知っている言葉を使って言いたいことを大まかに伝えるようにし、発音もネイティブスピーカーの真似をできるよう、毎日学校以外でも、ホストファミリー以外の現地の人ともなるべく話すようにしました。
失敗を教訓に、どう成長したか?何を学んだかを語る
1か月の滞在期間で、ホストファミリーからも、とても上達したと言われ、語学学校でも先生たちからとてもよい評価をもらうことができました。以降、帰国後も、英語の授業では積極的になり、英会話学校にも通い始めました。
また、英語の上達と共に自信がつき、何事も前向きになれるようになりました。
面接で「失敗談・失敗から学んだこと」について質問された時の回答例
不注意からのケアレスミスですが、間違えた先と注文された両方のお客様に迷惑をかけ、きちんとテーブル番号を確認すれば防げたミスだったと、反省しました。
それからは、アルバイトのとき以外でも必ず、簡単なものならば二度チェックをする、重要なものならばチェックリストを作る、としっかりとチェックするようにし、以降、同じような失敗はしなくなりました。
それ以来、英語の勉強は日課になり、大学での成績が上がっただけでなく、TOEICの点数も200点アップしました。
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面接で「失敗談・失敗から学んだこと」について質問された時のNG回答例
どうしたら、防げたのか?、どうすれば同じミスが起きないようにできるか?などの具体的な対策を挙げる必要があります。
グループワークの際に、担当を決める、話し合いで段取りを決められるように提案するなど、解決策を提示することにより改善できます。
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今年はweb面接をおこなう企業も増えていますが、自分の弱点を把握し適切に対策しなければ、どんな形式であれ面接を突破することはできません。
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