保険業界のホンネ!実際に働く人に聞いた業界の裏側

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CMなどによく登場する対面での保険営業や「保険の窓口」などの業務が有名な保険業界。

しかし、営業の表向きなイメージは分かるものの、業務の実情や営業以外の職種、さらには企業自体のビジネスモデル構造などをしっかりと理解できている就活生の方は多くはないのではないでしょうか。

今回は保険業界について実際に働く人の口コミや本音から、その内部情報をご紹介していきます。

アンケート概要

  • 調査期間:2019/5/20-2019/6/25
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査対象:IT業界で働いた経験のある社会人歴15年目未満の男女
  •     

保険業界とは


保険業界とは、主に生命保険会社と損害保険会社の2つに大別される企業群を指す業界であり、基本的には加入者(顧客)から定期的に保険料を受け取り、有事の際(生命保険では死亡、損害保険では損害)に該当者に保険金を支払うというビジネスモデルになっています。

基本的な業務は保険料の徴収と、保険金の支払いの2つに集約されそうな保険業界ですが、実際は徴収した保険料をもとに大規模な資産運用や管理を行っているという側面も持つため、実際の業務イメージが多くの就活生と異なる部分もあるかもしれません。

また、日本は世界の中から見ても「保険大国」と呼ばれるほど保険が発達しており、特に生命保険は諸外国と比較してもかなり発達していることが特徴と言えます。

保険業界で就活を行う際には、こうした特徴やビジネスモデルを理解した上で、選考を進めてみてください。

主な分野


前章で述べたように、保険業界は「生命保険会社」と「損害保険会社」の2つに大別することが出来ます。

生命保険会社は顧客から保険料を受け取り、死亡の際に契約に沿った保険金を支払うというビジネスモデルであり、基本的に年齢が高くなるにつれて上昇する死亡率に対応するために、保険料を長期にわたり徴収するシステムを取っています。

したがって、資金を長期的に保有することが出来るため、保険の運用はもちろんのこと、低リスク内での資産運用も同時に行なっているのです。

また損害保険会社は、補償の対象や範囲を設定した上で、期間内に起きた損害に対して損害分の保険金支払いを行います。

保険金支払いにあたっては保険料と保険金の価格設定が肝となってくるため、リスク管理や算定アプローチ長けている他、生命保険会社よりは小規模であるものの、徴収した保険料を使った資産運用なども行なっていることが特徴です。

主な職種


ここでは保険業界の方へのアンケートを元に、いくつかの職種についてご説明いたします。

営業(個人営業、法人営業)

生命保険や、住宅・自動車保険について、お客様にあった商品を提案・販売します。

法人の従業員向けへ生命保険および損害保険の新規提案が主な仕事です。また既存顧客への定期訪問や給付金請求の手続き、保険のメンテナンスやアフターフォローなどです。(社会人歴10年目/一般職員/営業職/生命保険)
個人や法人のお客様に対して、保険というツールを活用して資産運用や補償の手立てをお手伝いさせて頂く仕事をしています。また、損保の方も販売させて頂いており、その時の状況に合わせた保険のプランニングをさせて頂いています。(社会人歴11年目/一般職員/保険代理営業/損害保険)

商品開発

市場のニーズに基づいて、新しい保険プランの企画や開発を行います。マーケットリサーチや商品開発、更には監督官庁への許可申請などまで幅広い業務を行うようです。

資産運用・財務管理

保険料を基にした資金で、機関投資家として株式や投資ファンドなどをの選定して、資産を運用します。

またその他にも、コールセンターでの対応業務や事務職、販売促進のための営業サポートなどの職種が存在します。

保険業界の市況や特徴

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就活生の間でも、華やかなイメージや収入の面から人気が高い保険業界ですが、見た目上の抽象的なイメージだけではなく、事実に基づいた近況・特徴把握をすることで、より深い業界理解をすることが出来ます。

インターネット化や少子高齢化、更には日銀による低金利政策など日本全体のトレンドを踏まえた上で、保険業界への影響をみていくことが重要でしょう。

また業界のトレンドや流れを知っておくことで、これから紹介する口コミや実際の声についても、納得感を持って読むことが出来るはずです。

以下では、3つほど業界の近況や特徴をご紹介させていただきますので、ぜひしっかりとチェックして今後の就活に役立ててみてください。

少子高齢化・社会保険料上昇の影響


現在日本は先進国の中でもトップクラスの少子高齢化社会となっており、社会保険料についても1人1人の負担増加が叫ばれています。

社会保険料が増加することで家計を圧迫することがあれば、国民の中では民間保険を切って社会保険料の支払いを続ける方も出てきてしまうでしょう。

また保険加入者の中で、高齢者の割合が多くなればなるほど、生命保険会社の利益率は低下していきます。

したがって、大きな日本社会の構造変化に対して保険業界はビジネスモデルや方向性の修正を迫られており、それぞれの企業の新しい施策こそが今後の発展もしくは衰退を運命付けているのです。

就職活動をしていくにあたっては、業界自体のリスクや不安に対する策や対応を見て、入社すべき企業を決めていってください。

インターネットの発展による影響


今までの保険業界の販売チャネルとしては、代理店や保険ショップ、更には保険レディなどによる対面販売が主流であったのですが、インターネットの普及によりオンライン経由での契約が年々増えてきていることが保険業界のトレンドです。

特に最近では、オフラインでの店舗を持たないネット保険会社も増えてきており、大手保険会社も対応と差別化を余儀なくされています。

顧客とのオンライン上での接点が増えていくにしたがって、オフラインでの接点は減少していく傾向もあり、その中で既存職種や店舗がどのように変化していくかは、就活をするにあたって見逃せないポイントでしょう。

また最近では、スマホデバイスやIoTを活用した健康リスク算出や保険料金割引などのサービスも徐々に浸透しているため、インターネットを活用した保険ビジネスは継続してチェックを行っていく必要がありそうです。

外資系企業の参入と海外進出


生命保険の分野では、アフラックなどの外資系企業が日本保険業界に続々と参入しており、競争は激化しています。

日本企業は、価格での競争力を上げるとともに、その他要素でも差別化を図っていく必要があるでしょう。

一方で大手の日系損害保険会社は近年、海外進出の傾向を強めており、海外企業買収などによってアジア・ヨーロッパ・アメリカへの進出機運を高めています。

背景には、日本市場の限界と途上国での急増する保険への需要という2つの要素があり、これらが日系企業の海外市場参入を後押ししているようです。

保険業界への就職を考えている方の中でも、海外志向の強い方や英語が堪能な方、逆に海外への転勤はしたくないという方は、企業ごとに異なる海外進出意識も比較しながら、就職活動を進めてみてください。
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実録!保険業界の中の人が語るホンネ


それでは、実際に働いている方のアンケートで得た、業界のホンネについてみていきましょう。

Q1.その業界で働いてみて、入社前(その業界に入る前)とのギャップはありますか?


 
入社前はとても時間に追われているイメージがありましたが、意外と時間に余裕があり、自分の時間が多く取れるので前職よりも働きやすい環境でした。事故対応についても、とても難しいイメージがありましたが、保険会社が親切に寄り添ってアドバイスを下さるので安心しました。(社会人歴11年目/一般職員/保険代理営業/損害保険)

もともと営業を志望しており、朝から夕方まで外回りをして数字を稼いでくるイメージだったが、実際は事務作業で時間に追われている。ひどい場合には一日中社内にこもって事務作業をしている時がある。(社会人歴5年目/一般職員/営業職/火災保険)

思っていたより、保険の営業はシビアで、お客様にとってもこちらにとってもしんどいものだなと思いました。(社会人歴5年目/一般職員/営業職/損害保険)

想像よりも働きやすかったという声もある一方で、営業ノルマ達成などの部分がシビアで厳しいという声も聞かれました。

営業職の場合、企業によって営業スタイルは異なるものの、外回りを中心としたハードなものになるケースが多いようですので、その点は覚悟が必要かもしれません。

Q2.その仕事をしていて楽しい/うれしい/やりがいを感じるときはどのようなときですか?

 
そのお客様に合った保険プランを考え、提案し、説明するのが楽しくてやりがいがあります。(社会人歴5年目/一般職員/営業職/損害保険)

顧客アンケートで評価された時はやりがいを感じます。(社会人歴10年目/一般職員/コールセンター/損害保険)

お客様と仲良くなることができ、人脈が広がったり、目標を達成することができ上司に褒められたり給与に反映されることは嬉しくやりがいに繋がりました。(社会人歴10年目/一般職員/営業職/生命保険)

やはり、お客様からあなたが担当なら入るよと言われた時が1番やりがいを感じます。生命保険は信頼を得ないとなかなか加入して頂けません。そのために日々、手作りの新聞を渡したりお菓子を配ったりするので、その成果が身を結んだ時は嬉しいです。(社会人歴1年目/一般職員/法人営業/生命保険)

やはりお客様の声を聞いたときに嬉しさを感じるという声が多かったです。

生命保険や自動車保険などは一生に数回しかない購買の場となりますので、加入するという意思決定をしてもらうためには、お客様にしっかりと寄り添うことが必要となるのですね。

Q3.評価や昇進はどのように行われますか?


営業職なので、1年間の個人の営業成績によって次の年の評価や昇進は決まりますが、チームに属しリーダーという部下を指導する立場になると、チームに割り振られた数字の達成率によって決まります。(社会人歴10年目/一般職員/営業職/生命保険)

自分が契約を頂いた分だけがもろに手数料に反映しますので、本当に自分の営業の仕方次第になってくるかと思います。契約が増えれば増えるほど手数料が増えるので頑張りがいがあります。(社会人歴11年目/一般職員/保険代理営業/損害保険)

入社歴3年以降から、歩合制の部分が高くなります。最初のころは人より多く契約をとってもお給料はあまり変わりません。また、リーダーなどの役職に就くことでお給料がプラスされます。(社会人歴1年目/一般職員/法人営業/生命保険)

3年間は給与が変わらずで、3年後にキャリアを選べるので営業のエキスパートになれば30万円近くはもらえます。しかし、その後窓口に移動すると減るそうです。やはり、営業が一番お金がもらえ営業に特化した道へ行けば月80万円もありえます。(社会人歴2年目/一般職員/ファイナンシャルコーディネーター/生命保険)

保険会社の営業職に関しては、営業成績に紐づいた実力主義の側面が強いという回答が多かったです。

一方で、最初の3年間はなかなか給与が上がりづらいという声も聞かれたため、入社してすぐの昇給は難しい場合が多いでしょう。

Q4.その業種にはどのような人が向いていると思いますか?


顧客にちゃんと寄り添える人だと思います。(社会人歴5年目/一般職員/営業職/損害保険)

数字や経済に強い方が向いていると思います。また、日本だけでなく世界の経済状況をいち早くキャッチし、自分なりに解釈できる方、そして、常に新しいことを知り学ぶ意志が強い方だとなお向いていると思います。(社会人歴10年目/一般職員/営業職/生命保険)

人当たりが良くて知り合いが多く、訪問する先に困らない様な人がこの業種に向いていると思います。契約数がそのまま収入に直結しますので、既存のお客様も大事に出来る人が一番向いていると思います。(社会人歴11年目/一般職員/保険代理営業/損害保険)

プライドを持っていて、ストイックかつ、承認欲求の強い方が向いています。逆に、あまり親切な人は向いていません。お客様に押し売りをするのが申し訳なくなるからです。(社会人歴1年目/一般職員/法人営業/生命保険)

コミュニケーション力と、数字や経済に強い人という回答が多く見られました。

また営業提案をする機会が多くなるという点で、人脈の広さをあげていた方がいたことは少し面白いですね。

Q5.あなたの働く会社はブラックだと思いますか?ホワイトだと思いますか?

 
【ややホワイト】ややホワイトだと思います。業務に慣れさえすれば18時前には帰れます。また、福利厚生や休暇制度が充実しています。(社会人歴7年目/エリア主任/営業職/損害保険)

【ホワイト】労働時間も無理が無く、自分で全て時間管理が出来る上に、社有車も支給されているので良い企業だと思います。(社会人歴11年目/一般職員/保険代理営業/損害保険)

【ブラック】ブラックだと思います。頑張る割にお給料に反映されない上に、実費が多いからです。土日も仕事終わりにも電話掛けをしろと言われるからです。(社会人歴1年目/一般職員/法人営業/生命保険)

【ややブラック】ややブラック。残業が多く、休日出勤も多い上に、数字が取れていないと休める雰囲気がないから。(社会人歴10年目/一般職員/営業職/生命保険)

回答によって意見が割れていることが分かります。

やはり営業に関しては実力主義の部分が強いため、なかなか成果が出ないという方にとっては厳しい労働環境なのかもしれません。

一方で、仕事に慣れて結果が出るようになってからは楽であるように感じるという方もいらっしゃいました。

Q6.あなたの働く会社や業界はパワハラはセクハラなどはありますか?


 
ないです。ハラスメント防止の講習や周知が徹底されているためです。(社会人歴10年目/一般職員/コールセンター/損害保険)

特に上席者について、パワハラ研修なるものがあると聞きます。あまり多くはありませんが、本社への通報制度もあるので、困った時に手を差し伸べてもらえる制度は整っていると思います。(社会人歴7年目/エリア主任/営業職/損害保険)

うちの事務所は、年齢層がバラバラで上は70代から下は30代までとなっており、世代が違うからか言い争う事は全くなく、和気あいあいとした雰囲気であるので、パワハラやセクハラとは一切縁がありません。 (社会人歴11年目/一般職員/保険代理営業/損害保険)

社内ではセクハラやパワハラがなくても、営業先でセクハラがあることがあります。営業先は男性が多いこともあり、こちらも契約のために下手にでるのでセクハラを受けやすいとは思います。(社会人歴1年目/一般職員/法人営業/生命保険)

多くの方はパワハラなどは見受けられないと答えていましたが、業界の一部では存在するようです。

特に営業先においては、契約を取りたいと下に出てしまうことによって起こってしまうケースもあるのかもしれませんね。

Q7.業界ならではの風習やタブーなどはありますか?


  
良い意味で男女平等だと思います。男だから、女だから、というのはあまり見かけません。逆を言えば、大変な仕事でも自分でこなさなければならないのでタフさが求められると思います。社風もあると思いますが、飲み会は比較的多く、体育会系の雰囲気はあると思います。(社会人歴7年目/エリア主任/営業職/損害保険)

女性社員だけを飲みに誘う事ができず、その様な時には支社長も同伴しなくてはいけない。また、同じ保険会社同士で契約を取り合ってはいけないという暗黙のルールがあります。(社会人歴11年目/一般職員/保険代理営業/損害保険)

特にはありませんが、営業成績によって同期内でも上下関係がなんとなく出来てしまうこともあります。自然と契約をたくさんとるひとに発言力がでてきます。やはり成績上位者は、成績上位な先輩からたくさん話しかけられています。(社会人歴1年目/一般職員/法人営業/生命保険)

営業として女性の活躍が多いからこその意見がいくつか見られましたね。

また実力主義であるからこそ、上下関係が出てしまうという意見も保険業界ならではの雰囲気・ルールなのではないでしょうか。

営業のイメージが強い保険業界


「保険レディ」と言われるように、やはり営業のイメージが強い保険業界でしたが、一方で保険料を活用した資産運用なども広く手がけていることが分かりました。

営業に関しては、実力主義で個人の力が試される場でもありますので、自分の力を試してみたい、個人としての力を伸ばしてみたい、という方には最適でしょう。

実際に働いている人のアンケートも参考にしながら、ぜひ保険業界での就職活動を成功させてください。

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