就活で「死にたい」と思ったら|原因と心休まる対策を紹介

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目次

就活がうまくいかなかったり、なかなか内定がもらえななかったりすると、つい「死にたい」と思ってしまうことがありますよね。「このままだと社会に出れないかも」「就職できなかったらどうしよう」などの不安や心配が膨らみ、ネガティブな思考に陥っているのかもしれません。

就活で落ち込んでしまった時は、心機一転が肝心です。「死にたい」気持ちをプラスの方向に切り替えるうえで科学的に効果のある対処法を紹介します。

就活中に「しにたい」という思いには誰でも陥る可能性がある

就活がうまくいかず先が見えないとき、本気で「死にたい」と思ってしまう自分は異常なのでは?と思ってしまうかもしれません。しかし、実際に自殺には至らずとも、就活で悩んで自殺を考えてしまう相当数の学生がいるのも事実です。

就活で悩んでいるのはあなただけではないのです。誰にでもあることなのだ、と思えば気が楽になるでしょう。

①就活で何度も落とされて自信がなくなる

就活で何回も不合格を突きつけられると、「自分は何をやっても無駄なんじゃないか」と、自分の力に自信が持てなくなることがあります。

ショックな結果が何度も続き、自信が低下することを「自己効力感の低下」とよびます。

自己効力感が低下すると、何もする気力がなくなり、就活を続けられなくなる可能性があります。一番やっかいな状態です。早急に自己効力感を回復する必要があります。

合否には自分以外に縁やタイミングも影響する

面接で落とされても、「完全に準備不足だった」「緊張で何も答えられなかった」などの認識がある場合は、自分でも不合格に納得がいくかもしれません。

一方で、自分では十分に準備して臨んだつもりの面接で落とされると、一気に自己効力感が下がってしまう恐れがあります。

そのような場合、内定が出ないのは、単に面接担当者との相性が悪かっただけかもしれません。また同じ企業でもタイミングが面接の合否を左右することも。たとえば、たまたま自分の順番に前後して、より企業との相性が高い学生がいた可能性などです。そのような場合は「別のタイミングだったら合格する可能性もあった」などと気持ちを切り替えましょう。

その企業とはご縁がなかった、と思えば気も楽です。不合格はあなたの不足だけで起こるわけではないことを理解して、過度に自分を責めることはやめましょう。

人格否定ではないと理解する

立て続けに不合格通知が届くと、どんどん自信がなくなっていってしまいます。自信がない状態で面接を受けても、よいパフォーマンスができるわけはありません。自己効力感が下がったままでいることは避けるべき状況です。

面接の不合格通知とあなたの能力はなんら関係ありません。決して、不合格通知を人格否定の証と思わないでください。企業の選考基準と合わなかった、それだけです。

自分を責めない

「自分はダメな人間なんだ」「他の人ができているのに、自分にはできない」そう思って自分を責めるのはやめましょう。希望の企業から内定がもらえないからと言って、そこで人生が終わってしまうわけではありません。

不本意な結果しか得られず、就職がなかなか決まらないことはとても辛いことです。しかし、それは、たまたまその企業とご縁がなかっただけで、あなたのせいではないのです。今の時点では内定がないだけで、これから先にまだまだチャンスはあります。

自分を責めて追い詰めてしまうより、気持ちも新たに次を目指せるように、一旦立ち止まってリフレッシュする時間をとってみましょう。

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②マイナス思考が堂々めぐりしてしまう

就活でうまくいかないと「このままで大丈夫かな、どうしよう、どうしよう」とマイナス思考がいつも堂々めぐりして、落ち込み、死にたいという気持ちが生まれてしまうことがあります。

認知心理学では、このマイナス思考を繰り返してしまう傾向を「反芻」とよび、うつの原因の一つだとされています。

マイナス思考が頭の中をぐるぐる周るのを止めないと、頭の中が不安な気持ちで埋め尽くされてしまいます。

気持ちを紙に書き出していく

頭のなかで、不安な出来事について考えようとすると、マイナス思考が堂々めぐりして、マイナス思考が止められなくなります。

こんな時、不安な気持ちは紙に書き出しましょう。紙に書きだす過程で思考が整理され、気持ちがまとまり、嫌な気持ちが整理されていきます

意外と自分の気持ちが整理できない

自分の気持ちは、案外自分でもわかっていなかったりするものです。今まで自分と見つめ合ったことのなかった人は、自分という人間を知ってみる、またとないチャンスです。

つらい、不安だと思っていたのが、実は腹が立って悔しいのかもしれません。自分の気持ちと向き合うことにより、なぜそう思ったのか。本当はどんな風にしたかったのか、気持ちを書き出すうちに少しずつ自分の気持ちが整理されていくことを感じられるでしょう

失業した気分も紙に書き出せば、改善される

The writing cure」という論文によれば、失業した人に毎日数分間、「今、自分はどんな気持ち課」「これからどうしたいか」などの、自分の不安な感情について書き出すだけで、1ヶ月後、自尊心のスコアや、健康度まで改善していました

その改善度合いは、心理カウンセラーに相談するよりも高かったそうです。不安な気持ちが止まらなくなったら、その気持ちを紙に書き出しましょう。

自分のことを客観視できてやるべきことがわかってくる

自分と向き合うことで得られるメリットの1つが自分を客観視できること。今の自分に何が足りないか、努力すべき点は何かなど、自分を客観的に見つめ直すことができれば、現状の改善に向けて次に何をすべきかが見えてきます。

就活の準備段階で自己分析をして、自分を客観視することの重要性はよくわかっているはず。実際に面接に落ちた今だからこそ、より冷静に、より客観的に、自分の状況を分析し、次に打つべき対策を講じることもできるでしょう

たとえばエントリーシートの書き方や、面接での特定の質問への受け答え、顔の表情など、「もしかしたらここがネックになって落とされていたのかも」と、思い当たる改善ポイントをピックアップしてみましょう。

就活が上手くいかない時は、自己分析をやり直そう

就職が上手くいかない時は、一度、自己分析をやりなおして、自分の強み・弱みについて改めて理解し直すのが効果的です。とはいえ、そんな時間もないですよね。

そんな時は、自己分析ツールの「My analytics」を活用してみましょう。

My analyticsを使えば、36の質問に答えるだけで、あなたの強み・弱み→それに基づく適職を診断できます。

My analyticsでサクッと自己分析をして、あなたの本当の強み・適職を発見しましょう。

③衝動的に不安が襲ってくる

就活で志望企業に何度もお祈りされても「頑張ろう」と前向きに努力できる人がいます。しかし、就活が長期化すると、ふと「このままで大丈夫なのか、社会に出られるのか」と、不安が襲ってきて、「死にたい」気持ちになってしまうことがあります。

これに対処するには、急に襲ってきた不安・恐れを頭の外に弾きだす必要があります。

知的作業で不安な気持ちを追い出す

衝動的に生まれる不安へ対処するには、パズルゲーム・数独・クロスワード・テトリスのような知的作業をして、思考のフォーカスを不安から切り替えるのが効果的です。

頭を使う作業をすると、そちらに集中し、不安や将来の恐れに気持ちが向かなくなります

実際、麻薬中毒患者の衝動的な不安に対処するリハビリの一環として「不安になったらテトリスをやる」というのが非常に効果的だと、イギリスの論文で示されています。

就活で不安が押さえなれくなった時のために、数独・クロスワード・パズル・アプリのパズルゲームを用意しておき、不安な気持ちを追い出しましょう。

心配しても変わらないことはほどほどに

考えないようにと言われて考えることをやめられるのであれば、そんなに思い詰めることはないかもしれません。しかし、心配していれば、果たして企業は内定をくれるでしょうか。もちろん、答えはNOです。

それならば、時間と労力をもっと他のことに使いましょう。心配しても変わらないことはほどほどにして、代わりにちょっと休憩して、頭を空っぽにしてみてください。リフレッシュして英気を養って、再スタートを切るほうが今後のためです

まずは、思い詰めることをやめられる勇気を持てる努力をすることから始めましょう。

④就活が失敗したら、全部終わりだと思ってしまう

就活で「死にたい」という人の多くに「就活が終わったらすべて終わりだ」と考えている傾向があります。

これに失敗したら終わりだと思うと、一度の失敗でも非常に落ち込みやすくなってしまうでしょう。この思考パターンは、できるだけ早く脱しないといけません。

就活がすべてではないと理解する

人生、なにも就活だけが全てではありません。社会に出ればわかりますが、世の中にはさまざまな方法で生計を立てている人がいます。「普通に就職活動をして、新卒で採用されて会社に勤める」というルートは、生活するために存在するさまざま手段の中の、たった一つでしかないのです

もちろん、卒業と同時に経済的にも自立できれば願ったり叶ったりです。でも、卒業後もまだまだ就活は続けられますし、希望の業種や業界で内定を獲得する可能性もあります。就活をしながら、お金を稼いで生計を立てていく方法も多種多様です。人生まだまだ捨てたものではありません。

「就活に失敗してもなんとかなる」と考えれば、心がふっと軽くなります。

社会人として立派に生きる選択肢はいくらでもある

このまま内定がもらえなければ社会人になれず人生落ちこぼれてしまうのでは、という心配はもっともです。でも、就活が成功しなかったからといって、人生が終わりではありません。何も会社員になるだけが社会人として立派に生きていく唯一の道ではないのです。

世の中はさまざまな選択肢で満ちています。正規雇用でなくても、いったんはフリーターとして働いているなかで働きたい会社と出会い、出世を果たした人もいます。派遣社員としていろいろな企業で働きながら経験やスキルを高めていくケースや、正社員採用を目指して契約社員で頑張るケースなど、本当に人それぞれです。

中には、企業に雇われるよりもいっそフリーランスで独立する道を選択する人もいます。こうした人は、グラフィックデザインやプログラミングなど、学生時代に独学で得たスキルを活かして、クラウドソーシングサービスなどを利用して生計を立てています。

これまで「新卒採用」の枠に狭められていた視野を広げて、いろいろな可能性に目を向けてみるのも悪くないですよ。

⑤自分を責め過ぎてしまう

何社かに落とされると、「自分はどこにいっても通用しない。社会に求められていないダメ人間だ」と考え、落ち込み、「死にたい」気持ちになってしまうことがあります。

数回の失敗で「どこにいってもダメ」と一般化して、自分にレッテル貼りをしてしまうのです。これを心理学では「不合理な一般化」とよび、うつの原因の一つとされています。

冷静に事実と解釈を切り分ける

落ち込む人の多くは、数十社に落とされたことで「自分はどこにいってもダメだ」と自分を過小評価し、マイナスのレッテルを貼っています。

確かに「落ちた」のは否定しようがない事実です。だからといって、「企業の選考に落ちた=自分はダメな人間」という図式は成り立ちません。事実と自己の解釈を混同せず、冷静に切り分けましょう。要は、「数十万ある会社の中の」「ほーーんの一部の会社から」「自社にあわないと判断された」だけなのです。

好きな人にフラれたのと同様に割り切ろう

自分がどんなに好きでも、好きな人と付き合えるとは限りませんよね。実は企業との関係も同じです。自己否定されたと深刻に悩まず、「そうか、別に好きな人がいたのか」「私はタイプじゃなかったんだ」と思えば次へ行こうと思えるはずです。

「誰もダメだ。どの女の子も自分を求めていない」とは考えませんよね。そう考えるのは拡大解釈のしすぎです。落ちても「うん、縁がなかったんだね」と気持ちを整理し、マイナスのレッテルを貼るのをやめましょう。

⑥第一志望の会社に落ちた

ずっと憧れて、絶対に入社したいと思っていた第一志望の会社。そこで内定が取れなかった場合の落ち込みは相当なものでしょう。

第一志望に落ちて死にたいと思ってしまう場合は、以下で解説する三つのポイントを意識すれば、うまく気持ちをリセットできる可能性があります。

似た企業は探せば多くある

第一志望とまったく同じとまではいかないまでも、似た企業は社会に必ずあります。同じ業界内であればおこなう事業や取り扱う商品・サービスは同じ場合が多いでしょう。事業や商品に魅力を感じていたのであれば同業界で企業探しをしてみましょう。

ビジネスモデルや環境などが似通った企業は業界を超えて存在します。少しでも自分の夢の実現に近づけたいなら、第一志望の会社のどこに魅力を感じていたのかを分析し、少しでも似た企業を探して応募してみるのがおすすめです

セカンドキャリアで狙う就活にシフトしよう

今は転職が当たり前の時代です。第一志望の企業への入社を果たしてもここは自分の居場所でなかったと感じて、数年後に別の会社に転職する人は珍しくありません。

新卒としての就活がうまくいかない場合、セカンドキャリアで志望する会社への転職を狙う方向へとシフトするのも、一つの考え方です。

セカンドキャリアで夢を実現させるには、まず新卒での就活を通じて、将来への地固めとなる企業に就職するのが肝心です。現在の改善点が補完されるとともに、転職に活かされるスキルや経験が養われる環境を備えた企業を狙いましょう

たとえば、第一志望の広告代理店に落ちた場合でも、一般企業の広告宣伝部門やマーケティング部門などで仕事をすれば、業種・業界を問わず通用するマーケティングの知識とスキルが身に付きます。

大手企業に就職できなくても、規模の小さいベンチャー企業で商品企画開発などさまざまな実務に携わりながら経営者のセンスを磨き、即戦力を求める大手に転職できるケースもあります。

就活を進めれば新たな第一志望が生まれることも

第一志望に落ちたからといって、いつまでもその企業に固執していても何のメリットもありません。むしろ、同業界の他の企業や、他の業界の企業などにも視野を広げて就活を続けていくほうが、よほど生産的かつ前向きです
 
失敗にめげることなく、いろいろな企業を研究し、気になったところから片っ端に応募し続けているうちに、「ここで働きたい!」と思わせてくれる企業に出会えることもあります。何万もある企業の中から、新たな第一志望を見つけましょう。

⑦他の人と比較してしまう

長く就活を続けていると、自分よりも早く内定を獲得した人や、第一志望の企業に採用された人などが出てくるのは避けられません。どうしてあの人は就活が上手くいったのに、自分はダメなのか・・・とついつい周囲と自分を比較してしまうものです。次第に劣等感が募ると、死にたいとさえ思うこともあります。

他者との比較で必要以上に自分を責めたり、自己否定をしないために意識しておいてほしいことを2つ解説します。

早すぎる意思決定が入社後の苦しみを招くことも

中には、内定獲得のスピードにこだわったり、とにかく就活を早めに終わらせたいなどの理由で、自分に合った職場かどうかを深く考えずに就職先を決める人がいます。結果、入社後にミスマッチが起こり、思うような活躍ができずに苦労したり、どうしても馴染めず離職してしまうケースが少なくありません

いくら早く内定を獲得できたとしても、意思決定が早すぎたために後からミスマッチが起こって苦労したり後悔したりするのは、望ましい状況とはいえません。

内定獲得スピードの早い遅いで他者との優劣を比較するのはやめましょう。

吟味している時間だと思おう

内定獲得まで時間がかかっているのは、それだけ本気で就活に取り組んでいるからです。その会社が本当に自分にマッチした会社かどうかを時間をかけて吟味しているからと考えましょう。

スピードは遅くても、自分の強みが活かされる会社か、企業理念と自分の価値観が合致しているかなど、時間をかけて吟味しながら、納得したうえで就職先を決めるほうが、入社後のミスマッチが起こる可能性を低く押さえられます

【日常生活編】やってみるべき対策

ここからはそんな就活で生じる「死にたい」という思いの解消のために取り組むべき対策のうち、日常生活で実践できる対策をいくつか解説します。

実生活に取り入れることで、メンタル的にポジティブな効果が期待できます。逆にこうした対策を実践しないでいると、死にたい気持ちに拍車がかかり、就活がまったく進まない状況に陥りかねません。ぜひ参考にしてください。

対策…ジョギングをする。散歩をする

運動をして、体を動かすと、脳が「なんだ自分の体はコントロールできるじゃないか」と感じ、自己効力感が回復することがわかっています。

デューク大学のジャームス・ブルサンメルの調査によれば、うつ病薬を飲んだグループと、代わりに週3日40分以上の有酸素運動をしたグループでは、同じくらいにうつから回復していました。さらに運動をしたグループは自信=自己効力感も大きく回復していたのです。。

有酸素運動(ジョギング・ウォーキング)は、うつ病薬以上に、あなたの気持ちを改善します。

就活で何度も落とされて、「死にたい…」と自信が無くなりそうな時こそ、体を動かしましょう。できれば、ジョギングがベストです。物事へ立ち向かう気持ちが急に回復するのがわかるはずです。

メンタルを落ち着かせる食べ物を摂取する

おすすめは、トリプトファンというアミノ酸が含まれる食べ物です。トリプトファンは体内に摂取されると神経伝達物質のセロトニンに変換され、精神を安定させる作用があります。牛乳やチーズ、ヨーグルトなどの乳製品、バナナ、卵、ナッツ類、納豆や豆腐といった大豆食品などに多く含まれます

よくカルシウム不足になるとイライラすると言われますが、実際にカルシウムには、脳の興奮を抑えてくれる働きがあります。小魚や乳製品、大豆食品、小松菜などに多く含まれます。

カルシウムの吸収を促進し、ストレスを緩和する働きがあるマグネシウムと合わせて摂取するのがおすすめです。マグネシウムは海藻類やナッツ類、ココア、チョコレートなどに含まれます。

また、神経伝達物質の合成や材料に使われるビタミンB・C・Eもバランスよく摂取することで、気持ちがより安定する効果が期待できます。

人とたくさん会話をする

死にたいほど気分が落ち込んでいると、誰にも会わず一人で鬱々と過ごしてしまいがちです。こんなときこそ、むしろ意識して他者との接触を増やし、できるだけ人との会話をするよう心がけましょう。

ごく普通の日常的な話題はもちろん、思い切って就活の悩みを打ち明けてみるのもよいでしょう。一人で抱えているよりも誰かに聞いてもらったほうが、気持ちが軽くなります。

本当にあなたのことを気にかけてくれる人なら、あなたが囚われているマイナスの自己像を否定し、前向きに考えるための視点やアドバイスをくれるはずです。また自分の就活のがんばりをほめられる可能性も。自分では「だめだ」と思っていた就活についてポジティブな言葉をかけられれば、気分も少しは晴れやかになるでしょう。

【就活編】やってみるべき対策

常に他者からの評価にさらされる就活は、ストレスの多い経験です。苦労や失敗、悩み、疲労がなどが重なり続けるなかで、死にたいほど落ち込む人が出てくるのは当然です。そこで、死にたくなる思いを少しでも緩和し、気持ちを切り替えるのに役立つ対策を3つ解説します。

就活を続けながら日々の生活に取り入れることで、死にたくなるほどの思いから回復する効果が期待できます。。何の対策もせずにいると、落ち込みから抜け出せず就活そのものが停滞する状況に陥りかねません。ぜひ挑戦してみてください。

難易度の低い企業で内定を1つ獲得する

まずは他社と比べて倍率が低いなど、難易度の低い企業で内定を一つ獲得しましょう。一社でも合格していると、自分を認めてくれる企業があったという自信につながり、前向きな気持ちで今後の就活に取り組むことができます

より難易度が高い企業へ応募する際も、「とりあえず一社は合格しているので、ここが落ちても大丈夫」という安心感があるのとないのとでは、大きな違いがあります。

一社に受かったという自信と安心感が、結果として就活全体にポジティブな影響を及ぼし、最終面接の合格率も上がる可能性があります。

面接官とは雑談をしに行くつもりで臨む

面接前に緊張しすぎると、本番で本来の力を発揮できない可能性があります。そこで、面接官とは雑談をしに行くくらいの気持ちで面接に臨みましょう。基本的に面接官の多くは就活生に好意的な人たちです。これから始まるのは雑談だと捉えれば、気持ちが落ち着き、リラックスして自然体で受け答えをすることができます。

雑談をしに来たという程度で臨んだ面接であれば、仮に不合格になったとしてもさほど気にならず、死にたいほどに落ち込む気持ちも芽生えないでしょう。場数を重ねているうちに面接のテクニックも向上して度胸が付き、面接突破率の向上も期待できます。

他力に頼って就活を進める

就活でしにたいと思ってしまうのには、エントリーシートや面接の準備、不合格後の気持ちの立て直しまで、一人で何でもこなさなければならないしんどさも影響します。

それこそ何十社も受けているのになかなか内定が取れずに就活が長引いていると、精神的にも肉体的にも疲労がたまり、一人ネガティブな思考に陥ってしまうのは当然です

しかし、就活は何も一人で進めなければならないというルールがあるわけではありません。誰かの力を頼っても良いのです。就活を進めるうえで頼りになる3つのサービスをご紹介します。

就職エージェント

就職エージェントは、就活の進め方の指導や企業の紹介など、就活のあらゆる面で支援を提供するサービスです。専門のコンサルタント(キャリアアドバイザー)が付いて就活をサポートしてくれます。

就活エージェントを利用することで、就活生一人ひとりの強みや特徴などを客観的な視点から把握でき、過度に高く、あるいは低くなりがちな自己評価を是正するのに役立ちます。就活での悩みや落ち込みに関する相談もでき、第三者の視点からアドバイスをしてくれるので、落ち込みの原因と気持ちを整理して問題を解消し、気持ちを立て直す効果も期待できます

思うように就活が進まず落ち込んでしまう状況でも、ある意味半ば強引に就活エージェントが企業を紹介し続けててくれるなかで、企業・業界選びの視野が広がったり、新たな第一志望が見つかったり、本当にマッチング度の高い企業が見つかるなどのきっかけにもつながります。、

エントリーシートの書き方や面接の受け方などがネックになって落ち込んでいる場合も、アドバイザーのきめ細かな指導が受けられるので、気軽に利用してみましょう。

逆求人型サイト

就活生がサイト上にプロフィールを登録すると、内容に興味を持った企業からオファーやスカウトを受けられるサービスです。

逆求人サイトを利用すると、プロフィールに記載された自分の経歴や強みなどの情報をベースに、企業から次々にオファーが来ます。そのため、死にたい気持ちに囚われて何も手に付かないような状況でも、自分で情報収集をする必要がなく、次の機会に目を向けられます

たとえば特定の業界でなかなか内定が取れず、挫折感を感じて落ち込んでいるような場合でも、逆求人サイトから舞い込んだオファーやスカウトに目を通しているうちに、それまで未検討だった企業や業界の情報に触れて視野が広がり、自分には新しい可能性があることに気づかされます。

いろいろな企業を受けてみたものの内定が取れず落ち込んでいる場合でも、逆求人サイトなら、プロフィールの情報がの充実度に応じてどマッチング度の高い企業からのオファーやスカウトが受けられるので、ミスマッチを回避し、本当に自分に合う企業を見つけるのに役立ちます。

逆求人サイトからは立て続けにオファーが届きます。数社で選考に落ちたとしてもあまり深く悩まずに、次の機会へと目を向けて就活を続ける意味で、有効な手段といえます。

キャリアセンター

キャリアセンターは、大学が学生の就活支援のために設置している窓口です。どのような業界や職種が学生に向いているのかの進路相談、求人を出している企業の紹介、履歴書やエントリーシートの書き方指導、面接や筆記試験対策など、幅広い支援が受けられます。

キャリアセンターには専門のカウンセラーが常駐しています。就活エージェントのアドバイザーと同様、死にたい思うほどの悩み事を抱えている場合は思い切って相談してみましょう。第三者視点での評価やアドバイスを通じて、何が原因で何に自分がひっかかっているかがわかれば感情が整理されて平常心を取り戻し、もう一度チャレンジしようと思えるほどに回復が図れる可能性があります。

内定がなかなか取れずに落ち込んで次の企業探しをするエネルギーがない状態でも、キャリアセンターからの求人紹介を通じて、これまでは未検討だった企業や業界への道が開かれ、新たな第一志望が見つかる可能性もあります。自分の視野と自分に秘められた可能性を広げる意味でも、キャリアセンターをうまく活用しましょう。

死にたいほど落ち込んでも自己否定は禁物! 上手にメンタル管理を

就活で立て続けに選考に落ちたり、周りはどんどん内定が取れているのに自分だけが取り残されていたりすると、自信や自己肯定感を失い、死にたい気持ちになるのはごく自然な流れです。

原因はあなた自身ではなく、単にタイミングが合わなかった、縁がなかったなどの可能性があります。決して自己否定したり、自分を責めたりしないでください。

この記事でも触れましたが、人生も就活もまだまだ多くの選択肢、可能性で溢れています。今回ご紹介した原因別での対策や日常生活で取り組める対策、就活で実践できる対策をうまく取り入れて、上手にメンタル管理をしながら引き続き就活に励んでください。