エントリーシートを郵送する封筒の書き方【宛名・送り主の図解付き】

エントリーシートを送付するときのマナー

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エントリーシート完成!いざ、エントリーシート(ES)を郵送で送付しようというとき、

「エントリーシートを入れる封筒の宛名ってどう書けばいいんだろう?」「どんな封筒を選べばいいんだろう?」と悩むことってありませんか?

採用担当が最初にみるのは、あなた自身でもなければ、エントリーシートでもなく、封筒です。

そのため、封筒といえども手を抜けません。
そこで、失敗しない正しいエントリーシートを入れる封筒の作り方をご紹介します。

図解で完璧!封筒の宛名の書き方

図解!エントリーシートを入れる封筒の書き方

以下が完成版の封筒の例です。

これを参考にすれば、正しいマナーを押さえた封筒が書けるようになります。

エントリーシートのマナー

宛名をまっすぐ書くためには?

「宛名は手書きしたいけど、送り先の氏名や住所などをまっすぐ書くのは難しい…」と思う人は多いはず。

人には利き手があり、長い文字列を書くとどうしても無意識に利き手側に寄ってしまいがちです。

宛名をまっすぐに書くためには、補助線を引いておきましょう。書きたい位置を決めたら、文字の中心にくる位置に、消せる筆記具で一本線を引きましょう。

あとはこの線を意識して、なるべく線が文字の中心になるように書いていくと、まっすぐ書くことができます。

なお、線を書く筆記具はシャープペンシルでも良いですが、おすすめは消せるボールペンです。シャープペンシルは書いた後に消しゴムで消さなければならず、消しゴムを擦るうちに宛名の文字が滲んでしまう可能性もあります。

対して、消せるボールペンであれば、熱で透明にすることができるため、宛名を書き終えたらドライヤーなどで熱するだけで消すことが可能です。文字が滲む心配がないので安心です。

ただし、気温が-10℃を下回る場合、消えた線が再び見えてしまうので注意してください。冬は豪雪となるような地域では、配達中に線が現れてしまう可能性もあるため、シャープペンシルを使っておく方が無難です。

エントリーシートを郵送する封筒の書き方のポイント

エントリーシートを郵送するときには、エントリーシートを入れる封筒の宛名書きのマナーを押さえておく必要があります。

多くの就活生が、履歴書の書き方や書類の送付の仕方、リクルートスーツの着方など、就活の方法をインターネットで調べています。

インターネットでは正しい回答が記載しているため、採用担当者は基本が守れていて当然と考えます。

封筒の書き方も同様です。正しい書き方をしたからといって好印象になるわけではありませんが、マイナスにはなりません。反対に、封筒の書き方ができていない場合は、マイナスの印書になります。

印象を落とさないためにも、封筒の宛名書きはしっかり把握しておきましょう。

以下がエントリーシートを郵送する際のポイントです。

  • 企業名は省略せず中心に書く
  • 個人名宛は「様」部署宛は「御中」(どちらか片方のみ)
  • 住所は縦書きで番地は漢数字を使う
  • 送り主は封筒裏面の左端に書く
  • 差出日を記載

以上のポイントに気を付けて封筒の宛名書きをすれば、エントリーシートの送付時に慌てることはありません。

企業名は省略せず中心に記載する

封筒の中央には、企業名を書きます。
住所より少し大きめに書いたほうが、宛名を目立せることができ、バランスが良くなります。

企業名は封筒の中心に真っすぐに書き、封筒に向かって右側に住所を記載するスペースを開けておきましょう。
宛名の企業名が長い場合は2行にしても問題ありませんが、2行目は、少し下げて書くようにするとスマートです。

企業名の「株式会社」などは、「㈱」などと省略して書かず、きちんと正式名称で書きましょう。

また、アルファベット表記の社名である場合は、縦にアルファベットを並べるように書きます。英語名であっても、社名だけ横向きに描かないようにしてください。

個人名宛の場合は「様」部署宛は「御中」

宛名の敬称は、「様」と「御中」の2種類を使い分ける必要があります。使い方は次の通りです。

  • 個人宛:様
  • 企業・部署など組織宛:御中

苗字のみ、フルネームといった個人の名前と、「ご担当者様」などの個人宛の場合は、敬称として「様」を使います。

企業名プラス部署名のみで個人宛でない場合は、「御中」を選びます。

注意点としては、個人名が企業名や部署名に続く場合は、企業名や部署名の後には敬称を付けないことです。
「様」「御中」のいずれの場合も、宛名に合わせて、どちらか一つ適切な敬称を選択するようにしましょう。

住所は縦書きで漢数字

封筒の宛名書きは縦書きが一般的です。縦書きの住所の場合、漢数字で番地を書きます。算用数字では書かないよう注意しましょう。

住所を書く際は、省略をせず、全ての住所情報を記載するようにします。

ビル名などがある場合は、「○○タワー」「○○ビル」など、建物名を番地の下に追記します。
フロア名がわかっている場合は、「〇階」とフロア名も忘れないようにしましょう。

ただし、フロアが「〇F」などと企業の公式サイトなどに描いている場合は、「〇F」で問題ありません。住所のそれぞれの項目の間は、一字分程度スペースを空けると、見やすくなります。

送り主は左端に記載

送り主は、封筒裏面の左端に書きます。中央でも、右端でもありませんので注意しましょう。

左端に差出人情報を書く際は、自分の住所と名前を、表書きの送付先の宛名と同じく省略せずに書きます。数字は漢数字を使い、マンション名や棟名、部屋番号も忘れずに記載します。

書き始めは、左端の4分の1ほどを使うようにして、下半分よりも少し上から、郵便番号、右下に住所、左下に氏名を書きます。

表書きの時と同じように住所よりも名前を少し大きめに書くとバランスがよくなります。ただし、送り主の情報は、全体的に表書きより小さめの文字で書くようにしましょう。

住所・名前の上には差出日を記載

差出人の住所と名前の上には、差出日を記載します。

差出日は、エントリーシートの記入日と同じ日付を書きます。履歴書の記入日と同じく、差出日は、実際に記入した日ではなく、ポストに投函・郵便局で提出など、自分の手元を離れた日付を書くようにします。

一般的に、差出日は漢数字で書くようにします。算用数字は使いません。他の項目と同じく、縦書きで書きましょう。

住所と名前を大きなブロックと考え、その中央となる位置の上方から名前の上の位置の間に書くと、すっきりときれいに見えます。

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封筒の記載ミスの場合は書き直す

封筒の宛名書きで間違えた場合は、修正テープなどを使って訂正・修正するのではなく、新しい封筒に書き直しましょう。

宛名の書き損じの場合「これぐらい平気かな?」と修正した宛名書きのままの封筒を使うことも、「やる気がないのでは?」「集中力がないのでは?」とマイナス印象を与えかねません。

封筒は、企業と志望者の最初の接点です。

修正ばかりで、封筒を見ただけで担当者に悪いイメージを持たれるようなことは、できるだけ避けるようにしましょう。

不採用となった場合、「封筒のミスを修正テープで修正したことが原因かもしれない」と後悔するぐらいならば、封筒1枚書き直す手間を惜しむのはもったいないことです。下書きをしたうえで上からなぞるなど工夫して、何度も書き直すことのないように工夫してみましょう。

封筒に貼る切手の選び方

エントリーシートを送る際の封筒については、宛名の書き方だけでなく、切手についても注意したい点があります。以下の3点には、特に気をつけるようにしましょう。

  • 記念切手は使わない
  • 切手の枚数は最小限にする
  • 料金不足にならないように注意する

記念切手は派手なデザインやポップすぎるデザインが多く、ビジネスの場には不向きです。

さらに、少額の切手を何枚も貼っているのは見た目が良くありませんので、多くても3枚程度に抑えるようにしましょう。

また、郵便料金は郵便物の大きさだけでなく、重さによっても料金が変わります。「これぐらいで大丈夫だろう」と憶測で出してしまうと、料金不足で戻ってきてしまうこともあるため、料金がわからない場合は面倒でも郵便窓口まで行くことをおすすめします。

人気企業内定者のESを参考にしよう

大手企業に内定した先輩方は、どのようなESを作成したのでしょうか。内定者の回答から、どのような考え方、アピールをしているのかを把握しましょう。
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エントリーシートを入れる封筒の選び方

意外と忘れがちなポイントですが、封筒そのものにも気を配る必要があります。エントリーシートを入れる封筒は、以下の条件を満たすものを選びましょう。

  • 封筒の色は、茶色か白
  • 封筒は定型封筒を使用する
  • 余計な装飾のないものを使う
  • A4の書類が入るサイズを選ぶ

封筒を買う前に、以上の点を注意してください。

書類の仕上げ

完成したエントリーシートを郵送する前にもう一度以下のポイントを確認しましょう。

  • 誤字・脱字はないか?
  • 修正液を使っていないか
    →二本線で消し、訂正印を押す。あまりにも訂正が多すぎるようなら書き直し。
  • 文字は読み取れるか?美しい字でなくても、読み取れるように書く。
  • 写真の第一印象は悪く無いか?
    →人間は顔をみて3秒で第一印象を形成するといわれています。できるだけ良い表情の写真を選びましょう。

エントリーシートや履歴書の文面だけでなく、ビジュアルにも注意が必要です。

せっかく時間をかけて書いたのに、マナーで減点されては勿体ないですよね。

クリアファイルにいれて送付する

あなたが丹精込めて仕上げた書類を、きれいな状態のまま相手へ届けるためにも、書類はクリアファイルに入れてから封筒に入れるようにしましょう。

配達までに雨に濡れてしまうかもしれませんし、多数の郵便を仕分けする中で、折れ曲がってしまうかもしれません。

少しでも良い状態で、エントリーシートを採用担当者まで届けられるように、クリアファイルにいれ郵送すべきです。

速達で送ってもいい?

結論を先に言うと、エントリーシートを速達で送ることは可能です。むしろ、提出の締め切り日が近い場合など、「普通郵便ではギリギリ間に合うかどうか」というような状態であれば、速達を使うべきだと言えます。

普通郵便の配達予定日数はあくまでも目安なので、ヒューマンエラーがあったり、ポスト投函した時間がその日の回収時間後だった場合などで、予定日数よりも時間がかかることもあります。

「当日消印有効」であれば、締め切り日に郵便局を通過してさえいれば受領してもらえますが、「必着」と書かれている場合、企業への到着が1日でも遅れたらアウトです。配達が遅れたせいで選考に参加できなかった…ということのないように、締め切りまで日数がない場合は、速達を使うようにしましょう。

ただし、「速達」と書かれたエントリーシートの封筒が締め切り日近くに届くと、担当者からは「ああ、締め切りギリギリに急いで出したんだな」と思われてしまう可能性ももちろんあります。それだけで印象が悪くなると言うことはありませんが、エントリーシートを送る際は、なるべく日程に余裕を持って、普通郵便で送るようにする方がおすすめです。