就職留年を選ぶメリットとは?就活生が知っておくべき進路の選択

成功する就職留年・失敗する就職留年

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就職活動を必死に頑張ったけれども、うまくいかなかった。もう一年頑張ればなんとかなるかもしれないと一筋の望みをかけて、就職留年を選択する学生は少なくありません。

しかし、同じようにさらに一年就職活動をするだけでは、ほとんどの場合うまくいきません。

ただの就職留年は失敗する

就活に失敗したときと同じ状態のままで、挑戦をしたとしても、結果も同じ状態となります。

あなた自身を変えない限り、結果を変えることはできません。

ただ、就職留年を選択することが間違っているか、というと、そういうわけではありません。就職留年は、『うまくやれば』就職活動を逆転することができる方法です。既卒枠で受け入れている企業は、増えましたが、決して多くはありません。

その点、「新卒」という特権を維持しながら、就職留年をすることには大きなメリットがあります。

では、次の年につなげるための就職留年の方法について紹介します。

面接評価シートで面接官のチェックポイントを確認しよう

面接をする際、面接官は面接評価シートを元に就活生を評価しています。

面接評価シートには、質問に対する受け答えなどの内容をチェックする項目があるのです。企業や職種によって設定されている項目は異なりますが、参考にすることで面接官視点を把握することができます。

面接官は、どのような就活生を評価するのでしょうか。
面接評価シート」を無料でダウンロードして、面接前に最終調整をしたり、就活生同士の練習で活用したりしましょう。

就職留年を選ぶメリットは経験と情報量

就職留年を選ぶメリットは、就活における経験値と情報量の多さです。

就活が初めての場合、就活の基礎や流れが十分に理解出来ていないため、効率的に就活を進めることは難しいでしょう。

最初は失敗することも多く、時間を無駄にしてしまうことも多々あります。
面接一つにしても、いくら練習を重ねたところで最初から完璧に受け答えができる人は中々いません。
就活を進めていく中で改善していき、完成形を模索していくのです。

また、就活に関する情報を集めたり、就活のマナーを覚えたり等、初めはやらなければいけないことが非常に多いです。

それに対し、就職留年の場合は、一度就活を経験していることで就活の要領が分かっていますので、効率よく就活ができます。

就活スタートの時点で、これらの経験と情報量は初めての就活生とすると大きな差となります。

苦手な所がある場合でも対策を講じる時間は十分にあり、また、学業等が忙しく就活に時間を割くことができなくて留年をした場合でも、就活だけに集中することできるので十分に有利と言えます。

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就職留年での就活は理由を明確にすることが大切

就職留年をして再度就活に挑む際には、注意すべき点があります。

それは、就職留年をした理由を明確にすることです。

就職留年をしていた場合、多くの企業では留年の理由を聞かれるでしょう。
そこで理由をしっかりと説明できないと、採用担当者に不信感を与えてしまいます。採用担当者が納得のいくような理由を準備しておくことが大切です。

ただし、就職留年だからと引け目を感じる必要はありません。
理由をきちんと説明することができれば、そこまで問題にはならない場合が多いです。留年理由の例をいくつか紹介しますので、参考にしてみてください。

どうしても入社したい企業があった

どうしても入社したい企業があったので再挑戦するために就職留年をしたというのも、立派な理由の一つです。

就職留年してまで入社したかったとなれば、それだけその会社への熱意があるという事にもなります。あるいは再度見つめなおしてみて、別の業界にチャレンジしてみたいと考えて留年したという理由でも良いでしょう。

ただし、一度落ちた企業に再挑戦する場合には、企業側には選考データが残っている可能性が高いため、前回の選考結果を覆す準備が必要です。

落とされた理由をしっかりと分析して、入念に対策を練っておく必要があります。落ちた理由を完全に克服することができていなければ、同じ結果になってしまうことは明白です。

昨年見送りになった理由が分からない場合は、昨年の面接の質問を思い出し、同じ質問に対しては、100%アピールできる回答を用意しましょう。

また、再応募のやる気を伝えることも、もちろん必要です。

学生時代は部活や研究に力を入れたかった

学生時代には部活や研究に注力したかったため、就活に時間を割くことができなかったという理由も納得度の高い理由の一つです。

学生研究や部活は学生の本分とも言えますので、集中してしっかりと最後までやり遂げたいという気持ちは、採用担当者も理解してくれることでしょう。

部活や研究に注力した結果がどのようなものであろうと、試行錯誤し努力した内容をしっかりと説明することができれば、就活留年がマイナスなイメージを与えることはそれほどありません。

就職留年の理由が不明確だと選考で不信感を与える

就職留年をした場合、留年の理由を明確に説明することができないと、企業側にマイナスイメージを与えてしまう可能性があります。

就職留年があることが分かれば、内定をもらえなかった理由が何かあると、マイナスポイントの探し当てから始まってしまい、というような不信感を採用担当者が持ってしまうことも事実です。

さらに留年の理由が不明確となれば、採用することをリスクと見なされてしまっても仕方がありません。留年の理由を細かく突っ込まれても、臆せず堂々と受け答えできるように準備しておきましょう。

また、留年期間中にどのように過ごしたのかを気にする採用担当者もいます。留年した理由と合わせて、次の就活に向けてどのような取り組みを行ったかも説明できるようにしておきましょう。

留年分の学費もかさむ

留年分の学費や生活費が追加で必要になることも、就職留年のマイナスポイントの1つです。

大学の1年間の学費は決して安い出費ではなく、大きな負担となることは間違いありません。就活がうまくいかなかったからと、安易な気持ちで就職留年を選択することは避けるべきでしょう。

しかし、就職はその後の人生を左右する重大な分岐点であることも事実です。留年をすることで納得のいく就活をすることができるのであれば、十分に就職留年をする価値はあると言えます。

就職留年の過ごし方が選考を左右する

経験値をつむ

会社にとってのあなたの魅力とは「あなた自身の魅力(コンテンツ)×あなた自身の伝え方(プロモーション)」で決まります。

あなたを採用しても企業にとって利益にならないと判断されたとき、エントリーシートのテクニックだけに磨きをかけてもあまり効果は期待できないでしょう。

就職留年をしている学生が有利なのは、その時間にあります。次の年の1月になるまで、その時間を自由に使えます。

その時間を自分のコンテンツ力をあげるために使いましょう。たとえば、ベンチャー企業のインタ―ンに参加して仕事経験と社会人意識をつくるのもおすすめの就職留年中の過ごし方です。

iPhoneアプリをつくってもいいでしょうし、Webサービスをつくってもよい。結果を出すぞ、という目的意識をもって、試行錯誤し、あなたなりのプロジェクトをはじめれば、それは必ず魅力的な自己PRになります。

学生時代の経験に自身がない、そういう学生もいますが、ないのであれば、つくればいいのです。

次の年につなげるために、自分自身の魅力を引き上げる努力をしましょう。

志望業界の幅を広げる

就職活動に失敗する学生の多くに「自己分析で見つけた適職にこだわりすぎる」という傾向があります。

私は広告代理店だ、と決めて自身で選択肢を絞ってしまうのです。就職活動の内定するとういのは、受ける会社の数×内定率で決まります。受ける会社の数が少なければ、それだけ失敗するリスクを負うことになります。

働いていないにもかかわらず「絶対にこれが向いている」というのはわからないものです。そのため、就職活動の最初には見なかった企業も積極的に研究する、説明会に参加するなど、企業への興味の幅を広げましょう。

幅を広げて、受ける会社の数を増やせば、内定する確率はあがります。最初から選り好みをせず、幅広い会社を見るようにしましょう。

また、新卒エージェントの利用を通して新しい業界の企業を紹介してもらうのもよいでしょう。

エージェントは様々ありますが、専任のサポートがつく「キャリアチケット」は個人個人に合わせたサービスを受けられるので、オススメです。