留年をしている人は、就活で留年経験についてツッコまれて、内定がもらえなくなるのではないか?と心配になるものですよね。
ここでは、実際に就職留年という形で留年をした筆者が、留年経験が就活に与える影響と、その対策法を徹底的に解説いたします!
留年は理由によっては就活で不利にならない
留年をすると就活時に不利になると考える人もいますが、理由によって留年は不利にならない場合もあります。
なぜなら留年の経験がある学生は多く存在しますし、企業は留年の事実よりも、「なぜ留年したのか」「留年をどのように挽回するのか」に注目するからです。
それは、留年する理由には様々なものがあることを人事は理解しているためです。
留年する学生の中には、家庭の事情や体調不良、留学などのやむを得ない事情で留年する人も多くいるため、留年という事実だけで企業が不採用を決めることは少ないのです。
もし留年の経験を不安に感じる場合は就活対策として、留年の理由について改めて整理をしてみると良いでしょう。
留年の理由や、留年後の気持ち・行動の変化を面接官に対してポジティブに伝えることができれば、留年という事実に怯える必要は無くなります。
留年後の気持ちの切り替えや行動の変化が重要
留年の経験について面接で問われた場合は、留年後の気持ちの切り替えや行動の変化をポジティブに伝えることが重要です。
留年について理由を問われたとき、ただ「(アルバイトや部活・サークル等)で手いっぱいになり、単位を落としてしまったからです」と答えるだけでは、面接官の印象に残りません。
面接において留年の理由を問われたときには、「理由+その後の気持ちや行動のポジティブな変化」を述べると就活対策になります。
なぜなら失敗から学んで自らの行動を改められる能力は、社会で働く上でも非常に重要であるためです。
仮に留年の理由がただの怠慢であったとしても、
「留年を通して私は〇〇を学びました。それを機に自分の行動を改め、今では順調に大学生活を送ることができています。」
とポジティブに説明するだけで、面接官の印象に残るものとなります。
あなたの就活力はどのくらい?
就職に成功するためには、まず自分の就活力を知っておく必要があります。就活力とは、就活で必要な準備や企業側が重視しているポイントに対して、どれだけ備えているかをはかる指標です。
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留年の就活対策5つ
以下の5つのステップを実施しましょう。留年経験について就活で質問されても、ネガティブな印象を与えずに切り抜けるために、以下の5つを実行してみてください。
1.面接官が納得しやすい留年理由を用意しておく
留年理由を聞かれた時に「いや、サボっていて…」と適当に答えてはマイナスに評価されてしまいます。面接官が納得できる理由を用意しておきましょう。
面接官を納得させるには「学業の他に打ち込んだことの影響で、学業が疎かになった」と語ること。
たとえば、「演劇サークルの活動に夢中になり、そちらに時間を使いすぎたことが原因です」「部活動に時間を使いすぎ、学業が疎かになってしまいました」等です。ただ、「サボっていました」「遊んでいました」よりは、ポジティブな印象を与えられます。
2.留年をしてしまったことへの反省を述べる
ただ、どんな理由があろうと、留年は留年です。打ち込んだことがあったとしても、学生の本分である学業を疎かにしていいわけではありません。
留年理由を述べたら、「学生の本分は学業でしょ」と採用担当に反論される前に、自分で留年経験についての反省の弁を述べましょう。
たとえば、
演劇サークルの活動に夢中になり、そちらに時間を使いすぎたことが原因です。演劇サークルでは、◯◯賞をいただけるほど頑張りましたが、それが学業を疎かにしていい理由にはなりません。私の自己管理の至らなさが招いた結果だと思います。
失敗しない人間はいません。
大事なのは、その失敗をどう振り返るか。上のようにしっかりと反省の弁を述べれば、面接官もそれ以上、「学生の本分は学業でしょ」と責められなくなります。
3.留年をリカバリーすため、現在行っている努力を語る
失敗は誰でも犯すものです。
大事なのは、そこから学び、自己改善できるかどうかです。たとえ、留年という失敗をしていても、しっかり反省し、過ちを繰り返さないための努力をしていれば、面接官もマイナスの評価にはしません。
「反省し、自己改善できる人間である」と面接官に示すためには、失敗をしないために現在行っている努力を語ることです。
たとえば、
たとえ忙しくても、二度と同じような失敗を繰り返さないために、移動時間やサークル・授業のスキマ時間に勉強をして、1日最低3時間以上の勉強時間を確保するようにしました。結果、以降は、誇るべきことではありませんが、一つも単位を落としておりません。
このように、失敗を反省し、それを克服するための努力を語りましょう。
上記のように語れば、留年経験について聞かれても、最終的にはポジティブな印象を与えられます。
4.失敗から学んだことを語る
さらに、失敗から学んだことを今後にどう活かすか?も語ると、よりポジティブな印象を与えられるでしょう。
留年という失敗から、「忙しいを理由にしていはいけない。できない理由よりも、できる方法を探す」ことの大事さを学びました。これからも、忙しさを理由にせず、学業にも課外活動にも勤しんでいきたいと思います。
リクルートの調査「就職白書」によると、70%近い企業が採用で重視する項目として「今後の可能性」をあげています。
留年という失敗をバネに学び、成長できる人は、「今後の可能性」でもプラスに評価されるでしょう。
5.留年経験こそ、しっかりとした口調で語る
就活生に多いのが、留年経験について聞かれると、急におどおどした口調になってしまう人です。
「課外活動に時間を使いすぎたせいで」など、それなりの理由を述べても、口調がおどおどしていると、「うーん、本当かな?遊んでたただけじゃないの」と疑われてしまいます。
留年経験のようなネガティブな話こそ、自信を持った、しっかりとした口調で語るのです。
心理学の数々の実験で、口調が話の説得力に大きな影響を与えることが示されています。しっかりとした口調で語るほど、相手もあなたの話に納得しやすくなるのです。
落ち着いた、ゆっくりとした口調で、合わせてよく通る大きな声で、留年をした理由、その反省、リカバリーのために行っている努力の3点を語って下さい。そうすれば、留年経験でもポジティブな印象につなげられます。
この5つのポイントを意識して、留年経験を語れば、面接官にマイナスに評価されるのを防ぐことができます。
留年経験について聞かれた時の答え方をしっかり準備し、上手くこの質問を切り抜けてください。
留年の事実の伝え方【例文】
教科の単位が取れなかったことが理由の留年
「留年した理由は、選択した授業の単位が取れなかったためです。
大学に入ったからには少しでも専門的な知識を吸収したいと思い、4年のために設けられた授業を1年の頃からたくさん選択していました。
しかし、1年で習う基礎すらまだ習得していなかった私は4年生向けの授業にまったくついていくことができず、単位を落としてしまうという失態につながってしまったのです。
今でも非常に悔しく思っていますが、その失敗を機に私は自分の性格を振り返りました。
留年の原因は、自分のレベルも知らずに高すぎる目標へ手を伸ばしてしまったからです。
それからは自分のレベルを把握し、長期的な目標をつくっても、そのために必要な中期計画やさらに細かい目標を作るようにしました。」
例文では留年の理由をしっかり分析し、のちに役立てている様子が見受けられます。
留年についてネガティブな印象のまま終わらせるのではなく、これをきっかけに気付いた性格や、これからの取組みについて記載できてきます。
個人の趣味や部活に集中したことが理由の留年
「留年の理由は、部活です。
高校生の頃では教わることができなかった訓練法や筋トレを部活でたくさん教わり、トレーニングマシーンも完備の大学で、私は部活にのめり込みました。
しかし部活に励みすぎて体調を崩すこともあり、自分の限界を知って自らをコントロールすることの大切さを学びました。
留年を機に部活のスケジュールも見直し、今は確実に単位を取得することができています。
社会人になって熱中することを新たに見つけても、自分をコントロールして取り組むことを心がけていきます。」
この例文では部活に集中したことを理由にしながらも、熱中した物事に対して全力で取り組む姿勢が見受けられます。
そしてその中で自分を見直し、将来に活かしている姿を見せることで面接官に良い印象を持ってもらえる可能性が高まります。
ワーキングホリデーや留学による留年
「私はワーキングホリデーで海外に渡航しており、それにより留年しました。
大学で語学が大好きになった私は、知識として得た語学を海外ですぐに使ってみたいと考えたのです。
勉学のためだけに海外で長い時間を過ごすことは、大学生の間でないとできないであろうと判断しました。
当然単位は足りず留年をしたものの、半年以上に渡って海外で学びながら働いた経験は就職してから大いに役立てたいと思っています。」
ワーキングホリデーや留学を理由に留年や休学をする学生は非常に多いです。
この例文では学んだことをすぐに海外で実践する姿勢から、行動力の高さが伺えます。
高い行動力は企業で働く上でも必要な能力であることから、留年をポジティブに伝えるための参考にできるでしょう。
留年した時の対策まとめ

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