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履歴書の趣味欄、何を書いていいかわからず迷っていませんか?
「素直に読書」と書くと地味になりそうだし、面接官受けするような趣味もないし…と書く手が止まっているのではないでしょうか?
でも、大丈夫。これからの紹介するポイントを押さえれば、誰でも面接官受けする趣味欄の書き方がマスター可能です!趣味欄の大事なポイントを例文つきで徹底的に解説します。
履歴書の趣味欄に書くべき内容とは
履歴書の趣味欄は、就活生にとって難しく感じる項目のひとつです。
何を書くべきか迷う就活生も多いでしょう。結論から言うと、自分の趣味を素直にそのまま記入するようにしましょう。
もちろんギャンブルのような記入を避けるべき趣味があるのも事実ですが、基本的にはどんなものを書いても構いません。
ただし、「趣味」と言うくらいなので、「力を入れている」という要素が必要になります。
空白や「特になし」と記載するのは止めましょう。
いくら小さな記入欄だとしても、趣味欄は自分自身をアピールするための大切な項目のひとつです。せっかくのアピール出来る場を有効活用しましょう。
ただし、目立とうと嘘を書いたり、笑いを誘うような内容を書くのはもちろんNGです。
本当に重要なのは趣味自体ではなく、その趣味を通して分かるあなたの長所や人柄です。そのため、「何を記入するか」よりも「どのように記入するか」、「どのようにアピールするか」が大切になります。
多趣味な場合は自分自身をよりアピール出来る趣味を選べればベストです。ユニークな趣味があれば印象に残りやすいでしょう。
しかし、趣味と言える趣味がないと困る人も多いのではないでしょうか。
それでも何か一つ熱中していることがあるはずです。趣味自体が平凡なものでも、書き方を工夫して自分自身の熱中度合いを伝えるだけで、魅力的な内容に変わります。
OK例文1
趣味:読書(ミステリーが好きで、特に好きな〇〇の全作品を読破しました。)
「読書」はよくある平凡な趣味です。
しかし、平凡で面白みのない趣味は避けた方が良いなんてことはありません。
むしろ本当に好きなら書くべきです。
ただし、良くある趣味の場合は、例文のように簡潔な文章で内容を伝えて本気度を示すことが必要でしょう。
例文では、具体例を出すことで本当に好きなことをアピールするとともに、一人の作家にかける熱意を伝えています。
読書で養われる語彙力や読解力、文章を書く力などは、ビジネスシーンでも非常に役立つスキルです。
本当に好きなことを伝えることができれば、十分に良い印象を残せるでしょう。
OK例文2
趣味:パソコンの自作(友達の依頼等で、今までに3台のパソコンを自作しました。)
パソコン関係の趣味は、IT系の会社では鉄板と言えるでしょう。
このように、事業内容や社風にマッチした趣味があると、アピール度は非常に高いです。
面接で話が振られた時には、自分なりのこだわりポイント等について話ができるようにしておくと好印象でしょう。
また、IT系ではない一般企業でもパソコンのスキルは必須になるので、パソコンに強いというのは十分にアピールポイントになります。
自分の趣味の強みをしっかりと理解して、企業ごとにアピールポイントを変えていくことが重要です。
OK例文3
趣味:部屋の模様替え(大学で学んでいる色彩学を活かして、部屋のレイアウトを考えています。)
例文のようなユニークな趣味があれば、とても心強いです。
採用担当者の興味を引くことは間違いないので、積極的に記載しましょう。
趣味と言えるかどうかわからないものでも、熱意をもって取り組んでいることであれば問題ありません。
ただし、自分自身の強みにどのように繋げるかはしっかりと考えておいてください。
また、例文のように大学でのテーマと関連付けることができれば、アピールに一貫性が生まれて説得力が増します。
履歴書の他の項目に記載する内容も考慮しながら、関連性を持たせられるような趣味を選ぶと良いでしょう。
趣味欄の内容で合否は決まらない
就活生からよく「趣味が読書ではマイナス評価ですか?」「この趣味でも不利にならないでしょうか?どんな趣味を書けばいいですか」と質問されます。
まず、理解して欲しいのが「趣味は合否にほとんど関係がない」ということです。だから、「趣味に何を書くのか」をあまり心配しなくてOK
これは、リクルートの新卒採用調査「就職白書2014」で、企業に「新卒採用において重視する項目は?」と聞いたアンケート結果のグラフです。このグラフを見ればわかるように、
趣味・特技を採用にあたり重視する企業は全体の7.6%(全22項目中16位)
で、あまり重視されていません。この調査で上位にあがったのは「人柄89.4%」「企業への熱意78.3%」「今後の可能性69.9%」です。
そもそも、あまり重視されていないので、趣味を「音楽鑑賞」「読書」のようなインドア系のものを書いても、落ちるわけではないのです。
ただ、重視されていないといっても、空欄にしておくわけにはいかないですよね。では、どんな点に注意して趣味特技欄を書けば良いのでしょうか?
穴埋めで自己PRを完成させよう
自己PRには盛り込むべき要素がたくさんありますが、文章を考えるのが苦手という就活生は多いのではないでしょうか。的確にポイントを押さえることも大切ですが、面接官に伝わる文章力が試されるのも自己PRの特徴です。
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履歴書の趣味欄を書く時の3つのポイント
趣味はあまり重視されていない。では、何が重視されているのか?それは「人柄」でしたね。趣味欄を書く際には「その趣味について質問された時、自分の人柄を表すくらい、熱く趣味に語れるか」を考える必要があります。
インドア系の趣味でもOK!本気で語れる趣味を書こう
大事なのは、「趣味について聞かれた時に熱心に語れるかどうか」熱心に語れば人柄が伝わります。人柄が伝わるなら、どんな趣味でもOKです。
たとえば、よく就活マニュアル本では「趣味 読書や 趣味 音楽鑑賞 では地味だから駄目だ」とありますが、そんなことはありません。
たとえば、趣味欄に「読書」と書き、面接で質問された時に
と答えれば、単に「趣味 フットサル」と答えるよりも、遥かにあなたの人柄や知性をアピールできますよね。
大事なのは、趣味の内容ではなく、趣味を質問された時にどれだけ熱く語れるか、その語りからあなたの人柄をアピールできるかどうかです。
見栄をはり嘘の趣味を書いても、上のように熱くは語れません。履歴書に書く趣味は本気で語れる趣味を選びましょう。
趣味の内容は具体的に書こう
趣味は「本気で語れるものを選ぶ」のが大事です。とはいっても、ただ「読書」「映画鑑賞」と書くだけでは地味ですし、目立ちません。面接時に趣味について質問する気もおきないでしょう。
よくある趣味でも埋没しないためには、「具体的に書く」ことです。たとえば、
- 趣味 読書(年間300冊)
- 趣味 読書(進化心理学・進化生物学)
- 趣味 映画鑑賞(インド映画・イラン映画)
このように、「量」や「特に好きなジャンル・分野」について具体的に記述すれば、よくある趣味でも、埋もれません。採用担当の興味もひきやすいでしょう。
偏見を持たれる趣味は避けよう
基本的には何でもOKとは言いましたが、
趣味:ナンパ
のような、マイナスの先入観が強すぎる趣味は避けましょう。「こんな内容を趣味です、と言うなんて頭の悪い学生だな」と思われてしまうリスクがあります。
趣味:ゲーム(週末は友達とゲームをして過ごします。)
ゲームやアニメ、漫画はサブカルチャーとして国内外で評価が高まっています。
しかし、マイナスな印象を持つ採用担当者がいるのも事実です。
同じ業界を志望していない限りは、そのリスクがあることを理解しておきましょう。
もし上記のような趣味を書きたい場合は、そこから得られた成長や強みを明確にする必要があります。
魅力的なアピールができるエピソードを盛り込めるのであれば、選択肢として取り入れても良いでしょう。
例文のようなゲームを題材にする場合は、競技シーンとしても注目されつつあるので、そのあたりと関連付けてみてもいいかもしれません。
趣味:サバイバルゲーム(仲間同士で集まって、月2回ほど活動しています。)
暴力を連想させるような趣味であったり、政治や宗教に関わるような趣味は避けた方が良いでしょう。
企業側にリスクと捉えられてしまうとどうしようもありません。
価値観の違いによっては、誤解を与えてしまう可能性のあるものは控えたほうが無難です。
少しでも不安がある場合は、別の選択肢を考えることをおすすめします。
どうしても書きたい場合は、誤解を解くことができるような説明を考えておきましょう。
履歴書の趣味欄で面接官が見ているポイント
面接官が履歴書の趣味欄から、就活生の性格や人柄、人生経験などを見ています。
趣味という盛り上がりやすい話題を振ることで、就活生の緊張を和らげるとともに、その人の本来の姿を引き出すことを狙う面接官が多いでしょう。
そして、自分たちの会社にマッチする人材であるかどうかを確認しています。
そのため、趣味からアピールする強みはその企業に合わせることが大切です。
同じ趣味を書いている場合でも、アピールポイントは企業ごとに変えられるように、いくつかのパターンを用意しておくと良いでしょう。
そうは言っても、面接官の興味を引こうとダラダラと説明するのは良くありません。
簡潔に分かりやすく記入して、面接のときにアピールできるように準備をしておきましょう。
この記事のまとめ
- 趣味で合否は決まらない。「アウトドアでないとダメかな?」と神経質になる必要はない
- 自分の人柄が伝わる「本気で好きな趣味」を書こう
- どのくらい趣味にのめり込んでいるかがわかる内容を横に添えておくとわかりやすい(読書:年間300冊、読書:新書中心など)
- 偏見を持たれるような趣味は避けた方が良い
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