最悪!お祈りメールをもらった時に効く、心の鎮め方4選

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企業からの不採用通知、通称、お祈りメール。受け取ると、なんだか嫌な気持ちになりますよね。

お祈りメールには、「誠に残念ながら貴意に添いかねる結果となりました。貴殿の今後のご活躍と発展をお祈り申し上げます」と丁寧に書いてあるものの、いかにも形式的な感じがして、腹が立つものです。

特に志望度の高い企業からお祈りメールをもらうと、非常に落ち込みやすくなり、就活が嫌になってしまいます。そこで、お祈りメールで気分が落ち込んだ時に効く、5つの心の鎮め方をご紹介します!

お祈りメールとは

お祈りメールとは、企業の採用選考を受けた結果、不合格だった就活生に送られるメールのことです。

不合格を通知するメールには多くの場合で、

  • 「〇〇様のご活躍をお祈り申し上げます」
  • 「〇〇様の今後益々のご健闘をお祈り申し上げます」

といった一文が書かれていることから、「お祈りメール」と呼ばれています。

こういったメールを日常生活の中で「不採用通知」と呼ぶと堅苦しいですし、気が滅入ってしまいますから、「お祈りメール」と呼ばれることが多くあります。
この呼び方なら「お祈りメールもらっちゃったよ」などと、軽い気持ちで呼ぶことができます。

お祈りメールの例文

例文

「〇〇 〇〇様

大変お世話になっております。
株式会社〇〇 人事部 採用担当の△△です。

この度は弊社の新卒採用選考にご応募いただき、誠にありがとうございました。
先日お受けいただきました選考の結果について、下記の通りお知らせいたします。

今回の選考結果について、採用担当全員で慎重に検討を重ねたところ、残念ですが〇〇様の採用は見送らせて頂くこととなりました。
大変申し訳ございません。

数ある企業の中から弊社をお選び頂いた中で大変恐縮ではございますが、何卒ご了承頂けますと幸いです。

〇〇様の益々のご発展を、心よりお祈り申し上げます。」

企業は多くの学生にお祈りメールを送信しなければならないため、より事務的なお祈りメールも存在します。
お祈りメールの特徴は、文尾が「お祈り申し上げます。」で締めくくられている点です。

「〇〇様の益々の〇〇を、心よりお祈り申し上げます」というフレーズはビジネスでもよく使われる表現であり、特に就活においては不合格の学生に対して用いられることが多いです。

1マイナスの拡大解釈をしない。中立の解釈をする

お祈りメールを志望企業からもらうと、まるで全ての会社、社会から否定されたような気持ちになりませんか。

「あんなに一生懸命やったのにダメなんて」と自分を責めてしまう人もいるかもしれません。

数万ある会社の一部に断られただけ

しかし、冷静に事実を捉えてみましょう。要するに、数万ある会社の中の一つの会社から「あなたはタイプじゃない」と言われただけです。数億ある異性の中の一人に「あなたはタイプじゃない」と言われたとしても、それだけで「自分がダメだ」「自分は全ての女性に嫌われる存在だ」ということにはなりませんよね。

自分を否定しないこと

でも、多くの就活生は、一つの企業からのお祈りに「自分はなんてダメなんだ」「自分は社会に求められていないのか」と拡大解釈をして、落ち込んでしまっています。

要するに「自分はその企業のタイプではなかったんだ」というだけのこと。あまり自分を責めずに「縁がなかっただけ、タイプじゃなかっただけ」と考えて、気持ちを切り替えましょう。

あなたの就活力はどのくらい?

就職に成功するためには、まず自分の就活力を知っておく必要があります。就活力とは、就活で必要な準備や企業側が重視しているポイントに対して、どれだけ備えているかをはかる指標です。

ぜひ、「就活力診断」で今の自分の就活力を診断してみましょう。無料でダウンロードできるので、今の実力を踏まえた上で必要な対策をしてみてはいかがでしょうか。

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2.しばらく就活と関係のない、知的作業をする

お祈りメールを受け取って落ち込んだ場合は、就活から一度離れて休息をとりましょう。

1社からお祈りメールをもらうだけでも悲しい気持ちになる中で、これが2社、3社と増えていくとさらに自信を無くしてしまうことがあります。

その際はしばらく、就活と関係のない知的作業をしましょう。
頭を使いながら就活と関係のない作業をすることで、神経を就活以外のことに向けて気分転換ができるからです。

具体例として映画鑑賞を挙げることができます。
映像や音と共に物語の世界に没入すると、一時的に就活のことを忘れて気分転換を図ることが可能になります。
文字を読むことが好きな方は、小説を読むことも選択肢の一つです。映画と同様にファンタジーや推理小説、恋愛小説など現実とは関係のない物語の世界に浸ることで、気分転換につながります。

就活だけに集中していると気持ちがすり減ってしまう就活生は非常に多く、そうすると視野が狭くなってしまい、良い就活ができなくなってしまいます。
疲れたな、と感じたら一度肩の力を抜き、就活以外のことに目を向けて気持ちをしっかり休ませましょう。

就活のことは一端忘れる

「焦らず、落ち着いて、マイナスに事態を捉えすぎるな」とはいっても、お祈りメールをもらった直後では冷静な判断ができなくなっていると思います。この状態は、不安で脳みそが占拠されているので、何を考えてもネガティブになってしまうでしょう

頭の中を知的作業で埋めると、不安が押し出されていく

なら、しばらく就活のことを忘れた方がいい。就活のショックな出来事を忘れるには、パズルゲームや数独、クロスワード、詰将棋のような、知的作業をするのが一番です。

医学的研究によれば、麻薬中毒患者の患者に「フラッシュバックで不安になったらテトリスをしてください」と指示を出した所、その症状が大幅に改善したそうです。

何か知的な作業に集中していると、不安な感情を考える暇がなくなり、不安にならなくなるのです。

お祈りメールをもらった直後は何を考えても悪い方にしか考えられない。だから、パズルゲームのような知的作業を行って、就活のことを一時的に忘れましょう。

3.嫌な気持ちを紙に書き出す

嫌な気持ちがぬぐいきれないときは、紙に書き出してみましょう。
なぜ、嫌な気持ちがいつまでもぬぐいきれないかというと、お祈りメールを受け取ったというストレスを素直に受け入れることができていないためです。

そのため、嫌な気持ちが解消されない時は起こったことや自分の気持ちを紙に素直に書き出すことが効果的なのです。

最初は紙に書き出すことに抵抗があるでしょうが、書き出せるならどんな文章でも構いません。面接官に対する恨みがつまった文章でも良いのです。
大切なことは、書いた文章を見て「あ、自分はこんな気持ちだったんだ」と客観的に理解することです。

そうすることで起こった出来事や自分の気持ちを客観視することができ、嫌な気持ちを解消させることが可能になります。

頭の中で悩んではいけない

お祈りメールをもらった時に、「落ちてしまった、これからどうしよう」と考えると、マイナス思考の堂々巡りが止められなくなり、うつになってしまいます。

頭の中だけで物事を考えると、思考がまとまりません。だから、お祈りメールをして嫌な気持ちになったら、その気持を紙に書き出してください。

悩みは紙に吐き出そう

紙に書き出すと、その過程で思考が整理され、気持ちが落ち着きます。

「Writing cure」という論文では、失業者に「今どんな気持ちか」「これからどうしたいか」等の現在の気持ちを日記に毎夜数分間書き出してもらったところ、健康度、自信、抑うつ状態が大幅に改善した、という事例が紹介されています。

別の論文では、紙に書き出すのは、友人に相談したり、プロのカウンセラーに相談するよりも、気分の改善効果が高いと示されています。

お祈りメールをもらって、嫌な気持ちが止められなくなったら、頭の中だけで考えず、「今どんな気持ちか」「これからどうしたいか」など、気持ちを紙に書き出しましょう。

4.外に出てリラックスする

お祈りメールをもらって嫌な気持ちになったとき、一番やってはいけないのは、頭を抱えて、パソコンの前でじっとしていること。

気分が悪い時に、何を考えても、どうせマイナスのことしか考えられません。そんな時は、外に出て体を動かしましょう。

緑のある場所で散歩する、という昔ながらの方法

散歩やジョギングのような一定のリズムを刻む運動をすると、脳内で安心をつかさどるホルモン、セロトニンが分泌されます。すると、気分が落ち着いてくるのです。

散歩をする場所は、森や公園のような草木が多い場所が良いでしょう。フィンランドのタンペレ大学の精神学科の実験によれば、森に行くだけで、体のストレスホルモンが大幅に低下することがわかっています。

お祈りメールをもらうと、つらい気持ち、うんざりする気持ちが止めどなく溢れてくる。体を動かし、緑のある場所にいくと、嫌な気持ちはすっと薄れるはずです。