不採用の決定を下したにも関わらず、学生に不採用の連絡(お祈りメール)をしないこと。
です。全く音沙汰が無い(サイレント)お祈りであるため「サイレントお祈り」と呼ばれています。学生側からすると、不採用の連絡が来ないので、いつまでも合否の結果が気になってしまい、落ち着かなくなりますよね。合否が気になり、他の選考にも集中できなくなる可能性もあります。たまったものではありませんよね。
そこで、サイレントお祈りへの対処法を解説していきます。
サイレントお祈りの見分け方は?
まず、サイレントお祈りに対処するには、それがサイレントお祈りかどうかを判別する必要があります。一般的な企業の合否連絡までの期間は、- 合格の場合、面接日から一週間以内に連絡が来ることが多い
- 不合格の場合、面接日から二週間以内に連絡が来ることが多い
自分がサイレントお祈りをされているかを見分ける方法は
- ①期間で判断する
それ以上経っても連絡が無い場合は、「落ちた」と見なして別の企業の選考に集中するのが得策でしょう。
- ②企業の採用担当者に問い合わせる
採用担当者の連絡先を知らない場合でも、企業ウェブサイトの採用ページを見れば問い合わせ先が記載されています。
電話とメール、どちらの方法で問い合わせても問題はありません。
しかし電話の場合は採用担当が不在の可能性もありますので、メールで問い合わせたほうが時間効率は良いでしょう。
放っておくと、いつまでたっても不採用通知が来ず、もやもやした気分のまま他の企業の選考を受けなければならなくなるでしょう。これは困りますよね。
そこで、「サイレントお祈りかな?」と感じた時の対処法を解説します。
待ってみるべき期間の目安
面接が終わると合否が気になりますよね。合否の連絡は大体1週間~10日で来るものなので、連絡が来ない間は「サイレントお祈りをされているのか」と不安でいっぱいになる学生が多いです。選考に落ちた連絡が無いと気持ちが切り替えられないという方は、企業に問い合わせてみるといいでしょう。
ただしその場合、面接を受けた日から10日~2週間は待ってみることをおすすめします。
企業は多くの学生を面接しなければいけないので、すべての学生の面接を終えてから合否を決定し、学生へ連絡する企業もあります。
そのため、面接を受けてから日が浅いうちに問い合わせてしまうと「企業の都合も考えずに催促をしてくる学生」だと判断されかねません。
10日~2週間ほど経過していれば企業に対して失礼にはあたりませんので、問い合わせる場合は少し日を置いてからにしましょう。
あなたの就活力はどのくらい?
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サイレントお祈りをされる理由
企業がサイレントお祈りをする理由には、「不合格の連絡をすることは企業にとって時間の無駄だと考えている」「不合格の連絡をする慣習がない」「採用担当者が連絡を失念している」といった理由があります。企業から連絡が来ないと合格なのか不合格なのか判断をつけづらく、心中穏やかになれない就活生は多いものです。
そもそも、企業はなぜサイレントお祈りをするのでしょうか?
想像がつく理由はたくさんありますよね。連絡することを面倒くさがっているのかもしれないし、忘れてしまっているのかもしれないし、様々な可能性があります。
なぜ企業はサイレントお祈りをするのか、ここではそれを解説します。
理由を理解することでサイレントお祈りに対してもやもやした気持ちを抱える必要はなくなりますので、就活のポイントとして押さえておきましょう。
不合格の連絡をすることを企業が時間の無駄だと考えている
多くの学生が応募する企業だと、100人や200人、もしくはそれ以上の人数に対して合否連絡メールを用意しなければなりません。100人や200人、場合によってはそれ以上の不合格者全員に対して一通ずつ出すことに対して、「面倒くさい」「時間の無駄」と考える社会人は多いです。
企業にはやらなければならない仕事が他にもたくさんあります。
その中で何百人もの学生に不合格の通知を送っていては、非常に多くの時間がかかってしまうのは想像に難くありません。
これがサイレントお祈りをされる理由の一つです。
不合格の連絡をする慣習がその企業にない
「不合格の学生にもその旨を連絡する」という慣習が採用活動の中にない企業も多くあります。ほとんどの企業には採用活動をどのように進行させるか決まりがあり、例年行われる採用活動はマニュアルに沿って行われることが非常に多いです。
この場合は採用担当者が面倒くさがっているわけではなく、ただ単に「そういう慣習だから」という理由で不合格の連絡をしません。
「いくらマニュアルだからって、用がなくなったら連絡をしないなんて失礼じゃないか」と思う就活生もいることでしょう。
しかし、他にもこなさなければいけない仕事を企業がたくさん抱えている中で、学生一人一人に不合格の連絡をすることに多くの労力を必要とします。
企業のサイレントお祈りに大きな意味はありませんので、気にしないようにするのがベストです。
採用担当者が連絡を失念している
こうしたことが起こるのは非常に稀ですが、合格であれ不合格であれ、採用担当者が連絡を失念している場合があります。なぜかと言うと、採用担当者がしなければいけない仕事は山ほどあり、彼らも人間なので時にはミスをしてしまうことがあるからです。
他にも、企業のネットワークの障害等で採用担当者が送信したメールが就活生に届いていないというケースもあります。
もし「自分は受かっているはず」という自信がある場合や、「他の学生には不合格でも連絡が来ているのに自分にだけ連絡が来ていない」という場合、「必ず連絡をすると採用担当者が言っていた」といった場合には、日数をあけて問い合わせてみるとよいでしょう。
サイレントお祈りへの対処法
2週間を過ぎても連絡がなかったら、問い合わせてしまおう
合否連絡は、遅くとも二週間程度でくるもの。サイレントお祈りであろうと、なかろうと、二週間過ぎても連絡が来ないのは、常識的な観点からいっても、かなり遅いといえます。だから、二〜三週間たっても連絡が来ないのなら、問い合わせてもOKです。仮に、サイレントお祈りではなく、選考中であった場合でも、2〜3週間後なら、失礼にはなりません。
ただ、2週間過ぎても全く連絡が来ない場合、厳しいことを言うようですが、受かっている可能性は低い。逆に言えば、結果を問い合わせても「採用担当の気を悪くして不合格に」というリスクも少ない。だから、問い合わせて結果をハッキリさせ、次の企業の選考に集中した方が良いといえます。
サイレントお祈りをされる前に対策もしておこう
サイレントお祈りを気にして、他の企業の選考に集中できないのは大きな機会損失です。もし、面接直後に合否連絡が気になって仕方が無い場合は、「あと〇日経っても連絡が無かったら問い合わせよう」というように対策を決めておくとよいでしょう。
対策を立てて他の企業の選考に集中することで、不合格だったときに大きく気が落ち込むことはなくなりますし、他の企業でいい結果をもらえる可能性が高まります。
もしくは、サイレントお祈りの可能性が気にならないほどに、面接の予定を立て続けに入れることも対策になります。
こうすることで毎日が本番を兼ねた面接の練習になりますし、強制的に他の企業の選考へ意識を向けることができるので、時間を有効に使うことにもつながります。
サイレントお祈りを気にする前に対策を立てて、時間や機会を無駄にすることのないように心がけましょう。
サイレントお祈りをされた時の問い合わせのやり方(メール)
とはいっても、結果の催促は丁寧に書かないと、相手に失礼な言い方になってしまいがち。できるだけマイルドな書き方で問い合わせたいところです。以下の例文を参考にすれば、誰でも失礼のない結果の問い合わせメールが書けるようになるでしょう。
件名:◯月◯日の面接の結果につきまして【◯◯大学・◯◯】
◯◯部 ◯◯課 ◯◯様
◯◯大学◯◯学部の◯◯です。
Point いつの面接の結果の問い合わせかがわかる件名をつける
株式会社◯◯◯◯◯部 ◯◯課 ◯◯様
Point 相手の会社名・部署・課・名前を書く
いつもお世話になっております。◯◯大学◯◯学部の◯◯です。
Point 挨拶と大学名・名前を名乗る。
先日は、貴重なお時間を割いて、面接をしていただき、誠にありがとうございました。Point まず、先日の面接のお礼を述べる
◯日に貴社の面接にお伺いしましたが、合否の結果につきまして、何日頃にご連絡をいただけるか、教えていただくことは可能でしょうか。Point 結果を直接問い合わせるのではなく、合否連絡の期日を伺う
本来ならば、面接時にご返答期日を確認すべきところ、私の不注意でこのような催促めいたメールを差し上げ、大変失礼かとは存じますが、ご連絡を頂けますと幸いです。Point 催促じみたメールを送ることへの非礼を謝っておく
ご多忙の中、お手数をお掛けして、誠に恐縮ですが、何卒よろしくお願い申し上げます。Point 相手の手間を気遣いつつ、丁重にお願いをする
サイレントお祈りをする企業に遠慮をする必要はない
「忙しい社会人に問い合わせをするなんて、なんか悪いな」と思う学生もいるでしょう。しかし、学生だって忙しい中、面接を受けに行っているのです。結果すら連絡しないのは、社会人としての礼節に著しく欠ける、といっても過言ではありません。そのような企業に遠慮をする必要はない。スッキリするためにも「サイレントお祈りかな?」と思ったら、上記の例文を参考にして、面接の結果を問い合わせてみましょう。
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