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昨日書いた履歴書が没になり、さっきまで書き直ししてたのに、最後の最後で間違えた。キョムキョムプリン?
滅多に誤字しないのに何でこんなときに限って…?
めばちこのせいで瞼重いし、手が腱鞘炎なりそうやし、散々だ。— レイとしゅしゅ@就活生 (@reishushu) September 15, 2020
SNS上でも、履歴書を書き間違えてしまい気分が落ち込んでいる人が見られます。
ここでは、就職活動・転職活動で必須と言っても過言ではない応募書類のひとつ「履歴書」において、間違いがあった際の訂正方法について紹介します。
履歴書を書き間違えたら基本は1から作り直し
書き間違いをしたときは、訂正ではなく1から書き直しましょう。
理由は2つです。
1つ目は、履歴書は自身の個人情報や経歴を証明する重要な書類であり、採用活動において必要な書類です。記載に間違いがあってはいけません。
2つ目は、履歴書は採用活動において、求職者の経歴などだけでなく人間性を表現・アピールする一種のツールだからです。
入社意欲の高い企業へ熱意をもって、丁寧に書きあげれば相手に気持ちは伝わります。
一方で、書き間違いの修正カ所があると、志望度の低さを見透かされる可能性があるのです。
とはいえ、どうしても「始めから作り直せない」「始めから作り直す時間がない」事情の場合もあるでしょう。
そこで、次にどうしても始めからやり直しができない際の妥協策として、履歴書の訂正方法を紹介します。
あくまで訂正方法の一例です。当サイトとしては、就活で使用する履歴書の書き間違いがあった場合、訂正ではなく書き直すことをおすすめします。
履歴書の訂正は志望度が低いと思われやすい
冒頭で書いた通り、履歴書をもし間違えたのであれば、訂正せずに、時間や労力はかかりますが、始めから書き直すことが基本です。
人事担当者からすると、ミスなく記載されていることが当たり前です。そのうえ履歴書は採用活動において、求職者の経歴などだけでなく人間性を表現・アピールする一種のツールですので、経歴以外の内容を重要視しています。
人事として、同じような経歴の求職者がいた場合、比較して重視するのは「志望度」です。
履歴書という採用活動で最も重要な資料を、書き間違いや訂正箇所がある状態で送ってしまうとその程度の志望度だと判断されてしまうケースもあります。
入社の志望度が高いのであれば、書き間違いがあった際は始めからやり直し、訂正のない状態で送られるのが基本だと考える人事担当者も少なくないでしょう。
丁寧でミスのない履歴書で志望度を伝えるためにも、もし書き間違いをした際は始めから書き直すようにしましょう。
時間がない場合の履歴書の訂正方法は二重線と訂正印
どうしても始めからやり直す時間がない人は、修正箇所に『二重線と訂正印』で対応しましょう。
<二重線と訂正印による訂正の手順とポイント>
(1)書き間違いの箇所を二重線で消す
ポイント:線は直線を引きます。縦書きであれば縦線、横書きであれば横線、それぞれの二重線を引きましょう
(2)正しいことばを二重線の上(縦書きの場合:横)の余白に書く
ポイント:2度の修正はできないので、今度こそ間違わないよう正確に記載しましょう
(3)二重線に重なる位置、または隣接している場所、訂正した正しい文字の横などに訂正印を押す
ポイント:訂正印用の小さな印鑑がベストです。シャチハタは大きすぎて、他の文書・余白に影響が及ぶ可能性があるためサイズに注意しましょう。
(4)押印カ所のインクをティッシュで軽く押さえる
ポイント:印鑑のインクは乾きづらいため、乾き切ってからその後を書くなどの対応をしましょう。乾ききる前に、手が触れたり、封筒に封入してしまうと、インクが滲み美しくない履歴書になりますので注意が必要です。
押印が必要な理由は、本人の名前の訂正印があることにより、本人が自ら訂正したもので他者による改ざんではないと証明できます。
修正液・修正テープは使わない
修正液と修正テープを昔から使い慣れている人も多いでしょう。
訂正印を持ち歩く人は少ないですが、修正液と修正テープなら持っている、またコンビニなどで買って用意できるアイテムです。
一から作り直す時間がないし、印鑑も用意できない、そんな時でも修正液・修正テープを用いた訂正はお勧めできません。
その理由は3つです。
履歴書の重要書類の場合、本人が自ら訂正したもので、他者による改ざんではないと証明できるようにしなくてはいけません。修正液・修正テープの場合、あなた自身が行った訂正であると証明ができません。
履歴書は重要書類のため訂正したのであれば、間違った経緯・内容を相手に伝える必要があります。
修正液・修正テープの場合、完全に消えてしまうので、間違った経緯・内容を伝えられません。
いくら白い紙の上に書いた文字を、修正液や修正テープで修正しても完璧に背景になじむことはできません。
修正液の場合、独特のツヤが出たり、修正液を塗り重ねた下の文字から色がにじんでしまったりするので、見栄えが良くありません。
また、修正液やテープを塗った場所に文字を書くと、インクがうまく出ず、美しい文字さえも書くことができないという事もあります。
二重線と訂正印を使う場合は1ヵ所まで
履歴書のミスを二重線と訂正印で訂正する場合は、1ヵ所までにとどめましょう。
元の文字の上に二重線、さらに訂正印、その近くに新しく書き加えた文字と、訂正箇所は決して見栄えが良いとは言えません。修正のない状態が通常なので、訂正箇所が複数あると、履歴書を一目見ただけでミスが多い印象になります。
履歴書で間違いやすい職歴の書き方
新卒の職歴欄って何書くの……?
履歴書のミスが怖い人はPCでの作成がおすすめ
ミスの可能性を下げるに、パソコンでの作成がおすすめです。
PCで履歴書を作成すると、例え誤字脱字があったとしても、書き間違いの訂正が簡単です。
PCの履歴書は、手書きに比べると志望度が伝わりにくいのではないかと考える人もいると思いますが、見た目よりも内容から志望度を図るため、PC作成でも手書き作成でも良いとしている企業は多くありますし、PC作成のうえ、データ提出と指定している企業もあるほどです。
消せるボールペンは不用意に消えるため使用NG
最近では書き間違えがあった際、こすると消せるボールペンがあります。気軽に使えるため社会人や学生にも人気です。
しかし重要書類を書く上では、NGとされてます。
理由は以下の3点です。
(2)消したと時、完全に消え切らず不自然な印象になってしまう
(3)熱に弱く、摩擦で簡単に消える可能性がある
履歴書のミスを防ぐ方法
キレイなデスクで履歴書を作成する
履歴書を作成するときは、事前にデスクの上をキレイに掃除しておきましょう。
デスクの上が散らかっていると、履歴書の用紙が汚れたり折れ曲がったりしてしまう可能性があります。
また、単に物をどけてスペースを作るだけでなく、一旦デスクの上を布巾やウエットティッシュなどでキレイに拭きましょう。
そのあとは乾拭きをするか、デスク表面をよく乾かすかして履歴書の作成に入ります。デスクの表面に少しでも水分が残っていると、履歴書の用紙がふやけてデコボコになってしまう危険性があります。
拭き掃除は面倒かもしれませんが、怠って履歴書を書き直す羽目になる方が手間です。小さなゴミがデスクと履歴書との間に挟まり、段差ができて文字がガタガタになってしまうこともあります。
普段食事をするテーブルを使う場合は、調味料や油などの汚れが履歴書についてしまう可能性もあります。
シミのついた履歴書はだらしない印象を与えます。履歴書を作成する前には、デスクをキレイにしてから取りかかりましょう。
筆圧を弱めに下書きをする
えんぴつなどで下書きを行い、その上からボールペンで記載し、乾いた後消しゴムで消すことで書き間違いを防げますが、筆圧が強いとボールペンの清書の下から下書きが透けて見え、非常に見えづらくなります。
下書きを鉛筆でする場合は、筆圧が残らないように軽く書くようにしましょう。
パソコンで下書きを作る
パソコンであらかじめ下書きを作っておいて、履歴書に書き写すだけにしておくと、誤字や脱字を防げます。
志望動機や自己PRなどの文章を作るときに、一発で全文を考えられる人は少ないです。
何度も手直しをして文章を作成するのであれば、パソコンならば文字の消去や書き足しも簡単にできます。
住所や学歴などは、どの企業に提出するとしても書く内容は変わりません。卒業年度などを毎回調べて書くのは面倒なので、これらの情報もパソコンのWordなどに入力して保存しておくと、のちのち役立つでしょう。
Wordには文字数カウントをしたり、一行あたりの文字数を設定したりできる機能もあるので、書き写しやすいレイアウトにもできます。
ただし、パソコンもWordも万能ではありません。文章作成時の変換ミスには注意をしましょう。
飲み物を近くに置かない
文字の書き間違い以外にも、履歴書が汚れてしまう可能性があります。
ジュースやコーヒーはもちろんですが、水でも水滴により、文字のにじみ・紙のしわにつながってしまいます。
こぼしてしまい最悪の展開になる前に、履歴書作成時は近くに飲み物を置かないよう配慮しましょう。
集中して一気に書き上げる
一説によると、人間の集中力は30分も持たないとのことです。
すなわち作業時間が長くなればなるほど、書き間違いを起こすリスク、文字が汚くなるリスクが高まります。
短時間で集中して一気に書き上げることが、より良い履歴書を作成する上でのポイントと言えます。
送付後に履歴書のミスに気づいたときは企業に連絡する
履歴書を送付する前、送付する履歴書はコピーを取っておくようにしましょう。
理由は2つあります。
(2)面接は履歴書を元に進められるため、書いた内容と話す内容に差が出ないようにするため
では、仮に応募書類を送付後に書き間違えなどミスに気付いた時、どのように対応すべきなのでしょうか。電話とメールでの対応例をご紹介します。
電話での連絡の取り方
〜〜〜〜「はい、人事担当■■です。」
「お忙しいところ申し訳ございません。私、御社に履歴書を送付しました●大学の〇〇と申します。本日ご連絡しましたのは、送付させていただいた資料に記載の誤りがあったためご連絡しました。」
〜〜〜〜「そうですか、どこでしょうか。」
→訂正箇所を伝える
「お手数おかけして申し訳ございませんが、何卒よろしくお願い致します。」
「もしよろしければ、訂正したものを再送させていただきたいと考えております」
など伝えても、誠意をが伝わります。
メールでの連絡の取り方
株式会社■■
人事担当者様
お世話になっております。
私、貴社の採用担当者様に履歴書を送付しました●大学の〇〇と申します。
お電話させていただきましたが、ご不在とのことですので表題の件についてご連絡させていただきました。
私が3月28日に送付しました履歴書の一部に記載の誤りがございました。
■訂正箇所
・・・・・・・
■訂正後
・・・・・・・・・
以上です。
ご迷惑をおかけし、申し訳ございません。
大変恐縮ではございますが、可能であれば上記の内容で選考いただけますと幸いです。
添付に訂正版を反映させた履歴書のデータを念のため送付しております。
もしよろしければ、訂正した手書きの履歴書を再送させていただきたいと考えております。
何卒よろしくお願いします。
===
署名
===
履歴書の経歴欄に訂正がある場合は郵送し直す
履歴書のミスにもいろいろありますが、誤字脱字ではなく、経歴欄に訂正がある場合は郵送し直しをおすすめします。
例えば入学や卒業の年を間違えていたり、母校の名称を間違えていたりすると、それは故意でなくとも「経歴詐称」として内定取り消しの原因になりえます。
間違いに気づいたら、まずは電話やメールで担当者に連絡し、再度送付する旨を伝えましょう。ミスをしてしまっても、真摯に対応することで誠実な印象を与えることもできます。
送付状のテンプレ
履歴書の訂正には二重線や修正液を使わずに書き直す
履歴書を書く際には、最大限に注意してミスのないように書くでしょう。
それでも、どうしてもどこかで誤字や脱字、書き間違いは起こってしまうものです。
原則としては、面倒でも一から書き直しましょう。小さなミスであっても、修正液の使用はNGです。面接直前に気づいたなど、どうしても書き直す時間がない場合は1ヵ所だけであれば、二重線と訂正印で訂正します。
ただし、この方法で訂正した部分は決してキレイな状態ではないため、多用は禁物です。書き直す時間があるようであれば、多少面倒でも履歴書を書き直しましょう。
何より、履歴書の作成には余裕を持って取り組むことが大切です。もし間違えても書き直す時間が取れるように、数日前には書き上げ、遅くとも面接や郵送の前日には最終チェックをおこなうようにしましょう。

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