面接の基本!入室から退室の面接の流れの5つのステップ

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いよいよ就活の面接…でも、どんな流れで進むのか、どんなマナーを意識すればいいのかわからない!と悩んでいませんか?

そこで、面接の基本的な流れと、段階ごとに意識するべきマナーを解説いたします。

待合室での態度も気を付ける

企業によっては、面接の前に控室に通されることがあります。その際、もし先客がいれば、軽く会釈してから静かに着席しましょう。座ってからも、落ち着きなく周りをキョロキョロと見たりカバンをゴソゴソ探ったりしていると、周りに迷惑が掛かります。
携帯電話はマナーモード、できればOFFにしておき、入室後は使わないようにしてください。

もし予定の時間が過ぎても順番が回って来なくても、外の様子を見に行ったりせず、名前を呼ばれるまで静かに座って待ちましょう。
待合室では、実際に面接は始まっていなくても姿勢を正して気持ちを高め、面接の心の準備をしましょう。

常に見られている意識を持つ

企業の入り口を過ぎれば、面接はもう始まっていると思ってもよいのです。なぜなら、人事担当者でなくとも、もしも就活生のマナー違反があれば、社内ですぐに情報が共有されるからです。実際に面接後に大声で話していて、エレベータに乗った管理職にぶつかっても謝らなかった就活生のグループは全員不合格となった例もあります。誰も見てないからと思い、気を緩めていると、取り返しのつかないことになるかもしれません。

企業の建物が見えてから見えなくなるまでが面接だという気持ちで、緊張感を持って行動しましょう。

1.入室する

入室時の印象が、あなたの第一印象をつくります。入室マナーをしくじり、一度悪い印象を抱かれてしまうと、短い面接の時間でそれを覆すのは困難です。良い第一印象を与えるためにも、正しい入室マナーを身につけましょう。

  • ドアを3回ノックする(2回はトイレノックで失礼になる)
  • 「どうぞ」と促されたら、「失礼します」と断り、ドアを静かに開ける
  • 入室の際に一礼し、おしりを面接官に向けないように半身になってドアを閉める
  • ドアを閉めたら、その場で「こんにちは。●●大学の●●です。本日はよろしくお願い致します」と挨拶をし、一礼する
  • 着席を促されたら、椅子の後ろを通って、席に向かう(椅子の前を横切らないように)
  • 椅子の右側にカバンを置き、「失礼します」と一礼をする
  • 着席する

これらのポイントを意識して、印象の良い入室の仕方をマスターしましょう。

あなたの面接力はどのくらい?

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ドア開閉時のポイント

名前を呼ばれてから、ドアを3回ノックします。「どうぞ」と返事があってから「失礼します」と言ってドアを開けましょう。企業によっては、案内してくれた人から「後ほど担当者が参ります」と言われることもありますが、その際もノックは忘れないようにしましょう。

面接室に入ったら、横を向いて、静かにドアを閉めます。後ろ手で閉めるのはマナー違反になるので、注意が必要です。

また、完全に後ろ向きになると、面接官に背中を向けることになるので、失礼のないように横向きまたは斜めに向いて、音がしないようにそっとドアを閉められるよう気を付けましょう。片手でノブを持ち、反対の手を扉に添えると、バタンとドアが閉まることが避けられますし、丁寧な印象を与えることができます。

荷物の置き場所

傘などがある場合は、まわりの邪魔にならないよう、椅子の下や自分の足元に置きます。その際は、床が濡れないよう、必ず傘袋に入れることを忘れないでください。
カバンは自立式の物を選び、倒れないように椅子の足元に置きましょう。書類や筆記用具がすぐに取り出せるよう、手が届く範囲に置いておくと安心です。

また、遠方での面接などでキャリーケースなどの大きな荷物がある場合、あらかじめ駅で預けておくか、会社に到着時に受付でどこか置いても構わない場所はないかを尋ね、できるだけ面接室に持ち込むことは避けましょう。どうしても、持ち込まざるを得ない場合は、置く前にその場所に置いても迷惑にならないかを尋ねるとスマートです。

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2.自己紹介をする

入室〜着席が終わると、「自己紹介をしてください」と促されます。自己紹介の際には、以下のポイントを押さえて回答してください。

  • 最初に大学名・学部→名前を名乗る「●●大学●●学部の就活太郎です」
  • 個人面接の場合、30秒程度で簡単な自己PRをする(大学時代に打ち込んだことの概要等)
  • 本日はよろしくお願い致しますを元気よく延べ、自己紹介を終える

人間は第一印象が肝心です。短い面接の時間で、第一印象を覆すのは難しい。最初の自己紹介で良い第一印象を与えましょう。

3.質問に答える

自己紹介が終わったら、面接官の質問に答えます。質問に答える際の態度としては、

  • 大きなハキハキした声で答える
  • 語尾をしっかりと言い切る
  • 椅子には浅く腰掛ける。もたれかからない
  • 手は膝の上に置く
  • 胸をはり、背筋を伸ばす
  • 面接官の目を見てアイコンタクトしながら答える(難しい場合は鼻の下を見る)

これらのポイントを意識してください。転職面接は「実務経験」という客観的な指標がありますが、就活にはそれがありません。だから、「ポテンシャル」という抽象的な要素で判断されます。主観を左右するのは、印象。上記のポイントを心がけ、印象の良い就活生になりましょう。

4.退室する

退室時の印象が、あなたの最終的な印象になります。マナーを押さえて退室をし、面接官に好印象を与えましょう。

  • 「では、本日の面接は終了です」と終了の合図を聞く
  • その場で立ち上がり、一礼して「ありがとうございました」と挨拶をする
  • 正面を向いたまま、椅子の横のカバンを素早く持ち上げる
  • 椅子の後ろを通り、ドアに向かう
  • ドアの前で立ち止まり、「失礼します」と一礼して挨拶をする
  • お尻を面接官に向けないように、半身でドアを開け、退室する

上記のポイントを意識してください。

退出時のポイント

面接が終わって、気が抜けて、急に饒舌になったり、挨拶もそこそこに退出してしまう人がいます。しかし、会社を出るまでが面接です。最後まで気を抜いてはいけません。

  • 面接が終わったらお礼と挨拶を忘れずにお辞儀をしてから退出
  • 退出時は面接官の後ろを歩く
  • エレベーターホールまで送ってもらった際は、エレベーターに乗り込んだらドアのほうに向きなおってお辞儀をし、ドアが閉まるまで頭は上げないで待ちましょう。また、携帯のスイッチを入れるのは社外に出るまで待ちましょう。最後まで緊張感を持って、よい印象のままで面接を終えたいものです。

5.面接後にお礼を出す

志望度の高い企業へは、面接後に面接のお礼メールを出しておくと良いでしょう。確かに
、「そこまでしなくても」と思うかもしれません。しかし、「そこまでする」学生は中々いないので、人事の印象に残ります。

お礼メールの例文

面接のお礼メールは、自分のために面接の場を設けてくれたことに対する感謝の意を表すことが目的です。必須ではありませんが、マイナスにはなりません。悩んでいるくらいなら送っても損はありません。

感謝の気持ちと、入社意欲が伝えられるのであれば、メールでも、手紙でもかまいません。できれば当日中、遅くとも翌日には送りましょう。ただ、手紙だと、次の面接までの日程によっては、到着が面接後になってしまう可能性もあります。その点、メールであれば速やかに届けることができるので、状況に応じて選びましょう。

また、メールの際は、就業時間内に送るようにし、やむを得ず遅くなる場合は予約機能を使うか、「夜分遅くに失礼いたします。」の一言を添えましょう。

ひとつ注意点は、お礼メールやお礼の手紙は、あくまで謝意や熱意を表すもので、アピールの場ではありません。アピールをすると、逆に「なぜ面接時に言わなかったのか」とマイナスになる場合もあるので、くれぐれも注意してください。

  • 件名

一目で面接のお礼メールだとわかる、簡潔で具体的な件名を選びましょう。自分の名前や、「御礼」だけはNGです。

  • 宛先
  • 「(株)」などの略称は使わず「株式会社」と企業の正式名称で書き、部署名、担当者名を続けます。正式な部署名や担当者名が不明な場合は、「採用ご担当者様」と書きましょう。

    お礼メールの例文

    件名:本日の採用面接の御礼 ○○大学 佐藤太郎

    株式会社A
    人事総務課 田中様


    お世話になっております。
    本日、〇時より面接をして頂きました、佐藤太郎と申します。

    本日はお忙しい中、面接の機会を頂き、誠にありがとうございました。
    田中様のお話を伺い、御社の社会貢献度や社員満足度について理解を深めることができ、
    一層貴社で仕事をしたいという気持ちが強くなりました。


    御礼を申し上げたく、メールを差し上げる次第です。
    末筆ながら、貴社の益々のご発展と、皆様のご活躍をお祈り申し上げます。

    <署名>
    (名前・住所・電話番号・メールアドレス)